【注文住宅の流れ】期間や購入時の手続きを全解説!お金の流れ・注意点は?

注文住宅は、検討から引き渡しまでにおよそ9ヶ月~1年かかるといわれています。

注文住宅を建てるなら、まず「家を建てる流れ」「各工程にかかる期間の目安」を知り、しっかりとスケジュールを組むことが大切です。
この記事では、以下の内容を解説します。

この記事でわかること

  • 注文住宅購入の流れ!8つのステップと期間の目安
  • 注文住宅にかかるお金や住宅ローンの流れ
  • 注文住宅で失敗しないための注意点と手順

なるべく早い段階で流れを把握し、全体のスケジュールを組み立てることで、「今は何をすべきか」「現実的なスケジュールが立てられているか」がわかりやすくなり、効率よく家づくりを進めることができます。
理想のマイホームを建てるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

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注文住宅・分譲住宅・建売住宅などの違いが分かっていない方は「注文住宅とは」の記事もご覧ください。

1.注文住宅を購入する流れと期間の目安・必要な手続き

注文住宅を購入する流れ

注文住宅を購入する流れは上記の8つのステップに分かれています。
期間の目安としては以下のように考えるとよいでしょう。

【ステップ1~4】事前準備、ハウスメーカー・土地選び:2か月~3か月
【ステップ5~6】ハウスメーカーとの契約・詳細打ち合わせとプラン決定:3か月~4か月
【ステップ7~8】工事・引き渡し・入居:4か月~6か月

以下よりステップ1から1つずつ解説します。

1-1.【ステップ1】予算の検討

予算の検討は家を建てるうえで、最も基本となるステップです。ここで間違えてしまうと、住宅ローンの資金繰りやその後の返済が苦しくなってしまうため、注意して行いましょう。
【ステップ2】の家のイメージづくりと並行して行うのがよいため、必要な期間としては1か月~2か月程度が目安となります。

参考:住宅金融支援機構「PDF 2021年度 フラット35利用者調査

基本的な手順

自己資金と住宅ローンを合わせて、どれくらい予算がとれるか検討します。それぞれの算出方法は以下の通りです。

  • 自己資金:貯蓄や親・祖父母からの資金などを合計する。
  • 住宅ローン:月々の返済金額などから借入できる上限金額を算出する。
土地がある場合の費用相場と予算配分(土地購入が不要のケース)

土地がある場合、必要なのは注文住宅の建築費は1,000万円台~4,000万円台が一般的です。住宅金融支援機構の調べによると、注文住宅の新築費用の全国平均は3,572万円でした。

予算配分の考え方としては、以下のように考えましょう。

  • 建物の新築工事費用:全体の8割程度(本体工事費[7割]・付帯工事費[2割])
  • 諸費用(登記や保険・税金など):全体の2割程度

例えば、3,500万円の資金がある場合、新築工事費用は2,800万円、諸費用は700万円程度ということになります。

土地がない場合の費用相場と予算配分(土地購入が必要なケース)

土地購入を含めた注文住宅の新築費用の全国平均は4,455万円、土地購入費はそのうち約1,445万円(全体の約32%)を占めます。また、建築された家を土地ごと購入する建売住宅の購入費用における全国平均は3,605万円です。

上記の平均金額をもとに考えると、予算配分は以下のようになります。

  • 土地の購入費:全体の3割程度
  • 建物の新築工事費用:全体の6割程度(本体工事費[5割]・付帯工事費[1割程度])
  • 諸費用:全体の1割程度

4,500万円の予算がある場合は、土地の購入費は1,350万円、新築工事費用は2,700万円、諸費用は450万円程度ということになります。

土地購入費を安く抑えることで、建物の新築工事費用を多く確保することも可能です。土地購入費はエリアによって相場が大きく異なるため、入居後の住みやすさとコスト面のバランスを取りながら考えましょう。

