化学メーカーならではの
レベルの違う品質と施工精度

セキスイハイムがつくる
理想の邸宅

住む人それぞれの生活習慣や希望に合わせて、心地よく暮らせる家を建てられることが魅力の注文住宅。できるならば予算の制限を気にせずに、隅々にまで納得のいく自分だけの家づくりがしたいもの。今回は東京セキスイハイムのハイクラス住宅を専門的に担当する3名のスタッフにインタビューを実施し、化学メーカーが手掛ける住宅ならではのクオリティや対応するチームのスキルの高さといった強みのほか、普段はあまり語られることのないデメリットとなる部分についてもヒアリング。実際の建築事例も3邸ご紹介いただいた。

目次

CASE

セキスイハイムの
邸宅実例3選

小林さんから実際に建てられた3邸をご紹介いただいた。建てた目的や暮らし方のスタイルは異なるものの、いずれも同社ならではの機能や特性が生かされた快適性の高い住まいとなっている。

邸宅実例

常に家族のつながりが
感じられる邸宅

東京都足立区K様の邸宅

施工期間:8カ月
構造:鉄骨
商品名:デシオ
間取り:3階建て 7LDK+サンルーム
世帯人数:5人家族 (30代夫婦、子ども3人)
延床面積:約273平米(約83坪)

一切妥協しないで建てたい

T様の希望は「一切の妥協なく家を建てたい」というもの。野球好きなご主人は、野球選手に憧れるお子様のためのトレーニングルームをご希望。奥様は一番下のお子様がまだ小さいこともあって、台所で仕事をしながら家族への目配りもできるよう導線にも配慮したアイランドキッチンをオーダー。
これらの要望に対し、トレーニングルームの足元には東京ドームで使われているものと同じ人工芝を採用。また、キッチンとつながるスペースにお子様を寝かしつけられる和室を設ける提案を行っている。

間取りへのこだわりにも
それぞれ対応

LDKは構造の強さを生かした広々とした空間を実現。また、敷地に対して庭となるスペースがそれほど広くとれなかったため、屋上を活用できるようにプランニング。
周囲に高い建物が見当たらないこともあって、眺望も良好。天気の良い日には子供用のプールを広げたり、バーベキューをしたりして家族団らんの場所にもなっている。

空間でつながり、
どこにいても家族の気配を感じる住まい

トレーニングルームなどは1階にして生活感を出さないようにし、生活の拠点となるリビングは2階に設置。リビングからは吹き抜けを通じて3階の各部屋にもつながるように設計。どこにいても声が通り、家族1人1人の気配が感じられる間取りを意識。
抜けている空間が多いこともあって、全室空調システムの「快適エアリー」が活躍。家中どこでも居心地がいいと好評。

邸宅実例

床下暖房で厳しい冬でも
快適に暮らせる別荘地の邸宅

栃木県日光市O様の邸宅

施工期間:7カ月
構造:鉄骨
商品名:ドマーニ
間取り:2階建て 3LDK
世帯人数:2人家族(90代夫婦)
土地面積:1,000平米(約303坪)

「気」も意識して選びぬいた土地

O様は土地探しも含めて家づくりをご依頼されていたお客様。もともと憧れていた日光の霧降高原に別荘として建てたが、とても気に入って現在はこちらに移住。
土地はロケーションが非常に良いエリアのなかでも、日当たりや眺望もちろん、「良い気の流れを感じるか」なども含めて吟味し、提案した。

窓をフレームとして
絶景を切り取る

テーマは、霊峰、男体山を景色の軸とした、豊かな自然を感じながらリラックスした暮らしのできる家。
この場所ならではの絶景をリビングにいながら楽しめるように、窓の位置や大きさなどにはこだわった。窓を額縁にして景色を切り取ったかのようにでき、大変気に入っていただけた様子。


編集部追記:
お写真は施工当時のものなので、工事機材が一部映り込んでいますが、美しい山々がきれいに映る設計の窓に圧倒されます!


