断熱材を比較して後悔しない選択を!コスパ・性能・施工法で徹底検証

断熱材の性能が高いと夏は涼しく、冬はあたたかい室内環境を実現でき、全館空調システムを導入した際にも効果を発揮しやすくなります。

しかし、断熱材には複数種類があり、住宅に合った断熱材は1棟ごとに異なります。

これは、予算の都合や地域による環境の違い、ハウスメーカーによる構造・工法の違いがあるからです。

そこで本記事では、主要な断熱材11種類の特徴やメリット・デメリットを徹底比較し、目的別の選び方やおすすめのハウスメーカーを紹介します。

この記事を読んだらわかること!

  • 断熱材11種類の特徴と比較表
  • 目的別(コスパ・性能・気密性・防音)の断熱材の選び方
  • 断熱材の性能を引き出す3つの施工工法
  • 断熱材選びで失敗しないための注意点
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1. 断熱材の種類と特徴を徹底比較《早見表》

断熱材にはいくつか種類があり、素材によって断熱性能やコストが異なります。

まずはどのような種類があるか、以下の比較表で全体像を把握しておきましょう。

断熱材の種類分類断熱性能コスト主な特徴
グラスウール無機質系(繊維系)△~◯コスパが高く、日本の木造住宅で最も一般的。防湿対策が必須。
ロックウール無機質系(繊維系)グラスウールより耐火性・防音性に優れる。
セルロースファイバー木質系(繊維系)新聞紙などの古紙が原料。調湿・防音・防虫効果が高い。
インシュレーションボード木質系(繊維系)木材を粉砕したボード。調湿性に優れるがシロアリに弱い。
羊毛(ウールブレス)天然素材系羊の毛を使用。自然な調湿効果があるが取り扱いメーカーが少ない。
硬質ウレタンフォーム発泡プラスチック系現場での吹付発泡が主流。気密性が高く隙間ができにくい。
ウレタンボード発泡プラスチック系工場でボード状に成形。軽量で施工しやすいがシロアリに弱い。
フェノールフォーム発泡プラスチック系◎◎×最高クラスの断熱性能と耐火性を持つが、コストが高い。
ポリスチレンフォーム発泡プラスチック系水や湿気に強く軽量。床下などの一部に使用されることが多い。
ポリスチレンフォーム発泡プラスチック系耐水性・吸音効果に優れるが、熱に弱い。
炭化コルク天然素材系×コルクを炭化させた自然素材。防虫・調湿効果があるが高価。

上記の断熱材は、必ずしも1つだけが採用されているとは限らず、天井・壁・床などの箇所によって使い分けているハウスメーカーもあります。

ここからは、それぞれの断熱材の特徴を詳しく解説します。

1-1. グラスウール

木造住宅で使われる断熱材の中でも、特に一般的なのがこのグラスウールです。

ガラスを溶かして繊維状にしたもので、入手や扱いがしやすく、低コストで施工できるためコストパフォーマンスに優れています。

簡単に厚みを持たせられるため、吸音性や断熱性にも期待できます。

ただし、湿気を吸水すると重みで断熱材がズレ落ちてしまうこともあるため、丁寧な施工と確実な防湿対策が必須です。

1-2. ロックウール

岩石や鉄炉スラグなどの鉱物を原料とした断熱材です。

グラスウールとよく似た性質を持ちますが、グラスウールよりも耐火性や防音性に優れているのが特徴です。

ヨーロッパの住宅で利用されることが多く、日本でも防音室などの施工に用いられることがあります。

コストはグラスウールよりも少し高めです。

1-3. セルロースファイバー

新聞紙などの古紙、段ボール、おがくずなどを原料とした環境に優しい断熱材です。

木質繊維が持つ高い調湿性能・吸音性・防音性に加えて、ホウ酸が添加されているため害虫対策(防虫効果)にも期待ができます。

ただし、重量が重く、専用の機械を使って壁の中に吹き込む施工が必要なため、専門の施工業者に依頼する必要がありコストは高くなります。

1-4. インシュレーションボード

木材を細かく粉砕し、はっ水加工をして固めたボード状の断熱材です。

吸音性や調湿性能に優れており、ほかの木材系の断熱材に比べて品質が安定しているのが特徴です。

ただし、ホウ酸が練りこまれていない製品が多く、シロアリに弱い点がデメリットとして挙げられます。

1-5. 羊毛(ウールブレス)

