- 変更日:
- 2024.08.16
平屋は、広々とした空間で掃除や家事がしやすく、日々の暮らしやすさはもちろん、バリアフリーの観点からも人気です。
では、平屋を新築する際の坪単価の相場は、一体いくらぐらいなのでしょうか。
この記事では平屋の新築住宅について、以下の項目を解説します。
この記事を読んでわかること!
- 平屋の坪単価の相場
- 平屋をローコストでおしゃれに建てるコツ
- 家族構成別の間取り事例
- 平屋を検討する際の注意点
大前提として、家づくりは坪単価だけで全体の費用を計算することはできません。家づくりにかかる費用に関しては「注文住宅にかかる費用解説!内訳や費用相場、予算別に建てられる家」の記事もご覧ください。
坪単価だけで予算を固めることはできませんが、坪単価を知ることで大体の費用イメージをつかむことができ、資金計画の際にも便利です。
新しく平屋を建てようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
一般的な注文住宅の坪単価について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
目次
1.【平屋住宅を建てる坪単価の相場】平均はいくら?
平屋の坪単価の平均は、木造建築の場合で40万~60万円程度です。もちろん、鉄骨など他の構造を採用したり、こだわりの材質・素材などを採用したりする場合、坪単価が70万円を超えることもあります。
工法別の坪単価の目安については、以下の記事をご覧ください。
ここでは、部屋の数や家族の人数、ハウスメーカーによって平屋を新築する坪単価にどのような変化があるのかを確認しておきましょう。
1-1.【部屋数・坪数別】平屋住宅の坪単価相場
平屋を建てるに当たり、部屋数・建築面積の坪数別の坪単価相場は、以下のとおりです。
部屋数 | 坪数 | 想定人数 | 坪単価 |
---|---|---|---|
1LDK | 18~20坪 | 1~2人 | 40万~60万円 |
2LDK | 22~25坪 | 2~3人 | 40万~60万円 |
3LDK | 27~30坪 | 3~4人 | 50万~70万円 |
4LDK | 30~33坪 | 5人以上 | 50万~70万円 |
坪単価はあくまで目安の数字ですが、坪数が大きくなればなるほど、坪単価も上がる傾向にあります。
上記の間取り例や建築費用については、「5. 【家族構成別】平屋住宅の間取り事例4つ」以降で解説します。
1-2.【ハウスメーカーの種類別】平屋住宅の坪単価相場
坪単価は、ハウスメーカーによっても異なります。
以下では、ハウスメーカーをABCの3タイプに分け、平屋の坪単価を比較しました。
タイプ | 坪単価 | |
---|---|---|
A | ローコストハウスメーカー | 22万~55万円 |
B | 中堅ハウスメーカー | 45万~95万円 |
C | 大手ハウスメーカー | 55万~150万円 |
建築プランや工法によっても違いはあるので、こちらもあくまで目安としてとらえてください。
検討中のハウスメーカーの坪単価が知りたい方や、希望の坪単価からハウスメーカーを絞り込みたい方は、「HOME4U 家づくりのとびら」で相談してみるとよいです。
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2.【坪単価を比較】平屋が二階建てより割高になる3つの理由
一般的に「平屋は二階建てより高い」と言われているのをご存知でしょうか。実際に、同じ規模の敷地に建てる住宅を建てる場合、平屋は二階建てよりも坪単価が1~2割ほど割高になる傾向があります。
タイプ | 平屋 | 二階建て | |
---|---|---|---|
A | ローコストハウスメーカー | 22万~55万円 | 39万2,000~39万6,000円 |
B | 中堅ハウスメーカー | 45万~95万円 | 44万~49万5,000円 |
C | 大手ハウスメーカー | 55万~150万円 | 56万~63万円 |
例えば、二階建て木造住宅は、ローコストなハウスメーカーを利用すれば坪単価30万円台でも建てることができます。
この章では、平屋と二階建ての価格に差が生じる3つの理由をご紹介します。
平屋が二階建ての住宅よりも高額と言われる3つの理由
2-1.理由(1) 延床面積が小さいから
理由の1つ目は、平屋は二階建てよりも延床面積が小さくなる点にあります。
