スムトコがつくる
理想の邸宅
住む人それぞれの生活スタイルにフィットして、心地よく暮らせる家を建てられることが魅力の注文住宅。できるならば予算の制限を気にすることなく、細部にまでこだわった自分だけの家づくりがしたいもの。今回は代表取締役の市之瀬 圭さんに同社の特色をインタビュー。設計事務所とハウスメーカー両者の長所を兼備している点や、満足のいく家づくりをかなえるお客様への提案力といった強みのほか、普段はあまり語られることのないデメリットとなる部分についてもヒアリング。実際の建築事例も2邸ご紹介いただいた。
目次
取材先情報
株式会社スムトコ
代表取締役
市之瀬 圭さん
大手ハウスメーカー勤務時代では数多くの家づくりの実績を残し、社内講師なども担当。のちに設計事務所へ移籍し、独立。
スムトコの代表として、住み手の暮らしを想った家づくりを行っている。
CASE
スムトコが手掛けた2邸の実例をご紹介。お客様の1/4が実際に建てた人からの紹介であることからもわかるように、建てたときの満足だけでなく、5年10年と住んでみてその時どきの良さも感じられるのが魅力の家々だ。
邸宅実例 Ⅰ
東京都小金井市S様の邸宅
施工期間:12カ月
構造:木造
間取り:2階建て 3LDK+書斎+小屋裏収納
世帯人数:3人家族 (40代夫婦、子ども)
土地面積:約119平米(約36坪)
延床面積:約88.6平米(約27坪)
費用:建築費約3,000万円
ハウスメーカーが提供するような画一的なつくりの家が好きではなく、自分たちの感性に合ったデザインの家を求めてスムトコへお声掛けいただいたS様。初回の打ち合わせの流れで、実際にスムトコが建てた家を見学し、デザインレベルの高さを実感。さらに個人の設計事務所とはレベルの違う組織力でも安心を得て契約に至った。
また、実際建てた家の隣の区画では、ある一級建築士の自宅を建築中。スムトコスタッフにとっても、そしてS様にとっても家の素敵さでは負けられない・負けたくない!という気持ちでの家づくりとなった。
壁はすべて木材を用いて目透かしで張っていたり、書斎の入り口が隠し扉になっていたりと、内装のちょっとしたこだわりや遊び心にも配慮をしたつくりだ。
緑豊かなゴルフ場の隣地に目をつけていたS様。ぜひそのロケーションを生かした家にしようということで、土地を購入いただき、ゴルフ場を借景とした開放感あるプランを提案。
通常であれば、外からの視線を妨げるために壁を作り、中間領域を設けて外部とのつながりを出すが、こちらでは両サイドに室内のテレビボードからの延長となるサイドの張り出し壁のみでミニマムに対応。メインとなる窓面には床からの跨ぎも、天井からの垂れ壁もNGとし、窓の外に室内の床とフラットなタイル製のデッキを作成。屋外との連続性をもたせ、実際の土地以上の広さを感じられる家が完成した。
邸宅実例 Ⅱ
スムトコ代表 市之瀬さんの邸宅
施工期間:16カ月
構造:鉄筋/木造
間取り:3階建て 5LDK+地下
世帯人数:不明
土地面積:約81平米(約25坪)
延床面積:約214平米(約65坪)
費用:建築費約8,300万円
なんと今回は代表の市之瀬さんのご自宅もご紹介いただいた。
コンセプトは、ロンドンの邸宅にみられるような素材の質感を重視した家づくり。経年変化も楽しみながら住むほどに愛着が湧く家にしたいと、数十回に渡って建築家とインテリアコーディネーターとの打ち合わせを重ね、部材だけでなく細かい収まりや、デザインも吟味。既製品はほぼ不使用だ。
ガレージにもなっている暗くなりがちなピロティの軒裏には、ホワイトオークの木パネルを用いて明るい印象をプラス。リビングの床や階段の踏み板はヘリンボーン貼りにするなど、細部にも気を配った設え。
住宅地ということで、外からの視線を気にせずに暮らせる「カーテンの要らない家」を目指し設計。
外壁で視線を遮りながらも、中間のスペース設けることで、昼までもレースをかけずに窓そのものから光を取り入れられるようになっている。
午前中は朝日が入り、午後はバルコニー壁の反射光で明るい室内を実現。また、リビングのある2階から3階にかけては吹き抜けを設置。太陽光を取り入れるとともに、狭小地でありながらも広く感じられる工夫がなされている。
庭代わりとなる屋上には、壁一面にタイル仕上げのベンチと花壇を造作。外からの視線が及ばないこともあって、バスタブとシャワーも設置。
また、地下フロアはコンクリートの風合いが生きるテイストにまとめたラスティックスタイルのスペース。音楽や映画を思い切り楽しんだり、ビリヤードに興じたりと、趣味にたっぷりと没頭できる場所を目指して作られている。
CONCEPT
スムトコの家づくりは、単なる家という建築物ではなく、心地良い暮らしという無形の価値にスポットを当てるスタイルが基本姿勢。理想の暮らしを実現する家づくりに適した土地探しからローンの相談、テーブルや戸棚といった家具1つ1つの製作までワンストップで対応。家づくりにかかわるすべての分野それぞれに一流のスタッフを揃えた、設計事務所という括りでは収まりきらない企業だ。
市之瀬さん:
