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お父様が車椅子を使うようになった時のことも考え、全体的に空間のゆとりを持った設計のSさん邸は、浴室やトイレにも大きなスペースを取っています。
特に浴室には、完全に1人きりになれる空間としてこだわりが詰め込まれており、手足を伸ばしてもまだ余裕のあるサイズの浴槽を導入しました。
トイレにも、内部で車椅子を折り返すのに問題ないスペースを確保し、ちょっとした書斎として使えるひと工夫も加えています。
お母様の介護に孤軍奮闘したお父様の苦労を知るSさんは、将来的にお父様が車椅子を利用することになっても対応できる、バリアフリーの家づくりを目指しました。
玄関や廊下といった生活動線の幅を広く取っていることはもちろん、お父様の動線上には人感センサー付きの照明を配置し、浴室やトイレも車椅子の乗り入れを考慮して、大きなスペースを確保しています。
水回りを「完全に1人きりになって、ホッと一息つける空間」として充実させたいとも考えていたSさん。浴室では「家にいながら旅気分が味わえるようにしたい」と、個人宅としては大きな、長さ180cmの浴槽をリクエストしました。
手足を伸ばしてもまだ余裕があり、「首都圏のマンションに住んでいた頃では考えられません。ゴルフ場のパーソナル浴場にも負けない快適さです」といいます。壁面にも黒を基調としたモザイクタイルで装飾し、高級感を演出しました。
お父様が入浴しやすいよう、高さや手すりの配置にも気を配り、2人にとって、1日の締めくくりに欠かせないリフレッシュ空間となっています。
トイレは、2人の生活動線が交わる地点にあります。
隣の浴室と同じく、バリアフリーの設計を重視するとともに、まるで居室の一つであるかのような明るく開放的な造りとしました。天井も高さを感じられます。
Sさんは「トイレとしては広過ぎて、冬場は少し冷えますね。小型の暖房器具を買おうか検討しています」と苦笑いするほどです。
空間の広さは車椅子での移動を意識したもので、車椅子を押しながら入って来ても、ストレスなく旋回することができます。
今のところ、お父様の足腰には特に問題はなく、車椅子の出番も当面の間なさそうです。トイレの機能だけではとても使い切れない、せっかくの広い空間を活かそうと、Sさんは簡易的なラックを設けました。
漫画本などを置いており、「ゆくゆくは書斎としても使えますよ」と話します。トイレも浴室と同様、1人きりでホッとできる空間として大切に位置づけているそうです。ただ、読みふけると長居し過ぎてしまうせいなのか、今はあまり手に取らないようにしているといいます。
実家の建て替えの検討から、2年ほどで新居を手に入れたSさん。こだわりの住まいをスピーディーに実現できたのは、条件通りのハウスメーカーに早期マッチングできたからといいます。
当初、家づくりに詳しい知人のアドバイスで、予算制約を念頭に置いてハウスメーカーを探したそうです。しかし、現実的な選択肢はなかなか見つからず。「限られた面積と予算の中、ゆとりある空間という理想を叶えるのは、簡単ではありません」。
情報収集を進める中で見つけたのが、「HOME4U 家づくりのとびら」でした。ハウスメーカーを5社に絞り、その中から希望条件に最も寄り添ってくれたヤマダホームズに決定。
当時、首都圏在住だったSさんは、仙台の担当者とリモートでの打ち合わせを重ね、コミュニケーション不足は感じなかったようです。
最も大きなハードルは予算でしたが、「コストダウンのために、何かを諦めることはありません。打ち合わせのたびにお願いごとは増えましたが、無理なく実現できる方法を考えていただきました」と振り返るSさん。
理想を叶えてくれるハウスメーカーに早く巡り合えて、妥協のない住まいを手にすることができました。
Sさんの家づくりヒストリー
2022年3月 ハウスメーカー選定のための情報収集を開始
2022年4月 「HOME4U 家づくりのとびら」に相談
2024年3月 起工
2024年10月 竣工
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ライターからのコメント
高齢の家族の介護に備えて、バリアフリー設計の住まい作りを考える方も増えています。
その上で気をつける必要があると感じたのは、Sさん邸のように生活動線や水回りを広く取る場合、普段の暮らしでは持て余してしまうかもしれない、ということです。
Sさんも、トイレの空間活用には少し課題をお持ちのようでした。一方、浴室ではこれまでのマンション暮らしでは不可能だった、旅気分を味わえる理想のリフレッシュ空間を実現していました。
バリアフリー設計が本領を発揮するタイミングは、人それぞれです。せっかく用意した余裕のある空間を日常の中でどのように活用するか、考えておくことが大事だと気付かされました。
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