その名のとおり、羊の毛を使った天然素材の断熱材です。

衣類のウールと同じように自然な調湿効果があり、結露を防ぎやすい特徴があります。

また、防虫処理が施されているため害虫にも強いです。

しかし、そもそも取り扱うハウスメーカーが少なく、材料費も高いためコストパフォーマンスは低めです。

1-6. 硬質ウレタンフォーム(吹付発泡ウレタン)

ポリウレタン樹脂に発泡剤を加えて作られる断熱材です。

近年需要が高いのは、現場で液状のウレタンを吹き付けて発泡させるタイプ(吹付発泡ウレタン)です。

壁や天井の形状に合わせて隙間なく膨らむため、高い気密性と断熱性を実現できます。

ただし、燃えると有毒ガスが発生するリスクがある点や、シロアリに弱い点はデメリットです。

1-7. ウレタンボード

硬質ウレタンフォームを工場でボード状に成形したものです(商品名:アキレスボード、キューワンボードなど)。

断熱性・結露防止効果・防湿性に優れています。

軽量で強靭なので施工しやすく、シックハウス・VOC(揮発性有機化合物)対策にも向いています。

一方で、耐火性の低さとシロアリに弱い点が弱点です。

1-8. フェノールフォーム

フェノール樹脂に発泡剤と硬化剤を混ぜて作る断熱材です(商品名:ネオマフォームなど)。

プラスチック系断熱材の中でもトップクラスの断熱性能を誇り、劣化速度が遅く、長期間にわたって性能を維持できます。

また、プラスチック系でありながら炎を当てても炭化するだけで燃え広がりにくいという高い耐火性も備えています。

ただし、シロアリに弱い点や、断熱材の中でもコストがかなり高めな点には注意が必要です。

1-9. ポリスチレンフォーム(ビーズ法/押出法)

