一軒家の全国平均値段は4,300万円!項目ごとの相場や予算別の完成イメージを紹介

一軒家(注文住宅)の値段は全国平均で約4,300万円です。土地も購入する場合なら、さらに土地代として平均約1,900万円かかります。一軒家を購入するにあたり、知っておきたい値段関連の情報をまとめました。

この記事でわかること

  • 一軒家の値段相場(土地なし、土地あり)
  • 予算別の一軒家の完成イメージ
  • 一軒家購入後にかかる費用

ぜひ参考にして、費用面でも納得できる家づくりを進めてください。

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注文住宅の費用相場について、全体像を把握したい方はこちらの記事もご覧ください。

1.一軒家(注文住宅)の値段の全国平均は約4,300万円

一軒家(注文住宅)を建てる際にかかった費用の全国平均は、「PDF令和5年度 住宅市場動向調査報告書」によれば4,319万円です。全国平均と三大都市圏の注文住宅の値段の推移は以下をご覧ください。なお、土地購入代金は含みません。

注文住宅の平均値段の推移
年度全国三大都市圏
令和元年3,235万円3,327万円
令和2年3,168万円3,383万円
令和3年3,459万円3,843万円
令和4年3,935万円4,504万円
令和5年4,319万円4,943万円

出典:PDF国土交通省「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」

年度によって異なりますが、三大都市圏のほうが100万~600万円ほど高額です。その理由としては、都市部は人件費が高額なこと、共働き世帯が多く、食洗器や浴室乾燥機といった家事を補助する設備の必要性が高いことなどが考えられます。

1-1.土地の全国平均相場は約1,900万円

注文住宅を建てる土地がない場合は、土地購入費用もかかります。全国平均価格と三大都市圏の平均価格は以下をご覧ください。

注文住宅用の土地購入にかかった平均費用の推移
年度全国三大都市圏
令和元年1,353万円1,861万円
令和2年1,545万円2,211万円
令和3年1,769万円2,541万円
令和4年1,819万円2,626万円
令和5年1,929万円2,813万円

土地は都市部が高額な傾向にあるため、全国平均よりも三大都市圏の平均は約500万~900万円高額です。また、年を追うごとに全国平均と三大都市圏平均の差が広がっていることから、三大都市圏の中でも都市部の暮らしを希望する方が増えていることや、人口の都市部集中により都市部の地価上昇が顕著なことがうかがえます。

1-2.住宅と土地にかかった費用の全国平均は約5,800万円

注文住宅を建てる際にかかった費用(土地代あり・なしどちらも含む)の全国平均は、5,811万円でした。なお、土地を持っている方もいるため、一軒家と土地にかかった費用を単純に合計した金額よりは少なくなります。

注文住宅の平均費用の推移
年度全国三大都市圏
令和元年4,615万円5,085万円
令和2年4,606万円5,359万円
令和3年5,112万円6,315万円
令和4年5,436万円6,787万円
令和5年5,811万円6,989万円

年度によって違いはありますが、三大都市圏のほうが約500万~1,400万円高額です。理由としては、三大都市圏のほうが地価や人件費が高いこと、設備の充実した住宅を求める傾向にあることなどが想定されます。

1-3.分譲住宅にかかる平均費用は約4,300万円

分譲住宅とは、土地と一軒家がセットになって販売される形態の住宅です。いくつか選択肢が提示されることもありますが、基本的には間取りや設備なども決まっているため、担当者との打ち合わせにほとんど時間がかからない点も特徴といえます。

分譲住宅にかかる平均費用は4,290万円です。年度による平均費用の推移は以下をご覧ください。

分譲住宅の平均費用の推移
年度全国
令和元年3,851万円
令和2年3,826万円
令和3年4,250万円
令和4年4,214万円
令和5年4,290万円

都市部は地価が高いため、全国平均よりも高額な費用がかかると想定されます。また、オプションで設備をアップグレードしたり、標準仕様にはない設備を取り付けたりする場合には、さらに費用が高くなります。