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1-2.【ステップ2】家のイメージづくり・希望条件の整理

予算が明確になったら、どんな家に住みたいかというイメージを作りましょう。
ハウスメーカー・工務店に相談する前に、事前に一緒に住む人で話し合って、イメージ希望条件がある程度決まっていると家づくりがスムーズに進みます。

具体的には以下のポイントを押さえておきましょう。

ポイント:家のイメージづくり・希望条件の整理

  • 家の外観・内装や間取り、広さのイメージをもつ
  • こだわりたい場所はあるかを考える
  • 将来的な要望があるかを考える(二世帯住宅・介護・バリアフリー・部屋数の変動など)
  • 住みたいエリアや通勤・通学時間の条件を整理しておく

家のイメージやこだわりたい場所などが思いつかない場合は、以下の例のように、今の住まいで不満に感じる点を考えてみるのがおすすめです。

  • 「テレワークの場所がない」→仕事とプライベートが両立できる間取りがいい。
  • 「収納が足りない」→玄関収納やウォークインクローゼットを作りたい。
  • 「駐車場が狭い」→複数台置ける駐車スペースや、洗車や整備ができるガレージが欲しい。
  • 「地震や災害が不安」→耐震性が高く、自家発電のできる家にしたい。
  • 「部屋が足りない、または余る」→ライフスタイルや家族構成に合わせて臨機応変に使える間取りにしたい。

また、外観・内観のイメージをもつためには、ハウスメーカー・工務店等のホームページで気に入る画像をピックアップしてみると参考になります。
頭の中には鮮明なイメージがあるのに、相手に言葉で伝えられないときにも役立ちますよ。

この時点で、イメージや希望条件を具体的にしておくことで、理想とのギャップが生じず、後悔しないマイホームづくりを進めることができます。

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あなたの要望に沿ったハウスメーカー・工務店の住宅プランのみを比較検討できるうえ、「この項目、他社はどうなっているんだろう」「この設備は他社もついているのかな?」といった疑問をすぐに解決できます。

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1-3.【ステップ3】ハウスメーカー・工務店選び、土地探し

ハウスメーカー・工務店選び

理想の家づくりをするためには、ご自身にとって相性の良いハウスメーカー・工務店を選ぶことが重要です。各社の特徴や強みを比較して、依頼したいハウスメーカー・工務店を絞り込んでいきます。

ハウスメーカーは品質に安心感があり、工場で材料をプレカットするので工期が短い傾向があります。また、モデルハウスの見学ができること、アフターサービスが充実している点も強みです。

地域密着型の工務店は、低予算で家を建てられる傾向はありますが、会社の規模や品質を見極めるのが難しいのがデメリットです。

また、デザイン性を追求したい方には、設計事務所という選択肢もありますが、施工会社の技術力や質が見えない場合も多く、予算が上がってしまう傾向があるというデメリットもあります。

土地探し

家を建てる土地が決まっていないときには、ハウスメーカー・工務店選びと並行して土地探しも行うことが大切です。
土地を先行して購入してしまうと、土地代と建物の新築工事費のバランスをとるのが難しくなってしまいます。しかし、ハウスメーカー・工務店選びと並行して行うことで、予算配分を間違えずに家づくりを進めることができます。

また、土地探しは、インターネットや自分の足で探す以外に、以下の方法があります。

  • 不動産会社に依頼して探す
  • ハウスメーカー・工務店に依頼して探す

一つの方法に絞るのではなく、複数の方法で探すことで幅広く土地を見ることができます。
また、その際には「気になるハウスメーカー・工務店に依頼する方法」を組み合わせるのがおすすめです。

ハウスメーカーで理想の土地が見つかれば、その後の手続きが1つの窓口で完結するうえ、土地の形状に合った間取りプランや設備の提案も素早く対応してくれるため、家づくりをスムーズに進めることができます。

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1-4.【ステップ4】間取りプラン・見積もりの提示と比較

