- 変更日:
- 2025.01.15

家を建てるタイミングとして適している年齢は、30代です。
30代が家を建てるのに適している理由
- 職や収入が安定する人が多い
- 20代から貯蓄をしている場合、資産に余裕がある
- 結婚や出産などのライフイベントが集中しやすい
ただし、人によって状況や予算などは異なるため、上記は目安にとどめ、自分に合ったタイミングを見極める必要があります。
この記事でわかること
- 全国平均から見るマイホームのタイミング
- さまざまな視点から見るマイホームのタイミング
- タイミングに悩んだ時のQ&A
本記事を読んでいただければ、さまざまな角度からマイホームを建てるタイミングがわかるでしょう。
「自分たちに合ったタイミング」を知り、具体的な検討に進むためにも、ぜひ参考にしてください。
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予算検討から引き渡しまで、注文住宅の流れについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
目次
1.【平均】から見る!家を建てるタイミング
はじめに、みんなが家を建てるタイミングはいつなのか知りたい方に向けて、さまざまな「平均」を見てみましょう。
マイホームを購入する時点の平均年齢
マイホームを購入する時点の平均所得
マイホームを購入する時点の平均居住人数
これらは、国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査報告書」から確認できます。
それでは詳細をお伝えします。
1-1.マイホームを購入する時点の平均年齢
マイホームを購入する時点の平均年齢は、購入する住宅の種類によって異なります。
初めて住宅を取得した世帯(一次取得者)の世帯主の各平均年齢は、以下のとおりです。
- 注文住宅:39.5歳
- 分譲戸建住宅:37.5歳
初めて住宅を取得した場合、世帯主の年齢で大きな割合をしめているのは30代でした。
ちなみに、建て替えなどの二次取得で住宅を購入した世帯主には、40代後半~50代後半が多いです。
1-2.マイホームを購入する時点の平均所得
初めて住宅を取得した世帯(一次取得者)の世帯主の平均所得は、以下のとおりです。
- 注文住宅(全国平均):731万円
- 注文住宅(三大都市圏):784万円
- 分譲戸建住宅:722万円
購入した住宅が注文住宅である場合、平均所得が400万~600万円の世帯主は全体の26.3%、400万円未満の世帯主は9%であり、これらの世帯が全体の30%程度を占めています。
また、ボリュームゾーンは年収400万~800万円です。
マイホームを購入する時点の所得が全国の平均所得より低くても、安心して購入を検討できる結果となっています。
1-3.マイホームを購入する時点の平均居住人数
各住宅の1世帯あたりの平均居住人数は、以下のとおりです。
- 注文住宅:3.2人
- 分譲戸建住宅:3.5人
マイホームを購入する時点でもっとも多いのは、注文住宅の場合で3人世帯、分譲戸建住宅の場合で4人世帯です。
平均年齢から見ても、一般的には親子と子供1~2人の世帯がマイホームを購入することが多いようです。
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2.【ライフイベント】から見る!家を建てるタイミング
家を建てるタイミングとしてよくあるのが、以下のようなライフイベントのときです。
- 結婚や出産をしたとき
- 子供が入園・入学するとき
- 子供が独立していくとき
以下より、上記のタイミングで家を購入するメリットや注意点などを解説します。
2-1.結婚や出産をしたとき
住宅を購入するきっかけになったライフイベントで多いのが、結婚や出産をしたときです。
結婚は、パートナーと新しく暮らしていく場所を決定するため、良いタイミングだと考えられます。
出産をしたときに家を建てる場合には、子供が通う予定の学校などの教育環境を検討しながら決められます。
結婚や出産をしたときにマイホームを手に入れる場合は、以下の点に注意しましょう。
- 子供が産まれたときに部屋がもっと必要になるケースがある
- どちらかが転勤や転職によって引っ越しをしなければならないケースがある
- どちらかがテレワークに切り替わるケースがある
子供が産まれた時やテレワークに切り替わった時には、「もっと多くの部屋数を用意しておけばよかった」と後悔することもあるかもしれません。
また、引っ越しを余儀なくされた場合、せっかく建てた家を早々に手放す可能性もあります。
治安や周辺施設も含めて子育てがしやすい環境の地域か、間取りは将来的にも使いやすいかなどを考えながら家づくりを進めていきましょう。
2-2.子供が入園・入学するとき
子供が保育園や幼稚園に入園したり、小学校に入学したりするときも、住宅購入のきっかけとなるライフイベントとして多いタイミングです。
特に、共働き世帯では、出産や保育園入園といった比較的早い段階で住宅の購入や入居を検討している傾向にあるようです。
このタイミングで家を建てる場合、有名小学校の学区内に建てようとするケースも多いです。
