- 変更日:
- 2026.05.26

平屋の間取りは、建物の形状(I型・L字型・コの字型・ロの字型)と、敷地の広さ(坪数)、必要な部屋数(LDK数)の3つの組み合わせによって決まります。
本記事では、おしゃれで実用的な平屋の間取り事例を12パターン厳選し、形状別・坪数別・LDK数別に詳しくご紹介します。
それぞれの間取りが持つメリットやデメリット、どんなご家族に向いているのかを住宅のプロの視点でわかりやすく解説しますので、理想の平屋づくりの参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
- 平屋の間取り4タイプ(I型/L字型/コの字型/ロの字型)の特徴とメリット・デメリット
- 坪数別・LDK数別の間取り事例12パターン(間取り図付き)
- 自分に合った間取りを選ぶための5つの判断ポイント
- 形状別の費用傾向と予算の考え方
無料

まとめて依頼

目次
- 1.平屋の間取り4タイプ|形状別の特徴とメリット・デメリット
- 2. 【間取り図付き】平屋のおしゃれな間取り事例12選
- 2-1. 【I型・20坪・1LDK】一人暮らし・二人暮らし向けのコンパクト平屋
- 2-2. 【I型・25坪・3LDK】子育てファミリー向けのI型平屋
- 2-3. 【L字型・25坪・2LDK】テラスと庭を楽しむL字型平屋
- 2-4. 【L字型・30坪・3LDK】家事動線に優れたL字型平屋
- 2-5. 【コの字型・30坪・4LDK】中庭とウッドデッキのある住みやすい平屋
- 2-6. 【コの字型・35坪・4LDK】おしゃれで開放感のあるコの字型平屋
- 2-7. 【コの字型・50坪・5LDK】二世帯で暮らすゆとりの平屋
- 2-8. 【ロの字型・35坪・4LDK】中庭を囲む回遊性の高い平屋
- 2-9. 【I型・30坪・4LDK】最強の家事ラク動線を実現するI型平屋
- 2-10. 【L字型・35坪・4LDK】ウッドデッキでつながる内と外の平屋
- 2-11. 【コの字型・40坪・5LDK】在宅ワークスペースのある平屋
- 2-12. 【ロの字型・40坪・3LDK】中庭で四季を感じるゆとりの平屋
- 3. 住みやすい平屋の間取りを選ぶための5つの判断ポイント
- 4. 平屋の形状別|費用傾向と予算の考え方
- 5. まとめ
1.平屋の間取り4タイプ|形状別の特徴とメリット・デメリット
平屋の間取りは、建物の形状によって大きく4つのタイプに分けられます。

