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平屋の坪単価の相場はいくら?二階建てとの比較、間取り別の費用目安とは

平屋は、広々とした空間で掃除や家事がしやすく、高齢になってもストレスなく住むことができます。しかし、気になるのは費用面です。平屋を新築する際の坪単価の相場は、一体いくらを想定すればよいのでしょうか。

この記事では平屋の新築について、以下の項目を解説します。

この記事を読んでわかること!

  • 平屋の坪単価の相場はいくらか?
  • 平屋と二階建ての坪単価比較と「平屋が高くない理由」
  • 間取り別の平屋の建築価格の相場、平屋の価格を抑えるコツ

新しく平屋を建てようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1.平屋を建てるときの坪単価と費用相場は?

平屋の坪単価の平均は、木造建築の場合、40~60万円程度です。もちろん、鉄骨などの他の構造を採用する、またこだわりの材質・素材などを使用する場合、坪単価が70万を超えるなど、さらに高額になります。

単身者や夫婦・ファミリー別の全体の費用相場感は以下の表をご参照ください。

平屋住宅の坪単価・費用相場一覧
平均的な坪単価 40~60万円
単身・夫婦の場合 坪数目安 20~30坪
総額の費用相場 500万円~1,800万円
ファミリー(3人~5人)の場合 坪数目安 30~40坪
総額の費用相場 1,200万円~2,400万円

2.平屋と二階建ての坪単価を比較:「平屋が高い」といわれる3つの理由

一般的に「平屋は2階建てより高い」と言われているのをご存知でしょうか。実際に、同じ規模の敷地に建てる住宅を建てる場合、平屋は2階建ての住宅よりも坪単価が1~2割ほど割高になる傾向があります。

2階建て木造住宅は、ローコストなハウスメーカーを利用すれば坪単価30~40万円ほどでも建てることができます。そのため、坪単価だけ見ると、平屋住宅は二階建てよりも高額に感じるかもしれません。

また、同じ延べ床面積の家を建てる場合も平屋のほうが少し高くなる傾向にあります。なぜ平屋と二階建てでは、金額に差が生まれるように見えるのでしょうか。

この章では、平屋と2階建ての価格に差が生じる以下の3つの理由について、詳しく解説します。

平屋が2階建ての住宅よりも高額と言われる3つの理由

2-1.理由(1) 延床面積が小さいから

前述したとおり、平屋と二階建て住宅の坪単価の間には、数十万円の差が生じる傾向があります。なぜこのように、金額の差が生まれるのでしょうか?

まず、坪単価は以下の計算式で算出されます。

建築費用 ÷ 延べ床面積 = 坪単価

坪単価は建築費用を「延べ床面積」で割り算するため、「延べ床面積」の大きさによって変動する仕組みになっています。二階建て住宅は、フロアを増やすことで効率的に延べ床面積を増やすことが可能です。そして、平屋よりも延べ床面積が大きくなることで、結果として坪単価も下がることになります。

階段部分の有無

細かな点ではありますが、2階建て住宅より平屋の延床面積が小さくなる理由として、よく挙げられるのが「階段の有無」です。

同じ30坪の住宅で建築費用も同等だとしも、2階建ての場合は階段部分も面積として加わるので、延床面積は33坪で計算されます。同じ広さの住宅でも、延床面積に異なるため、坪単価に差が生じるのです。

この差の比較を式にして表すと以下のようになります。

  • 平屋:2,000万円(建築費用)÷30坪(延床面積)=約66万円(坪単価)
  • 2階建て:2,000万円(建築費用)÷33坪*(延床面積)=約60万円(坪単価)

*階段部分の坪数として3坪分を加算しています。

2-2.理由(2) 屋根と壁の面積が大きいから

2階建ての住宅よりも平屋の価格が高額に感じられる理由として、次に挙げられるのが「屋根と壁面積の違い」です。

単純に同じ広さ(延べ床面積)の家を建てるには、平屋は二階建てに比べて必要とする土地の広さは大きくなります。平屋はワンフロアの床面積が必然的に広くなります。つまり、それだけ屋根の面積も広くなるということです。

屋根の工事は、建築費用のなかでも割合が大きい作業となります。屋根の面積が広い平屋は、その分の建築費用がかかり、坪単価が上がります。

2-3.理由(3) そもそも基礎面積が大きいから

平屋はすべての生活空間を、1フロアのなかに含めるため、2階建ての住宅よりも、平屋の基礎面積は大きくなります。

延べ床面積が30坪の家を建てる場合、2階建ててあれば、基礎面積は15~17坪ほどで済みますが、平屋の場合はそのまま30坪分の基礎面積が必要となってしまいます。

基礎工事も建築費用のなかで、大きな割合をしめる作業です。基礎工事をする範囲の広くなる平屋は、同じ延べ床面積の2階建て住宅に比べて、坪単価が高くなります。

3.坪単価だけで「平屋が高い」と判断するのは間違い!

