- 変更日:
- 2025.01.08

地元工務店に注文住宅の建築を依頼して後悔した例としては、
- 専門知識や技術に不安を覚えた
- 職人気質で接客態度が良くなかった
といった声が挙げられることもあります。
しかし、施工実績が豊富であったり、依頼主の立場に寄り添ってくれたりする地元工務店であれば、満足のいく家づくりも可能です。
この記事では、地元工務店に関する以下の情報をお伝えします。
この記事でわかること
- 地元工務店を選んで後悔した例
- 地元工務店のチェックポイント
- 各依頼先のメリット・デメリット
なお、注文住宅の建築依頼先は「地元工務店」以外にも複数選択肢があります。
各建築依頼先のメリットや選び方まで解説するので、ぜひ最後までご覧いただき、最適な建築依頼先を選ぶヒントにしてくださいね。
まとめて依頼
ハウスメーカーと工務店の違いやそれぞれのメリット、選び方について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
1.地元工務店で家を建てたことによる後悔例8つ
地元工務店で注文住宅を建てたことによる主な後悔例は、以下の8つです。
地元工務店で家を建てた後悔例
- 専門知識や技術に不安があった
- 接客態度が良くなかった
- 完成まで時間がかかった
- モデルハウスがなく完成イメージがしにくかった
- 施工を下請けに丸投げしていた
- アフターフォローが充実していなかった
- 家づくり初心者へのサポートが手薄だった
- 建築中に会社が倒産した
それぞれの内容を解説します。
1-1.専門知識や技術に不安があった
1つ目は、地元工務店の専門知識や技術に不安を覚え、後悔したというケースです。
地元工務店の中には、昔からの施工方法などにこだわりを持ち、専門知識や技術のアップデートに消極的な会社もあります。
もちろん、豊富な専門知識を持ち高い技術力を誇る地元工務店も多いため、地元工務店を選ぶ際は、その会社がどのような施工を行ってきたのかを確認しましょう。
1-2.接客態度が良くなかった
地元工務店の接客態度が良くなかったために後悔したという声も散見されます。
地元工務店には、いわゆる職人気質でプライドが高い人が多い傾向にあります。
依頼主が家づくりでこだわりたい点や理想を伝えたところ、頭ごなしに否定されてしまった場合、 依頼主は「接客態度が良くなかった」と感じるでしょう。
1-3.完成まで時間がかかった
地元工務店は大手ハウスメーカーと比較して少人数で対応するため、完成までの時間がかかってしまう傾向にあります。
契約から完成まで、1年程度の期間を要することも珍しくありません。
地元工務店に依頼する際は、ゆとりのあるスケジュールを組んでおくと後悔せずに済むでしょう。
1-4.モデルハウスがなく完成イメージがしにくかった
地元工務店を選ぶことで、「モデルハウスがなく完成イメージがしにくかった」と後悔するケースもあるようです。
大手ハウスメーカーの多くはモデルハウスを持っていますが、地元工務店でモデルハウスを持つ会社は少数派です。
モデルハウスがないと完成イメージがしにくく、施工前のイメージと実際の仕上がりのギャップに不満を持ちやすくなります。
1-5.施工を下請けに丸投げしていた
地元工務店の中には、実際の施工管理を下請け会社に丸投げしている会社もあります。
現場の施工管理を丸投げしている工務店では、建築スケジュールや建材の管理を自社で行うことは困難です。
そのため、トラブルが発生しても責任を取らないケースもあります。
家づくりで後悔しないように、施工管理体制について事前に確認しておくと安心です。
1-6.アフターフォローが充実していなかった
施工中は大きな問題がなくても、注文住宅が完成した後のアフターフォロー体制が充実していなかったことが原因で、後悔してしまうケースも見受けられます。
地元工務店の中にはアフターフォローのサービス内容を明確にしていない会社もあるため、契約前にアフターフォローや保証内容を確認しておくことが重要です。
1-7.家づくり初心者へのサポートが手薄だった
大手ハウスメーカーと違い、地元工務店では住宅ローン相談会や税金や助成金に関する案内などを開催することは少ないでしょう。