いわゆる「発泡スチロール」のことで、製造工程によって「ビーズ法(EPS)」と「押出法(XPS)」の2種類があります(商品名:スタイロエースなど)。

耐水性・防湿性に優れ、軽量なのが特徴です。

水に強いため、基礎や床下などの湿気が多い部分の断熱材として使用されるケースが一般的です。

ただし、熱には弱いため、使用箇所には配慮しなければなりません。

1-10. ポリエチレンフォーム

ポリエチレン樹脂に発泡剤を加えて作った断熱材です。

耐水性や吸音効果に期待でき、柔軟性があるため取り扱いやすい特徴があります。

しかし、熱に弱いという性質があるため、住宅全体というよりも特定の箇所に限定して使用されることが多いです。

1-11. 炭化コルク

ワインの栓やコルクボードに使われているコルクの端材を、蒸し焼きにして炭化させて固めた断熱材です。

コルク自身のヤニで固まるため接着剤が不要な商品が多く、調湿性能・吸音効果・防虫効果に優れています。

化学物質を使わないため、アレルギーが気になる方や自然素材にこだわる方に人気ですが、材料費がかさむためコストは高めです。

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2. 【目的別】自分に合った断熱材の選び方

数ある断熱材の中からどれを選べばいいのか迷った場合は、自分が家づくりで「何を最も重視するか」を基準に考えるのがおすすめです。

ここでは目的別の選び方を解説します。

2-1. 費用・コスパで選ぶなら「グラスウール」

建築費用をなるべく抑えつつ、一定の断熱性能を確保したい方には「グラスウール」が最適です。

材料費が安く、多くのハウスメーカーや工務店で標準仕様として採用されているため、追加費用なしで導入できるケースがほとんどです。

高性能グラスウールを選べば、十分な断熱性を発揮します。

2-2. 最高の断熱性能を求めるなら「フェノールフォーム」

「とにかく冬あたたかく、夏涼しい家にしたい」「光熱費を極限まで抑えたい」という性能重視の方には「フェノールフォーム」がおすすめです。

薄い厚みでも高い断熱効果を発揮し、経年劣化も少ないため、長期的に見れば冷暖房費の節約によって初期費用の高さを回収できる可能性があります。

2-3. 気密性・隙間のなさを重視するなら「硬質ウレタンフォーム(吹付)」

複雑な形状の家や、隙間風を徹底的に防ぎたい方には、現場で吹き付ける「硬質ウレタンフォーム」が向いています。

柱や梁の間に隙間なく密着して膨らむため、大工の腕による施工のバラつきが出にくく、安定して高い気密性を確保できるのが強みです。

2-4. 防音・調湿・環境配慮で選ぶなら「セルロースファイバー」

「ピアノを弾きたい」「幹線道路沿いで外の音が気になる」といった防音ニーズや、「結露やカビを防ぎたい」「自然素材を使いたい」という方には「セルロースファイバー」が適しています。

高い吸音性と調湿性を兼ね備えており、快適な室内環境づくりに大きく貢献します。

3. 断熱材の性能を引き出す「3つの工法」

断熱材の施工には、大きく分けて3つの工法があります。

各工法の特徴やメリット・注意点は、以下の表をご覧ください。

断熱工法3種類の特徴
外張り断熱(外断熱)
特徴構造の外側に断熱材を貼る
メリット
  • 構造内の空間をダクトスペースに活用できる
  • 結露や木材の腐りを抑えられる
注意点
  • 断熱材をあまり厚く使用できない
  • 外装材のゆるみ・変形が起こる場合がある
  • コストが高い
充填断熱(内断熱)
特徴
  • 構造の内側に断熱材を充填する
  • 木造住宅に用いられることが多い
メリット
  • 新たに断熱用のスペースをつくる必要がない
  • コストが低い
注意点防湿フィルムを貼る必要がある
付加断熱
特徴充填断熱と外張り断熱の両方を施工する
メリットもっとも断熱材を厚くできるため、断熱効果を高めやすい
注意点コストが一番高い

次からは、外張り断熱と充填断熱、付加断熱の各工法について詳しく解説します。

3-1.外張り断熱(外断熱)

外張り断熱(外断熱)

外張り断熱は外断熱とも呼ばれており、家全体の外側を断熱材で包んで断熱する工法を指します。

構造の中の空間を残せるので、配線や配管などのダクトスペースとして活用できます。また、結露や木材の腐りを抑えられるのもメリットのひとつです。

一方で、断熱材の重みにより外壁が垂れ下がることもあるため、断熱材をあまり厚くできません。また、地震や強風などで外装材がゆるんだり、変形したりする場合があります。

充填断熱に比べると施工の工程が増えるため、コストが高くつきます。

3-2.充填断熱(内断熱)

充填断熱(内断熱)

充填断熱は、構造の内側にボード状・シート状の断熱材を入れたり、液状の断熱材を吹き込んだりして充填する工法です。

構造の中の空間に充填するため、断熱材用に新たなスペースを設ける必要がなく、外張り断熱よりも低コストの傾向にあります。
ただし、構造内の結露を防止するために、防湿フィルムを貼る必要がある点がデメリットです。

充填断熱は、一般的に木造住宅によく用いられる工法となっています。

3-3.付加断熱

付加断熱は、外張り断熱と充填断熱の両方を行う工法で、もっとも断熱性能を高めやすく、費用がかかります。

家づくりのとびらコラム

断熱材による防音効果はあるの?