形状ごとに採光の取りやすさ、プライバシーの確保、建築コストの傾向が異なるため、まずはそれぞれの特徴を把握しましょう。
| 形状タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| I型(長方形) | シンプルな長方形・正方形の形状 | 建築費用を抑えたい方、家事動線を短くしたい方 |
| L字型 | アルファベットの「L」の形状 | 庭を楽しみたい方、プライベート空間も確保したい方 |
| コの字型 | 中庭をコの字に囲む形状 | 子育て世帯、中庭で安全に子どもを遊ばせたい方、二世帯 |
| ロの字型 | 中庭を完全に四方で囲む形状 | プライバシーを重視する方、中庭のある暮らしに憧れる方 |
建築コストは、外壁の面積が増え、建物の角(コーナー)が多くなるほど高くなるのが一般的なため、I型<L字型<コの字型<ロの字型の順に増加する傾向にあります。
1-1.I型(長方形)の特徴
I型(長方形)は、最もシンプルでオーソドックスな平屋の形状です。
外壁の凹凸がないため建築費用を抑えることができることに加え、生活動線や家事動線を一直線に短く設計しやすいのがメリットです。
一方で、建物の奥行きが広くなる場合、家の中央部分(廊下や奥の部屋)に自然光が届きにくくなる傾向があります。
また、道路側に大きな窓を設けると外からの視線が気になりやすいため、プライバシー対策が必要です。
建築費用を抑えたい方や、効率的な家事動線を重視する方に向いています。
1-2. L字型の特徴
L字型は、建物をアルファベットの「L」の字に配置した形状です。
建物の2面で庭を囲む形になるため、どの部屋からも庭の景色を楽しみやすくなります。
また、L字の曲がり角を境界にして、パブリックスペース(リビング)とプライベートスペース(寝室)を明確に分けやすいのも魅力です。
ただし、I型に比べて外壁の面積が増えるため、建築費用がやや高くなります。
また、L字の内側の角にあたる部分は日当たりや風通しが悪くなるケースがあるため、窓の配置に工夫が必要です。
庭との一体感を楽しみたい方や、来客用と家族用の空間をしっかり分けたい方に向いています。
1-3. コの字型の特徴
コの字型は、中庭を3方向から囲むように建物を配置した形状です。
中庭に向けて大きな窓を設けることで、家の奥まで自然光をたっぷりと取り入れることができます。
中庭は道路からの視線が遮られるため、子どもを安全に遊ばせたり、アウトドアリビングとして活用したりするのに最適です。
一方で、外壁の面積が大幅に増え、屋根の形状も複雑になるため、建築費用は高くなります。
また、中庭に雨水が溜まらないよう、しっかりとした排水計画が必要です。
子育て世帯や、中庭で安全に子どもを遊ばせたい方、ほどよい距離感を保ちたい二世帯住宅に向いています。
1-4. ロの字型の特徴
ロの字型は、建物の中心に中庭を配置し、四方を完全に囲んだ形状です。
外側に大きな窓を設けなくても、中庭から全室に光と風を取り入れることができます。
外部からの視線を完全に遮断できるため、究極のプライバシーと防犯性を確保できるのが最大の特徴です。
しかし、4つの形状のなかで最も建築費用が高くなります。
また、中庭に熱や湿気がこもりやすいため、空調や換気計画を入念に行う必要があります。
中庭のメンテナンス(掃除や雪かきなど)の手間も考慮しなければならない点には注意が必要です。
プライバシーを最優先する方や、周囲の視線を気にせず中庭のある暮らしを楽しみたい方に向いています。
2. 【間取り図付き】平屋のおしゃれな間取り事例12選
ここからは、坪数・LDK数・形状の3軸で整理した平屋のおしゃれな間取り事例を12パターン紹介します。
家族構成などを踏まえて、理想の暮らしに近い事例を見つけてみましょう。
2-1. 【I型・20坪・1LDK】一人暮らし・二人暮らし向けのコンパクト平屋

無駄な廊下を極力なくし、居住スペースを最大限に確保した効率的な間取りです。
一人暮らし・二人暮らし向けのI型1LDKのメリットは、以下の2つです。
- 生活導線が効率的
- コンパクトな暮らしができる
掃除やメンテナンスの手間が少なく、建築費・光熱費ともに抑えられます。
一方で、来客用の部屋や将来的な家族の増加には対応しにくい点がデメリットです。
「音が響きやすい」というデメリットもあり、水まわりの音や生活音が他の部屋に響いてしまいやすいため、間取りの位置関係には配慮しなければなりません。
単身者やご夫婦お二人での暮らし、または老後の住み替えを検討している方におすすめです。
2-2. 【I型・25坪・3LDK】子育てファミリー向けのI型平屋