坪単価のみで判断してしまうと、平屋よりも2階建て住宅のコストパフォーマンスが良いように感じてしまいます。しかし、坪単価が高いことが必ずしもマイナスというわけではありません。

二階建てに比べて、平屋は必要とする家の坪数が小さい場合が多いからです。単身やご夫婦などコンパクトな暮らしを求める方は、そもそも部屋数や広さを重視する必要はありません。また、バリアフリー対応の住宅を建てたい場合など、平屋は大きなメリットがあり、全体的な費用の軽減につながる場合も多くあります。

平屋と二階建ては一言では比較することは難しく、個々のこだわりや状況に応じて、異なる答えが出てくるはずです。二つの選択に迷ったときには、悩みが解決しないまま「勢いだけ」で話を決めることは避けましょう。

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4. 【間取り別】平屋の建築価格の相場

平屋の坪単価は、間取りによっても大きく変動します。そして、家族の規模によって必要となる家の広さにも差が生まれるでしょう。この章では、1LDKから4LDKまでの間取りに分けて、平屋の建築にかかる具体的な費用相場について解説していきます。

4-1.【1LDKの平屋】「1~2人暮らし」に最適

1LDKの平屋

子供が独立し夫婦だけになったときなど、2人暮らしで住むことを想定した場合は、コンパクトな1LDKがおすすめです。一般的な1LDKの平屋であれば、建築面積は18~20坪ほどであり、建築費用は約900~1,200万円。坪単価にすると、50万円前後となるでしょう。

夫婦の寝室やリビング、キッチン、水廻り、ダイニングなど、必要最低限の間取りで建てられた平屋は、掃除や室内での移動の負担が少なく、老後の暮らしに最適です。

4-2.【2LDKの平屋】「2~3人暮らし」に最適

2LDKの平屋

子供が1人いる場合や、夫婦だけでも少しゆとりがほしいという方は2LDKの平屋がおすすめです。夫婦の寝室の他に子供部屋も確保でき、子供が独立したあとは客室として活用できます。また近年では、和室を作る方も多く、そのために1部屋を余分に設けておくこともあるそうです。

2LDKの平屋の場合、建築面積は22~25坪ほどで、建築費用の相場価格は1,100~1,250万円。部屋数を省いた分、壁面積などが小さくなるので、使用する材料や設備などにこだわってみるのもよいかもしれません。

4-3. 「ファミリー向け」の平屋:3LDKの家

ファミリー向けの平屋

一般的に「ファミリー向け」といわれる間取りは3LDKです。子供2人までは、余裕をもって暮らせる間取りといえるでしょう。3LDKにすると建築面積が広くなるため「価格が上がってしまうのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、廊下を極力減らしたりロフトを採用したりなど、工夫することで、建築面積を抑えて、平屋を建てることができます。3LDKの場合、一般的な建築面積は27~30坪ほどであり、建築費用は1,350~1,800万円です。

4-4. 「5人以上」でもOKな平屋:4LDKの家

5人以上でもOKな平屋

部屋数を多めに確保したい、子供が3人いる、親世帯と同居するなど、5人以上で住むことを考えた場合は4LDKの平屋がおすすめです。少しゆとりのある、ファミリーマンションなどをイメージすると分かりやすいでしょう。

建築面積にゆとりがあるので、子供が独立したあとのリフォームを検討する場合も自由度が高く安心です。4LDK平屋の場合、建築面積は30~33坪、建築費用は1,500~2,000万円ほどであることが一般的でしょう。

5.おしゃれな平屋をできるだけ安く建てるコツ5つ

せっかく平屋を建てるなら、おしゃれな家にしたいですよね。しかし、細かな箇所にこだわるほど、建築費用が高額になるため、気を付けなければなりません。ここからは、建築費用を抑えつつ、おしゃれに見える平屋のポイントを紹介します。

5-1.デザインをシンプルにする

昨今、若い世代からも人気が高まっている平屋は、スタイリッシュなデザインであることが多いです。家全体のデザインをシンプルにすることで、洗練された住宅に仕上がります。

不要な装飾などをできるだけ施さないことで、建築費用を抑えながらもどこかおしゃれな平屋が完成するでしょう。材料費だけでなく、デザイン料なども安く抑えられる点も、平屋をシンプルな作りにするメリットです。

5-2.設備を厳選してすっきりとした空間に

建築費用は、導入する設備のグレードによっても大きく変動します。平屋をおしゃれに見せるならば、デザイン同様に設備も厳選することがコツです。さらにお金をかける設備のなかでも、優先順位をはっきりさせておきましょう。

必要なものと不要なもの、投資と節約のポイントを明確にすることで、無駄を省きコストを抑えたうえで、洗練されたおしゃれな空間に仕上がります。

5-3.無駄な窓を減らす

窓や廊下を多くしすぎないことも、費用を抑えつつ住宅をおしゃれに見せるコツです。採光を増やすために単純に窓を増やすとプライバシーを守れず、防犯にもよくありません。

また、建築費用は、窓や出入り口などを増やすほど、料金が上乗せされます。小窓ひとつを追加する場合でも、設置費用は10~15万円ほど。腰高窓の場合は12~20万円ほど追加の費用が発生します。

