- 変更日:
- 2024.08.28
注文住宅を建てる際、頭を悩ませる部分の一つが「家の設備」です。「どのような設備を付けるか」「どのくらいの費用をかけるか」は、家づくりの大きなテーマといえます。満足できる設備を付けることで、その後の生活も快適になることでしょう。
箇所 | 設備 | 解説 | |
---|---|---|---|
水回り | キッチン |
| 1-1 |
浴室 |
| 1-2 | |
トイレ |
| 1-3 | |
洗面所 |
| 1-4 | |
家の中 | 玄関 |
| 2-1 |
収納 |
| 2-2 | |
床 | 床暖房 | 2-3 | |
家の外・外構 |
| 3章 |
しかし、その設備が合うかどうかは人によって異なるため、判断が難しいものです。
そこで、本記事では注文住宅におすすめしたい設備のメリット・デメリットや、設備費用が予算を上回った際にどの部分を削ればいいのかご紹介していきます。
ぜひこの記事で各設備の特徴を把握し、住宅プラン作成の際の参考にしてください。
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目次
1.【水回り編】注文住宅のおすすめ設備
まずは、利用頻度が高い水回りについて見てみましょう。どのような設備がおすすめなのか、場所別に解説します。
1-1.キッチン
キッチンにおすすめしたい設備は、以下の通りです。
- 食器洗い乾燥機
- 浄水器付水栓
- 多機能水栓
- キッチン収納
一つずつ詳しくご紹介します。
食器洗い乾燥機
食器洗い乾燥機を後から設置するのではなく、ビルトインで設置する方も増えています。「手荒れから解放された」「食後の食器洗い・食器拭きの手間がなくなった」など、家事の時短の面からもおすすめの設備の一つです。また、ビルトインすることで後から設置するよりも場所を取らないというメリットもあります。
ただし、「使う食器がかなり多い」「食事の時間がバラバラで食器を洗うタイミングが合わない」といった家庭など、家庭の状況によっては「次第に食洗機を使わなくなった」という家もあるようです。設置を考える際は、自分たちの生活に合うのかもチェックしましょう。
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浄水器付水栓
浄水器を付けることで、ペットボトルの購入やウォーターサーバーの設置が必要なくなるというメリットがあります。なお、浄水器は家の完成後に後付けもできますが、後付けになると、場所を取ってしまう点がデメリットです。キッチンを広く使いたいのであれば、新築時に設置しましょう。
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多機能水栓
機能が多い水栓も人気を集めています。例えば、手をかざすだけで水が出る「タッチレス水栓」は、手が汚れているときでも蛇口周りを汚す心配がありません。水を出しっぱなしにすることもなくなるため、節水や水道代の節約にもつながります。また、取り外しができるシャワーヘッド付水栓にしておけば、シンク内の洗い流しや大鍋を洗う際に便利です。
キッチン収納
作り付け収納を多く設置すれば、大きな食器棚を別途購入する必要はなくなるでしょう。特に、最近は引き出しタイプになっているキッチン収納が多くあります。「収納量が多くなる」というのが理由ですが、開き戸タイプと違い、奥に入れたものが見やすい、取り出しやすいというメリットもあります。
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1-2.浴室
浴室のおすすめは、以下の設備です。
- 浴室暖房乾燥機・空調
- お湯が冷めにくい浴槽
どのような点がおすすめなのでしょうか。
浴室暖房乾燥機・空調
雨、もしくは黄砂やPM2.5など大気汚染の影響で洗濯物を外に干せないときに便利なのが、浴室暖房乾燥機です。部屋の中に洗濯物を干す必要がなくなり、雨の日でも家の中がすっきりとした印象になります。また、入浴後に浴室を一気に乾燥させることでカビを防止できるという効果もメリットです。
なお、冬季の入浴時の寒暖差を防止するためにも、浴室乾燥に暖房がセットされているものを選びましょう。
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お湯が冷めにくい浴槽
「家族で入浴する時間がバラバラ」という家庭も多いのではないでしょうか。その都度追い炊きをしていると、思った以上に光熱費がかかってしまいます。お湯が冷めにくい浴槽にしておけば、数時間たっても温度低下が少なく、追い炊きする必要を減らすことが期待できます。
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1-3.トイレ
トイレには、以下の設備がおすすめです。
- トイレ内の手洗いカウンター
- タンクレストイレ
- フチなし便器
トイレ内の手洗いカウンター
コロナ禍の影響もあり、衛生面に気を使う方も増えています。トイレ内に手洗いカウンターを設置しておくと、わざわざトイレ後に洗面所まで行く必要もなくなる点もメリットです。
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タンクレストイレ
トイレ内が狭い場合は、洋式便器の後ろにあるタンクを外したタンクレストイレを設置することをおすすめします。見た目がいいだけでなく、ホコリもたまりにくく掃除がしやすくなること請け合いです。
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フチなし便器
