- 変更日:
- 2024.08.14
家づくりのためにハウスメーカーに問い合わせてみたところ、「ハウスメーカーの営業担当者に不信感を持った」「しつこくて困っている」という体験談はよくある話です。
もちろん、親切な営業担当者であれば、オーナーの要望を優先したうえでアプローチしてくれたり、住宅プランを提案してくれたりしますが、全員がそうとは限りません。
相性もあるため、オーナーの感じ方によっては、よしあしが分かれる営業担当者もいるでしょう。
そこで、この記事ではハウスメーカーの営業担当者で困らないための参考として、以下の内容を解説します。
この記事でわかること
- ハウスメーカーの営業担当者の仕事内容
- ハウスメーカーの営業担当者を見極めるチェックポイント
- ハウスメーカーの営業担当者がしつこい時の穏便な断り方
注文住宅の契約において、ハウスメーカーの決定打に「営業担当者がよかったから」と答える方は非常に多いです。
「ハウスメーカーは気に入っているけれど、営業担当者だけが嫌…」といった理由で、理想のマイホームを遠ざけないために、この記事で営業担当者との関わり方を押さえておきましょう。
展示場予約はもちろん、あなたにあった工務店・メーカーを複数社ピックアップしたうえで、予算や間取りなどのご要望も聞き取ったうえで調整代行もいたします。
ハウスメーカーと工務店の違いやそれぞれのメリット、選び方について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
目次
1.そもそもハウスメーカーの営業担当者は何をする人?
ハウスメーカーの営業担当者は、以下の業務に対応します。
営業担当者の仕事
- 見込み客の集客
- 見込み客との商談、契約
- 施工から引き渡しまでの顧客サポート
- アフターケア
営業担当者は、ハウスメーカーと顧客をつなぐ橋渡し役として、さまざまな業務を行っています。
そのため、「予算内でどのような住宅プランが叶うのか」「どのような地震・水害対策を行えるのか」など、そのハウスメーカーに関することなら何でも質問してよいです。
しかし、営業担当者によって、得意分野やスキルには差があります。
得意分野やスキルの差の例
- 資金計画について相談できる、できない
- 外観や内装の好みが合う、合わない
- 設備や間取りの積極的な提案をする、しない
新人の営業担当者が全員劣っているわけではありませんが、やはりベテラン・中堅の営業担当者のほうが柔軟な対応をしてくれる傾向にあります。
また、ハウスメーカーの規模によって、営業担当者の体制が異なる点も念頭に置いておきましょう。
例えば、全国展開しているような大手ハウスメーカーであれば、営業担当者の数が多いため、「営業担当者を代えてほしい」と申し出た際にすぐ応じてくれます。
課題ごとに専門知識を持った担当者を付けてくれる場合も多く、より納得感のある解決策を期待できる点もポイントです。
「大手ハウスメーカーで注文住宅を建てたい」と感じたら、まずは無料のHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスをご利用ください。
あなたに合ったハウスメーカー・工務店がスマホやパソコンから簡単にわかるうえ、最大5社分の実際の住宅プラン(間取りや資金計画含む)を手に入れられます。
一般的なカタログ請求と異なり、コーディネーターが情報整理をサポートしてくれるのもポイント。営業トークは一切ありません。
初めての注文住宅に疑問や悩みはつきものです。
無料サービスを活用しながら、効率よく家づくりを進めましょう。
2.ハウスメーカーの営業担当者をチェックするポイント
ハウスメーカーでは、カタログ請求や住宅展示場で初めて接したスタッフが営業担当者に付くことが多いです。
しかし、たまたま最初に接したスタッフが、自分たちにとって最適な営業担当者とは限りません。
家づくりに真摯に向き合ってくれるかどうか、自分たちで見極める必要があります。
営業担当者を見極めるチェック項目
- オーナーの気持ちを理解してくれるか
- 補助金や土地についての知識があるか
- 話し合いの議事録を作成するか
- 親身に情報を提供してくれるか
- 追加料金を正確に教えてくれるか
以下より、それぞれのチェック項目を解説します。
2-1.オーナーの気持ちを理解してくれるか
営業担当者の仕事は、自社の利益を増やすことです。
ハウスメーカーから給与をもらう限り、自社の利益追求のために行動するのは当然のことです。
しかし、自分や自社の利益を追求するだけでは、誠実な営業担当者とは言えません。
