【2026年】三重県の住宅補助金・助成金ガイド!新築・リフォームで使える制度一覧

三重県で注文住宅の新築やリフォームを検討している方にとって、補助金や助成金の活用は欠かせない要素です。

しかし、国の制度、三重県独自の制度、そして市町村の制度が複雑に絡み合い、「結局自分はどれが使えるのか」「いくらもらえるのか」が分かりにくいと感じている方も多いでしょう。

特に三重県は南海トラフ地震の想定震源域に含まれることもあり、耐震補強に関連する補助制度が全国的にみても手厚い水準で整備されています。

補助金をうまく活用することで、安心・安全な住まいをより低コストで実現できます。

本記事では、2026年度(令和8年度)の最新情報に基づき、三重県内で使える主要な住宅補助金・助成金を新築・リフォーム別に分かりやすく解説します。

この記事を読んだらわかること!

  • 三重県独自の「木造住宅耐震補強工事補助(上限100万円)」の内容と申請方法
  • 移住支援金(最大100万円+子ども1人につき100万円加算)との組み合わせ術
  • 新築・リフォーム別に使える三重県の主要補助金制度の一覧
  • 国・県・市町の補助金を組み合わせる「トリプル受給」の考え方

岡﨑 渉
監修者
岡﨑 渉
宅地建物取引士・FP2級技能士
大手不動産会社で売買仲介の営業業務を担当。居住用物件から投資用物件まで幅広い案件に携わる。不動産・金融メディアを中心に1,000記事以上を執筆・監修。

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1.三重県で家を建てる・リフォームするなら補助金を活用しよう!

建築資材の価格高騰や人件費の上昇により、住宅の建築費は年々上昇しています。

この負担を軽減するために、国や自治体は脱炭素化(省エネ化)や防災・耐震化、定住促進を目的とした補助金制度を展開しています。

三重県は南海トラフ地震の想定震源域に近接しているという地理的特性から、耐震化支援に特に注力しています。

国・県・市町の補助を上手に組み合わせることで、安全で省エネな住まいをお得に実現しましょう。

1-1.建築費高騰の今、国・県・市町の「トリプル受給」を目指そう

補助金を最大限に活用するコツは、「国の制度」「三重県の制度」「市町村の制度」を組み合わせることです。

それぞれ財源が異なるため、一定の条件を満たせば併用(トリプル受給)が可能になるケースが多くあります。

たとえば、旧耐震基準の木造住宅をリフォームする場合、国の省エネリフォーム補助+三重県の耐震補強工事補助(上限100万円)+市町独自補助を組み合わせることで、合計200万円を超える支援を受けられるケースもあります。

新築の場合も、国のみらいエコ住宅2026事業(最大110万円)+ZEH補助金(最大90万円)+市町独自補助を組み合わせることが可能です。

まずは「どの制度が自分の計画に当てはまるか」を整理することが第一歩です。

1-2.補助金申請の3大鉄則

補助金を確実にもらうためには、以下の3点を守る必要があります。

鉄則内容
①事前申請が原則ほとんどの制度は「工事着工前」または「契約前」の申請が必須。着工後の申請は原則不可
②予算上限に注意各制度は予算がなくなり次第終了。特に人気制度は年度初めに締め切られることも
③併用ルールの確認国・府・市町村の補助金は原則として併用可能だが、一部制度で制限あり。事前確認が必須


監修者

宅地建物取引士
FP2級技能士

岡﨑渉
補助金の申請失敗で多いのが「工事が終わってから申請しようとした」というケースです。制度によっては契約書の締結前に申請が必要なものもあり、着工後では一切受け付けてもらえません。住宅会社やリフォーム業者と最初の打ち合わせをする段階で、「補助金を使いたい」と明確に伝えることが大切です。

2.三重県独自の住宅補助金(耐震対策が特に充実!)

