トヨタホームがつくる
理想の邸宅
住む人のライフスタイルに合わせた特別な1邸を建てられることが魅力の注文住宅。できるならば予算の制限を気にすることなく、隅々まで納得のいく家づくりがしたいもの。今回は住宅業界での豊富なキャリアを持つ、トヨタホームの藤井良次さんにインタビューを実施。同社の特色である大空間に対応できる構造やハウスメーカー最長を誇る初期保証といったポイントを中心に、普段はあまり語られることのないデメリットとなる部分についてもインタビュー。実際の建築事例も2邸ご紹介いただいた。
目次
取材先情報
トヨタホーム近畿株式会社
藤井良次さん
「オール・ザ・パワー」年間表彰複数回受賞
CASE
トヨタホームで実現できる2邸の実例をご紹介。立地条件やオーダーの内容は異なるものの、いずれも同社ならではの広がりのある空間づくりで高い満足をもたらす住まいとなっている。
邸宅実例 Ⅰ
大阪府和泉市F様の邸宅
施工期間:8カ月
構造:鉄骨
商品・プラン名:エスパシオ
間取り:2階建て 3LDK
世帯人数:3人家族 (40代夫婦、子ども)
土地面積:約390平米(約118坪)
延床面積:約179平米(約54坪)
建築費:約7,000万円
リビングの広さと明るさ、さらにプライバシーの確保を絶対条件としてオーダーされたF様。道路に面しているのは南側だが、そちらの面にはほぼ窓を配置せず、リビングはあえて2階の北側に配置。
リビングの窓が面する北側は下っていく傾斜地となっており、開口をめいっぱいとることで採光を十分に確保。日中は照明器具がいらないほどの明るい空間を実現。
さらに窓の外にはリビングからつながりをもたせた同程度の広さのテラスデッキを設け、その先に見える公園の眺望も楽しめるようにプランニング。
この2階リビングというアイデアは施主のF様では思いつかなかったアイデアで、トヨタホームの提案が光ったポイントだ。
2階のテラスデッキはリビング南側の中庭に面したバルコニーとも連結。条件の1つとされたプライバシーの確保は「裸でバルコニーに出られ、そこでシャワーを浴びたりもできる」という高いレベルのものだったが、バルコニーの壁を高くして視線をシャットアウトし、ご要望に対応した。
中庭は完全に囲われた空間で、プライバシーと明るさを確保するのに重要な一角。
お風呂にこだわるご主人のオーダーもあり、1階の浴室にはリクシル「スパージュ」の最大サイズを採用。洗い場に設けた吐き出しの窓を開ければ中庭に出ることもでき、ライトアップされた植栽を眺めながら露天風呂のような気分で入浴可能。
邸宅実例 Ⅱ
奈良県奈良市O様の邸宅
施工期間:6カ月
構造:鉄骨
商品・プラン名:ユニット
間取り:2階建て 6LDK(2世帯)
世帯人数:6人(60代夫婦、30代息子夫婦、孫2人)
土地面積:約661平米(約200坪)
延床面積:約330平米(約100坪)
費用:建築費約15,000万円
※画像は完成予想図です
O様は、1階に両親、2階に自分たち家族が暮らす2世帯住宅を建てられたお客様。展示場で会話したトヨタホームのスタッフの提案や人柄に惹かれ、依頼を決められたそう。
いわゆる高級住宅街の大通りに面した広い土地に建てるということもあり、リクエストは誰が見ても立派に感じる見栄えのいい家にしたいというリクエストに応えるため、大きな建物にしながらもファサード(外観)はのっぺりしないよう凹凸を設けて陰影を意識。軒の張り出しを際立たせ、アクセントとして外壁に大判タイルを使いながら重厚感を演出した。
間取りについては1階、2階ともに広いリビングが必須条件で、どちらも30~35畳を希望。
この広さに対応できるのはトヨタホームゆえの強み!まさにトヨタホームが提供するユニット工法の優位性が顕著に示された事例となった。
2階には庭を設けることができないため、リビングからつながる屋根付きの広いバルコニーを設置。要望は、両サイドが別の邸宅に面していることもあって、家の真ん中に配置したいというもの。実際、10畳ほどの広さを確保し、自宅の部屋に囲まれたプライベート感のある空間を実現した。
CONCEPT
トヨタホームは世界有数の自動車メーカーとして知られるトヨタグループのハウスメーカー。自動車製造で培った技術力を生かし、品質の高さを最優先した鉄骨造の住まいを1975年から提供している。