断熱材に防音効果を期待する人も多いかもしれませんが、すべての断熱材が防音性に優れているわけではありません。

防音性に優れた家を建てたい方は、しっかりハウスメーカーの営業担当者に希望を伝え、防音性に関する工夫を確認する必要があります。

また、次章より「11種類の住宅用断熱材の特徴」を解説するので、ぜひ参考にしてください。

4. 断熱材選びで失敗しないための注意点

断熱材の種類や工法を選んだ後も、実際に家を建てる際にはいくつか注意すべきポイントがあります。

後悔しないために以下の点を確認しておきましょう。

4-1. 断熱材の性能だけでなく「施工品質(気密性)」が重要

どんなにカタログスペックが優れた高価な断熱材を選んでも、施工が雑で隙間が空いていれば、そこから熱が逃げてしまい本来の性能を発揮できません。

特にグラスウールなどの繊維系断熱材は、大工の技術力によって仕上がりに差が出やすいと言われています。

対策としては、気密測定(C値の測定)を全棟で実施しているハウスメーカーを選んだり、建築中に現場へ足を運んで断熱材が隙間なく正しく施工されているかチェックしたりすることが重要です。

4-2. 経年劣化や寿命による性能低下を考慮する

家は数十年住むものなので、断熱材の「経年劣化」も考慮する必要があります。

例えば、グラスウールは正しく防湿施工されていないと、壁の中で結露した水分を吸って重くなり、下にズレ落ちて上部に隙間ができてしまうことがあります。

また、一部の発泡プラスチック系断熱材は、長年の間に内部のガスが抜けて断熱性能が少しずつ低下することがあります。

初期性能だけでなく、「30年後も性能を維持できるか」「結露対策は万全か」をハウスメーカーの担当者に確認しましょう。

4-3. ハウスメーカーによって標準仕様の断熱材は異なる

ハウスメーカーや工務店には、それぞれ自社の構造や工法に最も適した「標準仕様の断熱材」が設定されています。

「ネットでフェノールフォームが良いと見たから、グラスウール標準の会社にフェノールフォームへの変更を頼む」といったことは、不可能ではありませんがおすすめしません。

不慣れな断熱材を施工させると品質が安定しなかったり、大幅なオプション費用を請求されたりするからです。

自分が希望する断熱材がある場合は、最初からその断熱材を標準採用している、あるいは施工実績が豊富なハウスメーカーを選ぶのが重要です。

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5.高性能な断熱材でおすすめのハウスメーカー5選

実際に高性能な断熱材を採用し、高断熱住宅を実現しているおすすめのハウスメーカーは、下表の5社です。

断熱材でおすすめのハウスメーカー比較表
ハウスメーカー断熱材UA値
ミサワホーム
  • 壁・床・屋根:グラスウール
  • 天井:ロックウール
0.33
三井ホーム
  • 壁・床:ロックウール
  • 屋根:ビーズ法ポリスチレンフォーム
0.39
一条工務店
  • 高性能ウレタンフォーム
0.25
アイフルホーム
  • 高性能グラスウール
  • フェノールフォーム
0.35
タマホーム
  • 室外:フェノールフォーム
  • 室内:高性能グラスウール
  • 壁:吹付けウレタン
  • 天井:吹込みグラスウール
  • 床:フェノールフォーム
0.37

※プランにより異なる

省エネルギー性の高さを示す「外皮平均熱貫流率(UA値)」は、数値が小さいほど熱が逃げにくくなります。
UA値の数値については、以下を参考にしてください。

5-1.ミサワホーム

ミサワホームの実例 家づくりのとびらPREMIUM

出典:ミサワホームの実例 家づくりのとびらPREMIUM

ミサワホームは、収納力や設計力の高さに定評があるハウスメーカーで、住宅商品の中でも、中2階に収納空間のある「蔵のある家」は有名です。

断熱材
  • 壁・床・屋根:グラスウール
  • 天井:ロックウール
UA値0.33

※プランにより異なる

断熱材以外の高断熱・高気密への工夫がたくさん!