延床面積とは、すべての階層の床面積を合わせた面積のことです。
坪単価は、建築費用からこの延床面積を割ることで算出するため、延床面積が小さいと坪単価が高くなってしまうのです。
二階建ては、フロアを増やすことで効率的に延床面積を増やすことが可能ですが、平屋はワンフロアで完結する分、二階建てよりも延床面積を広げることが難しいです。
2-2.理由(2) そもそも基礎面積が大きいから
平屋はすべての生活空間をワンフロアの中に含めるため、二階建てよりも基礎面積が大きくなります。
単純に同じ広さ(延床面積)の家を建てるには、以下のようなイメージになります。
延床面積30坪の場合の基礎面積
- 平屋:30坪
- 二階建て:15~17坪
建築費用の中でも、基礎工事にかかる費用は大きな割合を占めるため、基礎面積が大きくなりやすい平屋は高額になってしまうのです。
家づくりの費用の内訳については、以下の記事も参考にしてみてください。
家づくりのとびらコラム
「階段」に割く面積が不要!だから平屋住宅は広く感じる
階段が不要の平屋と、階段が必要な二階建てでは、延床面積が全く同じでも、体感としては平屋のほうが広く感じるでしょう。
例えば、階段を作るのにおよそ3坪分の面積を割くと考えると、二階建てで30坪の平屋と同等の体感を得るには、33坪が必要になるということです。
逆に、今まで二階建てに住んでいた人にとっては、平屋が3坪分広く感じられるはずなので、費用を抑えたい場合は延床面積を小さくしてもよいでしょう。
2-3.理由(3) 屋根と壁の面積が大きいから
基礎面積が広い分、平屋は屋根の面積も広くなります。プランによっては壁面積も広くなるでしょう。
基礎工事同様、屋根の工事費用も、建築費用のなかで大きな割合を占めます。
もちろん、屋根の種類によって費用には差がありますし、壁の凹凸具合によっても費用は変わってきます。
家づくりで費用を抑えるコツについては、以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
以上が、平屋の坪単価が二階建ての坪単価よりも高額になりやすい理由です。
ただし、冒頭でもお伝えしたとおり、家づくりの費用は坪単価だけでは算出することができないため、この時点で「平屋が高い」と判断することはできません。
次章で詳しく解説しますが、家づくりにかかる費用について誰かに相談したい場合は「HOME4U 家づくりのとびら」の無料オンライン相談サービスがおすすめです。
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3.坪単価だけで「平屋住宅が高い」と判断するのは間違い!
坪単価のみで判断してしまうと、平屋よりも二階建てのコストパフォーマンスがよいように感じてしまいます。しかし、必ずしも「平屋のほうが高い」というわけではありません。
例えば、以下のようなパターンであれば、平屋もコストパフォーマンスがよい場合があります。
- 必要とする坪数が小さい場合
- バリアフリー対応の家を建てたい場合
単身やご夫婦などコンパクトな暮らしを求める方は、そもそも部屋数や広さを重視する必要はありません。また、バリアフリー対応の住宅を建てたい場合など、平屋は大きなメリットがあり、全体的な費用の軽減につながる場合も多くあります。
平屋のメリット・デメリット、また人気の理由について詳しく知りたい方は以下の関連記事もご覧ください。
平屋と二階建ては一言で比較することが難しく、個々のこだわりや状況に応じて、異なる答えが出てくるはずです。2つの選択に迷ったときには、悩みが解決しないまま「勢いだけ」で話を決めることは避けましょう。
4.おしゃれな平屋住宅をローコストで建てるコツ5つ
せっかく新築で平屋を建てるなら、おしゃれな家にしたいですよね。しかし、細かな箇所にこだわるほど、建築費用が高額になるため、気を付けなければなりません。ここからは、建築費用を抑えつつ、おしゃれに見える平屋のポイントを、注文住宅のプロがご紹介します。
4-1.デザインをシンプルにする
昨今、若い世代からも人気が高まっている平屋は、スタイリッシュなデザインであることが多いです。家全体のデザインをシンプルにすることで、洗練された住宅に仕上がります。
不要な装飾などをできるだけ施さないことで、建築費用を抑えながらもどこかおしゃれな平屋が完成するでしょう。材料費だけでなく、デザイン料・設計料などを安く抑えられる点も、平屋をシンプルな作りにするメリットです。
ここがポイント!