高原の寒さを気にせずに暮らせる
床下暖房

お2人がご高齢ということもあって、バリアフリーと居心地の良さを意識して設計。大きな吹き抜けがあり、扉なども極力少なくしたオープンな間取りにしている。こういった家の場合、寒さに弱い点がデメリットとなるが、そこは『あったかハイム』ならではの床下暖房でクリア。高気密・高断熱という性能面の特徴と相まって、家の中での温度差が少なく、どこにいても暖かい環境にでき、お2人からも「これからの人生が楽しみです」とのお言葉をいただいている。

邸宅実例

省エネ性能の高い
隣地の桜を借景にした邸宅

東京都狛江市T様の邸宅

施工期間:8カ月
構造:鉄骨
商品名:パルフェ
間取り:2階建て 5LDK
世帯人数:2人家族 夫婦

隣地に咲く桜を
楽しめる家に

隣に介護施設があり、その敷地で見事に咲き誇る桜をなんとか自宅からも眺められないかとご相談いただいたT様。
そのご希望を叶えるべく、玄関からも、吹き抜けのある階段からも、リビングからも、中庭に設けたウッドデッキからも見えるように設計。方位を全く無視して窓は南側ではなく北側に向けたプランになったが、採光などは問題なく行えている。

壁や仕切りを極力減らした
開放感のある屋内

仕切りはお風呂やトイレなど最低限の設置とし、それ以外は部屋を区切らないことで全室空調システム「快適エアリー」の効果を最大限生かしているのが特色のこちらの邸宅。
基本的にすべての空間がつながっている。強度を担保するラーメン構造のスペックがあるからこそ実現できた間取りだ。

「VtoH」をはじめ、
レジリエンス住宅としての性能も重視

こちらでは、家と電気自動車を連携させた「VtoH」を導入。屋根に設置した大容量ソーラーパネルで発電した電気は普段の暮らしに利用されるほか、蓄電もされるため、自然災害時などに在宅避難をする際にも活用できるのがメリット。
また、電気が効率的に運用できることもあって、電気代が値上がり傾向にある昨今でも想定を下回る料金で推移。T様も大きな満足を得ている様子。

※「Vehicle to Home」の略称。電気自動車(EV)のバッテリーに貯めたエネルギーを家庭用電力として利用できるシステムのこと。

CONCEPT

セキスイハイムの
高級住宅・邸宅への
こだわり・コンセプト

セキスイハイムは、ユニットごとに工場生産する方法に特化して住宅を提供しているハウスメーカー。建築の大部分を工場で行うことで高品質な住宅を安定供給。耐震性や耐久性、気密・断熱性が特に優れた機能的な家づくりで定評がある。

化学メーカーが手掛ける
工業化住宅ならではの品質

木山さん:
セキスイハイムの最大の特色ともいえるのが工場生産によるユニット工法です。初期保証は外壁のタイルの剥離なども含めて30年ですが、こういった長期保証を用意できるのは工場生産ならではの品質の高さが裏付けとなっています。
使用する部材についても、タイルでは1カ月程度の煮沸実験を行って耐久性を確認。また、ビス1本にいたるまで在庫から使用履歴までを一元管理しており、どこで、いつ使われたかを早急に確認することができます。住んでいて壊れた部分があったりした場合には、電話1本ですぐに手配できますよ。
ハウスメーカーは数多くありますが、私たちには建築業ではなく、化学メーカーとしての矜持がありますね。

対応するチームメンバーの
スキルの高さ

木山さん:
デザイナーと共に設計を実現したいお客様には、一級建築士の資格を持つ営業が担当し、社内の建築士デザイナーの精鋭集団である「ハイムデザインオフィス」がサポートします。お客様のお話を伺うのはもちろん、建築地に赴いて周囲の景色や匂い、音なども確認。現在住んでいらっしゃるお宅も拝見し、家財道具の種類や量、体の不具合やアレルギーの有無などもチェックし、言葉では把握しきれない課題を拾いながら形作っていくのが私たちのデザイン作業です。図面をベースに打ち合わせをしていくなかで、「階段が急である」というような事象が出た場合、感覚的な判断にならざるを得ません。そこで、いま住んでいる家の階段を基準にするなど、ベンチマークを共有するといった意味でも大切な確認作業になります。

