- 変更日:
- 2025.03.12

一戸建ては集合住宅と比べると侵入経路が多いため、一層の防犯対策が必要です。安心して一戸建て住宅に暮らすために知っておきたい情報をまとめました。
この記事でわかること
- 一戸建てのおすすめ防犯対策
- 狙われやすい一戸建ての特徴
- セキュリティを高めるポイント
防犯対策を実施することで、暮らす人全員が安心して生活できるだけでなく、大切な財産を守ることにつながります。ぜひ参考にして、安心して暮らせる家づくりを実現してください。
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注文住宅で失敗しないために押さえておきたい「理想のマイホームを建てるコツ」については、こちらの記事もご覧ください。
1.一軒家防犯対策おすすめ10選

警察庁が公開する「侵入窃盗の認知状況の推移」によれば、侵入窃盗被害は減少傾向にありますが、令和5年は一転して前年比20.9%と増加し、44,228件の被害が報告されています。
発生場所 | 認知件数の割合 |
---|---|
一戸建て住宅 | 30.5% |
共同住宅(3階以下) | 7.3% |
共同住宅(4階以上) | 3.8% |
一般事務所 | 9.7% |
商店 | 6.3% |
生活環境営業 | 8.1% |
金融機関等 | 0.5% |
その他 | 33.8% |
参考:警察庁|データでみる侵入犯罪の脅威 侵入窃盗の発生場所別認知件数
侵入窃盗被害のうちの30.5%は一戸建て住宅で発生しました。一戸建て住宅は玄関や窓といった出入口が多いため、マンションやアパートなどの集合住宅と比べると侵入被害に遭いやすい傾向にあります。一戸建て住宅で安心して暮らすためにも、ぜひ実施したい防犯対策を紹介します。
一軒家の防犯対策10選
- CP部品を設置する
- 各窓・ドアに鍵を2種類以上取り付ける
- 防犯カメラを設置する
- カメラ付きインターフォンを設置する
- 人感センサー付きライトを設置する
- 防犯砂利を撒く
- リモコンキーを導入する
- 見通しの良いフェンスを選ぶ
- 忍び返しを取り付ける
- 貴重品の保管場所を決める
以下より1つずつ確認し、新築住宅プランに組み込められるものがないか確認しておきましょう。
1-1.CP部品を設置する
CP部品とは抵抗時間が5分以上の建物部品のことです。
警察庁によれば、侵入までに5分以上の時間がかかりそうなときは、侵入者は諦めて他の建物をターゲットにすることが多いようです。
窓やドアなどは、こじ開けや破壊などに5分以上の時間がかかると確認されたCPマークのある部品を選ぶようにしましょう。
すでに窓を取り付けている場合は、CPマークのある窓に取り換える方法もありますが、上から防犯フィルムも貼る方法も検討してみましょう。
防犯フィルムを貼ると、金属バットで強打しないと割れないほどの強度になることもあります。
1-2.各窓・ドアに鍵を2種類以上取り付ける

侵入者は侵入のプロです。
どんなに複雑な構造の鍵を取り付けても、短時間で解錠してしまうかもしれません。
少しでも侵入までの時間を長引かせるためにも、各窓・ドアに2種類以上の鍵を取り付けるようにしましょう。
鍵を開けるのに手間取ると、侵入を諦める可能性があります。補助錠やチェーンなどは後付けが可能です。複数のセキュリティ設備を取り付け、簡単には侵入できない状態にしておきましょう。
1-3.防犯カメラを設置する

玄関や窓の周辺、庭などに防犯カメラを設置するのもおすすめの方法です。
トラブルが起こったときに解決の糸口が見つかるだけでなく、防犯対策を実施していることを周囲にアピールでき、侵入犯罪のターゲットから外れやすくなるかもしれません。
死角になる場所にも、防犯カメラが必要です。
例えば、駐車場の周りや塀の裏、庭木周辺などにも設置しておきましょう。
1-4.カメラ付きインターフォンを設置する

玄関にはカメラ付きインターフォンを設置しましょう。
侵入者は不在時にだけ侵入するとは限りません。宅配業者やセールスを装って家に入り込む恐れがあります。
ドアを開ける前にカメラで確認する習慣を付ければ、在宅時の侵入トラブルを回避しやすくなります。
1-5.人感センサー付きライトを設置する

家の周囲に人感センサー付きライトを設置するのもおすすめです。近付くだけでライトが点灯するため、夜間の侵入者対策にもなります。
また、防犯カメラと同様、防犯意識が高い家であることをアピールする効果も期待できます。日中だけでなく夜間の侵入を防ぐためにも、人感センサー付きライトと防犯カメラを組み合わせて、セキュリティ効果を高めましょう。
1-6.防犯砂利を撒く