1-4.リフォームにかかる平均費用は約140万円

一軒家をリフォームする場合には、どの程度手を加えるかによって予算は大きく変わります。家全体を建て替える場合の平均費用は5,745万円です。土地を購入する必要はありませんが、解体や廃棄、場合によっては地盤調査・改良などの費用もかかるため、新築住宅を建てる以上の費用がかかることもあります。

建て替えにかかる平均費用の推移
年度全国
令和元年3,555万円
令和2年3,055万円
令和3年3,299万円
令和4年4,487万円
令和5年5,745万円

一部のみをリフォームする場合の平均費用は137万円です。年度別の推移は以下をご覧ください。

リフォームの平均費用の推移
年度全国
令和元年178万円
令和2年181万円
令和3年201万円
令和4年206万円
令和5年137万円

浴室やトイレの設備を取り替えるといった簡便なリフォームから、一旦スケルトン状態にしてから内装や設備をすべて新しくする大がかりなリフォームもあるため、実際の費用は案件ごとに大きな差があると考えられます。

2.【予算別】一軒家のイメージ

すでに値段が決まっている分譲住宅とは異なり、注文住宅は費用を調整しやすい傾向にあります。例えば設備を最低限のみ導入すること、導入する設備をダウングレードさせることなどで、費用の圧縮は可能です。

費用別にどのような建物が完成するのか紹介します。完成イメージを描く際の参考にしてください。

2-1.1,000万円台

1,000万円台でも注文住宅を建てることは可能です。しかし、資材を減らす必要があるため、凹凸が少ないシンプルなボックス型の家になります。また、シンプルな形状・構造にしても、ハウスメーカーや床面積の広さによっては1,000万円台で住宅を完成できない恐れがあります。

設備は最低限かつローグレードのもの、住宅性能も最低限のものになる可能性が高いです。また、床面積が広いと資材や基礎(土台)にかかる費用が高額になるため、予定よりも床面積が狭くなり、必要な部屋数や広さを確保できない恐れがあります。

2-2.2,000万円台

2,000万円台の予算で一軒家を建てる場合は、「食洗器を付けたい」「天窓を設置したい」といったこだわりをいくつか実現できる可能性があります。しかし、床面積が広い場合は資材や基礎に費用がかかるため、こだわりを実現するのは難しいかもしれません。

2-3.3,000万円台

3,000万円台の予算なら、平均的な設備はすべて付けることが可能です。あまりハイグレードな設備は難しいかもしれませんが、「トイレはタンクレスにしたい」「ミストサウナ付きの浴室にしたい」のように特定の設備に限定すれば、理想を実現できる可能性があります。

2-4.4,000万円台

4,000万円台の予算があれば、外観にこだわったり設備を充実させたりすることも可能です。床面積が広い場合には難しいですが、一般的な広さなら断熱性や気密性にこだわった高性能住宅も実現できるでしょう。

また、店舗併用住宅二世帯住宅といった費用が高額になりがちな住宅も検討できます。

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3.建物・土地以外にかかる費用

一軒家を購入する際には、建物代や土地代以外にもさまざまな費用が発生します。主な費用と目安を紹介します。

3-1.手付金

土地の売買契約を締結する際やハウスメーカー・工務店と工事請負契約を締結する際には、手付金が必要になることが一般的です。後日、購入代金に充当されますが、支払うタイミングが異なるため、早めに準備しておくことが求められます。

手付金の相場は購入代金の5~10%です。購入者都合で契約を破棄した場合、手付金は返還されない点に注意が必要です。

3-2.住宅ローン手数料

住宅ローンを組む場合には手数料が発生します。

例えば、金融機関からは融資手数料、保証会社からは保証料が請求されます。また、火災保険や団体信用生命保険に加入する際の保険料も必要です。融資手数料は3万~5万円、保証料は借入額の0.5~2%が相場です。