スムトコは建築事務所としてオリジナリティの高いデザインが提供できるのはもちろん、家づくりにかかわるあらゆる点で質の高いサービスを提供できる体制が整っています。
社員には設計士のほかにも営業やインテリアコーディネーターをラインアップ。住宅ローンなど資金計画の専門家であるファイナンス担当や土地探しのスペシャリストもスタンバイしています。場合によっては我々の顧問弁護士がチームに加わることもありますね。
また、1邸1邸にカスタマイズした家具製作まで手掛けられる提携施工業者は現在6社あり、いずれも原価の開示に同意。打ち合わせや建築を進めていて変更点が出た際には、多角的な視点で判断し、コストも含めてすぐにコントロールがきく点も特色の1つとなっています。
市之瀬さん:
設計事務所で家づくりを進める場合、自由度の高いデザインが得られる反面、施工のクオリティや保証などについては手が回らず、施主の自己責任になってしまう部分が多く見受けられます。一方、ハウスメーカーに依頼した場合は、剛性や施工の安心感、充実した保証などが用意されているものの、モジュールなどメーカーごとの規制にとらわれてデザインの自由度が損なわれてしまうのが一般的です。
その点、スムトコでは、両者のメリットとなる部分を兼備した家づくりが進められます。それぞれの暮らし方に合わせて設計した間取りやデザインが提案できますし、希望するロケーションの土地探しも可能。さらに、家づくりを雰囲気良くリードしながら近隣への配慮や引っ越しについてまでアドバイスできる営業もいて、工程管理や保証も大手ハウスメーカーなみに徹底できるのが強みですね。
市之瀬さん:
スムトコでは、基本的にお客様が相談にいらした時点で、ご希望する家づくりにかかわるメンバーとお客様でチャットグループを結成し、コミュニケーションのハブとしています。
現在進行している事例では、まだ契約前の段階ですが、営業、土地担当、金融担当、弁護士など5名が参加しているものがありますね。
グループのメンバーは必要に応じて入れ替わり、工事を進めていくなかで写真を撮って細部の確認をするなど、密なやり取りが行われています。当社は打ち合わせを大切にしていて、平均して20回は行っていますが、次の打ち合わせを待たずにリアルタイムでお客様と施工担当、その分野に関わる専門家が意見を取り交わせるため、見落としもなくせます。後悔のない家づくりという点で大いに役立っていますよ。
FEATURES
ほかの設計事務所と比べて施工やサポート面で安心できる体制があり、住宅メーカーと比べると自由度の高いプランが提供できるスムトコ。 その特色を市之瀬さんに詳しく伺った。
市之瀬さん:
日本では高度経済成長期の頃からプラスチックやビニールが多用された工業住宅が増えてきた背景がありますが、当社の手がける家はそれとは対極にあるようなものだと考えています。
クロス貼りや塗装などをせず、無垢材やい草畳といった自然素材を使用するので、建材や家具に含まれる化学物質が原因とされるシックハウス症候群を招くこともありません。構造材を、そのまま仕上げ材として使い、大きい節がある梁や柱、濃淡があるフローリングなどは自然素材ならではの個性として尊重。無垢材の木目の美しさや香り、漆喰の肌触りなどといった心地よさに囲まれながら、経年変化の趣も楽しめ、住み続けるにつれて愛着の湧く家をご提供しています。
市之瀬さん:
建物の用途、規模、プランニングに応じてさまざまな木構造フレームを構成することができます。リフォームや増築にも対応しやすいホゾ内部にあらかじめナットを溶接したコネクタを使うことも可能です。
また、部屋のサイズやデザインに合わせた創作家具を作るのも得意です。既製の家具よりもよりマッチしたものにできるので、一体感のある空間が創出できます。
さらに、当社では家づくりにかかる費用を原価まで開示しています。どの部分にいくら掛かっているのがすべて分かるので、途中でプランを調整することになった場合にお客様も納得したうえで最適な判断が下せますね。
市之瀬さん:
スムトコは工法も性能も決まっていない、というのが特徴です。
日々技術は進歩をしていくものですから、これという工法を定めて、制限をしてしまうことは家づくりにおいてはすべきではないと考えています。
設計士とお客様との会話の中で、ふさわしい工法・性能を決めていくのがスムトコの特徴であり強みでもあります。
WEAK POINT
「スムトコは万人受けするような企業を目指しているわけではないので、本当に家のことを考えることが好きな人向けのメーカーと思っていただいて構わない」という市之瀬さん。20回~30回の打ち合わせが楽しめる人でないと、家造りがつらくなることも。打ち合わせは多く、既製品をどんどん取り付けていくような建て方でもないため、当然、建築期間は長期間。見方によってはここがデメリットとなる。
逆に、時間をかけてじっくりと家を建てたい人には、それこそがメリット。これほど多く話し合いを重ねながら家づくりを進めるところは珍しく、家が好きな人から見たらいい事ずくめだ。
Request for Planning
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