まずは営業担当者と話し合い、自分たちの気持ちを理解しようと努める誠実さが感じられるかどうかをチェックしてみてください。
なお、実際にマイホームを建てたことがある営業担当者であれば、自身の体験から、オーナーの期待を超えるアイデアや、予算内で理想を実現する工夫を提案してくれる可能性も高いでしょう。
また、ハウスメーカーによっては、ユーザーアンケートを実施しています。
アンケート評価が高い営業担当者も、オーナーの気持ちを理解して家づくりをしてくれる傾向にあります。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
2-2.補助金や土地についての知識があるか
新しく住宅を建てるときは、国や地方自治体の補助金制度や減税制度を利用できることがあります。
新築住宅で補助金制度が適用される例
- 太陽光発電システムや蓄電池システムを導入するとき
- 二世帯住宅を建てるとき
- ZEHを建てるとき
- 長期優良住宅を建てるとき
これらの情報は都度更新されるため、自分たちだけで情報を整理するのは難しいかもしれません。
新築住宅の制度についてしっかり勉強している営業が担当に付けば、資金計画の際に情報をまとめ、お得に家を建てるプランを提案してくれるはずです。
また、土地の知識も重要です。
例えば、人気の校区や評判のよいエリアなどについて熟知している営業担当者なら、学齢期の子どもがいるオーナーや、土地柄にこだわるオーナーに、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
知識や情報の豊富さは、提案力の高さにつながるスキルでもあるため、ぜひチェックしてみてください。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
2-3.話し合いの議事録を作成するか
家づくりでは、何度も営業担当者と顔を合わせ、話し合いを行います。
話すうちにオーナーの希望が変わることや、矛盾が生じることもあるかもしれません。
営業担当者が話し合いの度に議事録を作成しているなら、希望を余さず反映した住宅プランが完成するでしょう。
単に議事録を作成しているだけでなく、話し合いが済んでいる部分を都度整理してオーナーに確認をとってくれる営業担当者なら、より安心して家づくりを任せられます。
ただし、オーナー側もなるべく議事録を取っておくことをおすすめします。
「言った」「言わない」の押し問答になってプラン作成が進まない…といったリスクを軽減させるためにも、お互いが毎回の打ち合わせに真摯に向かい合うことが大事です。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
2-4.親身に情報を提供してくれるか
親身に情報を提供してくれることも、大切なポイントです。
例えば、以下の内容を明確に伝えてくれる営業担当者は信頼できるでしょう。
親切な営業担当者が提供してくれる情報例
- 自社のメリット・デメリット
- 期間限定のお得なキャンペーン
- 家づくりの費用を抑えるコツ
特に、自社のメリットだけでなくデメリットも解説してくれる営業担当者なら、オーナーの要望を尊重した家づくりを行ってくれる傾向にあります。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
2-5.追加料金を正確に教えてくれるか
理想の家を実現させることも重要ですが、予算内で家を完成させることも重要です。
標準仕様以外の仕様を選ぶ際には、追加料金について正確に教えてくれる営業担当者かどうかもチェックしてください。
ある程度の希望を整理してから家づくりを始めても、話し合いが進むにつれ、設備や仕様が変わってしまうことはあります。
こまめに追加料金について教えてくれる営業担当者なら、予算を大幅に超過する前にプランを見直せます。
自分に合った営業担当者を見つけるには?
ハウスメーカー探しの際に、HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスをご利用ください!
ハウスメーカーとコンタクトを取る際、一般的にはオーナー側が営業担当者を指名することはできません。
しかし、本サービスなら平屋や二世帯住宅、こだわりのインテリア・外観など建てたい住宅の知識・提案経験が豊富な営業担当者へご案内できます。
要望に沿ったハウスメーカーのピックアップからサポートいたしますので、家づくりを着実に進められますよ!