リビングを中心に各居室へアクセスできる「リビング階段(廊下なし)」の平屋版とも言える間取りです。
ファミリー向けのI型3LDKのメリットは、以下の2つです。
- 暮らしに合わせた間取りにしやすい
- 開放感のある空間を作れる
家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが活発になります。
家族のつながりを重視する子育て世帯や、限られた坪数で部屋数を確保したい方におすすめです。
一方でデメリットとなるのは以下の2点です。
- 日当たりに注意が必要
- プライベート空間を作りにくい
部屋の配置によっては、平屋の中央に位置する部屋の日当たりが悪くなる傾向があります。
隣地や他の建物による日当たりを考慮したうえで部屋位置を考えなければなりません。
なお、平屋は2階部分がないため、天窓を付けるといった対策も可能です。
またI型の場合は廊下部分が少なく、各部屋がリビングに隣接しているケースが多くなります。
そのためプライベート空間が作りにくいというデメリットもあります。
壁を多くするといった対策も取れますが、その分、費用もかかるため、優先順位を決めておきましょう。
2-3. 【L字型・25坪・2LDK】テラスと庭を楽しむL字型平屋

L字のへこみ部分にテラスを設け、リビングと寝室の両方からアクセスできる間取りです。
テラス・庭を楽しむL字型の平屋間取りのメリットは以下のとおりです。
- 開放感のある庭にできる
- プライベート空間も作れる
庭との一体感があり、実際の坪数以上の広さを感じられます。
また、L字の形状を活用することで、I型では難しかったプライベート空間も作り出せます。
L字型の間取りにテラスを繋げることで、どの部屋からでも庭に出られるというメリットもあります。
ガーデニングやペットの飼育など、庭に出やすいことで楽しめることも多いでしょう。
一方、L字型のデメリットは「外気の影響を受けやすいこと」です。
構造上部屋の3方向が外に接する部屋ができるため夏や冬の時期は温度調整が難しく、光熱費がかかってしまう傾向にあります。
2-4. 【L字型・30坪・3LDK】家事動線に優れたL字型平屋

水回り(キッチン・洗面・浴室)を一角に集約した間取りです。
家事動線に優れたL字型平屋のメリットは、以下のとおりです。
- 日々の家事をスムーズにこなせる
- 無駄なスペースが生まれにくい
キッチンや脱衣所、クローゼットが近くにあるため、日々の家事をスムーズにこなせて、家事の負担を軽減できます。
廊下などのデッドスペースも生まれにくいため、限られた面積を有効に活用できます。
忙しい共働き子育て世帯に向いている間取りと言えるでしょう。
一方で、L字型は外壁の面積が増えるため、一般的な四角形の間取りと比べて建築コストが上がる傾向があります。
また、配置によっては一部の部屋に光や風が入りにくくなることもあります。
2-5. 【コの字型・30坪・4LDK】中庭とウッドデッキのある住みやすい平屋

家の中心に中庭とウッドデッキを配置し、どの部屋にいても家族の気配を感じられる間取りです。
ウッドデッキのあるコの字型平屋の間取りのメリットは、以下のとおりです。
- 風通しが良い
- 各部屋の日当たりが良い
- 中庭との一体感が生まれる
コの字型の間取りであれば、部屋数の多い平屋であったとしても各部屋に窓をつけることができ、風通しや日当たりがよくなります。
また、中庭の3方向が建物に囲まれているため、中庭をよりプライベートな場所として利用でき、自然に一体感のある住環境を作れます。
休日に友人を招いてバーベキューを楽しみたい方や、プライバシーを守りつつ開放的に暮らしたい方におすすめです。
一方でコの字型間取りのデメリットは、以下の2つです。
- 建築コストがかかる
- 窓が多い分熱が逃げる
建物は形が複雑になるほど、建築コストがかかります。
そのため、同じ平屋であってもI型やL字型と比較すると建築コストが高くなるのです。
また窓が多い分室内の熱が外に逃げやすく、光熱費がかかりやすい傾向にあります。
2-6. 【コの字型・35坪・4LDK】おしゃれで開放感のあるコの字型平屋

