デザイン、構造、性能の
バランスを
高次元で満たす
木造住宅

正栄産業がつくる
理想の邸宅

ライフスタイルに合わせて自分だけの1邸を建てられることが魅力の注文住宅。できるならば予算の枠にとらわれず、細部までこだわって家づくりを進めたいもの。
そこで今回は、富山県や石川県でハイクラス住宅を数多く手掛ける正栄産業の設計チーフを務める山木洋平さんにインタビューを実施。 長く住み続けることを念頭に置いた普遍的なデザインや堅牢で耐久性の高い構造面といった特色のほか、同社ならではの強みなどもヒアリング。普段はあまり語られることのないデメリットとなる部分についても話を伺い、実際の建築事例も紹介いただいた。

目次

CASE

正栄産業の邸宅実例2選

全国トップクラスの持ち家率で知られる富山県に根ざし、デザイン、構造、性能のバランスを高次元で満たす木造住宅を多数提供してきている正栄産業。そのなかでも特に自由度の高さを生かして建てられた邸宅の実例を2邸ご紹介。いずれも建売住宅などではまずみられないこだわりが散りばめられた、個性際立つ仕上がりとなっている。

邸宅実例

近すぎず、離れすぎず、
ちょうどよい距離感で暮らせる平屋の二世帯住宅

富山県射水市F様の邸宅

施工期間:8カ月
構造:木造
間取り:1階建て 3LDK+1LDK+共有スペース
世帯人数:親世帯1人(父)、子世帯2人(夫婦)
土地面積:約652.77平米(約197坪)
延床面積:約232.20平米(約70坪)※ガレージ含む
費用:建築費 約5,400万円

二世帯の境界として程よい距離感を
もたらす中庭

建て替えを機に二世帯住宅化を求められたF様は、もともと所有している土地が比較的広いこともあって、平屋での家づくりを希望。両世帯のプライバシーに配慮しながら、家族が身近に暮らす安心感も得られるよう、程よい広さを持つ中庭を中心に据えることによって「近すぎず、離れすぎず」の距離感を実現した。子世帯の中庭に面したスペースには、雨や日差しを遮る軒が張り出し、その下にはウッドデッキを設置。また、中庭の一部はテラス仕様になっており、気候の良い時期には外からの視線を気にすることなく食事なども楽しめるようになっている。

互いの玄関をつなぐ、共用の
エントランススペース

棟同士を唯一つなぐ部分となっているのが、中庭のテラスにも面した小ぶりなエントランスホール。 お互いの棟を行き来するというメインの目的のほか、ご主人の趣味であるロードバイクの整備やトレーニングの場としても活用。 大きめの窓を介して中庭からの陽光も取り込まれ、明るく居心地の良いスペースとなっている。

思い出を残す建て替え前の家で
使われていた部材を随所に活用

施主のお父様の希望によって、建て替える前の邸宅からまだ使える部材をなるべく取り入れて再利用しているのも特色の1つ。玄関や洗面所には手すりになるような柱を、親世帯のダイニングには応接間に使われていた格子天井を移設。また、手の込んだ欄間は子世帯の寝室に取り込まれ、バックライト付きのインテリアへと変貌。これまでの家の記憶を次代へ伝えるとともに、和モダンテイストにまとめられた内装のアクセントとしてさまざまな部分に活用されている。

邸宅実例

視覚的効果を意識し、
植栽も含めて
デザインされた邸宅

富山県高岡市Y様の邸宅

施工期間:6カ月
構造:木造
間取り:2階建て 4LDK
世帯人数:5人(夫婦+子ども2人+親)
土地面積:約196.22平米(約59坪)
延床面積:約139.75平米(約42坪)※ガレージ含む
費用:建築費 約3,300万円

高さの変化を意識した外観

全体的に高さを抑え、ワイドで重心の低い印象を与える外観は、手前から奥へ向けて建物だけでなく樹木の高さも上げるように設計。正面の通りから見て圧迫感のない佇まいを実現している。
また、玄関へと続く中庭の紅葉は、門かぶりのような樹形になるよう剪定。アプローチを歩いてきた人を迎えるような印象をもたらすものとなっている。

天井を工夫することで外とのつながりや高さによる広がりを創出

ダイニングの天井などに採用されている羽目板は、すべて窓向きに線が伸びるように施工。
外へ向けて視線を誘導する効果によって、外部とのつながりが感じられるような演出を施した。
また、フロアの作りによってゆるく分けられているリビングとダイニングには、ひと続きの羽目板による勾配天井を採用。高さを抑えたほかの箇所との対比によって天地方向の広がりが強調されている。

ちょっとした庭のような
2階のデッキテラス

2階には、南側に開けた景色に向けて開放したデッキテラスも設置。
外側に面した一辺には、植栽もあしらわれており、天気の良い日には手前の緑と遠景の山々が織りなす光景を楽しみながらくつろげるよう、工夫されている。