家づくりの初心者で、これらの相談会やイベントを活用したいと考えている場合は後悔してしまう可能性があります。
1-8.建築中に会社が倒産した
倒産は、頻繁に起こることではありません。
しかし、多くの地元工務店は住宅部門事業に特化しており、住宅部門以外にも事業を抱えることでリスク分散を図る大手ハウスメーカーよりも、倒産リスクが高い傾向にあります。
地元工務店の倒産によって後悔することがないよう、不安な点がある工務店は避け、事業継続のリスクが低いとされる工務店を選びましょう。
以上が、地元工務店に注文住宅の建築を依頼した際の後悔例です。
こういった失敗を避けるために、まずは無料のHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスであなたに合ったハウスメーカー・工務店を調べ、その中から複数社の実際の住宅プランを見比べてみてください。
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2.後悔しないために!地元工務店のチェックポイント
注文住宅の建築での後悔を避けるために、地元工務店を比較検討する際には、以下のポイントを確認しましょう。
地元工務店のチェックポイント
- 施工実績が豊富か
- 依頼主の立場に寄り添ってくれるか
- 注文住宅事業を主体としているか
- 住宅完成保証制度を利用できるか
それぞれの内容を解説します。
2-1.施工実績が豊富か
希望する注文住宅に近い施工実績が豊富な地元工務店を選べば、後悔するリスクは低くなるでしょう。
家の性能を重視する場合は、耐震性や断熱性などにこだわった家の施工事例があるかどうかを確認します。
幅広いデザインの施工実績があれば、洗練された雰囲気の家の建築も可能でしょう。
また、施工実績が豊富な場合、それだけ地元での評判がよいともとらえられます。
2-2.依頼主の立場に寄り添ってくれるか
地元工務店は、大手ハウスメーカーよりも依頼主の要望に柔軟に対応してくれる側面もあります。
依頼主の立場に寄り添い要望を聞き入れてくれる工務店であれば、満足度は高くなるでしょう。
地元工務店を選ぶ際は、施工実績の確認だけでなく、依頼主の立場に寄り添ってくれるかどうかの視点を持つことも大切です。
2-3.注文住宅事業を主体としているか
注文住宅事業を主体としているかどうかも、地元工務店を選ぶ際のチェックポイントの1つです。
工務店と一口にいっても、リフォーム事業が主体の工務店もあれば、建売事業を主体とした工務店もあるためです。
依頼主の要望に応えながら家を作りあげていく注文住宅は、専門性や施工管理能力、コミュニケーション能力のいずれも高いレベルが要求されます。
そのため工務店選びにおいては、その工務店の主体事業を確認することをおすすめします。
2-4.住宅完成保証制度を利用できるか
地元工務店を選ぶ際は、住宅完成保証制度を利用できる工務店を選びましょう。
住宅完成保証をかければ、万が一工務店が倒産した場合でも、注文住宅が完成するまでの費用が保証されます。
なお、住宅完成保証制度はすべての工務店で利用できるわけではありません。
保証会社は、倒産リスクが高いと判断した工務店の保証は引き受けない傾向にあります。
つまり、住宅完成保証制度を利用できること自体が、ある程度良好な経営状態を意味します。
実際には完成保証を依頼しない場合でも、その工務店の経営状態を判断するために、完成保証をかけられるか否かを確認することも一案です。
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3.地元工務店をはじめとした依頼先ごとのメリット・デメリット

ここからは、注文住宅を建築する際の依頼先について解説します。
注文住宅の建築依頼先の種類
- 地元工務店
- 大手ハウスメーカー・工務店
- 設計事務所
各特徴やメリット・デメリット、向いている人を解説します。
3-1.地元工務店
地元工務店とは、地域に根ざした建設業者のことです。
その土地の特性を踏まえた家づくりを得意とします。
メリット