ゆったりとしたリビングを中心としたコの字型の間取りです。
おしゃれで開放感のあるコの字型平屋のメリットは、以下のとおりです。
- 広々とした大空間を実現できる
- 広いながらも工夫次第で効率的な家事動線を作れる
個室や浴室といったプライベート空間をまとめ、反対側はゲストが利用できる和室とトイレを設置しています。
南側に大きな窓を配置したことで、採光・風通し抜群の居心地のよいリビングで快適に過ごせるでしょう。
43坪の広い間取りですが、水回りをまとめたことで効率がよい家事動線になっていることに加え、ウォークインクローゼットや納戸など収納力も高い間取りです。
一方で、中庭に面した大きな開口部が増えることで、外からの視線や防犯面への配慮も重要になります。
2-7. 【コの字型・50坪・5LDK】二世帯で暮らすゆとりの平屋

中庭を挟んで親世帯と子世帯の居住スペースを左右に分けた間取りです。
お互いの生活音や視線を気にせず、適度な距離感を保ちながら暮らせるのが特徴です。
高齢の両親がいる場合など、できる限り近くにいたいものの互いのプライバシーなどもあるため、一緒に生活するのは難しいと考える方も多いでしょう。
コの字型の間取りであれば生活空間を分けられるため、生活時間帯に違いがあったとしても迷惑がかかりません。
それぞれの空間に水まわりの設備などを設けることで、互いにストレスなく生活できるでしょう。
一方で、50坪という広い敷地が必要になる点と、建築費用が高額になる点がハードルです。
コの字型の間取りは形が複雑になるため、通常の平屋よりも建築コストが高いことに加え、二世帯住宅の場合は、キッチンや浴室、トイレなどの設備をそれぞれに付ける分、費用が高くなってしまいます。
2-8. 【ロの字型・35坪・4LDK】中庭を囲む回遊性の高い平屋

中庭の周囲をぐるりと回遊できる動線を持たせた間取りです。
回遊性と中庭があるロの字型平屋の間取りにおけるメリットは、以下のとおりです。
- 庭でもプライバシーを確保できる
- 子どもが安全に遊べる
- 家の中が広く感じられる
ロの字型平屋の間取りは中庭が建物で囲われているため、外からは見られることがなくプライバシーを確保できます。
通常の庭のように道路に面しているなどの心配はないため、子どもが安全に遊べる空間でもあります。
また、行き止まりがないため、家事動線がスムーズになり、家の中が広く感じられるのも特徴です。
防犯性を高めたい方や、外部と完全に遮断された自分たちだけの空間が欲しい方におすすめです。
一方、デメリットは以下のとおりです。
- 中庭の水はけが悪い
- 熱や湿気がこもりやすい
- 部屋の配置が難しい(廊下が多くなる)
中庭が建物で囲われている分、直接陽が入る時間帯が限られてしまい、水はけが悪くなる傾向にあります。
四方を壁で囲むため、中庭に熱や湿気がこもらないよう風の抜け道を工夫しなければなりません。
また、各部屋に行き来しやすい特徴があるものの、配置を工夫しなければ廊下部分が多くなり、実際の床面積を充分に活かしきれない可能性もあります。
2-9. 【I型・30坪・4LDK】最強の家事ラク動線を実現するI型平屋

キッチン→パントリー→脱衣所→ファミリークローゼットと無駄なく移動できる家事ラク間取りです。
家事で使用する主要な部屋、設備が近くにあることで家事を効率化できます。
とにかく家事の効率化を最優先したい方、共働きで忙しいファミリーにおすすめです。
一方で、一直線に部屋が並ぶことで音が伝わりやすかったり、来客時のプライバシーに配慮が必要になる場合もあります。
2-10. 【L字型・35坪・4LDK】ウッドデッキでつながる内と外の平屋

L字の広大なウッドデッキを設け、リビングの延長として使える「アウトドアリビング」を実現した間取りです。
内と外の境界が曖昧になり、自然を身近に感じられます。
キャンプやアウトドアが好きで、日常的に外の空気を感じながら暮らしたい方におすすめです。
しかし、深い軒(のき)を設けないと、夏場は直射日光で室内が暑くなりやすいのがデメリットです。
2-11. 【コの字型・40坪・5LDK】在宅ワークスペースのある平屋

