間取りの部屋数はどう決める？状況別におすすめの部屋数を解説

変更日:

2025.06.27

「マイホームで後悔しないために間取りや部屋数をどう選ぶべき？」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

快適な家づくりをするためには、間取りについて正しい知識をつけたうえで、自分たちのライフスタイルにあった選択をすることが重要です。
この記事では、注文住宅の部屋と間取りに関する以下の情報をお伝えします。

ぜひ最後までご覧いただき、理想のマイホームづくりの参考にしてくださいね。

間取りの基礎知識について情報を集めている方は「間取りとは」の記事もご覧ください。

1.間取りのアルファベットの意味と部屋の特徴

間取りを正しく読み、自分たちのライフスタイルにあった部屋に仕上げるためには、図面に使われる記号の意味を知っておくことが大切です。

まずは、間取りを考える前に知っておきたい間取りのアルファベットの意味を解説します。

1-1.R（ルーム）

Rは、居室とキッチンの間に仕切りがない部屋を意味する記号です。

1Rの部屋は、食事をするのも眠るのも1つの空間にまとまっているため、主に一人暮らしなどコンパクトなライフスタイルに適しています。

反対に2人以上で暮らす場合は、1Ｒではプライベートな空間が持てないため、あまりおすすめしません。

1-2.K（キッチン）

Kは、台所の記号です。Ｒとは違って、居室とキッチンの間に仕切りがあることを意味します。

1Ｒではキッチンが一体化しているため、部屋全体に料理の匂いが充満してしまうおそれがありますが、1Kであれば料理をしても仕切りのおかげで快適に過ごせるのが特徴です。

間取りとしては、1Kの物件が一般的ですが、なかには2Kや3Kといった部屋も存在します。

1-3.DK（ダイニングキッチン）

DKは、食事をするスペースとキッチンが一体化した部屋を意味する記号です。

食事の準備をしながらでも家族とコミュニケーションを取ることができ、かつ就寝スペースは別にあるため匂い移りを気にする必要がありません。

DKの広さは4.5帖以上あり、落ち着いて食事を取る空間が確保できるのがメリットです。

1-4.LDK（リビングダイニングキッチン）

LDKは、DKにさらにソファーを設置できるような居間が一体化した部屋を意味する記号です。

食事だけではなく、くつろぎの空間がまとまっているため、家族が集まるメインの部屋として使われます。

DKとは部屋の広さで区分をすることができ、具体的には、DKが4.5～8帖未満なのに対してLDKは8帖以上です。

1-5.その他

その他にも知っておくと役立つ間取りの記号は、次のとおりです。

間取りに用いられる記号は、部屋の特徴を表すだけではなく、クローゼットなどの設備を意味するものもある点を把握しておきましょう。

部屋の設備についてより詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。

2.間取りを読む際の注意点

間取りに使われる代表的な記号を把握できたところで、マイホームの部屋数を検討する際に知っておきたい注意点について解説します。

間取りの読み方を間違えて家づくりを進めてしまうと、後で焦って変更しようと思っても取り返しがつかないリスクがあります。

2-1.面積の表記方法の違いを理解しておく

間取り図に表記されている面積は、居室に加えて玄関やバルコニー、収納スペースなどを含んでいるケースがあります。
そのため、記載されている面積の割に、実際に居住空間として使えるスペースが狭く感じる可能性があります。

また、面積の表記方法の違いにも注意する必要があるでしょう。間取りや住宅関連の書類などに用いられる面積の表記方法は主に次の2つです。

部屋に柱や配管スペースがある場合、壁芯面積には居住空間として使えない壁の凹凸部分の面積も含まれてしまうため注意しましょう。

2-2.部屋数が多くても狭いと感じる場合がある

同じ延床面積で比較した場合、必ずしも部屋数が多いケースで満足度が高いとは限りません。無理に部屋数を増やし、それぞれの部屋が狭い場合は、窮屈に感じ落ち着けないことも考えられます。