三重県が独自に実施している補助制度の中でも、特に「木造住宅の耐震化」に関連する補助が充実しています。

南海トラフ地震への備えを推進する三重県は、耐震診断から設計・工事まで段階的に支援する仕組みを整えています。

いずれも予算に上限があるため、早めの確認と申請準備を行いましょう。

2-1.木造住宅耐震診断補助(無料または一部負担)

耐震補強への第一歩は「耐震診断」です。

三重県では、1981年(昭和56年)5月31日以前に建築確認を受けた木造住宅を対象に、耐震診断費用の補助を実施しています。

診断には「一般診断法」と「精密診断法」の2種類があり、一般診断法は原則無料(自己負担なし)で受けられる市町が多いです。

精密診断法が必要な場合は一部自己負担が生じますが、県と市町の協調補助により費用の大半がカバーされます。

【補助の目安】

  • 一般診断法:無料(市町費用負担)
  • 精密診断法:県補助+市町補助で費用の2/3〜全額を補助(市町により異なる)

まずは市町の窓口に相談し、「無料耐震診断の申込み」から始めましょう。
出典:三重県「木造住宅耐震診断・耐震補強補助(住まいの耐震化等推進事業)」

2-2.木造住宅耐震補強工事補助(上限100万円)

耐震診断の結果、補強が必要と判定された木造住宅について、三重県と市町が協調して耐震補強工事の費用を補助します。

【補助の目安】

  • 県補助+市町補助の合算で最大100万円(市町によって上限が異なる場合あり)
  • 伊勢市・鈴鹿市など一部の市では上限157.5万円に増額した制度を実施

【主な申請要件】

  • 昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた木造住宅であること
  • 耐震診断の結果、倒壊の危険性があると判定された住宅であること
  • 補強工事後に上部構造評点1.0以上を目標とすること
  • 市町が認定した施工業者が工事を実施すること

工事費の大半が補助されるケースもあるため、旧耐震基準の住宅にお住まいの方はぜひ検討してください。

補強設計費(最大34万円)も別途補助対象です。

出典:三重県「木造住宅耐震補強工事補助事業」

2-3.木造住宅耐震リフォーム補助

三重県では、耐震補強工事と同時に実施するリフォーム工事(外壁改修・屋根修繕・内装改修・水回り設備交換など)に対しても補助制度があります。

重要なポイントは、「耐震補強を伴わない単独のリフォーム工事には三重県の補助はない」という点です。

省エネや内装のリフォームだけでは対象外となるため、耐震補強と一緒に進めることが補助活用の条件となります。

【補助の目安】

  • 耐震補強工事と同時施工のリフォーム費用の一部(補助率・上限は市町により異なる)
  • 移住者が空き家を活用してリフォームする場合も対象となるケースあり

「そろそろキッチンや浴室も直したい」と考えている場合は、耐震補強とセットで計画するとお得に進められます。

出典:三重県「木造住宅耐震リフォーム補助」

3.三重県の移住・定住支援補助金

三重県では、県外からの移住を検討している方に対しても手厚い支援が用意されています。

住宅補助金と組み合わせることで、より大きな恩恵を受けられます。

3-1.移住支援金

「移住支援金」は、東京圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)から三重県に移住し、要件を満たす企業等に就業した方を対象とした支援金です。

国と三重県が連携して実施しています。

【支援金額の目安】

  • 2人以上の世帯:100万円
  • 単身:60万円
  • 18歳未満の子ども1人につき:100万円加算(上限300万円)

子どもが2人いる世帯であれば、世帯分の100万円+子ども2人分の200万円=合計300万円という大型支援になります。

移住後の住宅購入と組み合わせれば、住宅補助金とのダブル受給も視野に入ります。

ただし一部の市町(名張市・いなべ市・木曽岬町・菰野町・朝日町・川越町)は対象外のため、移住先を選ぶ際に確認が必要です。

支援金には申請期限や要件(一定期間の居住・就業継続など)があるため、必ず最新情報を確認してください。

出典:美し国みえ 移住ポータルサイト

3-2.国の大型補助金「みらいエコ住宅2026事業」との組み合わせについて

移住にあわせて新築住宅を購入・建築する場合、国の「みらいエコ住宅2026事業」も活用できます。

一定の省エネ性能(ZEH水準など)を満たす新築住宅に対して給付される国の補助金で、三重県内の多くのエリアで最大110万円(GX志向型住宅・子育て世帯等)の補助が受けられる制度です。

三重県の移住支援金+市町独自の定住補助+国のみらいエコ住宅補助を組み合わせることで、トリプル受給も十分狙える環境が整っています。

4.【新築・購入向け】三重県で使える主な住宅補助金・助成金一覧

新築・購入時に活用できる主な補助金制度をまとめました。

4-1.国:みらいエコ住宅2026事業(新築向け)