踏むと大きな音が鳴る防犯砂利も、一戸建て住宅におすすめの防犯対策です。
駐車場や庭木の周囲など、死角になりそうな場所に撒いておきましょう。勝手口や窓の周囲にも撒いておくと、侵入防止効果を期待できます。
ただし、勝手口や掃き出し窓などの住民も出入口として使用する場所に防犯砂利を撒くと、音がうるさく感じるかもしれません。
防犯カメラや二重ロックなどの他のセキュリティ強化方法も併用して、防犯性と快適性を両立させるようにしましょう。
1-7.リモコンキーを導入する

外出した後に、きちんとドアを施錠したのか気になることがあるかもしれません。万が一に備えて、遠隔で施錠できるリモコンキーの導入も検討しましょう。
スマホアプリを使った防犯対策もおすすめです。自宅の防犯カメラの映像をスマホで閲覧できるアプリや、専用センサーと連動して戸締りをモニタリングできるアプリもあります。
1-8.見通しの良いフェンスを選ぶ

高いフェンスで敷地を囲むとプライバシーを守りやすくなりますが、死角が増え、セキュリティ性は低下します。
侵入者が隠れる場所を少しでも減らすためにも、低く、見通しの良いフェンスを選びましょう。
ただし、家の中が丸見えになるのは防犯上好ましいことではありません。
外から中が見えにくい窓ガラスを選んだり、カーテンやブラインドなどを吊るしたりするようにしましょう。
また、高価なものを窓のそばに置かないことも大切なポイントです。
1-9.忍び返しを取り付ける
「忍び返し」とは、塀やフェンス、雨樋などに取り付ける防犯アイテムの1つで、先端が尖った竹や鉄棒などが並んだものです。侵入者が塀やフェンスを飛び越えたり、階上に上がったりするのを防ぎます。
昔ながらのアイテムですが、侵入者を防ぐ効果は十分にあります。「あからさまな防犯対策に意味があるのか?」と感じる方もいるかもしれませんが、かえって防犯意識の高さのアピールになるため、侵入犯罪のターゲットから外れる効果も期待できるでしょう。
1-10.貴重品の保管場所を決める
貴重品の保管場所を決めておくことも大切なポイントです。
侵入者は手早く貴重品を盗んで短時間で退出したいと考えているため、玄関や窓際などの侵入口になり得る場所のそばに金品を置くのは賢明とはいえません。
侵入口からなるべく遠く、なおかつ見つかりにくい場所に貴重品を置き、適切に管理するようにしましょう。
1人では持ち運べない重い金庫に入れ、厳重にロックしておくのも、古典的ですが有効な対策です。
以上が、一軒家でおすすめの防犯対策例です。
もちろん、エリアや土地・住宅の形状などによっては、このほかにも考えられる防犯対策は多々あるでしょう。
注文住宅を検討している方で、防犯対策が気になる方は、家づくりの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
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2.狙われやすい一戸建て住宅の特徴
冒頭でお伝えしたとおり、出入口が多い一戸建て住宅は、マンションよりも侵入犯罪のターゲットになりやすいとされています。
特に、次の特徴が見られると、一戸建て住宅の中でも狙われやすい傾向にあります。
侵入犯罪のターゲットになりやすい住宅の特徴
- 庭に隠れられる場所が多い
- 郵便受け内部やポーチが道路から見える
- 防犯対策がわかりにくい
- 窓やドアが開いている
- 窓周辺に死角がある
それぞれの特徴について確認し、対策例を押さえておきましょう。
2-1.庭に隠れられる場所が多い
庭に隠れられる場所が多いと、周囲に気付かれずに家屋内に浸入しやすくなります。
高い庭木や塀、大きな物置小屋などは隠れ場所となる可能性があるため、防犯カメラや防犯砂利を活用して防犯性を高めておきましょう。
また、車の周辺も死角になりがちです。
人感センサー付きライトも活用して、侵入者が隠れにくいようにしておきましょう。
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2-2.郵便受け内部やポーチが道路から見える
郵便受けの内部や玄関ポーチが道路から見える構造の住宅は、不在であることがわかりやすく、侵入者のターゲットになりやすいと考えられます。
在宅中に侵入されるケースもありますが、やはり不在時を狙って侵入するケースが多いと考えられます。
不在であることをわかって侵入する場合、侵入者は時間をかけて貴重品を物色するため、被害が大きくなるかもしれません。
内部が見えない郵便受けを選び、アプローチにカーブを付けて玄関ポーチが玄関から丸見えにならないように工夫しましょう。
また、侵入者に不在であることを悟らせないようにするためにも、郵便物や宅配物を屋外に置かないことが大切です。こまめに郵便物を家の中に入れること、置き配サービスを利用しないことでも、防犯性を高められます。
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2-3.防犯対策がわかりにくい
一目でわかるような防犯対策を実施していない住宅は、どんなに防犯意識が高くても侵入者にアピールできません。
防犯対策は侵入者を防ぐために実施するものですが、住民の防犯意識の高さを示すという目的もあります。「この家は防犯対策をしっかりと実施している」とアピールし、侵入犯罪のターゲットから除外されるようにしましょう。
防犯カメラを数箇所に取り付けたり、忍び返しや人感センサー付きライトなどのわかりやすい防犯アイテムを設置したりすることで、防犯対策が強固であることをアピールしましょう。
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2-4.窓やドアが開いている
窓やドアが開いていれば、侵入者は苦もなく屋内に入れます。外出するときはもちろんのこと、在宅中も窓やドアはしっかりと施錠するようにしてください。
特に勝手口や掃き出し窓は出入口として使われるため、侵入者が出入りしていても周囲に不自然な印象を与えません。普段から施錠する習慣を付け、簡単には侵入できないようにしておきましょう。
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2-5.窓周辺に死角がある
外から家の中が丸見えになることを恐れて窓周辺に高い木を植えている住宅も多く、死角が生じやすくなります。しかし、侵入者は窓から侵入するケースが多いため、窓周辺には死角を作らないことが大切です。
外から覗きにくい窓ガラスや防犯カメラなどを活用して、防犯とプライバシー保護を両立させましょう。
侵入者に狙われにくい注文住宅の間取りを考えたい方は、一度、家づくりの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。HOME4Uのプラン作成サービスは、あなたに合うハウスメーカーや工務店を最大5社厳選し、各社に間取りプランの作成を依頼するサービスです。ご利用は無料です。ぜひご利用ください。
3.防犯効果を高めるポイント