毎日のトイレ掃除が面倒だと考えるならば、フチなし便器を選ぶとよいでしょう。汚れがたまりやすいフチ裏がないため、掃除がかなり楽になります。
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1-4.洗面所
洗面所に設置したい設備は、以下のものです。
- 収納スペース
- タオルハンガー
収納スペース
洗面台をすっきり見せるためにも、引き出しなどの収納スペースを作っておくことがおすすめです。洗面台の上に歯ブラシなどを置かないことで掃除もしやすくなるというメリットもあります。
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タオルハンガー
衛生面から「家族の人数分のタオルを掛けておきたい」という家庭も多いのではないでしょうか。新築時にタオルハンガーを設置しておくと便利です。
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以上が、水回りでおすすめの設備です。
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2.【家の中編】注文住宅のおすすめ設備
注文住宅を建てる大きなメリットは、家の中を自分たちが過ごしやすいように一から作ることができる点です。そこで、家の中に付けておきたい設備をご紹介します。
2-1.玄関
玄関に設置したい設備をご紹介します。
- ダウンライト
- 収納スペース(下駄箱)
ダウンライト
玄関の照明をダウンライトにしておくと、天井が高く見えるため、狭くなりがちな場所でもすっきりとした見た目を作ることができます。ホコリもたまりにくいため、掃除もしやすくなるでしょう。
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収納スペース(下駄箱)
玄関をすっきり見せるためにも、靴や趣味のものを片づけられる収納スペースを作りましょう。家族全員の靴がきちんと収納できるスペースがあるのがベストです。
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2-2.収納
家の見た目を良くしたいのならば、収納も大切です。以下についてご紹介します。
- パントリー(ストック置き場)
- クローゼット
パントリー(ストック置き場)
ある程度の量の食品や、日用品などをストックしている家庭であれば、パントリーを作ることをおすすめします。新築時に設置するメリットは、ハウスメーカーと相談しながら家の形に合わせた棚を作ることができる点です。後で収納棚を購入するよりも、見た目が良くなるはずです。
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クローゼット
クローゼットを作ると、タンスなどの収納家具を減らすことができます。注文住宅であれば、片づけたい服や物の量に合わせて、広さを自分たちで決めることも可能です。
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2-3. 床
注文住宅で床を作る場合におすすめしたい設備をご紹介します。
床暖房
温かい空気は、上のほうにたまります。床暖房を利用すると足元から温まり、効率よく家全体を温めることが可能です。温め方は電気式と温水式がありますが、電気式のほうが価格は低めです。ただし、温まるまでのスピードは温水式のほうが早くなります。
家の中に付ける設備は、お家時間を快適にできるかどうかの重要なポイントです。予算内でくつろげる空間にするためには、注文住宅のプロにアドバイスをもらうのがおすすめです。
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3.【家の外・外構編】注文住宅のおすすめ設備
注文住宅を建てる際に、家の外の設備はどのようにすればいいのでしょうか。ぜひ検討したい点についてご紹介します。
3-1.人感センサー付きの照明
夜に帰宅したときに「暗い中でカギを開けるのがつらい」「街灯もなく家の周りが暗くて不安」という方は人感センサー付きの照明を選びましょう。人が近づくと自動でライトが点灯するため防犯の面からもおすすめの設備です。人感センサー付きの照明を設置しておけば、消し忘れもないため電気代の節約にもなります。
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3-2.太陽光パネル
太陽光パネルを設置することで、電力を自宅で作ることができます。自宅で使う以外にも、余った電力は電力会社に売って収入を得ることも可能です。ただし、太陽光発電システムの設置には、100万円以上の費用がかかるため、導入はよく考えてから行いましょう。
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3-3.二重窓
二重窓にすることで、冷暖房効率が良くなります。夏涼しく、冬温かい家を実現させたいのならば、ぜひ取り入れましょう。二重窓は、防音や防犯の観点からもおすすめです。外部へ音が漏れにくくなりますし、窓も壊れにくいため空き巣対策としても有効です。
家の外や外構に関する設備は忘れがちなポイントですが、しっかり考えることで、防犯性や省エネ性、断熱性があがり、より快適に過ごせる家に仕上げられます。
無料オンライン相談サービス「HOME4U 家づくりのとびら」では、「防犯性の高い家にするにはどうしたらいい?」「入居後の光熱費を抑えるには?」といった疑問にもその場でお応えしています。少しでも疑問が浮かんだら、ぜひご利用ください!