「みらいエコ住宅2026事業」は、2026年度に国土交通省・経済産業省・環境省が連携して実施する省エネ住宅に対する国の補助金です。

【補助金額の目安(新築・三重県の場合)】
住宅の性能水準子育て世帯・若者夫婦世帯その他の世帯
GX志向型住宅110万円110万円
長期優良住宅75万円
ZEH水準住宅35万円

※申請期限:ZEH水準住宅は2026年9月30日、長期優良住宅・GX志向型は2026年12月31日。

申請は登録事業者(ハウスメーカー・工務店)が代行するケースが多いため、計画初期段階で「みらいエコ住宅補助を使いたい」と伝えておくことが重要です。

出典:みらいエコ住宅2026事業【公式】

4-2.ZEH補助金

経済産業省・環境省が委託する「ZEH補助金」は、高い省エネ性能を持つZEH住宅の建築を支援する制度です。

SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)に登録された「SII登録ZEHビルダー・プランナー」が施工した住宅が対象となります。

【補助金額の目安】

  • ZEH:55万円/戸
  • 単身:60万円
  • ZEH+:90万円/戸(追加要件の選択に応じて加算あり)

みらいエコ住宅2026事業との重複申請はできませんが、どちらを選ぶかは補助額・要件を比較して検討しましょう。

三重県内にもSII登録業者が多くあるため、施工会社選びの際に確認しておくと安心です。

出典:一般社団法人環境共創イニシアチブ

4-3.各市町村の新築向け補助制度(津市・四日市市・伊勢市など)

三重県内の市町村でも、独自の新築向け補助金を実施しています。主な例は以下のとおりです。

市町村主な制度補助の目安
南伊勢町若者定住促進住宅取得支援新築購入で最大200万円
松阪市三世代同居・近居支援補助住宅取得・リフォームを補助
津市空き家活用補助(移住者向け)改修費用の一部(上限100万円)
各市町長期優良住宅・ZEH取得促進市町により異なる


監修者

宅地建物取引士
FP2級技能士

岡﨑渉
市町村の独自補助金は情報が広まりにくく、「知らずに損していた」という方が少なくありません。お住まいの市町村の公式ウェブサイトや住宅・建築担当窓口に「住宅補助金はありますか?」と積極的に問い合わせることをおすすめします。

三重県で使える住宅補助金をフル活用して家づくりを進めたい方は、HOME4U「家づくりのとびら」の無料相談をご活用ください。補助金申請に対応した住宅会社を中立な立場でご案内しています。

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5.【リフォーム向け】三重県で使える主な住宅補助金・助成金一覧

リフォームを検討している方向けにも、多様な補助金制度が用意されています。

5-1.バリアフリー改修補助(介護保険住宅改修費・市町独自)

高齢者や障害者が安全に暮らせるよう、手すりの設置や段差解消、浴室改修などのバリアフリー改修を行う際に使える補助制度があります。

【主に活用できる制度】

  • 介護保険の住宅改修費:要介護・要支援認定者が対象。上限18万円(自己負担1〜3割)
  • 各市町独自のバリアフリー補助:介護保険に上乗せする形で費用を助成するケースあり

介護保険の住宅改修費は、要介護・要支援認定を受けた方が対象です。

市町独自の補助と組み合わせることで、実質的な自己負担をさらに抑えられます。

三重県は高齢化率が高い地域も多いため、こうした制度を積極的に活用しましょう。

5-2.省エネリフォーム補助(国の制度との組み合わせ)

既存住宅の省エネ性能を高める断熱改修・設備更新に対して、国の補助金が利用できます。

【主に活用できる国の制度】
制度名主な制度補助上限額
みらいエコ住宅2026(リフォーム)断熱窓・断熱材・給湯器など上限100万円
先進的窓リノベ事業断熱窓・ドアへの交換上限100万円
給湯省エネ事業高効率給湯器への交換最大17万円
長期優良住宅化リフォーム耐震・省エネ・劣化対策最大160万円+加算

