- 変更日:
- 2024.08.16
「注文住宅ならファミリークローゼットを導入したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。家族の荷物をまとめて収納できるファミリークローゼットは、よりよい間取り、上手に配置をすることで、家事が楽になったり、生活動線が短くなり日々の暮らしが効率的になったり、さまざまなメリットがあります。
この記事では以下をまとめてご紹介します。
- ファミリークローゼットの特徴や種類
- ファミリークローゼットのメリットとデメリット
- ファミリークローゼットのおすすめ間取り実例
ぜひ最後までお読みいただき、あなただけの理想の家づくりを叶える、注文住宅を購入する際の参考にしてください。
ファミリークローゼットを取り入れるなど、自分のこだわりを詰め込むことができる注文住宅。その一方、考えておくべきこと、対策するべきこともたくさんあります。そんなときにおすすめなのが、NTTデータグループが運営する『HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービス』。注文住宅の基礎知識からあなたの希望にぴったりな間取りプランまで、理想のマイホームづくりを丁寧に解説し、ご提案。そして妥協しない家づくりの鍵を握るハウスメーカー・工務店選びも徹底サポートいたします。
収納にこだわりがある方は「収納の間取り」の記事もご覧ください。
目次
1.ファミリークローゼットとは?人気の理由は?
ファミリークローゼットとは、家族の衣類や荷物をまとめて1ヶ所に収納するスペースのことです。通常のクローゼットは寝室や子ども部屋など各部屋に備え付けられていますが、ファミリークローゼットはニーズに応じて玄関や廊下、洗面スペースの近くなどに共有スペースとして設けられます。ファミリークローゼットに入れるもの、収納するものは、脱衣所のそばに設置して衣類を収納したり、玄関や廊下の近くに設置して鞄や帽子など出かける際に必要なものを収納したり、さまざまな使い方ができます。適切な配置にすることで家事効率が高まり、面積も有効に使えるなどのメリットがあるため、子どもがいる家庭を中心に人気を集めています。
▶【ファミリークローゼット】など、理想の家を叶える方法をチェック
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2.ファミリークローゼットの種類
ファミリークローゼットには、「ウォークインタイプ」と「ウォークスルータイプ」の2種類があります。
2-1.ウォークインタイプ
ウォークインタイプは、出入り口が1ヶ所で、ひとつの部屋のように利用できるタイプです。クローゼットのレイアウトは、次のような4種類があります。
- I型:一辺の壁に沿って収納棚がある
- II型:向かい合った壁の2辺に収納棚がある
- L型:L字型の2辺に収納棚がある
- U型:U字型の3辺に収納棚がある
収納棚が多いほど、より多くの収納ができます。
▶【ウォークインクローゼット】など、理想の家を叶える方法をチェック
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2-2.ウォークスルータイプ
ウォークスルータイプは、出入口が2ヶ所以上あり、クローゼット内を通路のように通り抜けができるタイプです。ウォークインタイプと同じく、4種類のレイアウトがあります。
動線を重視しているため、利便性が高いという点がメリットです。例えば、リビングと玄関の間に設置することで、朝食を摂ってからクローゼット内で着替えをして玄関へ向かうという動線ができます。食事後に着替えのために各自の部屋に戻る必要がありません。ただし、人が通るスペースを必要とする分、収納のスペースは小さくなりがちです。
▶【ウォークスルークローゼット】など、理想の家を叶える方法をチェック
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3.ファミリークローゼットのメリット
ファミリークローゼットには、次のようなメリットがあります。
3-1.家事の効率が高まる
ファミリークローゼットの設置により、家事効率が高まる点がメリットです。例えば、脱衣室やランドリールームのそばにファミリークローゼットを設置することで、脱衣室で脱いで洗濯した衣類を洗濯し、乾いた衣類をまとめてクローゼットにしまうというスムーズな家事の流れを実現できます。それぞれの部屋に洗濯物を運んで収納するという手間が省け、家事の時間を短縮できるでしょう。
3-2.日々の生活の中での移動が便利に
ファミリークローゼットを適切な場所に設置することで、生活動線を短くできるので、日々の生活の中でよりスムーズな移動ができる点です。これは、主に、ウォークスルータイプによるメリットです。例えば、玄関の隣に設置することで、着替えてから外出までの動線がスムーズになります。出かけるとき、必要なものを忘れて部屋に戻るということもなくなるでしょう。帰宅したときもすぐにファミリークローゼットで着替えができ、部屋に花粉やウイルスなどを運ばずに済みます。
3-3.居住空間が広がり片付けも楽に
ファミリークローゼットに家族の衣類や持ち物をまとめることで、各部屋の収納を縮小して、居住空間を広くできます。収納スペースの必要がなくなったところは、書斎コーナーや趣味の部屋などを作ることも可能です。収納を1ヶ所にまとめることで、居室やリビングにものが散らからず、片付ける手間がなくなるのもメリットです。ファミリークローゼット内にアイロンがけや洗濯物をたたむなどの家事ができるスペースを設ければ、家事をする場所とくつろぐ場所を明確に分けられます。
ファミリークローゼットのメリットを最大限活かした家づくりを叶えるなら、最適な間取りにすることが重要です。そんなときは、実際に間取り実例を比較・検討することで、ファミリークローゼットを取り入れる具体的なイメージができるはず。詳しくは以下をチェック!