ミサワホームは、標準仕様で各エリアの「省エネルギー基準」に対応可能です。
断熱材は管理が徹底された工場での生産になるため、高精度かつ安定した品質が確保されています。

壁・床・屋根と天井で断熱材の種類を分けており、壁・床・屋根には、軽量かつ裁断しても崩れにくい不燃材のグラスウールを使用。1階床の裏側は特に現場での施工が難しい箇所ですが、工場でムラなく断熱材を充填したうえで、接合部分を強固に接合し、高断熱・高気密を実現しています。

ほかにも、壁・天井の下地材には高気密仕様のバリア石膏ボードを採用し、断熱中ブタ付きタイプの床下収納庫を用意。外気の侵入を防ぐ気密パッキン装備のコンセント・スイッチや、気密対応の分電盤など、断熱材以外にも、快適な室内環境のための工夫が多い点が特徴です。

引用元:ミサワホーム 公式HP

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5-2.三井ホーム

戸建住宅 | 三井ホーム公式HP

出典:戸建住宅 | 三井ホーム公式HP

三井ホームは、デザイン性の高さに定評があるハウスメーカーで、ハイグレードな素材のレンガや石材などを多用している点が特徴です。

断熱材
  • 壁・床:ロックウール
  • 屋根:ビーズ法ポリスチレンフォーム
UA値0.39

※プランにより異なる

独自の断熱構造がかなえる高断熱・高耐力かつ環境に配慮した家

壁・床と屋根で、断熱材の種類を分けているのが三井ホームの特色のひとつ。
壁・床には、一般的なロックウールより断熱が約1.3倍も高い素材を採用。耐水性、耐火性、施工性にも優れた素材を使用しています。

屋根には、ビーズ法ポリスチレンフォームを強固な面材で両面接着し、サンドイッチ構造にした独自の「ダブルシールドパネル」を採用。シンプルな構造ですが、高断熱・高耐力でありながら、環境にやさしい家づくりができるでしょう。

引用元:三井ホーム 公式HP

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5-3.一条工務店

一条工務店公式HP

出典:一条工務店公式HP

一条工務店は、ローコストで住宅が建てられるコストパフォーマンスのよさに定評がありハウスメーカーです。モデルハウスが標準仕様の設計となっているため、完成時のイメージが付きやすいでしょう。

断熱材
  • 高性能ウレタンフォーム
UA値0.25

※プランにより異なる

断標準仕様で熱逃げを防止し、魔法瓶の中のような心地よさを実現

断熱材には、一般的な断熱材に比べ、約2倍の性能を発揮する高性能ウレタンフォームを採用しています。※

構造材の外側50mmと、内側140mmに二重に重ねる「外内ダブル断熱構法」を採用。外壁、天井、床の家全体を包むことで、家全体が「魔法瓶で包まれた」ような、心地よい室内環境を実現しています。

また、標準仕様で、熱交換換気システム「ロスガード90」を搭載。換気によって熱が逃げるのを防ぎ、快適な室内温度を維持してくれます。

※メーカー調べ

引用元:一条工務店 公式HP

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5-4.アイフルホーム

アイフルホーム公式HP

出典:アイフルホーム公式HP

アイフルホームは、株式会社LIXIL住宅研究所のハウスメーカーです。家の建材や設備機器、サービスなどをすべてLIXILグループの商品で揃えられるため、低コストでの家づくりができます。

断熱材
  • 高性能グラスウール
  • フェノールフォーム
UA値0.35

※プランにより異なる

標準で気密測定を実施、納得の気密性を確保

使用している断熱材「フェノールフォーム」は、熱に強く燃えにくいのが特徴です。

2019年には、省エネルギー性の優れた住宅を選ぶ「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」において、優秀賞と特別優秀企画賞を受賞。

また、標準仕様で建物の気密測定を実施しており、性能報告書を提供しています。

引用元:アイフルホーム 公式HP

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5-5.タマホーム

タマホーム公式HP

出典:タマホーム公式HP

タマホームは、良質な国産木材にこだわった家づくりを提案しているハウスメーカーです。低コストプランにも定評があり、20代のような若年層オーナーの実績も高いという特徴があります。