三重県の耐震リフォーム補助と組み合わせることで、耐震と省エネを同時に改善しながら大幅な費用削減が可能です。

工事前に複数の補助金を確認し、申請のタイミングを合わせて進めることが大切です。

5-3.空き家リノベーション・移住者向けリフォーム補助

三重県や各市町では、空き家の活用促進や移住者の定住支援として、空き家のリフォーム費用を補助する制度を設けています。

【主な制度例】

  • 津市 空き家改修補助(移住者向け):水回り改修→工事費の1/2、上限50万円;その他改修→工事費の1/3、上限100万円
  • 三重県の耐震リフォーム補助:移住者が旧耐震基準の空き家に入居し、耐震補強+リフォームを実施する場合に適用できるケースあり

空き家バンクを通じて物件を取得した場合、別途の移住支援金(前述の最大300万円)と組み合わせることで、大幅な費用軽減が可能です。

お住まいの市町の担当窓口にご確認ください。

5-4.三重県内「市町村別」独自補助制度(主要市抜粋)

三重県の制度だけでなく、お住まいの市町が独自に実施している補助金も確認しましょう。

市町主な制度補助の目安
伊勢市耐震補強工事補助(令和7年度〜増額)上限157.5万円
鈴鹿市木造住宅耐震補強工事補助上限157.5万円
津市木造住宅耐震支援制度市町補助として上乗せあり
四日市市木造住宅耐震補助(令和8年度受付開始)県補助との協調補助
松阪市空き家バンク活用リフォーム補助工事費の一部


監修者

宅地建物取引士
FP2級技能士

岡﨑渉
お住まいの市町村の公式ウェブサイトまたは住宅・建築担当窓口にお問い合わせください。「市区町村名 住宅補助金」で検索するか、市公式サイトの「住まい」「補助金」のカテゴリから最新情報をご確認ください。

6.よくある質問(FAQ)

ここからは三重県の住宅補助金に関するよくある質問に回答します。

Q
三重県の住宅補助金はどんな種類がある?
A

三重県の住宅補助金は大きく4つに分類されます。

  • 耐震診断・補強補助(木造住宅耐震診断、耐震補強設計・工事補助など)
  • 省エネ・ZEH住宅向け補助(国のみらいエコ住宅2026事業・ZEH補助金など)
  • 移住・定住支援補助(移住支援金、市町独自の空き家リノベーション補助など)
  • バリアフリー改修補助(介護保険住宅改修費・市町独自補助など)

三重県の最大の特徴は「耐震関連補助の充実」です。南海トラフ地震への備えとして、耐震診断から補強工事まで段階的に手厚い支援が受けられます。

Q
三重県の住宅補助金は新築とリフォームどちらも使える?
A

どちらも使えます。ただし、制度によって対象が「新築のみ」「リフォームのみ」「両方対応」と異なります。

例えば、国の「みらいエコ住宅2026事業」は新築・リフォーム両方に対応していますが、三重県独自の「耐震補強工事補助」はリフォーム(既存住宅の補強)が対象です。

計画内容に応じて、該当する制度を確認することが大切です。

Q
三重県の耐震補助金を受けるにはどうすればいい?
A

基本的な流れは以下のとおりです。

  1. まず市町の窓口に相談し、「無料耐震診断」を申し込む
  2. 耐震診断の結果を確認(補強が必要と判定された場合は次のステップへ)
  3. 市町が認定した施工業者に耐震補強設計を依頼し、補助申請を行う
  4. 補助金交付決定後に工事着工(交付決定前の着工は補助対象外)

昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた木造住宅が対象です。まず市町の建築・住宅担当窓口か、三重県住宅政策課にご相談ください。

Q
三重県の住宅補助金は国の補助金と併用できる?
A

原則として財源が異なる補助金同士は併用できますが、「同じ工事箇所・同じ費用」に対して国と県の補助金を二重申請することは認められません。

例えば、国の「みらいエコ住宅2026事業」と三重県の「耐震補強工事補助」は対象工事が異なるため、併用できるケースがあります。

具体的な組み合わせについては、申請窓口に事前相談することをおすすめします。

まとめ

本記事では、2026年度版の三重県の住宅補助金・助成金について、新築・リフォーム別に主要制度を解説しました。

三重県の住宅補助金活用のポイントをまとめると、以下のとおりです。

  • 国・県・市町の3層構造でトリプル受給を目指す
  • 三重県独自の「木造住宅耐震補強補助(上限100万円)」が最大の特徴(南海トラフ地震対策)
  • まず無料の耐震診断を受け、補強が必要な場合は早めに申請準備を進める
  • 移住支援金(最大300万円)と住宅補助金を組み合わせるとさらにお得

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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