例えば、家族団らんの時間を増やしたいと考えているのであれば、書斎を諦めリビングダイニングのスペースを広くするのも1つの方法です。

部屋の数や広さは、自分たちのライフスタイルや希望に合わせて検討するようにしましょう。

3.【2人暮らし（夫婦など）】におすすめの間取り・部屋数

ここからは、夫婦2人暮らしのシンプルなマイホームにおすすめの間取りと部屋数をご紹介します。

気の知れたパートナーと一緒に住むからこそ、気をつけたい間取りのポイントを確認しておきましょう。

3-1.【2K】の間取り例

2Kは、キッチンと居室が2つあるタイプの間取りです。

いくら気の合う夫婦やパートナーであっても、四六時中一緒に過ごすのは疲れてしまうというケースもあるでしょう。

2Kであれば、2人の生活リズムが異なる場合やそれぞれの仕事部屋を確保したい場合に快適に過ごせます。

3-2.【1DK】の間取り例

※CL…クローゼット

1DKは、ダイニングキッチンと1つの居室がある間取りです。

ダイニングキッチンの広さは、4.5～8畳とある程度余裕があるため、食卓を置いて夫婦の食事時間を楽しみたいというケースに適しています。

ただし、居室が1つしかないため、2人でいつも一緒に過ごしたいという夫婦やカップルでないと、少し窮屈に感じるかもしれません。

3-3.【1LDK】の間取り例

※CL…クローゼット

1LDKは、1DKよりも広いリビングダイニングとキッチン、1つの居室がある間取りです。

2人の共有スペースに重点が置かれているため、ソファーやテレビを設置してくつろぎの空間を作りたい場合に適しています。

反対に居室は小さめとなることもあり、シンプルな就寝スペースとして活用するのが一般的です。

ここまでの代表例から、
好みのイメージは見つかりましたか？

好みのイメージが見つかったら、次は、HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスをご利用ください！
スマホからあなたにあった間取り図・資金計画・土地のプランが無料で手に入るので、家づくりがスムーズに進みますよ。

見つからなかった場合も、本サービスを使えば、ここでご紹介した代表例以外のイメージもご紹介可能です。

漫画でわかる無料プラン作成サービス

4.【2～4人暮らし】におすすめの間取り・部屋数

少しゆとりのある2人暮らしまたは、3～4人暮らしにおすすめの間取りと部屋数をご紹介します。

4-1.【2DK】の間取り例

※CL…クローゼット
※SC…シューズクローク

2DKは、ダイニングキッチンと居室が2つある間取りです。

2人暮らしの場合は、ダイニングキッチンに食卓を設置しゆっくりと食事を楽しめるうえに、それぞれの個室を確保したり寝室と憩いのスペースを分けたりといった選択肢が増えます。

また、居室が2つあるため、子供がいる場合にリビングと寝室を分けられるのもポイントです。子供が小さいうちは、2DKでもそこまで窮屈さを感じずに過ごせるでしょう。

4-2.【2LDK】の間取り例

2LDKは、リビングダイニングとキッチンの他に、居室が2つある間取りです。

2DKでは大きめの家具や家電を設置すると圧迫感が出ますが、広さのある2LDKであれば快適に過ごせます。

LDKで家族団らんを楽しみつつ、家族の人数や生活パターンによって、他の2つの部屋を使い分けられるのが特徴です。

4-3.【3DK】の間取り例

※CL…クローゼット

3DKは、ダイニングキッチンと居室が3つある間取りです。

ダイニングキッチンはLDKほどのゆとりはないため、3～4人家族の場合は他の部屋を利用して家族が一緒にくつろげるスペースを設けるのもよいでしょう。

延床面積の割に部屋数が多くなることもあり、広くゆとりのあるマイホームを希望する場合には向きません。書斎や子供部屋を確保するなどの理由がある場合に、3DKが適しているでしょう。

4-4.【3LDK】の間取り例

※CL…クローゼット
※WIC…ウォークインクローゼット

3LDKは、リビングダイニングとキッチンスペースにプラスして、居室が3つある間取りです。

家族団らんのスペースはLDKで確保できるため、他3つの部屋をさまざまな用途で利用できるでしょう。

子供部屋2つと夫婦の寝室という割り当てをするケースも多く、ライフステージの変化に対応しやすい間取りの1つです。

5.【4～5人暮らし】におすすめの間取り・部屋数

子供が2～3人となると、部屋の割り当てをどうすべきか悩むこともあるでしょう。成長に合わせて家族全員が快適に過ごすためには、ある程度余裕のある広さや部屋数が必要です。

4～5人暮らしの場合に検討したいおすすめの間取りを2つご紹介します。

5-1.【4DK】の間取り例

※CL…クローゼット

4DKは、ダイニングキッチンと4つの居室がある間取りです。ダイニングキッチンよりも、各部屋の広さが優先されているのが特徴といえます。

子供がある程度大きく、1人ずつの子供部屋を確保したい場合に選ばれることが多いでしょう。

反対に、家族で和気あいあいと過ごすイメージをしている方や、マイホームに広さや開放感を求めている方にはあまりおすすめできません。

5-2.【4LDK】の間取り例

4LDKは、リビングダイニングとキッチン、4つの居室がある間取りです。4～5人家族であっても、窮屈感なく過ごせるでしょう。

子供の成長に合わせて子供部屋として活用するのはもちろん、書斎やゲストルームを設けることも可能です。4人家族以上であれば、生活パターンの変化に対応しやすい4LDKが適しています。