断熱材
  • 室外:フェノールフォーム
  • 室内:高性能グラスウール
  • 壁:吹付けウレタン
  • 床:フェノールフォーム
  • 天井:吹込みグラスウール
UA値0.37

※プランにより異なる

適材適所の断熱材が快適な室内環境を維持

1年中、快適な住環境を実現するために、高性能断熱材を適材適所に施工しています。
壁には、木材の経年変化に対応してくれる吹付けウレタンを採用し、床には、熱橋を防止するフェノールフォームを採用。
天井には、吹込みグラスウールを隙間なく施工し、熱の出入りを抑えます。

引用元:タマホーム 公式HP

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6. 断熱材に関するよくある質問(FAQ)

最後に、断熱材に関してよく寄せられる疑問にお答えします。

Q
結局、一番いい断熱材(最強)はどれですか?
A

「すべての面で完璧な最強の断熱材」は存在しません。

断熱性能の高さだけで言えば「フェノールフォーム」や「付加断熱工法」がトップクラスですが、その分コストは上がります。

予算、住む地域の気候、重視するポイント(防音性や自然素材など)のバランスを見て、自分にとっての「最適解」を見つけることが大切です。

Q
断熱材のリフォーム(後付け)はできますか?
A

はい、可能です。壁紙を剥がして壁の中に断熱材を入れ直す本格的なリフォームのほか、現状の壁の上から断熱ボードを貼る方法や、床下・天井裏に潜って断熱材を追加・吹き付ける方法などがあります。

また、家全体の断熱性を手軽に上げるなら、断熱材の変更よりも「内窓(二重窓)の設置」など窓の断熱リフォームを行うほうが費用対効果が高いケースも多いです。

Q
断熱材の厚みはどれくらい必要ですか?
A

必要な厚みは「断熱材の種類」と「住んでいる地域(省エネ基準の地域区分)」によって異なります。

例えば、断熱性能がやや低いグラスウールであれば厚く(100mm以上など)入れる必要がありますが、性能が高いフェノールフォームなら薄くても同等の効果が得られます。

詳しくはハウスメーカーが算出する「UA値(外皮平均熱貫流率)」という数値を確認し、国の定める省エネ基準やZEH基準を満たしているかチェックしましょう。

Q
シロアリ被害に遭いにくい断熱材はどれですか?
A

グラスウールやロックウールなどの無機質系断熱材は、ガラスや石が原料のためシロアリの餌にならず、被害に遭いにくいとされています。

また、セルロースファイバーは木質系ですが、防虫効果のあるホウ酸が添加されているためシロアリに強いです。

逆に、発泡プラスチック系の断熱材(ウレタンやポリスチレンなど)は、シロアリが噛みちぎって巣や通り道を作ってしまうリスクがあるため、基礎断熱などに使用する場合は防蟻処理が必須となります。

まとめ

本記事では、断熱材の種類と特徴・選び方・施工工法・注意点について解説しました。

  • 断熱材には「繊維系」「発泡プラスチック系」「天然素材系」などさまざまな種類があり、それぞれに一長一短がある
  • コストを抑えたいなら「グラスウール」、最高の断熱性能を求めるなら「フェノールフォーム」、気密性重視なら「吹付ウレタン」、防音・調湿重視なら「セルロースファイバー」が適している
  • 断熱材の性能は施工工法(充填断熱・外張り断熱・付加断熱)によっても大きく変わる
  • どんなに良い断熱材でも、施工に隙間があれば本来の性能を発揮できないため、「施工品質(気密性)」が最も重要
  • ハウスメーカーごとに標準仕様の断熱材は異なるため、希望の断熱材を採用している会社を選ぶことが鉄則

後悔しない家づくりのためには、複数のハウスメーカーの住宅プランや標準仕様の断熱材を比較し、自分の予算と希望に最も合う建築会社を見つけることが成功への第一歩です。

まずはカタログやプラン請求を活用して、各社の断熱への取り組みを比べてみましょう。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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