- 変更日:
- 2024.09.05
注文住宅とは、自分で選んだハウスメーカーや工務店と「建築工事請負契約」を交わして建てる新築住宅のことです。
新築住宅を検討しだしたとき、「注文住宅・建売住宅・分譲住宅のどれにするか迷う…」という方も多いのではないでしょうか。
注文住宅 | 間取りや外観を自由にデザインして建てられる |
---|---|
建売住宅 | 土地と新築住宅をセットで購入できる |
分譲住宅 | 分譲地と新築住宅をセットで購入できる |
結論から言うと、新築で家を買うのであれば、一番のおすすめは注文住宅です。
費用が割高なイメージや、住宅プランを立てるのが難しそうなイメージがあるかもしれませんが、無料の相談窓口を活用すれば、費用を抑えながら自分の思い描いた理想の住宅を実現することができます。
とはいえ、各住宅の違いを知って、納得したうえでご自身に合う住宅を選ぶことは大事です。
そこで、この記事では自分に合う住宅を知るために役立つ情報をまとめました。
この記事でわかること
- 注文住宅とは何か、建売・分譲住宅との違い
- 注文住宅のメリット・デメリット
- 後悔しない注文住宅を建てるためのコツ
ぜひ最後までお読みいただき、理想に近いマイホームを実現させる参考にしてください。
家づくりを検討し始めたら「HOME4U(ホームフォーユー)家づくりのとびら 」で情報収集を始めましょう。
1.注文住宅とは?
冒頭でもお伝えしたとおり、注文住宅とは、自分で選んだハウスメーカー・工務店(施工会社)と「建築工事請負契約」を交わして建てる新築住宅です。
新しく購入する土地やすでに保有している土地に、間取りや外観を自由にデザインして建てることができます。
建物の高さや建ぺい率など、法的あるいは地域のルールによる規制は受けますが、建売住宅や分譲住宅よりずっと自由度が高く、自分の思い描く理想どおりの住宅に仕上がりやすいのが特徴です。
住宅の種類 | 価格 | 完成までの期間 | 自由度 |
---|---|---|---|
注文住宅 | △ | 9か月~1年ほど | ◎ |
建売住宅 | 〇 | 3か月ほど | × |
分譲住宅 | 〇 | 3か月ほど | △ |
建売住宅や分譲住宅は完成前から売り出すことが多く、契約から3か月程度で入居できるのが一般的です。
一方、注文住宅は、土地探しからおこなうと1年程度、すでに土地が決まっているときでも半年はかかるため、時間に余裕がないと建てられません。
また、注文住宅は他と比べ費用がかさみやすい点にも注意が必要です。
地盤調査の結果、家を建てる土地の地盤が弱い場合は地盤改良工事が必要になったり、こだわりが強ければ強いほど設計費がかさんだりします。
ただし、注文住宅には標準仕様が決まっているケースが多く、標準仕様どおりの家であればある適度の住宅性能は確保されるよう工夫しているハウスメーカー・工務店が多いです。
最新の設備を取り入れたい場合や、気に入った設備が標準仕様ではない場合は追加オプションとして別途費用がかかることになるため、予算と照らし合わせながら取捨選択をしていく必要があります。
優良なハウスメーカー・工務店であれば、あなたの家づくりに対する要望をしっかり聞きながら、予算内で住宅プランを組んでくれるはずなので安心してくださいね。
2.注文住宅と建売・分譲の大きな違い
ここでは、建売住宅や分譲住宅と注文住宅の大きな違いを見ていきましょう。
2-1.建売住宅との違い
建売住宅とは、土地と新築住宅をセットで販売する住宅形式のことです。
完成した状態、あるいは完成より3か月以上前に販売されることが多く、購入したのち早い段階で住むことができます。
購入してすぐに住めるため、新居での生活を急いでいる方や、建物に対してあまりこだわりのない方に適した住宅です。
また、建売住宅は万人向けのデザイン・間取り・設備であることが多いです。
そのため、個性的とは言い難いものの暮らしやすく、自分で間取りやデザインを決めることに不安がある方にも適しています。
2-2.分譲住宅との違い
分譲住宅とは、分譲地と新築住宅をセットで販売する住宅形式です。
