子ども3人の間取りとは?子ども部屋のつくり方と必要な広さ

近年の住宅は子どもが1〜2人程度(3〜4人家族)を想定しているケースが多く、子どもが3人いる世帯の参考になるモデルハウスなど住宅が少ない傾向にあります。

そのため、子どもが3人いる場合、どの程度の広さが必要なのか、何に気をつければいいのだろうかと悩んでいる方も多いでしょう。

そこでこの記事では、子どもが3人いる世帯の間取りについて、事前に考えるべきことや、必要となる広さ、具体的な間取り事例まで詳しく解説します。

この記事を読んだらわかること!

  • 子ども部屋を3つに分けるかどうかの決め方
  • 朝の混雑を減らす水まわりと収納の取り方
  • 家の広さの出し方と、子どもが巣立ったあとへの備え
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子ども3人の間取りに関するよくある質問

ここからは、子ども3人の間取りに関するよくある質問に回答します。

実際の建築ユーザーへのアンケート結果から、よくある質問の回答をまとめました。

Q
子ども3人なら4LDKは必要ですか?
A

4LDKでなければ暮らせない、というわけではありません。
3人に個室を3つ用意するなら、主寝室を含めて4LDKがひとつの選択肢です。
一方、子ども部屋を共有したり、将来的に間仕切りで分けたりすれば、3LDKなどでも対応できます。

Q
30坪で子ども3人の間取りはつくれますか?
A

可能です。
ただし、限られた面積で部屋数を確保するには、子ども部屋のつくり方や収納、廊下の量を工夫する必要があります。

Q
子ども部屋は何帖あればいいですか?
A

必要な広さは、置く家具によって変わります。
シングルベッドと学習机を置くなら4.5帖からが目安です。

Q
洗面台とトイレは2ヶ所必要ですか?
A

2ヶ所必須という訳ではありません。ただし、人数が増えるほど、朝の支度やトイレが重なる場面は増えるため2ヶ所あると便利です。
ただし、洗面台は、1台を横に長くして水栓を2つ付けるといった方法もあります。