藤井さん:
トヨタホームではユニット工法のシンセ・シリーズと軸組工法のエスパシオという2タイプの鉄骨住宅を提供しています。どちらも構造柱の数を抑えた設計が可能であるので、最高ランクの耐震等級を保ちながら広々とした空間を確保できるのが大きな特色です。
さらにビルやマンションでも用いているユニット工法の場合は、開口部をどこでも好きな場所に設定できますし、軸組工法のエスパシオは4mを超える天井高にも対応します。
空間の広がりと開放感、この2つを生かした間取りが当社ならではの魅力だといえますね。
藤井さん:
当社が掲げるブランドビジョンは「人生をごいっしょに。」というもの。なによりも品質を重視して、地震の多い日本であっても被害を受けることなく、長持ちする住まいづくりにこだわっています。
保証も初期で40年、最長60年までで設けており、特に初期保証が40年というのは日本のハウスメーカーでは最長となっています。外壁は総タイル貼りにし、屋根には厚瓦を使って防水性能を高めるといった工夫によって、この長期保証を実現しています。
単に保証期間が長いというだけでなく、ベースが高品質であるがゆえに保証を延長する場合の有料のメンテナンスの費用も抑えられるので、生涯コストを考えるとリーズナブルであるといえますね。
FEATURES
トップレベルの耐震性と耐久性を備えながら大空間を創出できることで定評のあるトヨタホーム。なかでも特筆される強みを藤井さんにお伺いした。
藤井さん:
トヨタホームは、ユニット工法のシンセ・シリーズと軸組工法のエスパシオという2タイプの鉄骨住宅を提供しています。
ユニット工法では総タイル貼りを推奨しており、豊富にラインアップされたリクシルの大判タイルと通常のタイルの貼り分けによるデザインが好評です。「純和風」「純洋風」というよりも「和モダン」「シンプルモダン」といったデザインテイストが得意ですね。
軸組工法のエスパシオは、鉄骨でありながらデザイン面の自由度が高いということが1つの特長で、アールを描いた設計もできます。ほかのハウスメーカーでは鉄骨造で曲面のあるデザインは不可能なことが多く、差別化のポイントとなっています。医院や店舗の建築で選ばれることも多いですね。
藤井さん:
ユニット工法では、開口部を広くとれるのが大きな特色です。開口6m×奥行12mの4台分の開口部を設けて4台駐車ができるビルトインガレージをつくった事例もあります。
「トヨタ」のハウスメーカーということですので、お車が好きなお客様も多いですし、我々もビルトインガレージなど、車に関連した間取りや設備はかなり強いという自負がありますね。
ユニット工法では開口部が広くとれ、それにより間取りを考える上では大きな自由度を与えてくれます。平面での構成に強いイメージでしょうか。
一方のエスパシオは上下の空間づくりが比較的自由であり、スキップフロアや半地下、中2階などをつくりたい場合におすすめしています。
藤井さん:
関西圏内では工法かかわらず、全館空調を95%ほどの邸宅で採用いただいている状況で、全館空調は得意なハウスメーカーだと思います。
なかでも当社の全館空調は1階と2階で別にするなど、フロアごとに機器を分けてあるのが特色です。それぞれのフロアで温度や強弱などの調節が可能であり、初期コストが高くなったり、光熱費がかさんだりといった従来のデメリットを改善したものとなっています。
装備品としては太陽光パネルや蓄電池が設置できるほか、トヨタグループということもあって、自動車と連携した設備も用意。プラグインハイブリッドの自動車から家、家から車、どちらにも給電できるシステムが多く選ばれています。
そのほか、キッチンなどについては海外のものを含めてお好きなものがお選びいただけますね。
WEAK POINT
扱っている2種の工法にはそれぞれ弱点は存在する。たとえば、ユニット工法では大きな部材を搬入しなくてはならない都合上、道路幅が狭い立地の場合は選択不可。また、柱と梁のボックス構成であるため、吹き抜けはつくれるものの梁を抜いた間取りには対応できない。
一方、エスパシオはデザインや間取りの自由性がメリットである一方、その分価格は高くなってしまうのが難点だろう。
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