気になるハウスメーカー・工務店から間取りプラン(建築プラン)・見積もりの提示を受け、比較して絞り込んでいきます。
手順としては、以下の通りです。

  1. 候補となるハウスメーカー・工務店を複数社に絞る
  2. 予算・要望・建築予定地を伝え、間取りプランと見積もりの作成を依頼する
  3. 各社の間取りプラン・見積もりを比較して1社に絞り込んでいく

概算の見積もりを出してもらうのではなく、家づくりの要望をしっかり反映した間取りを考えてもらい、現実的な見積もりを出してもらうことで、のちに予算オーバーするリスクを軽減できます。
また、1社ではなく複数の会社に申し込んでイメージや費用を比較すると、自分に合った会社を選びやすくなります。

ハウスメーカー・工務店を絞り込む過程は、満足ができるマイホーム新築のために一番大切なステップです。しかし、1社ずつ間取りプランと見積もりの作成を依頼するのはなかなか大変ですし、手に入れたところで何をどのように比較したらよいのか迷うこともあるでしょう。

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1-5.【ステップ5】工事請負契約(本契約)の締結

1社に決めたハウスメーカー・工務店と工事請負契約(本契約)を締結します。
工事請負契約は、マイホームの建築を依頼された建築会社が工事を完成させることを約束し、また依頼人は完成に対しての報酬を支払うことを約束するものです。

多くのハウスメーカー・工務店によっては、工事請負契約(本契約)の締結前に「仮契約(申し込み)」を行い、数万~十数万程度の申込金を支払います(のちに建築費に充当されます)。

仮契約には正式な効力はなく、キャンセルは可能です。しかし、工事請負契約(本契約)は正式な契約となるため、キャンセルには手付金などが発生します。大きな決断となることをしっかりと理解しておきましょう。

工事請負契約(本契約)前の注意点

  • 工事請負契約書の内容をしっかり確認し、疑問が全くない状態にしておく。
  • 工事のスケジュール、代金の支払い時期、キャンセルに関する規定を確認しておく。

とりあえず契約締結を進めようとする相手には注意・・!

「とりあえず契約してから細かいことを決めましょう」などと言うハウスメーカーは避けたほうが賢明です。
費用内で可能な外壁材や設備の選択肢を明確にし、「この家をこの金額で建てます」というのを明確にしないと、後からどんどん費用が上がってしまう可能性があります。

工事請負契約(本契約)後にどこまで内容を変更できるのかについては必ずよく確認してください。

1-6.【ステップ6】建築プランの詳細打ち合わせと決定

工事請負契約(本契約)の締結後、ハウスメーカー・工務店と細かな建築プランの詳細打ち合わせを行います。その際に話し合うのは、以下のような項目です。

  • 間取りの詳細
  • 住宅設備・建材・建具・内装/外観デザインなどの決定
  • 着工日や地鎮祭などの日取り
  • 住宅ローン本審査などの確認

また、着工前にハウスメーカー・工務店は、建築確認申請も進めます。
建築確認申請とは、建てる家が建築基準法などに適合しているかどうかを確認する申請です。自治体に申請する必要があり、完成した図面やその他の書類をそろえて提出します。建築確認済証の交付を受けることで、着工可能となります。

1-7.【ステップ7】着工

いよいよ、新築工事の着工が始まります。着工前に以下のことをすませておきましょう。

着工前にやるべきこと

  • ご近所に挨拶回り
  • ホームインスペクションの検討

着工前には、ご近所に挨拶回りをしましょう。新築工事が始まると、騒音や通行止めなどでご迷惑をおかけすることになります。タオルや洗剤などを持参して、ご挨拶とお詫びの気持ちを伝えることで、今後を含めたお付き合いを円滑にスタートすることができます。