3.ハウスメーカーの営業担当者に不信感を覚えた体験談
ハウスメーカーの営業担当者と接しているうちに、不信感を覚えることがあるかもしれません。
営業担当者に不信感を覚えた例
- 断っても営業担当者が家に来る
- 契約を急かす
- オーナーの意見を反映しない・覚えていない
- 他社を必要以上に悪く言う
- 予算オーバーのときに適切なアドバイスをしてくれない
以下より、それぞれの体験談の詳細を解説します。
ハウスメーカーを決める際、また、早急に営業担当者の変更を申し出るための参考にしてください。
3-1.断っても営業担当者が家に来る
断っても営業担当者が来るのは、本当に困ります。
「このハウスメーカーがよいかも」と思っていても、あまりに営業担当者の押しが強いと、別のハウスメーカーに気持ちが動いてしまう人は多いです。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
3-2.契約を急かす
焦らせないでほしい!
「住宅ローンを組むなら、早いほうがいいですよ!」と、とにかく契約を急かされました。早く家を建てるほうがよいのは理解していますが、こちらにも心の準備がいるので困惑しました。担当者さんのペースに飲まれそうなのも不安でした。
契約を急かされるのも困ります。
家は何度も建てるものではないため、十分に納得してから契約したいですよね。
とりわけ新卒で経験の少ない営業担当者は、早く結果を出そうと焦る傾向にあります。
営業担当者に不安を覚えたときは、上席者のサポートやフォローを得られるかどうか確認してみましょう。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
3-3.オーナーの意見を反映しない・覚えていない
自己主張が強すぎる…
家を建てるなら、太陽光発電システムを導入したいと考えていました。しかし、営業担当者に伝えても、「売電価格が下がっているので、メリットないですよ」と却下され、プランに組み込んでもらえませんでした。
自己主張が強すぎる営業担当者もいるようです。
すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、自己主張が異様に強い営業担当者は、新人よりもベテランに多いようです。経験豊富だからこそ、「こうすればよい」という自分の意見を押し付けるのでしょう。
何度も同じ話をするはめに…
「前回の意見がまったく反映されていない」というケースが、何度かありました。こちらの話を覚えていないことも多く、何度も同じことを説明して疲れました。
議事録を作成しない営業担当者の場合、オーナーの意見が反映されず、自分都合で話を進めてくる可能性があります。このような営業担当者では、理想のマイホームは作れませんよね。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
3-4.他社を必要以上に悪く言う
せっかくの家づくりなのに、気分が悪い!
他社と比較して情報を教えてくれるのは良いのですが、必ず悪く言うので、聞いていると気分が悪くなります。「〇社は宣伝ばかりにお金をかけているので、クオリティが低い」「まともな人なら△社を選ばないでしょう」など、根拠が不明なことばかり言っています。
自社アピールのため、他社の悪口しか言わないような営業担当者とは、客観的な話ができません。
かえってハウスメーカーへの不信感が強まり、「このハウスメーカーとは契約したくない」と考えるのではないでしょうか。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
3-5.予算オーバーのときに適切なアドバイスをしてくれない
金額はちゃんと伝えてほしい
最初に予算を伝えたのですが、いつの間にかかなりオーバーしていたみたいで、見積書をもらってびっくりしました。なぜこまめに教えてくれなかったのか、不信感が強まっています。
予算を伝えたのなら、予算オーバーのときは早めに教えて欲しいですよね。
予算オーバーを伝えるだけでなく、「予算内に収めるアドバイス」もあれば、信頼できる営業担当者といえそうです。
▶自分に合った営業担当者が付きやすいサービスはこちら(無料)
4.ハウスメーカーの営業担当者がしつこい!穏便な断り方3選
ハウスメーカーの営業担当者がしつこいときや合わないときは、契約自体を断るか、営業担当者を変更してもらう必要があります。
ここでは、ハウスメーカーや営業担当者を代えたいとき、穏便に対応するための方法を紹介します。
4-1.営業担当者の上司に担当の変更希望を伝える
営業担当者に面と向かって伝えるのは難しいものです。
誰が上司にあたるのかわかるときは、上司に直接営業担当者を代えて欲しい旨を伝えましょう。