整地のみ終わった状態で販売することもありますが、すでに住宅を建てた状態で販売されることもあります。
分譲地として販売されるときでも、自由に住宅プランを組めるわけではありません。
基本的には、日当たりや分譲地全体の調和などを考慮して作成された設計図に基づいて家が建てられます。
ただし建築前であれば、外壁・フローリングの色、2階の部屋数、トイレ・浴室・システムキッチンの設備などはいくつかの選択肢から選べることもあります。
タイミングにもよりますが、建売住宅よりは自由度が高いといえるでしょう。
なお、住宅の販売会社によっては、建売住宅と分譲住宅を区別せずに扱っていることもあります。
「建売住宅」を記載されていても、実際は分譲地に建った分譲住宅で、間取りや外観などを選択できるケースもあるため注意が必要です。
3.注文住宅の種類
自由に住宅を建てたいときには注文住宅を選択しますが、注文住宅にもいくつか種類があります。
それぞれ自由度や完成までの時間などが異なるため、事前にチェックしておきましょう。
住宅の種類 | 価格 | 完成までの期間 | 自由度 |
---|---|---|---|
フルオーダー住宅 | △ | 9か月~1年ほど | ◎ |
セミオーダー住宅 | 〇 | 2~6か月ほど | 〇 |
規格(企画)住宅 | ◎ | 2~6か月ほど | △ |
以下より1つずつ詳細を解説します。
3-1.フルオーダー住宅
価格 | △ |
---|---|
完成までの期間 | 9か月~1年ほど |
自由度 | ◎ |
フルオーダー住宅とは、間取りから外観、細部に至るまですべて自由に決めるタイプの注文住宅です。
一般的に注文住宅といえば、フルオーダー住宅を指します。
すべての仕様・設備などを自由に決められる分、価格も高額になりがちですが、予算や時間にこだわらなければ、細かな部分まで自由に決められます。
実現したい住宅が明確に決まっているときにはおすすめです。
3-2.セミオーダー住宅
価格 | 〇 |
---|---|
完成までの期間 | 2~6か月ほど |
自由度 | 〇 |
セミオーダー住宅とは、いくつかのパターンから選択して住宅を作り上げていくタイプの注文住宅です。
好みに合う選択肢があれば、満足度の高い住宅を建てられます。
資材や設備などのメーカーがすでに決まっているため、比較対象が少なく、短時間で住宅に対する決定事項をすべて判断できる点も特徴です。
また、メーカーからまとめて資材・設備を購入するため、割安で利用できることもあります。
3-3.規格(企画)住宅
価格 | ◎ |
---|---|
完成までの期間 | 2~6か月ほど |
自由度 | △ |
規格(企画)住宅とは、インテリアや間取り、外壁などをいくつかのパターンから選択して作り上げるタイプの注文住宅です。
パターンから選択するのはセミオーダー住宅と同じですが、セミオーダー住宅よりも選択できる幅が狭く、自由度は低めです。
また、特定のメーカーからまとめて資材・設備を購入するため、フルオーダー住宅やセミオーダー住宅よりも安く建てられます。
以上が、フルオーダー住宅・セミオーダー住宅・規格住宅の各特徴ですが、これらにははっきりとした定義がなく、ハウスメーカー・工務店によってその位置づけはバラバラです。
自分たちでどれくらい決めていきたいのか、絶対に外せない条件は何なのかなどを事前にハウスメーカー・工務店に伝えておきましょう。
自分たちの要望や条件を整理しきれていない方は、一度無料オンライン相談サービス「HOME4U 家づくりのとびら 」にご相談ください。
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4.注文住宅のメリット
注文住宅には、次のようなメリットがあります。
注文住宅のメリット
- 間取りや外観デザインの自由度が高い
- 建設中の様子を確認できる
- 理想を実現しやすい
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
4-1.間取りや外観デザインの自由度が高い