また、専門知識のあるプロに工事のミスがないかをチェックしてもらいたい方は、工事前に第三者機関である「ホームインスペクション」の利用も検討し、依頼しましょう。

そして、着工後には以下のことを進めます。

着工後にしておくべきこと

  • 工事の見学と確認
  • 引っ越しの準備
  • 新居で必要な家具や家電の購入
  • 火災保険や外構工事業者の検討

新居の準備はもちろん、工事の状況を確認することも大切です。工事の進捗が遅れれば、引き渡し・入居が遅れてしまいます。
また、工事している内容と図面に違いがないかを確認することも非常に重要です。コンセントの位置や窓の高さ・大きさなど、細かな点も確認しておくと、後のトラブルを回避できます。

家づくりのとびらコラム

地鎮祭・上棟式とは

施主が希望する場合は、着工前に「地鎮祭」、柱・棟・梁などの建物主要部分が完成した際に行う「上棟式」を行います。上棟式は、最近は開催する人が減りましたが、地域によっては飲食をふるまったり餅をまいたりすることもあります。あまり体験できないセレモニーなので、開催してみると家族のいい思い出になるかもしれませんね。

1-8.【ステップ8】竣工・引き渡し・入居

竣工して建物が完成したら、自治体への建築確認申請に基づく「完了検査」を受けます。
また、建物の引き渡し前には、図面どおりに問題なく家が建てられているか施主が立ち会ってチェックします。

傷や汚れ、扉の動きがスムーズでない場所など、気になる場所があれば遠慮なく伝えて直してもらいましょう。引き渡し後に指摘した場合、追加の工事費用が発生する可能性があります。

引き渡し日には、金融機関から住宅ローンが実行されて建築代金を支払い、建物があなたの名義で登記され、鍵や保証書等を受け取って説明を受けます。
その後、入居が可能となり、引っ越しを済ませて、新築マイホームでの生活が始まります。

以上が注文住宅の大まかな流れです。
スケジュールやプラン内容は一人ひとり異なるため、家づくりを進める途中で「次は何をやったらいいの?」「何か見落としていないか不安…」と感じることもあるでしょう。

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2.注文住宅のお金の流れ!お支払い回数・ローンの組み方は?

注文住宅を建てるときに避けて通れないのが「お金の流れ」です。
「注文住宅の支払い回数・スケジュール」と「住宅ローンの利用方法」を合わせて見ていきましょう。

2-1.注文住宅のお金の流れと費用の種類

注文住宅のお金の流れ

注文住宅を新築する場合、上記のようなお金・住宅ローンの流れとなります。注文住宅に必要な費用は大きく考えると以下の2つに分かれます。

  • 土地の購入費(土地がある場合は不要)
  • 家の新築工事費

なかでも、家の新築工事費は下記3種類に分けられます。

本体工事費用
基礎や構造体、外壁や内装、設備などにかかる費用。一般的に建築費と言われる。工事費全体の7割程度が目安。
付帯工事費用
庭やアプローチなどの外構工事や、屋外給排水工事など。工事費全体の2割程度が目安。
諸費用

住宅ローン手数料など、建物工事以外にかかる費用のこと。工事費全体の1割程度が目安(100万~150万円程度かかることが多い)。

※建て替えの場合は、この他に旧宅の取壊し費用がかかります(木造なら4万~5万円/坪程度)。

例えば、ハウスメーカー・工務店の営業担当者に「建築費は2,000万円です」と言うのは、ほとんどの場合、「本体工事費」のみを意味します。そこに「付帯工事費」「諸経費」は含まれていないため、注意しておきましょう。

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2-2.注文住宅の支払いは3~4回の分割払い

家を建ててから入居するまでに発生する支払いのタイミングを把握しておきましょう。
注文住宅の場合、3~4回に分けて建築費を支払うのが一般的です。

支払回数・代金の割合は建築会社によっても多少異なりますが、例えば次のようなスケジュール・比率になります。

  • 工事請負契約時(本契約)締結時:建物代金の約5~10%
  • 着工時:建物代金の約30%
  • 上棟時(建物の骨組みが完成した時):建物代金の約30〜40%
  • 引き渡し時:建物代金の約30%