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1.子ども3人の家で先に決めること

子ども3人の家で先に決めること

間取りを描く前に、決めておくことが2つあります。

  • 子ども部屋を何室にするか
  • 将来どう使うか

この2つが決まると、必要な部屋数と広さの見当がつきます。

1-1.子ども部屋を3つ用意するかを決める

個室が必要になるのは、子どもが自分の時間を持ちはじめてからです。

目安になるのは、小学校の高学年から中学生にかけての時期です。

そこで、3人が同時にその年齢に入るかどうかを考えてみましょう。

年齢差が5歳離れていれば、上の子が家を出るころに下の子が個室を使いはじめるため、3室が同時に埋まる期間は短くなります。

逆に年子なら、3室が10年近く同時に埋まります。

ひとつの部屋を共有する方法もありますが、性別によっても異なるでしょう。

年齢と性別を踏まえたうえで、子ども部屋を何部屋つくるかを考えてみましょう。

1-2.何年その家に住むかを見込む

子ども部屋が必要な期間は、末のお子さんが家を出るまでです。

いま3歳ならあと15年ほど、上の子が中学生ならあと10年を切っています。

一方、家に住む期間はその倍以上あります。

35歳で建てて80歳まで住むなら45年で、子ども部屋として使うのはそのうち3分の1ほどです。

残りの30年をどう使うかまで考えておくと、部屋の配置や広さの決め方が変わってきます。

たとえば子ども部屋を1階に置いておけば、年齢を重ねてからの寝室として使えます。

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2.子ども部屋の3つのつくり方

子ども部屋のつくり方は、大きく3つに分かれます。

  • 最初から3室に分ける
  • 1室を将来2つに仕切る
  • 個室をつくらず共有する

それぞれの特徴を見ていきましょう。

2-1.最初から3室に分ける

3人にそれぞれ個室を用意する方法です。

1室を4.5帖にすると3室で13.5帖、6帖にすると18帖が必要です。

坪で表すと2坪ですが、建築費に直すと120〜200万円ほどの差になります。

なお、4.5帖はシングルベッドと学習机を置くと床はほぼ埋まってしまう広さです。

クローゼットを部屋の中につくるとベッドや机で開けられない可能性もあるため、収納は室内ではなく廊下側にまとめることで窮屈になりにくくなります。

2-2.1室を将来2つに仕切る

最初は大きな1部屋として使い、成長したら間仕切りを入れて分ける方法です。

9帖の部屋を4.5帖ずつに割る、12帖を6帖ずつに割る、といった形になります。

肝心なのは、分けたあとに2部屋とも部屋として機能するかどうかです。

たとえば、窓が1つしかない部屋を割ると、片方に窓のない部屋ができてしまいます。

そのため、ドア、窓、照明、コンセントを、はじめから2部屋分の位置に付けておく必要があります。

あとから工事するのは間仕切りの壁だけ、という状態にしておきましょう。

3人分に分けるなら、この方法と個室を1つ組み合わせる形が現実的です。

2-3.個室をつくらず共有する

子ども3人が一緒に寝る部屋をひとつ用意して、勉強は別の場所でする方法です。

勉強する場所の候補は、リビングの一角やスタディコーナーです。

面積を抑えられるうえ、自室で過ごす時間が少ないため、子どもたちとコミュニケーションが取りやすくなります。

ただし、年頃の子どもにとってはストレスになる可能性もあるため、子どもの年齢差や性別を踏まえて検討する必要があります。

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3.【間取り図で見る】子ども3人の家の実例3選

ここからは、子ども3人の家の間取りを3つ紹介します。

それぞれタイプが違うため、間取りを考える際の参考にしてください。

3-1.子ども部屋を区切れる45坪の家

子ども部屋を区切れる45坪の家

延床45坪程度の4LDKで、回遊動線が特徴の家です。

9.5帖の子ども部屋を2つ作っており、それぞれ2つに区切れます。

子ども4人まで対応でき、それぞれが個室を持てます。

区切ると5帖に満たないですが、寝室や勉強部屋として使う分には十分でしょう。

子どもが独立してからは部屋を広く使うこともできます。

3-2.子ども室を2室にした48坪の3階建て

子ども室を2室にした48坪の3階建て

33坪の土地に建つ、延床48坪の3階建てです。

まわりは住宅の密集地で、横に広げられない分を上に伸ばしています。

子ども室は3室ではなく2室にしていますが、将来的に間仕切りを設けることで4.6帖の部屋に区切ることができます。

年齢や性別の組み合わせで部屋割りを変えられるのも便利なポイントです。

3-3.子ども室3室をつなげ分けできる50坪の家

子ども室3室をつなげ分けできる50坪の家

4.5帖の子ども室を3つ並べ、つなげ方を変えられるようにした延床50坪の家です。

工事は必要になりますが、2室だけつなぐ、3室ともつなぐ、3室とも分ける、の3通りで使えます。