建売住宅・分譲住宅に比べ、注文住宅は間取りや外観デザインの自由度が高いです。
フルオーダー住宅はもちろんのこと、自由度が低めのセミオーダー住宅や規格住宅であっても、好みの間取りや外観の住宅商品を選べば、手間をかけずに希望する住宅に仕上がります。
4-2.建築中の様子を確認できる
すでに工事が進んでいる建売住宅とは異なり、注文住宅では設計が完成してから着工します。
そのため、建築中の様子をはじめから確認でき、予想したものと異なるときは早めに修正・変更を依頼できます。
場合によっては追加費用が発生することもありますが、完成してから変更するよりは手間や時間がかかりにくいでしょう。
4-3.理想を実現しやすい
一から住宅プランを立てられるので、自分の理想を反映しやすいのもメリットでしょう。
ハウスメーカー・工務店はそれぞれ強みや特徴が異なるため、注文住宅を建てる際には、自分の理想を強みとしているハウスメーカー・工務店を選んでくださいね。
また、各ハウスメーカーでは、注文住宅のイメージが付きやすいよう「住宅商品」を用意している企業が多いです。
住宅商品はプロの建築士が機能や美しさにこだわってプランニングしているため、見た目だけでなく暮らしやすさも追及されています。
すべての仕様や設備を自分で選ぶのは難しいという方は、各ハウスメーカー・工務店の公式HPから住宅商品を確認してみるのもよいでしょう。
5.注文住宅のデメリット・対策
注文住宅には注意すべき点もあります。
とりわけ次の点は、デメリットになる可能性があります。
注文住宅のデメリット
- コストが高くなることがある
- 完成までに時間がかかる
- 何度も打ち合わせが必要
それぞれの点について、対策とともに見ていきましょう。
5-1.コストが高くなることがある
建売住宅や分譲住宅と比べると、注文住宅はコストが高くなることがあります。
とりわけ分譲住宅はまとめて複数戸の住宅を建てるため、資材や設備の単価を抑えやすくなりますが、注文住宅は一戸ごとに資材・設備を取り寄せるため割高になる可能性があるでしょう。
また、フルオーダー住宅では、建築士に希望を伝えて、独自に設計をしてもらいます。建築費に設計費も加算されるため、さらに高額になることもあります。
ただし、注文住宅でもセミオーダー住宅や規格住宅、住宅商品を選べばコストを抑えることが可能です。
近年ではローコストハウスメーカーや、1,000万円台の注文住宅商品も出てきているので、そちらも検討してみましょう。
5-2.完成までに時間がかかる
すでに工事や住宅プランが進んでいる建売住宅・分譲住宅と比べると、注文住宅は土地探しや設計から始めるため、どうしても完成までに時間がかかってしまいます。
少しでも時間を短縮したい方は、セミオーダー住宅や規格住宅を選択したり、相談窓口を利用して、注文住宅のプロに注文住宅に関する基礎知識やハウスメーカー・工務店探し、土地探し、資金計画、間取りづくりなどをサポートしてもらったりするとよいです。
5-3.何度も打ち合わせが必要
注文住宅では、設計士に希望を伝えて、図面やCGなどで視覚化してもらいます。
一度ですべての希望を図面に反映してもらえるとは限らないため、何度も設計士と打ち合わせしなくてはいけません。
また、設計図が完成しても、それで終わりではありません。
設備や資材などを一つひとつ選んでから、ようやく着工となります。着工後もハウスメーカー側から連絡が来ることがあるため、仕事などが忙しい方にとっては大きな負担となるでしょう。
打合せ前の予習として、あらかじめ注文住宅の基礎知識を整理しておけば、相互の理解が早く済み、打ち合わせの短縮につながるかもしれません。
6.注文住宅で後悔しない コツ
注文住宅は理想を実現しやすいというメリットはありますが、建売住宅や分譲住宅と比べると手間や時間、費用がかかる点に注意が必要です。
時間や費用を無駄にしないためにも、後悔しない注文住宅を建てるコツを押さえておきましょう。
主なコツとしては、次のものが挙げられます。
注文住宅で後悔しないコツ
- 実現したい希望を具体的に書き出す
- イメージに近い画像や間取り図を担当者に見せる