プロ・専門家の視点
おすすめのデザインは「和モダン」。和モダンは、和風テイストと現代デザインとをミックスさせたようなデザイン。装飾が少ないデザインなので、コストが抑えやすく、幅広い世代から人気の高い住宅デザインの1つです。
和モダンを含め、住宅のデザインの種類については「注文住宅の外観デザイン|おしゃれに仕上げる決め方や失敗事例から見る注意点」でも解説しているので、ぜひご覧ください。
4-2.設備を厳選してすっきりとした空間に
建築費用は、導入する設備のグレードによっても大きく変動します。平屋をおしゃれに見せるならば、デザイン同様に設備も厳選することがコツです。また、お金をかける設備のなかでも、優先順位をはっきりさせておきましょう。
必要なものと不要なもの、投資と節約のポイントを明確にすることで、無駄のない洗練されたおしゃれな空間に仕上がります。
ここがポイント!
プロ・専門家の視点
設備を考える際には、各ハウスメーカーの標準仕様を確認することも大事です。
標準仕様でグレードの高い設備が用意されているのであれば、オプションによる追加費用が不要のため、予算オーバーの心配も少なくなるでしょう。ハウスメーカーの標準仕様については、各ホームページやパンフレットを確認するか、「HOME4U 家づくりのとびら」を活用し、効率よく情報を整理していくとよいです。
4-3.無駄な窓を減らす
窓や廊下を多くしすぎないことも、費用を抑えつつ平屋をおしゃれに見せるコツです。
建築費用は、窓や出入り口などを増やすほど、料金が上乗せされます。小窓1つを追加する場合でも、設置費用は10万~15万円ほど。腰高窓の場合は12万~20万円ほど追加費用が発生します。
さらに、窓を多く付けことで、壁の強度も下がり、耐震補強として追加費用が必要となる可能性もあります。
ここがポイント!
プロ・専門家の視点
採光を増やすために、単純に窓を増やすとプライバシーや防犯の面でもおすすめできません。
「窓を減らしたら、日当たりが悪くなるのでは?」と不安に思う方は、窓を付ける「位置」に注目してみてください。例えば、おしゃれな天窓などを使って、採光を工夫しましょう。高い位置に窓を付けることで、自然光が部屋全体に射し込むので、少ない窓数でも明るい室内を実現できます。
4-4.廊下部分を削減する
廊下部分の削減も、費用を抑えるコツの1つです。
廊下を減らすことで、床面積を抑えつつ、室内の広さが確保でき、動線もシンプルに設計できるので、結果として住みやすい住空間にできるでしょう。
ここがポイント!
プロ・専門家の視点
ポイントは、キッチン周辺に家事動線をまとめること。料理をしながら洗濯や片づけをするなど、複数の家事を同時にこなす人は多いはず。キッチンから洗面所、キッチンから物干しスペース、キッチンからお風呂など、家事の移動が楽になるよう工夫するとよいです。
さらにバリアフリーを考える場合は、どの部屋からも玄関との行き来がしやすい形にしておくとよいでしょう。
4-5.部屋数を抑えて広々と見せる
当然ですが、部屋を増やせばその分壁の面積が広くなり、部屋として活用できるスペースが減ってしまううえ、建築費用も上がります。
もちろん耐震性能を保つためにも、ある程度の壁面積は必要です。しかし、あまり細かくスペースを区切ってしまうのは、スムーズな動線や掃除のしやすさなど、平屋のメリットを減らしてしまう可能性があります。必要最低限の部屋数に留めることで、優れたデザイン性と建築費用のカットが両立できるでしょう。
ここがポイント!
