- 変更日:
- 2025.09.30

本記事は新築の注文住宅を「ハウスメーカー」または「地元の工務店」に依頼しようか検討している方に向けて、「ハウスメーカーと工務店の違い」について解説しています。
まとめて依頼
ハウスメーカーと工務店の価格の違いについては下記で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
目次
1.ハウスメーカーに向いている人、工務店に向いている人
ハウスメーカーが向いている人は
安心感やブランド力を重視した家づくりをしたい方
工務店が向いている人は
理想の家があり、ゼロからこだわって家づくりをしたい方
になります。
どちらを選ぶか悩んだときは、下記シミュレーターもご活用ください。
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以下、それぞれ解説します。
1‐1.安心感やブランド力を重視した家づくりをしたい人は「ハウスメーカー」
ハウスメーカーとは「住宅の設計・施工、販売をしている会社」です。
全国展開している会社が多く、テレビCMなどで知名度やブランド力があります。
また、自社で耐震性や快適性の研究・開発を進めていることに加え、品質や保証体制も整っています。そのため、安心して任せやすいのが特徴です。
「ハウスメーカーの選び方」については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
1‐2.理想の家があり、ゼロからこだわって家づくりをしたい人は「工務店」
工務店は「地域に根ざした住宅会社が多く、土地の気候や風土に合った提案が得意」です。
設計の自由度が高いため、間取りやデザインを細かくこだわって決めたい人に向いています。
全国展開のハウスメーカーと比べると知名度や保証体制は控えめですが、その分きめ細かな対応や柔軟さが魅力です。
「工務店の選び方」については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
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2.ハウスメーカーと工務店の違いを比較
ハウスメーカーと工務店の違いを一覧形式でまとめました。
| 規模・施工エリア | |
|---|---|
| ハウスメーカー |
|
| 工務店 |
|
| 間取り・設備 | |
| ハウスメーカー |
|
| 工務店 |
|
| 施工の精度・工期 | |
| ハウスメーカー |
|
| 工務店 |
|
| アフターサービス・保証 | |
| ハウスメーカー |
|
| 工務店 |
|
| 価格帯 | |
| ハウスメーカー |
|
| 工務店 |
|
| 倒産リスク | |
| ハウスメーカー |
|
| 工務店 |
|
上記6つの項目において比較した内容を、ひとつずつ解説します。
【比較1】規模・施工エリアの違い
規模、施工エリアから見る「ハウスメーカー・工務店の違い」と「向いている人」を図表等で解説します。

向いている人
✅ 施工エリアに縛られず、実物の家を見て検討したい方
✅ 地元で評価の高い会社に依頼をしたい方
ハウスメーカー:全国どこでも同じサービスが受けられる
ハウスメーカーは全国に拠点を持つ企業が多く、施工エリアが広いのが特徴です。
地方でも都市部と同じ品質・サービスで建てられるのが安心ポイントです。
展示場やモデルハウスも各地にあるため、事前に家の外観、内観、設備、実物を見てからプランを決めることができます。
工務店:地域に根ざした家づくりができる
工務店は施工エリアが限られていますが、その地域の風土や気候に合わせた家づくりに強いのが特徴です。
地域密着型だからこそ地元で口コミを聞いてみたり、インターネットで口コミサイトを見たりするなど、経験者からの評価が高い工務店を探していけば、優良工務店との出会いにつながります。
完成見学会などの機会を探し、実物を見てから最終的な結論を出しましょう。
ハウスメーカーや工務店の施工エリアを確認したい方は以下のページでご確認ください。
【比較2】間取り・設備の自由度の違い
間取り・設備の自由度から見る「ハウスメーカー・工務店の違い」と「向いている人」を図表等で解説します。

向いている人
✅ 既存プランの中から自分に合ったものを効率よく選びたい方は「ハウスメーカー」
✅ 間取りや設備などひとつひとつ自分で決めたい方は「工務店」
ハウスメーカー:標準仕様からこだわりを追加する
ハウスメーカーには各商品に標準仕様が設けられており、既存のバリエーションの中から自分たちに合ったものを選んでいくケースが多いです。
ただし、完全自由設計に対応するハウスメーカーを選んだり、追加費用でオプションや設備グレードを変更したりすることで、自分の理想に近づけることも可能です。
「どんな家がよいのかまだイメージできない」「細かな設備や性能に詳しくない」という方には、効率よくプランを選べるハウスメーカーがぴったりです。
工務店:間取り・設備の自由度が高い
工務店は間取りから外観デザイン、採用する資材や設備・性能などとにかくゼロから考えられる自由度の高さが魅力です。
ただし、要望を詰め込みすぎると予算オーバーになりやすいため、優先順位を決めておくことが大切です。
工務店のような自由度の高いプランは、「家づくりに強いこだわりがある」「個性的なデザインを希望している」「特殊な立地に家を建てたい」という方にはぴったりです。
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【比較3】施工の精度・工期の違い
施工の精度・工期から見る「ハウスメーカー・工務店の違い」と「向いている人」を図表等で解説します。

