寝室から続くハーフ吹き抜けの上に作られた、夫妻それぞれのブースが並ぶ書斎

部屋・設備記事

ちょっとしたデスクワークや趣味の時間が過ごせる書斎のようなスペースは、ハーフ吹き抜けの上部の空間を活用して夫妻の寝室から続くエリアに設置。

中央を壁で仕切って設けられた夫妻それぞれのパーソナルスペースは、ご主人はテレワークやゲームなどに、奥様は趣味のキーボード演奏に没頭できる場所として活用しています。

吹き抜けをハーフに変更して、限られた空間からスペースを確保

1部屋まるまる使うほどではないけれども、「3LDKの間取りのどこかにちょっとしたデスクワークなどができる書斎のようなスペースが欲しい」とオーダーしたY様ご夫妻。限られた空間からどうやって場所を確保するかが課題となりました。

ハウスメーカーと相談を重ねた結果、もともと吹き抜けにする予定だった部分をハーフ吹き抜けに変更することでフロア面積を生みだせることがわかり、早速採用。理想どおりの「それほど仰々しくない」書斎のようなスペースが創出できました。

位置としてはご夫妻の寝室から数段の階段によってつながる場所であり、プライベートな時間を過ごすのには最適な一角。4帖ちょっとの空間の中央を壁で仕切った同サイズのブースが2つ並ぶ構造となっています。

パーソナルに使う夫妻それぞれのブースは、同系色の壁紙でまとまりを演出

書斎スペースは、ダーク系統の木材を使った天井と床を控えめな暖色系のダウンライトが照らす落ち着いた空間。3面の壁にはシンプルな白色の壁紙がセレクトされていますが、ブースの正面に当たる1面にはアクセントカラーを採用しました。

壁紙はそれぞれ好みのものが選ばれているものの、濃いめのブルーで色調が統一されており、全体的なまとまり感が創出されているのがポイントです。

2カ所のブースはご主人、奥様がそれぞれ自分だけの時間を過ごすスペース。向かって左のご主人の側にはテレワークや趣味のゲームなどに使うPCに接続するLANケーブルや電源が使いやすいように配線されています。

一方、向かって右側の奥様のスペースには趣味で演奏するキーボードが鎮座。仕切りとなる壁は奥行きが1.25mとなっており、ちょっと話しかけたいときなどにサッと顔を出せるくらいの程よい作りになっています。

ハウスメーカーをあれこれ検討する手間が省け、家づくりを進めるうえでの指針となった

お子様が誕生するにあたり、子育てに適した理想の住まいについて深く考えるようになったYさん夫妻。

持ち家として3年ほど住んでいる3LDKのマンションには特段不満がなく、そのまま住み続けるのも1つの案でしたが、自分たちが一軒家で育ってきた過去や、マンションだと階下への足音などを気にして暮らす姿が想像できることもあり、できるならば戸建て住宅に移りたいという考えに行き着きました。

何から手を付けていいかさえわからず、Webで情報収集を始めたところ「HOME4U 家づくりのとびら」を発見。注文住宅を建てる際の流れやポイントとなる部分などのアドバイスが受けられ、ハウスメーカーの提案などもしてくれるとわかり、早速利用することにしました。

希望しているランクの住宅性能が標準仕様であることや、求める間取り、予算などを伝えたところ、紹介されたのは住友不動産、アキュラホーム、アイ工務店、ヤマダホームズの4社。より条件に合っていると感じた3社に絞り、土地探しも含めて声を掛けました。

最終的に契約したのは、アイ工務店。もっとも気に入った土地を紹介してくれた点や、担当者の印象、性能面と費用のバランスなどが決め手になったとのことです。

「HOME4U 家づくりのとびら」がまさに指針となって家づくりが進められたように見受けられるYさん。「家づくりの知識がまったくない中、丁寧に相談に応じてもらい、数あるハウスメーカーをあれこれ検討する手間が省けてとても助かった」との言葉も頂戴しています。


Yさんの家づくりヒストリー

2023年8月 事前の情報収集を開始
2023年8月 「HOME4U 家づくりのとびら」に相談
2023年9月 ハウスメーカー選定のための情報収集を開始
2023年9月 土地探し開始
2023年10月 土地決定
2023年10月 ハウスメーカー決定
2024年3月 起工
2024年6月 竣工

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ライターからのコメント

リモートワークをはじめ、個人的な作業や趣味に没頭したいときなどに活躍するちょっとした書斎のようなスペースは、あるととても便利ですが、どこに設けるかで頭を悩ませている人も多いかと思います。

実際取材に伺った家でみられることも多く、「家族の気配が近くに感じられるように」との理由からリビングの一角に設けられているのが大半となっていますが、今回は寝室の延長として設置されているケースでした。

その理由はプライバシーを重視しているということであり、その点では大正解。ただでさえプライベート感の高い寝室内にあって、さらに区切られたスペースということもあり、より自分だけの時間を濃密に過ごせる一角である印象を受けました。

また、吹き抜けになる部分をハーフ吹き抜けに変更することで、吹き抜けの良さを生かしながらスペースを確保したというアイデアも感心したポイントです。

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