いくつかのポイントに注意するだけでも、一戸建ての防犯対策を強化できます。特に意識したいポイントとしては、次の3点が挙げられます。
防犯効果を高めるためのポイント
- 外出時・在宅時いずれも施錠する
- 合鍵を住宅の周辺に置かない
- ホームセキュリティサービスを導入する
- 侵入されにくい住宅プランをプロと考える
各ポイントについて見ていきましょう。
3-1.外出時・在宅時いずれも施錠する
警察庁が公開する「侵入窃盗の侵入手口」によれば、一戸建て住宅・集合住宅のいずれにおいても、無施錠の窓やドアから侵入されているケースがもっとも多いと報告されています。
こじ開けにくいドアや割れにくいガラスを導入することも重要ですが、それ以上にきちんと施錠することが重要といえるでしょう。
外出時だけでなく、在宅時も忘れずに施錠するようにしてください。また、たとえわずかな時間だけ外出するときでも、窓やドアのすべてを施錠しましょう。
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3-2.合鍵を住宅の周辺に置かない
合鍵を使って家屋に侵入するケースも少なくありません。
玄関周りや庭、郵便受けの中などに合鍵を置かないようにしましょう。
鍵は共有せず、1人が1つずつ持ち、各自で適切に保管するようにしてください。
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3-3.ホームセキュリティサービスを導入する
「ホームセキュリティサービス」とは、住まいを24時間365日守る有料サービスのことです。
料金は毎月発生しますが、緊急時や外部からの侵入が生じたときなどに警備員が駆け付けたり、トラブルが生じたときに登録先に連絡したりといったサービスを受けられます。
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3-4.侵入されにくい住宅プランをプロと考える

侵入されにくい住宅を建てることも大切です。
セキュリティ対策に定評のあるハウスメーカーや工務店に住宅プランを作ってもらえば、防犯対策とデザインや性能のこだわりを両立させた満足度の高い家が建てられるでしょう。
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ご自身の状況に合わせてサービスを選べるので、ぜひ一度ご利用いただき、効率よく安心・快適なマイホームへの1歩を踏み出してみてください。
まとめ
一戸建てに暮らすなら、防犯対策は必須です。防犯カメラや人感センサー付きライトなどのアイテムも活用して、セキュリティ対策を実施していきましょう。
また、ハウスメーカーや工務店に相談することも大切なポイントです。時には無料サポートサービスも活用しながら、強固なセキュリティ対策を実施した家づくりを進めてください。
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この記事の編集者
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