4.ファミリークローゼットのデメリット
メリットの多いファミリークローゼットですが、デメリットとして挙げられる点もあります。
4-1.ある程度の広さのスペースが必要
ファミリークローゼットは家族全員の荷物を収納するため、ある程度の広さが必要です。クローゼット内で着替えや家事を行う場合、さらに余裕をもったスペースが必要になるでしょう。ファミリークローゼットを設置することで、リビングや玄関、脱衣室などのスペースを狭くしなければならない可能性があります。そのために、かえって生活が不便になってしまっては本末転倒です。収納する荷物の量や確保しなければならない面積をよく検討し、十分な広さを確保できるかをよく考えなければなりません。
4-2.忙しい時間に混雑する可能性
ファミリークローゼットの設置で生活動線が短くなるのは便利ですが、同じ時間帯に家族の利用が集中する場合、混雑して使いにくくなる可能性があります。順番待ちになり、クローゼットを設けた意義が薄れてしまう可能性も。そんなときは、間取り構成などを工夫したり、収納スペースを区分けすることで着替えやすくしたり、なにかしらの対策をする必要があります。
4-3.プライバシーの確保が難しくなる場合も
家族全員の衣類を収納することで、プライバシーの確保が問題になる場合もあります。成長した子どもは、自分の衣類を自分の部屋で管理したくなるかもしれません。家族と同じ空間で着替えをしたくないと思う可能性もあります。現在はまだ子どもが小さい場合でも、お子さんがいる場合には、将来そのようなことが起こる可能性があることは把握しておいた方がよいでしょう。
折角ファミリークローゼットを取り入れるなら、後悔や失敗はしたくないですよね。そんなときは、実際にファミリークローゼットを取り入れた、間取り実例を参考にするのがおすすめ。「ファミリークローゼットはいらなかったな……」とならないためにも、事前に間取りプランを取り寄せてみましょう。
5.ファミリークローゼット設置で後悔しないためのポイント
5-1.用途を明確にする
ファミリークローゼットを導入するときは、用途を明確にしましょう。衣類を収納するのか、着替えもするのかなど、用途によって配置や広さが変わります。その際は、本当に必要なのかも検討が必要です。
衣類がそれほど多くなく、各部屋のクローゼットで十分収納できるのであれば、ファミリークローゼットは必要ないかもしれません。それほど広くない床面積に無理やりファミリークローゼットを作ることで、LDKなど本来必要なスペースが圧迫されてしまう可能性もあります。家族構成やライフスタイル、収納するものを具体的に考え、必要性の有無を判断しましょう。
5-2.収納するものや量を検討する
ファミリークローゼットを設置すると決めたら、収納するものの量や種類をシミュレーションしてみましょう。収納する量が多いのにクローゼットが狭いと、使い勝手が悪くなります。反対に広すぎては、スペースが無駄になってしまうでしょう。家族全員で着替えをする目的であれば、十分な広さの確保が必要です。目的に合ったレイアウトも大切です。ライフスタイルから、どのような動線が使いやすいかよく検討しなければなりません。
6.【実例】ファミリークローゼットにおすすめの間取り10選
ファミリークローゼットの間取りはさまざまで、家族構成や各家庭のニーズ、ライフスタイルなどによって変わります。ここでは、ファミリークローゼットの設置でおすすめの間取りをいくつかご紹介します。
6-1.約5帖の広さで家族の衣類もまとめて収納できる間取り
ランドリールームの近くに設置して、洗濯などの家事を効率化する間取りです。洗面と洗濯のスペースが一直線に配置され、その裏にファミリークローゼットを導入しています。ウッドデッキにも近いため、取り込んだ洗濯物をスムーズに収納できます。ファミリークローゼットは約5帖の広さがあり、家族4人分の衣類をまとめて収納できるのも魅力です。
▶【ランドリールームの近くに配置した収納】など間取り作成依頼はこちら
6-2.L字型ファミリークローゼットで家事が効率的になる間取り