コの字の一角を独立したワークスペース(書斎)として配置した間取りです。
リビングの生活音から離れて仕事に集中できます。
リモートワーク(在宅勤務)が中心の方や、趣味に没頭できる独立した部屋が欲しい方におすすめです。
しかし、部屋数が増えるため、各部屋の広さがややコンパクトになる点に留意が必要です。
2-12. 【ロの字型・40坪・3LDK】中庭で四季を感じるゆとりの平屋

あえて部屋数を3LDKに抑え、各居室の広さと中庭の広さにゆとりを持たせた贅沢な間取りです。
中庭にシンボルツリーを植えれば、家中のどこからでも四季の移ろいを感じられます。
子育てが一段落したセカンドライフ世代や、家にいる時間を最上のリラックスタイムにしたい方におすすめです。
広い敷地面積が必要になる点には留意しましょう。
気になる間取りパターンが見つかったら、あなたの条件で実際の間取りプランを最大5社から無料で比較してみましょう。
3. 住みやすい平屋の間取りを選ぶための5つの判断ポイント
間取りの事例をいくつか見て、「どれが自分に合っているかわからない」と迷う方も多いでしょう。
ここでは、間取り図を見たときに「自分にとって住みやすい家になるか」を判断するための5つのチェックポイントを解説します。
- 生活動線・家事動線の効率
- 日当たり・風通し
- 収納力の確保
- 家族のプライバシーと防犯
- 将来のライフスタイル変化への対応
それぞれ見ていきましょう。
3-1. 生活動線・家事動線の効率
平屋は階段の上り下りがない分、平面上の移動距離が長くなりがちです。
間取り図を見るときは、自分たちの「朝起きてから寝るまでの動き」を線でなぞってみましょう。
特に重要なのは「キッチン→洗面所→ランドリールーム(物干し)→ファミリークローゼット」という家事動線です。
これらが一直線、あるいは一箇所にまとまっている間取り(I型など)は、家事の負担を劇的に減らしてくれます。
また、「玄関→手洗い→リビング→各居室」という帰宅後の生活動線がスムーズかどうかも確認しましょう。
3-2. 日当たり・風通し
建物の面積が大きくなる平屋では、家の中心部(廊下や奥の部屋)に自然光が届きにくくなる問題が起こりがちです。
I型で奥行きがある間取りの場合は、天窓(トップライト)や高窓(ハイサイドライト)を設けて上から光を取り入れる工夫が必要です。
コの字型やロの字型の場合は、中庭に向かって大きな窓を設けることで、家中に光と風を行き渡らせることができます。
周辺の建物の高さや隣家との距離も考慮して、どの部屋にどれくらい日差しが入るかをシミュレーションしましょう。
3-3. 収納力の確保
平屋には2階がないため、「思ったより収納スペースが足りない」という失敗が少なくありません。
生活空間を削らずに収納力を確保する工夫が必要です。
屋根の傾斜(勾配天井)を活かした「ロフト」や「小屋裏収納」は、季節ものの家電や思い出の品をしまうのに最適です。
また、各部屋に小さなクローゼットを設けるよりも、家族全員の衣類を一箇所に収納できる「ファミリークローゼット」や、キッチン横の大容量「パントリー」を設けたほうが、結果的に空間を広く使えるケースが多くあります。
3-4. 家族のプライバシーと防犯
平屋はすべての部屋が1階にあるため、家族間のプライバシーと、外部からの防犯・視線対策の両立が求められます。
家族間のプライバシーを確保するには、リビング(パブリック空間)と寝室・子ども部屋(プライベート空間)の間に廊下や水回りを挟み、音や視線を遮る間取り(L字型など)が有効です。
外部からの視線対策としては、道路側に大きな窓を設けない、目隠しフェンスを設置する、あるいは中庭のあるコの字型・ロの字型を採用するといった方法があります。