有名小学校の学区内の土地であれば、将来的に見ても人気がある可能性が高く、資産価値が安定し治安状況もよいと考えられます。
2-3.子供が独立していくとき
子供が大きくなり独立していくときも、住宅を購入するきっかけになるライフイベントの1つです。
子供が独立すると、今までの住まいだと部屋が余ったり、年を重ねることで住居内の移動が身体的に厳しくなったりします。
このタイミングで家を建てる場合には、老後の生活を視野に入れ、バリアフリーを取り入れる、平屋を検討するなど、これからの暮らしに合った家を建てると良いでしょう。
また、受け取る年金や貯金など老後資金とのバランスを考え、計画を立てるようにしましょう。
3.【その他のきっかけ】から見る!家を建てるタイミング
ライフイベントはマイホームを手に入れることを考える大きなきっかけですが、それ以外でも家を購入するタイミングがあります。
- 家賃と住宅ローンを比べたとき
- もっと広い家に住みたいと思ったとき
- 周りからマイホームを勧められたとき
- 昇給や昇格をしたとき
- 今の住まいが住みにくいと感じたとき
- そろそろマイホームが欲しいと思ったとき
ここからは、ライフイベント以外で家を希望するタイミングをチェックしていきましょう。
3-1.家賃と住宅ローンを比べたとき
今まで賃貸住宅で暮らしていた場合、「家賃と住宅ローンの金額を比べたタイミング」で家を建てたいと考える方が多いです。
持ち家でも費用負担がそれほど増えないと感じられれば、騒音を気にせずに生活しやすい戸建て住宅の購入を検討できます。
また、駅近物件など人気のある土地に家を建てるのであれば、売却することになっても中古物件として価格が落ちにくいため、安心です。
3-2.もっと広い家に住みたいと思ったとき
「もっと広い家に住みたい」と思ったときも、マイホームを手に入れることを考えるきっかけになります。
もっと広い家に住みたいと思う理由は、さまざまです。
例えば、以下のような理由が考えられます。
- 会社でテレワークが導入された
- 子供が生まれた
- 親と暮らすことになった
- ペットを飼いたくなった
3-3.周りからマイホームを勧められたとき
周りからマイホームを勧められたときも、よくあるタイミングの1つです。
その相手は、家族や友人・同僚が多いでしょう。
もともと家を買うつもりがなかった方も、周りから勧められたことで購入を検討しだすことがあります。
マイホームを勧められる理由は、「家賃の支払いがもったいないのではないか」、「年齢が上がると住宅ローンを組みにくくなる」などです。
同年代で先に家を購入した人の住宅に遊びに行くことで、「自分が建てるなら…」とイメージをする人もいるでしょう。
3-4.昇給や昇格をしたとき
勤務先で成績が認められ、昇給や昇格になったときも、家を建てようと考えやすいタイミングだといわれています。
マイホームを手に入れるきっかけとして、昇給や昇格は結婚の次に多いタイミングです。
収入面が潤うことで、住宅ローンの支払いが楽になるうえ、昇格になった場合には住宅ローンの審査に通りやすくなるという側面もあります。
3-5.今の住まいが住みにくいと感じたとき
さまざまな理由により今の住まいが住みにくくなったときも、家を建てようと考えやすいタイミングの1つです。
例えば、以下のような理由が考えられます。
- ご近所トラブルがあった
- 家が老朽化してしまった
- 転勤や転職で職場が遠くなった
- 社宅の契約期限が切れそう
「不満を感じ続けながら暮らすよりも、より快適な家で心地良く過ごしたい」と感じたときは、家を建てるタイミングかもしれません。
3-6.そろそろマイホームが欲しいと思ったとき
ここまで、ライフイベントやそれ以外の理由に関連するさまざまな家を建てるタイミングをご紹介してきました。
しかし、「理由はないけれど、そろそろマイホームが欲しい」と思ったときも、家を建てるタイミングの1つです。
はっきりとした理由は思い浮かばなくても、家を建てる必要性を感じるような何かしらの理由があるのかもしれません。
「そろそろマイホームが欲しい」と感じ始めたら、家づくりの検討を始めましょう。
マイホームを検討するうえでまずやっておきたいのが、HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスであなたに合ったハウスメーカー・工務店を調べ、その中から複数社の実際の住宅プランを見比べることです。
全国には数万社のハウスメーカー・工務店がありますが、ハウスメーカー・工務店によって強み特徴は異なります。
そのため、必ず複数社を比較・検討する必要がありますが、1社1社調べていくのは非常に大変です。
本サービスなら、スマホやパソコンから簡単にあなたに合ったハウスメーカー・工務店を絞り込めるうえ、実際の住宅プランがすぐに手に入るので、スムーズに家づくりが進むでしょう。
また、同じような見積もり金額でも、ハウスメーカーによって見積書の費用項目は異なるため、「A社は〇〇込みで総額を出しているのに、B社には含まれていない」というケースが多々あります。
実際の資金計画を見比べることでこういった違いにも気付けるため、後々予算オーバーになったり、住み始めてからの家計を圧迫したりといったリスクを回避しやすいですよ。
ぜひお気軽にご利用ください!