4.設備費用が予算オーバー!どこを見直す?
注文住宅を建てるときに、ぜひ付けておきたい設備についてご紹介しましたが、これらすべての設備を付けるとかなりの金額になることが予想されます。なかには、「予算がオーバーしてしまう」という方もいるかもしれません。
設備費用が予算オーバーした場合、どの部分を削ればいいのでしょうか。いくつか考えてみましょう。
- グレードを下げる
- 機能を見直す
- 配置を再検討する
4-1.グレードを下げる
まずは、各設備のグレードを下げることを考えてください。例えば以下のような点です。
- キッチンのグレードを下げる
- タンクレストイレの見直し
キッチンのグレードを下げる
例えば、キッチンにビルトインの食器洗い乾燥機を付けると金額が上がります。グレードを下げて食器洗い乾燥機を付けなければ金額は下がります。
タンクレストイレの見直し
タンクレストイレよりも従来のタンク付きトイレのほうが1万~5万円ほど費用は低くなります。少しでも費用を抑えたい場合は、タンク付きトイレを選びましょう。なお、最近はタンク付きトイレでもタンク部分が小さくなっているものもあります。
4-2.機能を見直す
予算を上回ってしまったら、機能を絞るのもおすすめです。以下の点をチェックしてみましょう。
- キッチンの多機能水栓の見直し
- 床暖房の見直し
キッチンの多機能水栓の見直し
「タッチレス水栓」「シャワーヘッド付水栓」など、どちらの機能も付けると費用が上がります。予算を削りたいのならば、シャワーヘッド付水栓かタッチレス水栓のどちらかをあきらめることも検討してください。
床暖房の見直し
床暖房を絶対に付けたい場合は、温水式よりも費用の低い電気式を選択してください。ただし、電気式のほうが温まり方は遅いため、その点は妥協が必要です。
4-3.配置を再検討する
コストダウンのためには、設備の配置も考えてみましょう。以下の点の見直しをしてはいかがでしょうか。
- キッチンの配置の再検討
- クローゼットの設置数
キッチンの配置の再検討
見栄えがいい「アイランドキッチン」を希望している方も多いのではないでしょうか。ただ、アイランドキッチンは、他のキッチンよりも費用が高めに設定されています。アイランドキッチンではなく、似たようなレイアウトのキッチンにすることでコストを下げることができるでしょう。
クローゼットの設置数
大きめのクローゼットを各部屋に設置することを検討する方もいるでしょう。クローゼットがあると、タンスなどの収納家具を置かずに済むためすっきりとした部屋が実現できます。しかし、クローゼットの設置には建具や柱などが必要となり、あればあるほど費用が余計にかかります。
「大きなクローゼットは1つだけに絞る」など、数を絞って作ったほうが費用を下げることができます。
まとめ
注文住宅ならば、一から自分たちで作り上げることができるため、こだわりの設備を取り付けることも可能です。ライフスタイルに合わせた設備があることで生活の満足度も上げることができるでしょう。
ただ、「最新式の設備」「多機能の設備」など、こだわりすぎてしまうと予算がオーバーしてしまうことも考えられます。どのような設備を付けるかを決める際は、「絶対に譲れないところ」「ある程度は妥協してもいいところ」を家族で話し合うことがおすすめです。
この記事のポイント
新築キッチンにあったら便利なものは?
- 食器洗い乾燥機
- 浄水器付水栓
- 多機能水栓
- キッチン収納
各設備のメリット・デメリットは「1-1.キッチン」で解説しています。
新築の家の中に必要な設備は?
例えば、玄関であればダウンライトや収納スペース、キッチン付近にはパントリー(ストック置き場)があるとよいでしょう。
詳細は「2.【家の中編】注文住宅のおすすめ設備」をご覧ください。
家の外・外構の住宅設備の例は?
- 人感センサー付きの照明
- 太陽光パネル
- 二重窓
それぞれ住宅の防犯性や省エネ性、断熱性をあげるのに効果的な設備です。
詳細は「3.【家の外・外構編】注文住宅のおすすめ設備」で解説しています。
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この記事の編集者