プロ・専門家の視点
将来的に子どもが増えたときや、夫婦別々の部屋がほしくなったときのために、「部屋は多めに設けておきたい」という人も多いです。「今は必要ない」「一時的に必要になりそう」などといった状況であれば、あとから間仕切りを付けることで解決するかもしれません。
以下の記事では間取りの決め方や、おすすめの間取りを紹介しているので、ぜひご覧ください。
関連記事
以上が、おしゃれな平屋をローコストで建てる5つのコツです。
こだわりの平屋を予算内で建てるには、実際のハウスメーカーのプランを入手し、複数見比べてみるのが一番。
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5.【家族構成別】平屋住宅の間取り事例4つ
平屋の坪単価は、間取りによっても大きく変動します。そして、家族構成によって必要となる家の広さにも差が生まれるでしょう。この章では、家族構成別におすすめの1LDKから4LDKまでの間取りや、具体的な費用相場について解説します。
5-1.【1LDKの平屋】「1~2人暮らし」に最適
間取り | 1LDK |
---|---|
建築面積 | 約18~20坪 |
建築費用 | 約900万~1,200万円 |
坪単価 | 50万円前後 |
シンプルな家事動線を意識した、老後にも安心な間取り
1人暮らしや、子供が独立し夫婦だけになったときなど、2人暮らしで住むことを想定した場合は、コンパクトな1LDKがおすすめです。
夫婦の寝室やリビング、キッチン、水まわり、ダイニングなど、必要最低限の間取りで建てられた平屋は、掃除や室内での移動の負担が少なく、シンプルな暮らしに最適です。
5-2.【2LDKの平屋】「2~3人暮らし」に最適
間取り | 2LDK |
---|---|
建築面積 | 約22~25坪 |
建築費用 | 約1,100万~1,250万円 |
坪単価 | 50万円前後 |
リビングを中心に、ゆとりのある住空間を実現する間取り
子供が1人いる場合や、夫婦だけでも少しゆとりがほしいという方は2LDKの平屋がおすすめです。夫婦の寝室の他に子供部屋も確保でき、子供が独立したあとは客室として活用できます。また近年では、和室を作る方も多く、そのために1部屋を余分に設けておくこともあるそうです。
5-3.【3LDKの平屋】「4人暮らし」に最適
間取り | 3LDK |
---|---|
建築面積 | 約27~30坪 |
建築費用 | 約1,350万~1,800万円 |
坪単価 | 50~60万円前後 |
敷地面積を抑えつつ、家族のプライバシーも守られる間取り
一般的に「ファミリー向け」といわれる間取りは3LDKで、4人で暮らすのにおすすめです。子供2人までは、余裕をもって暮らせる間取りといえるでしょう。3LDKにすると建築面積が広くなるため「価格が上がってしまうのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、廊下をなるべく減らしたり、ロフトを採用したりすることで、建築面積を抑えることも可能です。
5-4.【4LDKの平屋】「5人以上」に最適
間取り | 4LDK |
---|---|
建築面積 | 約30~33坪 |
建築費用 | 約1,500万~2,000万円 |
坪単価 | 50~60万円前後 |
自由度の高い平屋住宅を建てたい方におすすめの間取り
部屋数を多めに確保したい、子供が3人いる、親世帯と同居するなど、5人以上で住むことを考えた場合は4LDKの平屋がおすすめです。少しゆとりのある、ファミリーマンションをイメージすると分かりやすいでしょう。
建築面積にゆとりがあるので、子供が独立したあとのリフォームの際にも自由度が高いのもポイントです。
以上が、家族構成別で考える間取りの事例ですが、以下の記事でも多数間取りをご紹介しています。平屋を立てる際の土地代の相場についても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
間取りを考える際には、実際にハウスメーカーから間取りプランを提案してもらい、比較してみるのがおすすめです。
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6.平屋住宅を建てるとき注意したいこと3つ
平屋を建てる場合は、住みよい環境に整えるために注意すべきポイントが3つあります。
- 日当たりや風通しを考える
- プライバシーを守る工夫をする
- その他の注意点
以下より1つずつ解説しますが、注文住宅全体の失敗事例が知りたい方は「注文住宅の失敗事例TOP10」の記事もご覧ください。
6-1.日当たりや風通しを考える
平屋の場合、まず注意しなければならないのが日当たりや風通しです。1階のみの建物なため、周囲の建築物に、光を遮るような高いビルがないか、確認しておく必要があります。また平屋自体の面積が大きくなる場合は、家の中心部まで光や風が入るよう工夫しなければなりません。