トータルでコーディネートしていく
提案力

木山さん:
スケルトン(躯体)となる部分については、ハイクラスな邸宅の場合、将来のメンテナンスなども考えて、塗装には高額なメッキを使ったり、屋根のステンレスや外壁のタイルなどもハイクオリティなものを使用するのが一般的です。
インフィル(設備・内装)は、当社の場合、好きなものを自由に取り入れていただけますが、インテリア専門の担当者が建物とのバランスも考えてトータルでコーディネートしていくように提案させていただいております。外構についても同様で、寄ってみたときと引いてみたとき、周囲の景観や構造物なども考慮に入れながら建物と調和するように専門の担当者がデザインしていきます。
お客様が選んだ思い入れのある部材などを用いる際にも、その部材を選んだ目的やもたらす効果などを考慮し、波及する部分にデザイン的な調整をかけることもありますね。

FEATURES

セキスイハイムの
特徴

高い品質と施工精度を誇るセキスイハイム。その特色を専門家3名の目線で次の面から少し掘り下げてお話しいただいた。

セキスイハイムの外観・内装デザインの特徴

小林さん:
当社のデザインの根底にあるのは、ドイツの「バウハウス」にも通じる機能主義の考え方です。機能から生まれるデザインであり、装飾的な要素はあまり建物には求めません。直線的になるため、縦、横のラインに軸をもたせたプランニングであり、モダンな印象を与えます。
屋根の形もフラットになることが多く、太陽光発電と親和性が高いのも特色の1つ。見た目も含めて時代に合っていて、特に女性からの人気が高くなっていると感じます。

セキスイハイムの間取り設計の特徴

木山さん:
ほかのハウスメーカーとの最大の違いになるのが、構造の接合部分も含めて工場で生産しているという点です。工業化住宅のハウスメーカーは多々ありますが、普通は部材の生産までを工場で行い、接合は現地で人の手によって施工しています。
工場で接合する事によるメリットは2つ。1つはロボットが溶接するため品質に差が生じないこと、もう1つは屋内の作業になるので強度が担保できることです。溶接はとてもデリケートな作業で、職人のスキルはもちろん、作業時の風の有無によっても仕上がりが大きく左右されます。
大地震などで倒壊する家は、そのほとんどが部材ではなく接合部が破損していることからもその重要性は分かっていただけると思います。

セキスイハイムの住宅設備・性能の特徴

木山さん:
一般的に気密・断熱性能を求めるなら木造、耐震性能を重視するなら鉄骨といわれていますが、セキスイハイムの場合は、パネルを大判で貼れることもあり、鉄骨でありながらその両方を高いレベルでクリアすることができています。
また、鉄骨住宅でありながら面で支えるベタ基礎を採用しているのも特色といえるでしょうか。線で支える布基礎と比べて高強度になるということでよく比較されますが、当社はこの構造を利用して床下暖房をはじめとする独自の設備を組み込んで提供しています。

WEAK POINT

セキスイハイムの
苦手とするところ

セキスイハイムで家を建てる場合、もっとも大きな課題となるのが「建築現場を選ぶ」ということ。面や線でできた部材ではなく、立体のユニットを持ち運んで組み立てるため、搬入するトラックが入れない場所では建築できない。
また、大半を工場で生産するため、建てながら微調整をするといったことも不可能。一般的なハウスメーカーではどこもみられることではあるが、窓などの部材は指定した中から選ぶことになる。
外観面の制限があり、瀟洒な洋館にしたい、数寄屋建築にしたいなどの要望に応えることもできない。
その反面、工場生産ならではの良さとして「作り手によるばらつきが少ない」「建築時のトラブルが少ない」「清潔感を持って家を建てられる」という点はあるだろう。

セキスイハイムの
会社概要・基本情報

会社名
東京セキスイハイム株式会社
本社所在地
東京都新宿区西新宿3-7-1
新宿パークタワー34階
設立
1974年4月1日
資本金
4億円
従業員数
992名 グループ計1,717人
(2023年4月1日現在)
対応可能工法
鉄骨、木造
アフターサービス、保証
30年
公式ホームページ
https://www.tokyo816.jp/

Contents

セキスイハイムの
基礎知識

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