向いている人
✅ 高品質な家を短い工期で建てたい方は「ハウスメーカー」
✅ 工期が長くても、自由設計で家を建てたい方は「工務店」
ハウスメーカー:安定した施工と高品質で工期が短い
ハウスメーカーは建築資材の品質、技術の安定性が大きな売りです。
自社工場を持っているハウスメーカーが多く、規格化された建築資材を工場で生産、徹底した品質管理のもと、全国どこでも安定した品質の住宅を提供できます。
検査体制やサポートも整っており、施工のばらつきが少ないです。
また、耐震性能や省エネ性能など、自社で研究開発した最新技術や設備を取り入れやすい点もハウスメーカーの強みです。
施工の流れもシステム化されているため、現場では組み立て作業が中心となり短い工期で完成させられます。工期の目安は、延べ床面積が35坪ほどの家の場合で約3.5カ月です。
工務店:技術力は職人次第で、工期は長い傾向
工務店の場合、施工の精度が担当する職人の技術力によってばらつきが発生することがあります。
事前に口コミなどで仕上がりについての情報を集めておくと安心です。
ただし、契約はその工務店で交わすが、実際の施工は下請け業者に任せる会社もあるので、事前に自社で施工を行うかどうかを確認しておきましょう。
工期の目安は、延べ床面積が35坪ほどの家の場合で約4~4.5カ月です。
採用された工法やプラン、住宅の規模、時期などによって変わるので、あくまで目安として参考にしてみてください。
【比較4】アフターサービス・保証の違い
アフターサービス・保証から見る「ハウスメーカー・工務店の違い」と「向いている人」を図表等で解説します。

向いている人
✅ 長期間保証を受けたい、他にはない保証制度が欲しい方は「ハウスメーカー」
✅ 親身に対応して欲しい方は「工務店」
ハウスメーカー:長期保証とアフターサポートが充実している
ハウスメーカーは引き渡し後の保証期間が長く、定期点検やアフターサービス体制も整っているのが特徴です。
初期保証の10年に加え、延長保証(20年~60年)を設けているケースも多く、「住んでからも安心できる体制」を重視する人には大きなメリットとなります。
ハウスメーカーは独自のアフターサービスを提供しているところが多く、保証内容もハウスメーカーによって様々なので、違いをチェックしておくとよいでしょう。
工務店:困ったときにすぐ来てくれる
工務店は地域密着型が多いので、トラブルの時に「いつでもどこでもつながる」「すぐに直接訪問してくれる」といった安心感のある対応が強みです。
ただし、工務店の繁忙期や混み具合によっては待たされることもあるので、念頭に置いておきましょう。
【比較5】価格帯の違い
価格帯から見る「ハウスメーカー・工務店の違い」と「向いている人」を図表等で解説します。

向いている人
✅ 高くても、性能や設備が充実した家にしたい方は「ハウスメーカー」
✅ 費用を抑えつつ家づくりをしたい方は「工務店」
まず注文住宅を建てる場合、様々な箇所にお金がかかりますが、中でもハウスメーカーと工務店で大きく違いがあるのが建物本体価格(坪単価)です。
ハウスメーカー:全体的に価格はやや高め
ハウスメーカーは大量仕入れや効率的な施工システムでコストを抑える一方、広告宣伝費やブランド維持の費用も加わるため、全体的に価格はやや高めです。
ただし、標準仕様の段階で性能や設備が充実している場合も多いので、依頼をする前に「標準仕様」がどこまで含まれるか確認をしておきましょう。
また、最近はローコストで建てられるハウスメーカーも増えてきました。
価格を抑えつつ、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品が多いのが魅力です。
工務店:柔軟に調整できる分、価格に幅がある
工務店は大手ほど広告費や管理コストがかからないため、同じ仕様でも比較的リーズナブルになることがあります。
また、自由度が高い分、選ぶ設備や仕様によって費用を調整しやすいのも特徴です。
ただし、時期によって材料費が高騰したり、高水準の設備や設計、素材でこだわりをどんどん追加したりすると価格はどんどん膨らんでしまうので、十分注意しましょう。
【比較6】倒産のリスクの違い
倒産リスクから見る「ハウスメーカー・工務店の違い」と「向いている人」を図表等で解説します。

向いている人
✅ できるだけ倒産リスクを軽減したい方は「ハウスメーカー」
✅ 保証制度の有無を確認できる方は「工務店」
ハウスメーカー:資本力が大きく、倒産リスクは低い
ハウスメーカーは全国展開している企業が多く、グループ経営などで資本基盤も大きいため、一般的に倒産リスクは低いとされています。
工務店:会社の規模により差があり、保証制度の確認が大切になる
工務店は全国展開しているハウスメーカーと比べて経営規模が小さい分、倒産するリスクは少なくありません。
万が一工務店が倒産した場合は、工務店が「住宅完成保証制度」に入っているかどうかで大きくリスクの度合いが変わります。
「住宅完成保証制度」とは?
住宅完成保証制度とは、建築途中にハウスメーカーや工務店が倒産して工事が続けられなくなった場合、別の業者が工事を引き継ぎ、完成までサポートしてくれる制度です。
施工主の負担を抑えるため、依頼先を変更することによる追加費用や、前払い金の損失の一定割合を保証してくれます。
ハウスメーカーか工務店かの選択に迷ったときは、一度家づくりに関するプロに相談してみるのも手です。
家づくりのプロであれば、自分では気づかなかった視点からアドバイスをくれるので、広い視野で見ることができ、細やかな自分の要望を整理することができます。
おすすめしたいのが、オンライン無料相談サービスの「HOME4U 家づくりのとびら」。
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また、ご希望に応じて、ヒアリングした条件から、あなたに合ったハウスメーカー・工務店をピックアップしてご提案します。注文住宅の依頼先に迷ったらぜひ一度相談してみてください。
まとめ
ハウスメーカーと工務店どちらに依頼をするか決めるのは、理想の家づくりにおいて重要なポイントです。
改めて、それぞれどういった方が向いているかまとめると、下記の通りになります。
ハウスメーカーが向いている人は
安心感やブランド力を重視した家づくりをしたい方
工務店が向いている人は
理想の家があり、ゼロからこだわって家づくりをしたい方
それぞれの特徴、メリット・デメリットを比較した上で、自分に合った依頼先を見つけましょう。
ハウスメーカー・工務店の選び方まとめ記事
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