6.後悔しない間取り・部屋数選びのポイント

長く住むことになるマイホームを満足度高く仕上げるためには、次の3つのポイントを心掛けましょう。

間取りや部屋数を決める際には、さまざまな要素を考慮することが大切です。住んでみてから後悔することがないように、事前に家族でしっかりと話し合いをしておきましょう。

6-1.ライフステージの変化を考慮する

長く快適に過ごせるマイホームを実現するためには、必ずライフステージの変化を考慮して間取りや部屋数を決めましょう。

もちろん、ライフイベントのすべてを事前に予測するのは難しいですが、考えられる範囲で生活が変化したときに過ごしやすい家に仕上げる意識が大切です。

自分たちの暮らしに合った間取りや部屋数を実現するためには、建売よりも注文住宅が適しています。注文住宅であれば、専門家の意見を聞きながら、自分たちだけのこだわりを込めた家を建てられるでしょう。

6-2.来客用スペースの有無を検討する

来客用スペースの有無も、間取りや部屋数を検討するうえで、重要でありながら意外と見落としやすいポイントです。

普段から来客が多い場合は、専用のスペースを設け、生活感のないおしゃれな空間を演出するのもよいでしょう。

反対に、あまり活用機会がなさそうであれば、普段使いしているスペースを必要なときに片付けてゲストをおもてなしするだけでも十分かもしれません。マイホームをどのような空間にしたいかで、間取りや部屋数を決めるようにしましょう。

6-3.収納スペースが十分かを確認する

十分な収納スペースの確保は、快適な家づくりで欠かせないポイントです。

収納スペースが不足していると、せっかく理想のマイホームを建てても、ものが収納しきれずに散乱してしまう恐れがあるでしょう。

生活をするうちに、どうしてもものの量は増えてしまうのが一般的です。ライフステージの変化に応じて対応できるだけの収納スペースが確保できるか、しっかりと確認しておきましょう。

以上が後悔しない間取り・部屋数を決める際のポイントです。

理想のマイホームを実現するためには、自分たちの間取りの希望に丁寧に応えてくれるハウスメーカーを選ぶことが欠かせません。

しかし、全国に数万社あるといわれているハウスメーカー・工務店を自分たちだけで1社ずつ調べ、情報整理していくのは非常に手間や時間がかかり大変です。

特に、入居日に希望があったり、補助金申請の都合上ある程度スケジュールが決まっていたりする方は段取りよくマイホーム購入を進める必要があります。

そこでおすすめなのが、無料のHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスです。

ハウスメーカー比較は、複数のカタログ請求や住宅展示場見学を行ううちに混乱しがち…。
間取りづくりや土地探し、資金計画などを各分野のプロに相談すると、さらに連絡先が増え、情報整理が困難になってしまいます。

HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスなら、専任コーディネーターが家づくりの面倒ごとをまとめて調整してくれるほか、ハウスメーカー出身のアドバイザーへの無料オンライン相談も可能です。

相談先を一本化できるので情報が整理しやすく、ハウスメーカーやプラン比較に専念しやすくなりますよ。

完全無料、営業トークは一切ないので、ぜひお気軽にご活用ください。

「家づくりのとびら」の
無料サポートサービスのご紹介

あなたの家づくりの検討状況や検討の進め方にあわせて、ご活用ください！

実際の建築プランを複数みて、
比較・検討したい

複数のハウスメーカーの建築プランが、かんたんな入力だけで、無料でもらえる「プラン作成サービス」がおすすめ！

費用や、ハウスメーカー選びの
コツを詳しく直接聞きたい

ハウスメーカー出身のアドバイザーに自宅から簡単に相談できる「無料オンライン相談サービス」がおすすめ！

▷家づくりのとびらを始める（無料）

まとめ

マイホームの間取りや部屋数は、家の基礎となる重要なポイントです。

間取りを正しく読むための知識をつけ、自分たちの実現したいマイホームをじっくりと検討するようにしましょう。

なお、間取りや部屋数は、家族構成やライフステージの変化を考慮して選ぶ必要があります。細部までこだわりたい場合は、間取りはもちろんデザインや仕様まで自由度が高い注文住宅がおすすめです。

長く住むことになるマイホーム、とことんこだわって快適な家づくりをしてみてください。

この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします！

運営会社情報（NTTデータ・ウィズ）