- 注文住宅のプロに相談する
それぞれのコツを説明します。
6-1.実現したい希望を具体的に書き出す
ハウスメーカー・工務店の担当者や建築士と打ち合わせをするときは、どのような住宅を希望するのか、事前に書き出しておきましょう。
注文住宅の希望例
- 個室は4つ以上
- 主寝室は1階
- トイレは2つ
- 階段はリビングの中
上記のように具体的に書き出しておくと、ハウスメーカー・工務店側も要望を理解しやすくなります。
また、ハウスメーカー・工務店との打合せ前には、どのような住宅にしたいのか、一緒に住む人みんなで話し合って意見をまとめておくことも大切です。
外観やリビングの広さ、フローリングの色なども、家族の意見を反映することでより満足度の高い住宅が仕上がります。紙に希望を書き出し、リスト化しておくことで、担当者への伝え忘れや誤解なども回避しやすいですよ。
この希望に優先順位をつけておくと、なおよいです。
予算によってはすべての希望を実現できない可能性があります。優先順位をつけておくと、予算オーバーしそうなときに対応しやすくなります。
6-2.イメージに近い画像や間取り図を担当者に見せる
希望する外観デザインや内装などをうまく言語化できないことがあります。
「もう少し広く……」「ちょっと明るめのホワイトで……」と、具体性に欠ける言葉を使って担当者に説明するよりは、イメージに近い写真や間取り図を見せて希望を伝えるほうが、思い描くおしゃれな注文住宅に仕上げられます。
インターネットで画像検索をして、希望に近いデザインや設備を探したり、ハウスメーカーからカタログを取り寄せたりすることで、頭の中にあるイメージに近い画像を見つけてみてはいかがでしょうか。
6-3.注文住宅のプロに相談する
自由度の高さが魅力の注文住宅ですが、自由度が高すぎて何から手がけてよいか迷うこともあります。
どのように間取りや外観デザイン、設備を選べばよいかわからないときや、そもそもどのハウスメーカー・工務店がが自分に合っているのかわからないときは、ぜひ無料オンライン相談サービス「HOME4U 家づくりのとびら」をご利用ください。
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7.注文住宅を建てる流れ
最後に、注文住宅を建てる流れをお伝えします。
注文住宅の流れ
- 予算の検討
- 希望条件の整理
- ハウスメーカー・工務店選び、土地探し
- 仮プラン作成、見積もり
- 工事請負契約の締結
- プランの打ち合わせ、決定
- 着工
- 竣工
注文住宅の流れは建売住宅や分譲住宅と比べ、工程が多いです。
その分やることも多いため、注文住宅のプロに相談しながら、効率よく計画を立ててみてくださいね。
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まとめ
新築住宅には、主に注文住宅・建売住宅・分譲住宅の3つの選択肢があります。
自由度が高く、より希望を実現しやすいのが注文住宅です。
注文住宅は費用が高めで手間・時間がかかるとされていますが、セミオーダー住宅や規格住宅を選択すると、予算を抑えつつ短期間で完成できます。
この記事のポイント
注文住宅って何?
注文住宅とは、自分で選んだハウスメーカー・工務店(施工会社)と「建築工事請負契約」を交わして建てる新築住宅です。
詳細は「1.注文住宅とは」で解説しています。
注文住宅にする理由は何ですか?
注文住宅にする方の多くは、次のようなメリットを感じているようです。
- 間取りや外観デザインの自由度が高い
- 建設中の様子を確認できる
- 理想を実現しやすい
「4.注文住宅のメリット」で詳細を確認してみましょう。
注文住宅と建売住宅の違いは何ですか?
注文住宅が自由に設計できる住宅である一方、建売住宅は万人向けのデザイン・間取り・設備ですでに設計されている住宅のことを指します。
詳しくは「2-1.建売住宅との違い 」をご覧ください。
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