こちらはLDK・寝室の両方からアクセスできるファミリークローゼットです。クローゼットはL字型で、短い動線で家事ができるレイアウトになっています。
6-3.生活がスムーズになる動線が魅力の間取り
寝室からファミリークローゼット、ランドリールームへと直線でつながっている配置です。「朝の支度をする」「帰宅して手を洗ってから着替える」「入浴して着替え、就寝する」という生活行動がスムーズにできる動線になっています。
▶【寝室からつなげたファミリークローゼット】など間取り作成依頼はこちら
6-4.ファミリークローゼットで散らかり対策ができる間取り
玄関からシューズクロークを通り、ファミリークローゼットにつながる配置です。ジャケットやバッグなどを収納してLDKに入ることができ、リビングが散らかるのを防ぎます。外出先からの花粉・ウイルスの持ち込みを防止できる点もメリットです。
▶【玄関からつなげたファミリークローゼット】など間取り作成依頼はこちら
6-5.外出先からの花粉・ウイルス持ち込む防止もできる間取り
玄関を入るとシューズクロークとつなげたファミリークローゼットがあり、洗面所につながる間取りです。ファミリークローゼットで小物を置いて洗面所で手を洗い、脱衣所を通ってパントリーに生活用品をしまう、といった動線ができて便利です。
▶【玄関から洗面台につながるファミリークローゼット】など間取り作成依頼はこちら
6-6.家事動線が一直線の帰宅した後の動きが便利な間取り
玄関横にクローゼットを設けた間取りです。帰宅して着替えたあと、すぐにキッチンへ移動できます。その奥は洗濯室で、家事動線が一直線となっているのが特徴です。
▶【玄関横にクローゼットを配置する】など間取り作成依頼はこちら
6-7.リビングに併設! 入浴前後の動線がポイントの間取り
リビングからファミリークローゼットへ入り、洗面室に入れる間取りです。ファミリークローゼットで着替えやタオルを取り、そのまま入浴ができます。洗面室に乾燥機のついた洗濯機を配置すれば、洗濯して乾燥させた衣類をすぐに収納できるのも便利です。
▶【浴室につながるファミリークローゼット】など間取り作成依頼はこちら
6-8.リビングに併設! 入浴前後の動線がポイントの間取り
LDKと洗面室から出入りできるファミリークローゼットです。キッチンから直接出入りできるため、食品や食器などを収納するパントリーにすることもできます。
▶【リビングに併設されたファミリークローゼット】など間取り作成依頼はこちら
6-9.家族全員が使いやすくたっぷり収納スペースがある間取り
寝室と子ども部屋の間に配置し、各個室への通路を兼ねたファミリークローゼットです。どの部屋からもアクセスでき、家族全員が使いやすい仕組みです。ファミリークローゼットは十分な広さを確保して荷物をたっぷり収納できるため、各部屋が片付いてスッキリ使えるのもメリットです。
洗濯物をまとめてしまうことができ、動線を短くして家事効率を高めた間取りになっています。
▶【寝室の近くにファミリークローゼット】など間取り作成依頼はこちら
6-10.洗濯が便利に! 家事の負担も軽減する間取り
中央に配置することで、どの部屋からもアクセスしやすいファミリークローゼットです。バルコニーに干した洗濯物を運ぶのにも便利です。取り込んだ洗濯物はファミリークローゼットの1ヶ所に収納することで、家事の負担が軽減します。
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まとめ
ファミリークローゼットは、家族の衣類や荷物をまとめて収納するスペースです。適切な場所に配置することで生活動線を短くし、家事効率も高まります。床面積を有効に使って部屋の中をスッキリと片付けられるのもメリットです。どのように使うかによって配置する場所や広さは異なるため、用途についてよく考え、設置するかどうかを決めましょう。記事では、さまざまなレイアウトの間取り例を紹介しています。これらも参考に、生活をより良くするファミリークローゼットの設置を検討してください。
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