4.家を建てるタイミングで悩んだときのQ&A
マイホームを建てるにはさまざまなタイミングがあるため、いつから検討を始めようか悩んでしまうこともあるでしょう。
ここでは、Q&A形式で、家を建てるタイミングに関する疑問に答えていきます。
4-1.出産する前か出産してからどちらがいい?
子供を授かる前と授かってからとを比較すると、それぞれにメリットと注意点があります。
メリット |
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注意点 |
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メリット |
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注意点 |
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どちらにも一長一短あるため、メリットと注意点を比較して検討しましょう。
4-2.新型コロナによる影響はある?
近年、新型コロナウイルスによってさまざまなことに影響が出ました。
家づくりに対しても新型コロナによる影響はあったのか、その影響で家を建てるタイミングに適しているといえるのかどうかをチェックしていきましょう。
国土交通省によると、2023年(令和5年)の地価動向の全国平均価格は、住宅地・商業地ともに2年連続でプラスとなりました。
2020年から現在まで、コロナ禍の影響で地価が落ち込んだといわれていました。
2022年、2023年は反転して上昇に転じているものの、全体的な地価はコロナ前の水準までは戻っていないようです。
土地相場として考えると、相対的に購入しやすい状態だといえるでしょう。
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金利についてもコロナ禍の影響を受けています。
政府がコロナ禍に対応するために緊急財政出動をしており、しばらくは現状の低い水準で維持していくといわれています。
住宅ローンを借り入れた場合の支払利息が安くすむため、家を建てやすいタイミングだといえそうです。
4-3.家を建てるタイミングは早めにするといい?
家を建てるタイミングは早めにするといいと聞くことがあります。
早めのタイミングがいいと考えられているのは、住宅ローンを完済できる時期の年齢を考慮するためです。
一般的な住宅ローンの返済期間は最長で35年(近年では40年の金融機関も増えています)のため、年齢が高くなると退職後の返済が難しくなると考えられます。また、住宅ローンを組める年齢がについて、多くの金融機関が20歳以上65歳未満、80歳までに完済する計画を定めていることも理由の1つです。
実際に、マイホームを購入した方の年代が30代に集中していることからも、早めのタイミングで家を建てようとする方が多いと理解できるでしょう。
年齢が上がっても、貯金を蓄え続けていれば住宅ローンの借入額を少なくして、返済期間を短くすることもできます。しかし、老後の生活資金をためておくことも必要です。
住宅ローンの返済が定年退職後も続く場合は、老後の生活費を踏まえた上で、過度に貯蓄額を減らしてしまうことがないよう、住宅購入額や頭金については十分に検討するようにしましょう。
資金計画について疑問点や不安がある場合は、注文住宅のプロに相談しておきましょう。
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まとめ
みんなが家を建てているタイミングや、家を建てるのにいいタイミング、注意点などを解説してきました。
それではおさらいです。
この記事のポイント
何歳でマイホームを建てる?
金銭面やライフイベントの面から、30代が適しているといえます。
この記事では、「平均」「ライフイベント」「その他きっかけ」の視点から、家を建てるタイミングについて解説しています。
平均何歳で家を建てる?
- 注文住宅:39.5歳
- 分譲戸建住宅:37.5歳
詳細は「1-1.マイホームを購入する時点の平均年齢」をご覧ください。
家を建てる準備はいつから始める?
家を建てる準備を始めるタイミングは、住宅ローンを完済できる年齢を考慮して考えるとよいでしょう。
詳しくは「4-3.家を建てるタイミングは早めにするといい?」で解説しています。
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この記事の編集者