こういった注意点には、「中庭を作る」「天窓を作る」といった配慮が必要になるでしょう。特に天窓は、壁のスペースを確保する必要もなく、外観のデザインにも影響しないので、敷地面積に余裕がない場合におすすめです。
6-2.プライバシーを守る工夫をする
日当たりや風通しに考慮すると、2階建てよりも窓の数が多くなる傾向にありますが、窓を増やす際には外部からの視線にも注意しましょう。生活空間の全てが外から見える高さに置かれるため、目隠しとしてフェンスや植栽などを設置するとよいです。
また、室内に関しても、平屋はフロアが分かれていない分、共有スペースと個室の距離が近くなります。外部からの防犯面と合わせて、家族間でのプライバシー保護にも気をつけましょう。
6-3.その他の注意点
その他にも、平屋を建てる際の注意点には以下のようなものがあります。
- デッドスペースが生まれないようにする
- 建ぺい率の制限を確認する
- 土地代が高くなる傾向にある
限られたワンフロアのなかに、生活で欠かせない全ての空間を配置するため、デットスペースを作らない工夫をしなければなりません。全ての空間をムダなく活用できる間取りを考える必要があるでしょう。
一戸建ての間取りについては、以下の記事の事例も参考にしてみてくださいね。
また、土地やエリアによっては「建ぺい率」の制限があることを知っておきましょう。
建ぺい率とは、敷地に対して建築できる面積の割合を示すものです。地域ごとに、土地に対して何%までの建物ならば、建ててもよいか定められているので、土地を購入する前に必ず確認してください。
土地の購入も必要な方は、土地代そのものが高額になりやすいことを考慮しておきましょう。大きな家を建てたいと考えると、二階建てよりも平屋のほうが広い土地面積を必要とします。
土地代が高額になるほど、建築費用が圧迫され、満足のいく家づくりができない可能性や予算オーバーする可能性もあります。先に資金計画をしっかりと立てておき、後悔がないように注意しましょう。
土地の購入費用について詳しく知りたい方や、なるべく予算を抑えたい方には、以下の記事もおすすめです。
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7.平屋住宅の新築で失敗しないコツ
せっかく建てる新築の平屋だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。失敗しない平屋づくりのポイントは以下3点です。
平屋住宅の建築で失敗しないためのポイント
- 平屋の暮らしを一度体験してみる
- 将来の生活をシミュレーションする
- 平屋を得意とするハウスメーカーに依頼する
平屋の暮らしは、二階建てと異なる部分が多々あります。生活動線やプライバシーなどは、特に注意しなければなりません。平屋に住んでいる友人や知人が居る場合は、一度遊びに行き、実際に体験してみるのがおすすめです。
また、最近では、宿泊体験を行っているハウスメーカーもあるので、気になるハウスメーカーがある場合はホームページを確認してみるとよいです。
今のライフスタイルだけでなく、将来的な家族構成の変化や老後なども想定した設備・間取りだとより満足度が高くなるでしょう。
そして、最も大切なことは、平屋づくりの経験が豊富なハウスメーカーを探すことです。しっかりとした実績と経験があるからこそ、住みやすさや快適さを考慮した工夫の詰まったプランを提案してくれます。
しかし、ハウスメーカー選びは、家づくりのなかで一番の難所といっても過言ではありません。住宅展示場を見に行っても、営業担当者は「良いこと」しか言わず、デメリットを含めてハウスメーカーを比較することは、非常に困難だからです。
初めて家づくりを計画される方、数十年ぶりに家の建て替えを検討されている方は、ぜひ一度、家づくりのとびらの無料サービスをご活用ください。
まとめ
この記事は、平屋の坪単価相場や、ローコストでおしゃれな平屋を建てるコツ、注意点、間取り例などを解説しました。
それではおさらいです。
平屋住宅の予算を立てるには?価格はどれくらい?
住宅の予算を立てるには、大まかな坪単価を把握しておくとよいです。
平屋の坪単価の相場は、「1.【平屋を建てる坪単価の相場】平均はいくら?」をご覧ください。
「5. 【家族構成別】平屋住宅の間取り事例4つ」では、家族構成別におすすめの間取りを、費用相場とともに解説しています。
開放感のある平屋住宅をローコストで建てるコツは?
無駄な廊下部分を削減したり、今は必要でない部屋をなくしたりなどの工夫をするとよいです。
また、窓を天窓にすると、日当たりが良いだけでなく、家全体の開放感にもつながります。
詳しいコツは「4.おしゃれな平屋をローコストで建てるコツ5つ」をご覧ください。
設備費を抑えたいけど、住み心地のグレードが下がりそうで不安…
なるべく設備費を抑えたい方は、標準仕様のグレードが高い、あるいは、自分の要望がかなう設備が標準仕様で用意されているハウスメーカーを選ぶとよいです。
詳しくは「4-2.設備を厳選してすっきりとした空間に」で解説しています。
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