- 依頼主の個別の要望に柔軟に対応しやすい
- 宣伝費や人件費などが少ないため総費用を抑えやすい
- 地域の地形や気候に適した家づくりができる
デメリット
- モデルハウスを持たないケースが多く、完成イメージがしにくい
- 工期が長くなりやすい
- 大手ハウスメーカーと比較するとやや倒産リスクがある
向いている人
工務店を利用して注文住宅を建てるのが向いているのは、家づくりのこだわりと低コストを両立させたい人です。
規格に沿った家づくりを行う大手ハウスメーカーの方法では満足できないけれど、価格はなるべく抑えて注文住宅を建てたいという方におすすめです。
3-2.大手ハウスメーカー・工務店
大手ハウスメーカー・工務店は、全国に営業拠点を持ち、独自のシステムや商品を持つ住宅会社を指します。
企業の規模が大きく、経営が安定していることが強みです。
メリット
- 全国どこであっても一貫した品質とデザインの住居を提供してもらえる
- アフターフォローが行き届いている
- 倒産リスクが低い
デメリット
- 規格化された範囲内でしか要望に応えられないことが多い
- 特注になると高額になってしまう
向いている人
大手ハウスメーカー・工務店で注文住宅を建てるのが向いているのは、分譲住宅では物足りなさを感じるものの、住みたい家のイメージがそこまで明確になっていない人です。
モデルルームで完成後のイメージをふくらませつつ、ある程度決められた設備やプランの中から好みのものを選ぶ家づくりが適しているといえるでしょう。
3-3.設計事務所
設計事務所は、独立した建築家が建物の企画・設計・管理などを行う組織です。
家づくりのプロセスでは「設計」と「監理」を担い、施工は工務店に依頼します。
メリット
あらかじめ決まっている規格がなく、依頼主の要望に応じてゼロから設計するため、設計の自由度・デザイン性が高い
デメリット
- 施工は工務店に依頼することが一般的であるため、間接経費によって総費用が高額になる傾向にある
- 工期が長くなりやすい
向いている人
個性的でこだわりの強いデザインの家が好みであり、予算が十分にある場合、設計事務所を利用した家づくりがおすすめです。
打ち合わせ回数がかなり多くなる傾向にあることから、完成までに時間がかかっても問題ない人も、向いているといえるでしょう。
4.地元工務店の探し方
自分に合う地元工務店を探す方法は、以下のとおりです。
地元工務店の探し方
- 地元情報誌や駅の住宅雑誌で探す
- 一括資料請求・プラン作成サイトで探す
それぞれの方法について解説します。
4-1.地元情報誌や駅の住宅雑誌で探す
地元工務店を探す際、地元情報誌や駅の住宅雑誌を用いて探すことがおすすめです。
地元情報誌に掲載する工務店は、地元を意識しており、地元での信頼を重視している企業です。
また、駅の住宅雑誌も、地元ではどのような工務店が家づくりを行っているかどうかを比較するのに便利でしょう。
ただし両方とも、基本的に工務店からの広告費で運営されているため、良い情報ばかりである点を意識しておく必要があります。
4-2.一括プラン作成依頼サービスで探す
一括プラン作依頼サービスを使って、効率的に自分に合った工務店を探すのもおすすめです。
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一般的なカタログ請求と異なり、コーディネーターがハウスメーカー・工務店の情報整理をサポートするので、お悩み事や困ったことがあればすぐ相談できます。
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まとめ
地元工務店を利用して後悔した例としては、「専門知識や技術に不安があった」「接客態度が良くなかった」「完成まで時間がかかった」などが挙げられるでしょう。
地元工務店は技術や提案力などにバラつきがあるため、施工実績が豊富であったり、依頼主の立場に寄り添ってくれたりする会社を選ぶ必要があります。
ぜひ今回ご紹介した情報を参考に、自分に合った建築依頼先を探してみてください。
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