上司が誰かわからないときは、電話で尋ねるのもよいです。
4-2.メールで変更希望を伝える
営業担当者の名刺にメールアドレスが記載されているなら、メールで「担当を別の方に代えて欲しい」と伝えてみてはいかがでしょうか。
口では伝えにくいことでも、文字なら角を立てずに伝えやすいです。
4-3.「親がすでに契約した」と架空の理由を述べる
電話やメールで断ると、「何が気に入らなかったのですか?」と理由を追求される可能性があります。
結果的に営業担当者を悪く言うことになってしまい、オーナー側が心苦しさを感じるかもしれません。
ハウスメーカーとの契約自体を断りたい場合には、「親がすでに他社と契約した」「親と同居することになった」などの架空の理由を伝えてみてはいかがでしょうか。
営業担当者の力だけではどうにもならない理由があれば、簡単に断ることができます。
5.ハウスメーカーの営業担当者と良好な関係を築く3つの方法
ハウスメーカーの営業担当者と良好な関係を築くために、ぜひ次の方法を実践してください。
営業担当者と良好な関係を築く方法
- ハウスメーカーを絞り込んでから相談する
- 他社と比較していることを率直に伝える
- 疑問点はその場で尋ねる
まず、ハウスメーカーはある程度絞り込んだうえで問い合わせるようにしましょう。
思いつく限りのハウスメーカーに問い合わせてしまうと、やり取りする営業担当者の数が増え、情報整理が大変になってしまいます。
全国に数万社あるハウスメーカー・工務店から建築依頼先の候補を絞り込むことは大変ですが、無料サービスを活用しながら効率よく気になるハウスメーカー・工務店をピックアップしてください。
そして、各ハウスメーカーには他社と比較していることを事前に伝えておきましょう。
契約するハウスメーカーが決まった際、契約を断る理由が説明しやすくなります。
また、営業担当者と話す際にはなるべく議事録を作成しておきましょう。
お互いの認識が少しでもずれてしまうと、「言った」「言わない」の押し問答になったり、理想からかけ離れた住宅プランになってしまったりするリスクがあります。
大手ハウスメーカーのような優良企業であれば営業担当者が作成してくれることが多いですが、自分たちでもメモをとっておけば、居住者同士の話し合いや細かい情報整理に役立ちますよ。
まとめ
自分たちに合った営業担当者に出会うことで、理想の家づくりを実現しやすくなります。
今回紹介したチェックポイントを参考に、よい営業担当者を見極めてください。
営業担当者が「合わない」と感じたときは早めに契約を断ったり、営業担当者を代えてもらったりして、家づくりにかける時間や労力を無駄にしないよう心がけましょう。
この記事のポイント
ハウスメーカーの営業は何をしますか?
- 見込み客の集客
- 見込み客との商談、契約
- 施工から引き渡しまでの顧客サポート
- アフターケア
詳細は「1.そもそもハウスメーカーの営業担当者は何をする人?」で解説しています。
信用できないハウスメーカーの営業担当者の特徴は?
- 断っても営業担当者が家に来る
- 契約を急かす
- オーナーの意見を反映しない・覚えていない
- 他社を必要以上に悪く言う
- 予算オーバーのときに適切なアドバイスをしてくれない
「3.ハウスメーカーの営業担当者に不信感を覚えた体験談」で詳細を確認し、ハウスメーカーを決める際、また、早急に営業担当者の変更を申し出るための参考にしてください。
ハウスメーカーの営業担当者の上手な断り方は?
- 営業担当者の上司に担当の変更希望を伝える
- メールで変更希望を伝える
- 「親がすでに契約した」と架空の理由を述べる
ハウスメーカーや営業担当者を代えたいとき、穏便に対応するための詳細な方法は「4.ハウスメーカーの営業担当者がしつこい!穏便な断り方3選」をご覧ください。
ハウスメーカー vs 工務店に関する記事
家づくりプラン一括依頼で
複数ハウスメーカーを比較!
家づくりに失敗しないためには、自分に合ったプランを提案してくれるハウスメーカーを見つけ、比較・検討すること。
そこでおすすめなのが「HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービス」です。
スマホから必要事項を入力するだけで、あなたのご要望に沿ったハウスメーカーを複数社ピックアップ。
気になるハウスメーカーを最大5社までお選びいただくと、【完全無料】で家づくりプランを一括依頼することができます。
この記事の編集者
とにかくしつこい!
住宅展示場で少し話をしたところ、何度も電話がかかってきました。まだ家を建てるかどうか決めていない時期だったため、「こちらから連絡します」と伝えたのですが、何度も電話が来るだけでなく営業担当者が家まで来て…。本当に困りました。