注文住宅では、ハウスメーカー・工務店に「いつ、どこに、どれだけ支払えばよいのか」というスケジュールやタイミングを確認しておくことが大切です。資金計画についてもしっかりと相談に乗ってくれるハウスメーカーを選ぶようにしましょう。

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2-3.住宅ローンの組み方

住宅ローンの融資を受けるためには、「事前審査(仮審査)」「本審査」に通る必要があります。

事前審査(仮審査)とは

事前審査(仮審査)では、年収や勤続年数などをもとに、融資できるかどうか審査されます。事前審査の時点では、建築会社や間取りなどは「仮決め」の状態でもかまいません。この時点で提案されている間取り図や見積書を提出して、簡易的な審査を受けます。

【ステップ4】間取りプラン・見積もりの提示と比較」の中で、事前審査を済ませておきましょう。

本審査とは

住宅ローンの本審査を受けるのは、新築工事を依頼するハウスメーカー・工務店と建築請負契約を締結後、詳細設計プランがはっきりと決まり、建築確認申請が下りたら、本審査の書類を提出します。
【ステップ6】建築プランの詳細打ち合わせと決定」ののちに、速やかに手続きを進めましょう。

手順としては、「工事請負契約」や「建築確認済証」の写しを金融機関に追加で提出し、より詳細な審査を行います。
仮審査に通っていても、転職や借入状況の変化などがあると本審査に通過しないこともあるので注意が必要です。

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注文住宅の資金計画を考える際には多くの専門知識が必要になるため、自分たちだけで行うのはなかなか骨が折れます。

まずはHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスであなたの予算に合ったハウスメーカー・工務店を調べ、その中から複数社の実際の住宅プランを見比べてみてください。

あなたが建てようとしている家の費用相場や、各社の提案内容の違いがわかるため、家づくりの資金計画が一気に立てやすくなりますよ!

一般的なカタログ請求と異なり、わからないことがあったらコーディネーターにすぐ相談できるので、情報の収集や整理の時短にもなります。

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家づくりのとびらコラム

つなぎ融資・分割実行とは

「住宅ローン」は基本的に、建物が完成したときに実行されます。なぜなら住宅ローンは、土地と建物を合わせて担保にするからです。
着工金や中間金まですべて自己資金で用意できる方は少数派です。建物完成前の「着工金」「中間金」や土地代金に住宅ローンが使えないため、自己資金が足りない場合は困ってしまいますね。

そこで、このようなときに利用できるのが住宅ローンの一種であるつなぎ融資「分割実行」です。
簡単に説明するならば、住宅ローンの前借りのようなものです。
「つなぎ融資」は家が完成するまで金利だけを支払い、家が完成したら住宅ローンに一本化されます。
「分割実行」は住宅ローンの一部を前払いしてくれる商品です。

「つなぎ融資」や「分割実行」はすべての金融機関で扱っているわけではありません。また、信用力の高いハウスメーカー・工務店でないと利用できない場合もありますので、事前に相談しておきましょう。

3.注文住宅で失敗しないための注意点5つ

理想のマイホームを新築できる注文住宅ですが、いざ建てる際には5つの注意点があります。具体的なポイントを含めて解説します。

3-1.スケジュールに余裕を持って早めに動く

注文住宅は家の検討を始めてから完成までは、早くて9か月~長くて1年少しほどかかります。そのうち、工事期間は、40坪くらいまでの木造2階建てなら3~6ヶ月程度です。
また、台風が来てしまって工事が予定通り進まないといったこともあるので、スケジュールに余裕をもって早めにスタートすることが重要です。

3-2.本契約前には念入りに確認を!