小さいうちは3室つなげて遊び場にして、中学に入るころから分けるという使い方も可能です。

この形をとるには、間仕切りの位置に建物を支える壁が来ないよう、はじめから計画しておく必要があります。

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4.朝の混雑を減らす水まわりの配置

朝の混雑を減らす水まわりの配置

朝は、家族が同じ時間帯に洗面所やトイレを使うため混雑しがちです。

しかし、設備の数と置き場所を工夫すると、順番待ちを減らせます。

洗面台、トイレ、そして洗濯の場所の順に見ていきましょう。

4-1.洗面台を長くする・2ヶ所に分ける

朝の順番待ちを減らすには、洗面台を2ヶ所に分ける方法があります。

1つを洗面脱衣室に、もう1つを玄関の近くに置くと、朝だけでなく帰宅後にも便利です。

ただし、2ヶ所つくると給排水の配管が2系統になるため、費用は上がります。

費用を抑えるなら、1台を横に長くして水栓を2つ付ける方法もあります。

歯磨きや洗顔が並んでできれば、順番待ちは減らせます。

幅は、2人が並ぶなら150cm前後が目安です。

4-2.トイレを2ヶ所に置く

2階建てで子ども部屋を2階にまとめるなら、トイレも各階に1ヶ所ずつあると朝がスムーズです。

ただし、トイレ1ヶ所あたり0.5坪ほどの面積と、給排水の配管が必要です。

30坪台の家で2ヶ所トイレをつくると、そのぶんどこかの部屋が狭くなります。

面積を優先するか、朝のスムーズさを優先するか考える必要があります。

4-3.洗濯の場所を1か所にまとめる

洗濯機、干す場所、しまう場所を1か所に集めると、洗濯物を持って家じゅうを歩かずに済みます。

人数が多いと洗濯は1日に2回、3回と回すことになるので、この移動が毎日積み重なります。

洗面脱衣室を3帖から4帖にとって、洗濯機、室内干しのバー、衣類の棚まで入れる形が取り入れやすいでしょう。

また、子どもが自分でしまえるよう、掛ける場所は床から120cmほどの低い位置にも用意しておくのもおすすめです。

5.家族の物を収める収納の取り方

家族の物を収める収納の取り方

子どもが成長するにつれて、家の中の物も増えていきます。

靴、外遊びの道具、学用品、部活の道具と、置き場所を決めるものが次々に出てきます。

ここからは便利な収納の取り方を紹介します。

5-1.玄関に土間の収納をつくる

靴だけでなく、外で使うものをまとめて置ける土間収納があると、玄関に物が出しっぱなしになりません。

傘、ベビーカー、外遊びの道具、部活のバッグ、自転車の空気入れなどを収納するスペースです。

広さは1帖から2帖、棚の奥行は40cm前後が目安です。

棚を可動にしておけば、子どもの成長にあわせて高さを変えられます。

5-2.衣類をファミリークローゼットにまとめる

家族全員の衣類を1ヶ所にまとめる方法です。

しまう場所が1ヶ所になるので、たたんだ洗濯物を各部屋に配る手間がなくなります。

広さは2帖から3帖、ハンガーパイプは1人あたり1m程度が目安です。

ただし、全員の服をすべて入れようとすると、2帖では収まらない可能性もあります。

その場合、頻繁に洗うものをファミリークローゼットに入れ、アウターやジャケットなど洗う頻度が低いものは自室に収納しましょう。

6.子どもが巣立ったあとへの備え

子ども部屋が子ども部屋として使われる期間は、案外短いものです。

そのため、子ども部屋をつくる際は2つのポイントを押さえておきましょう。

6-1.使わなくなる部屋の次の役目を決める

家を建てる前に将来的に空く子ども部屋の使い道を決めておきましょう。

書斎、趣味の部屋、客用の寝室、収納のどれかになることが多いでしょう。

使い道が決まることで、用途に合った設計を考えられます。

たとえば、書斎にするなら、机を置く予定の壁にコンセントと有線LANの差込口を付けておくなどです。

空き部屋や荷物置き場ではなく、有効活用する方法を事前に考えておきましょう。

6-2.間仕切りを外せる形にしておく

子ども部屋をつくる際は、間仕切りを取り払って、大きな1部屋に戻せるようにしておくと便利です。

ただし、建物を支える壁は動かせません。

間仕切りにする位置に支える壁が来ないよう、設計の段階で伝えておきましょう。

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まとめ

子ども3人の間取りは、個室が必要になる時期や性別、年齢差を踏まえて考える必要があります。

最後に要点を整理します。

  • 個室が同時に必要になる期間を、年齢差と性別から数える
  • 子ども部屋は3室に分ける・1室を仕切る・共有するの3通り
  • 仕切る前提なら、ドア・窓・照明・コンセントを先に2部屋分そろえる
  • 洗面台は1台を横に長くして水栓を2つ付ける形でも順番待ちは減る
  • 空いた部屋の次の役目を、建てる前に決めておく

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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