さらに、窓を多く付けことで、壁の強度も下がり、耐震補強として追加の費用が必要となる可能性もあります。

おしゃれな天窓などを使って、採光を工夫しましょう。「窓を減らしたら、日当たりが悪くなるのでは?」と不安に思う方は、窓を付ける「位置」に注目してみてください。高い位置に窓を付けることで、自然光が部屋全体に指すので、少ない窓数でも明るい室内を実現できます。

5-4.廊下部分を削減する

廊下部分の削減もコツの一つです。床面積を抑えつつ、室内の広さも確保できます。廊下を減らすよう意識をすることで、動線をシンプルにでき、結果として住みやすい室内にできるでしょう。

キッチン周辺に家事動線をまとめることが大切です。また、さらにバリアフリーを考える場合は、どの部屋からも玄関との行き来しやすい形にしておくとよいでしょう。

5-5.部屋数を抑えて広々と見せる

同じ坪数の家でも、部屋数によって、広く見えたり狭く見えたりします。当然ですが、部屋を増やせばその分壁の面積が広くなり、部屋として活用できるスペースが減ってしまうでしょう。

もちろん耐震性能を保つ必要があるため、ある程度の壁面積は必要です。しかし、あまり細かくスペースを区切ってしまうのは、スムーズな動線や掃除のしやすさなど、平屋のメリットを減らしてしまう可能性があります。必要最低限の部屋数に留めることで、優れたデザイン性と建築費用のカットが両立できるでしょう。

6.平屋を建てるとき注意したいこと

平屋を建てる場合は、住みよい環境に整えるために注意すべきポイントがあります。平屋を建てる計画をする方は是非参考にしてみてください。

6-1.日当たりを考える

平屋の場合、まず注意しなければならないのが日当たりです。1階のみの建物なため、周囲の建築物をよく確認しておく必要があります。また建物自体が大きくなる可能性が高いため、家の中心部まで光が入るよう工夫しなければなりません。

「中庭を作る」「天窓を作る」といった配慮が必要になるでしょう。特に天窓は、スペースを各方する必要もなく、外観のデザインにも影響しないので、敷地面積に余裕がない場合におすすめです。

6-2.プライバシーを守る工夫をする

平屋の場合、風通しや日当たりに考慮するため、2階建てよりも窓の数が多くなる傾向にあります。生活空間の全てが外から見える高さに置かれるため、目隠しとしてフェンスなどを設置するとよいでしょう。

平屋はフロアが分かれていない分、共有スペースと個室の距離が近くなります。防犯面と合わせて、家族間でのプライバシー保護への配慮も考えておきましょう。

6-3.その他の注意点

その他にも、平屋を建てる際の注意点には以下のようなものがあります。

  • デッドスペースが生まれないようにする
  • 建ぺい率の制限
  • 土地代が高すぎて建築費用が圧迫される

限られた1フロアのなかに、生活で欠かせない全ての空間を配置するため、デットスペースを作らない工夫をしなければなりません。全ての空間をムダなく活用できる間取りを考える必要があるでしょう。

そして、土地やエリアによって敷地に対して建築できる面積の割合を示す「建ぺい率」の制限があることを知っておきましょう。地域ごとに、土地に対して何%までの建物ならば、建ててもよいか定められているので、土地を購入する前に必ず確認してください。

また、平屋で土地の購入も必要の場合、土地代そのものが高額になる可能性があることを考慮しておきましょう。大きな平屋を建てようとする場合、その分、広い土地が必要です。土地代が高額になるほど、建築費用が圧迫され、満足のいく家づくりができない可能性もあります。先に資金計画をしっかりと立てておき、後悔がないように注意しましょう。

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7.平屋住宅の新築で失敗しないコツ

せっかく建てる新築の平屋だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。失敗しない平屋づくりのポイントは以下3点です。

平屋の建築で失敗しないためのポイント

  • 平屋の暮らし方を一度体験してみる
  • 将来の生活をシミュレーションする
  • 平屋を得意とする会社に依頼する

平屋の暮らし方は2階建てと異なる部分が多々あります。生活動線やプライバシーなどは、特に注意しなければなりません。平屋に住んでいる友人などが居る場合は、一度遊びに行き、実際に体験してみるのがおすすめです。また将来的な家族構成の変化や老後など、ライフスタイルの変化も想定しましょう。

最も大切なことは、平屋づくりの経験が豊富なハウスメーカーを探すことです。しっかりとした実績と経験があるからこそ、住みやすさや快適さを考慮した工夫の詰まったプランを提案してくれます。

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まとめ

この記事は、平屋の坪単価や建築価格の相場について詳しく解説しました。平屋は、坪単価だけを見て2階建て住宅と比較すると割高のように感じます。しかし、それだけで判断せず、トータルの金額をしっかりと計算してみる必要があります。

またご自身のライフスタイルとしてどんなメリットを得ることができるのかという点を考慮しましょう。何十年先まで住む家であれば、自身の老後や家族構成の変化などを踏まえて検討する必要があります。

また、工夫次第では、コストを抑えてもおしゃれな平屋を建てることができます。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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