3-5. 将来のライフスタイル変化への対応
家を建てる時点だけでなく、10年後、20年後の暮らしを想像して間取りを選ぶことも重要です。
たとえば、子どもが独立した後に空き部屋を持て余さないよう、最初は大きな1部屋として使い、後から間仕切り壁で2部屋に分けられる設計にしておく方法があります。
また、将来両親と同居する可能性がある場合や、自分たちの老後を見据えて、車椅子でも移動しやすい廊下幅(バリアフリー設計)を最初から確保しておくことも検討しましょう。
4. 平屋の形状別|費用傾向と予算の考え方
平屋の建築費用は、坪数だけでなく「建物の形状」によって大きく変動します。
形状が複雑になるほど、以下の理由でコストが上がる傾向にあります。
- 外壁の面積が増えるため(材料費・施工費の増加)
- 建物の角(コーナー)が増えるため(構造補強や役物の増加)
- 屋根の形状が複雑になるため(雨仕舞いなどの手間が増加)
形状別の費用傾向は、以下のとおりです。
| 形状 | コスト傾向 | 理由 |
|---|---|---|
| I型 | 最も安い | 外壁の凹凸がなく、屋根もシンプルな形状で済むため。 |
| L字型 | やや高い | I型に比べて外壁の面積が増え、角(コーナー)の処理が増えるため。 |
| コの字型 | 高い | 外壁面積がさらに増え、中庭の排水設備やウッドデッキの費用も加わるため。 |
| ロの字型 | 最も高い | 4形状の中で最も外壁面積が広く、中庭の空調・換気・排水計画が複雑になるため。 |
予算を抑えたい場合は、できるだけI型に近いシンプルな形状を選ぶのが鉄則です。
「どうしても中庭が欲しいが予算が厳しい」という場合は、コの字型やロの字型ではなく、I型やL字型の庭をフェンスで囲ってプライベート空間を作る(外構で工夫する)といった代替案も検討してみましょう。
間取りの選び方や費用の目安が気になる方は、HOME4U 家づくりのとびらの無料オンライン相談で、住宅業界経験者の専門アドバイザーに相談できます。
5. まとめ
平屋の間取りは、ご自身のライフスタイルと予算に合わせて、形状・坪数・LDK数のバランスを考えることが成功の鍵です。
記事のポイントを以下にまとめます。
- 平屋の形状は大きく4タイプ。コスト重視なら「I型」、庭との一体感なら「L字型」、中庭のプライバシー重視なら「コの字型」「ロの字型」がおすすめ。
- 間取りを選ぶ際は、家事動線の短さ、採光の確保、ロフトやパントリーなどの収納力を必ずチェックする。
- 家族間のプライバシー(音の伝わり方)と、外部からの視線・防犯対策を設計段階で考慮する。
- 建築費用は形状が複雑になるほど(I型→ロの字型の順に)高くなるため、予算のすり合わせが重要。
「自分たちの理想の暮らしには、どの形状の平屋が合っているのか」「予算内で希望の間取りは実現できるのか」など、平屋づくりで迷ったときは、まずはプロに相談して具体的なプランを比較することから始めましょう。
家づくりプラン一括依頼で
複数ハウスメーカーを比較!
家づくりに失敗しないためには、自分に合ったプランを提案してくれるハウスメーカーを見つけ、比較・検討すること。
そこでおすすめなのがHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスです。
スマホから必要事項を入力するだけで、あなたのご要望に沿ったハウスメーカーを複数社ピックアップ。
気になるハウスメーカーを最大5社までお選びいただくと、【完全無料】で家づくりプランを一括依頼することができます。
編集部からのお知らせ
最新情報を知ることが
後悔しない第一歩です。
家づくりのとびら編集部では、LINEで最新情報をお届けしています。
この記事の編集者