CONCEPT

正栄産業の
高級住宅・邸宅への
こだわり・コンセプト

富山県という地域に密着し、住宅建築を軸にして「富山をもっとオモシロくしたい」との想いをもって、飲食や介護など、幅広い事業展開を繰り広げている正栄産業グループ。100%フルオーダーで提供している家づくりにおいても、その社風が徹底されており、施主のオーダーに対して「すでにできると分かっていることをベースに考えるのではなく、どうやったら実現できるか」という視点で具現化するのがスタイルとなっている。 そのなかでも特に高い満足をもたらす家づくりのエッセンスとは何か、3つのポイントをお話しいただいた。

ハウスメーカー、設計事務所、工務店の良いところを網羅

山木さん:
地域密着で事業を行っている当社は、全国展開している大規模なハウスメーカーと同様の保証制度や、それに基づく安心感を提供しながらも、設計事務所並みにデザインの自由度が高い点が持ち味です。
また、修理やメンテナンスへの対応やご要望をプランに反映するスピードの早さは工務店に匹敵するものだと自負しています。 このように、ハウスメーカー、設計事務所、工務店それぞれの良いところをバランス良く備えているところが正栄産業ならではの強みといえるでしょうか。

ファーストプランに全力で集中

山木さん:
当社では、打ち合わせを重ねて徐々にプランを詰めていくのではなく、初回から満足度の高いプランを提出する姿勢をとっており、基本的に最初に提出するプランの段階で競合との違いをみていただき、ご依頼いただけるかどうかの判断をお願いしています。
特にハイクラスの邸宅をご希望される施主の方々はお仕事で忙しい場合も多いので、この素早く判断いただけるという点にメリットを感じていただくケースもありますね。

設計プランナーが
施主に直接対応

山木さん:
正栄産業では、営業、設計プランナー、インテリアデザイナー、現場施工監督の4人がチームとなって対応しますが、初回の打ち合わせ時から営業だけでなく、設計プランナーも同席してヒアリングを行っています。
先ほどのファーストプランのクオリティにも関わってくるのですが、伝聞ではなく、設計プランナーが直接お話を聞くことで言葉以外の部分から伝わるご要望が汲み取れることもありますし、早い段階から意思疎通が図れるのはお客様の理想を具現化するにあたってとても役立っています。

FEATURES

正栄産業の特徴

注文住宅の醍醐味の1つ「何でもできる」ことを生かした家づくりを数多く手掛けている正栄産業。その自由度以外にも、さまざまな面で個性や特色がみられる。

正栄産業の
外観・内装デザインの特徴

山木さん:
「揃える」「まとめる」「線を消す」といった根底のデザインコードは定めてありますが、特に決まったベースなどはなく、ご要望に応じたデザインを毎回考えています。
とりわけ、シンプルで美しいこと、暮らしやすいこと、住まう方々の「らしさ」が感じられることの3点すべてを満たすものになるよう意識し、長く住んでも飽きのこない普遍的なデザインに仕上げるのが当社の基本的なスタイルですね。

正栄産業の間取り設計の特徴

山木さん:
木造軸組工法(在来工法)を中心に、一部SE構法も採用した木造住宅を提供しているなかで、当社では「耐震等級3」をおすすめしており、実際、手掛けた住宅の大半が「耐震等級3」を取得しています。
その構造計算に関してですが、当社では許容応力度計算で対応しており、地域がら積雪も加味した形で行っています。また、構造計算は外部に委託することなく、自社の設計者自身が行える体制をとっているので、プランニングの段階から構造計算を踏まえたものにできるのも特色の1つとなっています。


正栄産業の
住宅設備・性能の特徴

山木さん:
断熱性能について、富山県や石川県は省エネ地域区分でいうと「5地域」にあたりますが、そのなかで「断熱等級6」をクリアすることをベースにしています。もちろん、ご要望によって引き上げることは技術的に可能ですし、実例も多くあります。
また、モデルハウスの例ではありますが、1年ほど前に東京大学大学院で環境建築の技術・設計手法を開発している前准教授の協力のもとで設計させていただきました。現在も私自身、月に1度のペースで通い、学ばせてもらっており、より深いお客様のご要望に対応できるよう研鑽を積み重ねているところです。

WEAK POINT

正栄産業の
不得意なところ

正栄産業では、地域密着で運営している事業規模的な事情もあり、毎月手掛ける棟数を制限。場合によってはプラン決定から着工まで待つケースがあるほか、「新年度までに」など、納期ありきのスケジュールに対応できない点は人によってはデメリットとなる。
しかし裏を返せば、しっかりとプランを固めてから着工するため、途中でのやりかえなどが生じにくく、一定の高品質をしっかりと担保することが可能。
また、一部リノベーションなどを東京で行ってはいるものの、現在のところ注文住宅の建築は、富山県と石川県に限られてしまう。

正栄産業の
会社概要・基本情報

会社名
正栄産業株式会社
本社所在地
富山県富山市二口町5丁目9-8
設立
1998年
構造・工法
木造
標準保証期間
20年(最長60年まで延長可能)
対応エリア
富山県、石川県

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