注文住宅を建てる場合、本契約の締結は非常に重要な局面となります。大切な本契約前に注意すべきことは以下の通りです。

建築プランは土地条件、希望条件に合っているか

どんなに理想的なプランでも、実際に実現できるものでなければ意味はありません。
以下のポイントをチェックしておきましょう。

確認すべきポイント

  • 設計士による実現可能な間取りプランかどうか
  • 土地の形状、建ぺい率・容積率などの条件をクリアした間取りプランか
  • オプション仕様による追加費用の発生など、見積もり変更はないか
住宅ローンの借り入れは確実?車購入などは控える

住宅ローンの事前審査(仮審査)が済んだ後に、車購入などで新たなローンを借り入れしていませんか。
本審査では、その時の借り入れ状況が反映されるため、状況が変わった方は注意が必要です。ローンの借り入れ状況によっては、希望の借入金額を調達できなくなってしまいます。
住宅ローンの借り入れが終わるまでは、なるべく新しいローンを組まないようにしましょう。

見積書は細かな点を確認!

見積書は、総額から明細まで細かく確認します。ポイントとなるのは「一式」と書かれたものの内訳です。
また、同時に追加費用が発生しているものについては、本当に必要なものなのかを確認しましょう。

口頭のみの確認はNG

口頭のみの確認は、のちのトラブルのもとです。できる限り、しっかりと形に残しておく必要があります。営業担当者と口頭で確認したことは、しっかりと契約書や仕様書に反映されているかを確認しましょう。

本契約後のキャンセル条件の確認

工事請負契約(本契約)のあとでキャンセルをする際の条件を確認します。キャンセル条件は契約書に明記されているため、締結前に必ず確認してください。

ホームインスペクションの利用を検討

第三者のプロが住宅診断を行う「ホームインスペクション」ですが、一番効果的なのが、新築工事の最中から確認をしてもらうことです。基礎や構造体など、住宅の根幹となる部分の工事に間違いがないかを確認できることは大きなメリットです。
そのため本契約前に手配し、ハウスメーカー・工務店にも話を通しておきましょう。

3-3.追加費用・工期延長に注意

追加費用の発生に注意!

本契約後に追加費用が発生することは、珍しいことではありません。変更契約を結ぶことで、費用が変更されます。追加費用が発生しがちなケースとして、以下の変更や追加があげられます。

  • 地盤調査後の土地改良工事の追加
  • 間取り変更
  • ドアや窓、収納棚、収納扉の追加
  • 水回りや設備のグレードアップ
  • 照明や内装デザインなどの変更
工期が延びた場合はどうなる?確認しておく!

新築工事は天候や工事の進捗状況によって、工期が延びる可能性は少なくありません。そのため、事前に工期が延びた場合にどのような補償を受けられるのかという点について、確認しておきましょう。
工期は引っ越し時期にも大きく関係し、場合によっては、仮住まいの手配が必要になるケースもあります。
なるべく早い段階で、確認し、焦らないように心積もりしておきましょう。

3-4.新築費用はなるべく予算内に収める

注文住宅を検討していると、魅力的なオプションや設備などをどんどん追加したくなって、予算オーバーになるケースが多くみられるため、注意が必要です。

そこで、まず大切なのは余裕のある資金計画を立てることです。
住宅ローンは「借りられるだけ借りる」のではなく「無理なく返せるだけ借りる」と考えるのが安心です。また、諸費用まで含めて予算におさまるように計画しましょう。

また、予算が厳しいときは、次のような設計の工夫でコストを抑えることが可能です。

シンプルな形状にする

延床面積が同じでも、建物を真上から見たときに凸凹が多い間取りの家は、作業工程や材料費が増えてしまいます。費用を抑えたいなら、シンプルな長方形の家が有利です。

窓を小さくする・建具を減らす

窓は積み重なると大きな金額になります。見直せる部分がないかどうか検討しましょう。
「掃き出し窓(床まである窓)」よりも腰高の窓の方がコストは安くなります。ただし、コスト重視で日当たりや風通り、使い勝手の悪い家にならないように注意が必要です。

部屋数や壁・扉などの建具を減らす

部屋の数を減らして扉や壁を減らす、ウォークイン収納の扉を付けないで下がり壁にするなどすると、コストダウンになります。

規格住宅(セミオーダー)住宅も検討する

セミオーダーは数百の間取りパターンの中から希望のプランを選んで家づくりをするもので、完全自由設計(フルオーダー)に比べると予算を抑えられます。間取りパターンも決められた選択肢の中から選びますが、特殊な形の土地ではぴったりのプランが見つからない可能性があります。

3-5.自分に合ったハウスメーカー・工務店を見つける

注文住宅を建てるときに最も大切なことは、自分に合ったハウスメーカー・工務店を見つけることです。
良い建築会社を見つけるため、「品質」「提案力」「コスト」「担当者」の4つの面をしっかり見極めましょう。

(1)品質

長く住むことを前提とするマイホームだからこそ、高品質で住み心地の良い家を作ってくれる会社という条件は外せません。
自社の品質や技術力の高いハウスメーカーは、モデルハウスや施工現場・完成物件を見せてくれるケースが多いため、できれば実際に見て確認しましょう。

(2)提案力

施主の要望を反映した間取りを提案してくれる、設計力の高いハウスメーカー・工務店を選ぶことが大切です。
気になる会社の作る間取りプランを比較して、使いやすい間取りやおしゃれなデザインを積極的に提案してくれる会社かどうかを見極めましょう。

(3)コスト

建築にかかる費用は、マイホーム新築において大切な要素です。予算内に収まるかどうか冷静に判断しましょう。その際には、長期的なメンテナンスのコストも考慮に入れてください。
建築費が割高だったとしても、長持ちする素材や、メンテンナンスのいらない建材などを選ぶほうが長期的には低コストかもしれません。

また、保証・アフターサービス面が充実したハウスメーカーは、維持費の軽減にもつながります。

(4)担当者

ハウスメーカー選びは大事ですが、それと同じくらい、『良い担当者』に出会えるかどうかが重要です。
この『良い担当者』の基準は一概に言えませんが、専門的な知識や経験の豊富さだけでなく、人柄や性格の相性も大きな要素となります。

注文住宅は何回も打ち合わせを繰り返して詳細を決めていくので、コミュニケーションが円滑でないと理想の家が実現しません。
「ハウスメーカーは気に入っているけれど担当者がどうしても合わない・・」という場合は、早めに担当者の変更を依頼しましょう。

自分に合った営業担当者を見つけるには?

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ハウスメーカーとコンタクトを取る際、一般的にはオーナー側が営業担当者を指名することはできません。
しかし、本サービスなら平屋や二世帯住宅、こだわりのインテリア・外観など建てたい住宅の知識・提案経験が豊富な営業担当者へご案内できます。

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まとめ

それではおさらいです。
後悔しない注文住宅を建てるために、まずは流れを把握することが大切です。本記事では、以下の8つのステップをご紹介しました。

【ステップ1】予算の検討
【ステップ2】家のイメージづくり・希望条件の整理
【ステップ3】ハウスメーカー・工務店選び、土地探し
【ステップ4】間取りプランの提案、見積もりの比較
【ステップ5】工事請負契約(本契約)の締結
【ステップ6】建築プランの詳細打ち合わせと決定
【ステップ7】着工
【ステップ8】竣工・引き渡し・入居

そして、注文住宅で失敗しないための注意点は次の5つでした。

  • スケジュールに余裕を持って早めに動く
  • 本契約前には念入りに確認を!
  • 追加費用・工期延長に注意
  • 新築費用はなるべく予算内に収める
  • 予算の中でマイホームを実現する

条件にあうハウスメーカーを効率的に絞り込み、理想の家を最短距離で手に入れてくださいね。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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