3-3.物件購入時の諸費用

物件を購入する場合には、売買契約書の印紙代や、所有権の移転・保存登記の登録免許税などの諸費用がかかります。契約や登記の際に専門家のサポートを受けるときは、専門家報酬も必要です。

物件価格にもよりますが、売買契約書の印紙代は1万~3万円、登録免許税は固定資産税評価額の0.1~2%程度が相場です。専門家報酬は依頼する内容にもよりますが、10万円程度が相場とされています。

参考:No.7191 登録免許税の税額表|国税庁

3-4.土地購入時の諸費用

土地購入時にも、売買契約書の印紙代や所有権移転登記の登録免許税などが必要です。

また、不動産会社から土地を購入する場合は、仲介手数料も請求されます。土地代が400万円超のときの仲介手数料の上限額は以下をご覧ください。

土地の仲介手数料の上限額

  • 土地価格×3%+6万円+消費税

参考:PDF国土交通省「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」

例えば、土地代が2,000万円なら、最大72.6万円(2,000万円×3%+6万円+消費税)の仲介手数料がかかります。

どの程度の予算を立てるのがよいか悩んだときは、ぜひ「HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービス」にご相談ください。ハウスメーカー・工務店から最大5つの資金プランを受け取れます。

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4.一軒家購入後にかかる費用

一軒家は購入後もさまざまな費用がかかります。主な費用と目安を紹介します。

4-1.固定資産税・都市計画税

不動産を所有すると、固定資産税と都市計画税の納付が毎年必要になります。

基本税率と税額計算方法

  • 固定資産税:不動産の課税評価額×1.4%
  • 都市計画税:不動産の課税評価額×0.3%以下

参考:総務省「地方税制度 固定資産税」
総務省「地方税制度 都市計画税」

軽減措置もあるため、実際の税額は上記の計算式で求めたよりも少なくなることがあります。

4-2.維持費

住宅を良好な状態に保つためにも、定期的にメンテナンス費用がかかります。毎年ではありませんが外壁や屋根の塗装費用、水回りの設備交換費用などの予算も立てておきましょう。

4-3.火災保険料・地震保険料

万が一に備えて、火災保険や地震保険に加入することも多いです。補償内容によって保険料は変わるため、定期的に見直すようにしましょう。

5.一軒家購入時のポイント

一軒家を購入する際には次のポイントを押さえておきましょう。

  • 予算を多めに見積もる
  • 利用できる補助金がないかチェックする
  • アフターフォロー体制が整っているハウスメーカーを選ぶ

それぞれのポイントを解説します。

5-1.予算を多めに見積もる

紹介したように家づくりの際にはさまざまな費用がかかります。

例えば「家づくりの予算は4,000万円」と決め、予算内に収まるように設備や仕様を決めても、ローン手数料や仲介手数料などの諸費用がかさみ、結局はオーバーしてしまうケースも少なくありません。建物や土地にかける費用よりも予算を多めに見積もり、予算オーバーしないように調整しましょう。

5-2.利用できる補助金がないかチェックする

一軒家を購入する際に国や自治体の補助金を利用できることがあります。補助金は返還不要の制度のため、利用できるときは積極的に活用しましょう。

とくに太陽光発電システムや蓄電池システムといったエコ関連設備の費用や、耐震性や断熱性といった住宅性能に関わる費用に補助金を利用できるケースが多いです。ぜひチェックしてみてください。

5-3.アフターフォロー体制が整っているハウスメーカーを選ぶ

アフターフォロー体制が整っているハウスメーカー・工務店なら、維持費を抑えられるだけでなく、安心して暮らせます。「HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービス」では、アフターサービスが充実したハウスメーカー・工務店もご紹介しています。お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

注文住宅を建てるときには、土地代込みで平均約5,800万円かかります。しかし、実際にかかる費用は、地域や導入設備などによって千差万別です。

注文住宅は自由度の高さが魅力です。予算に合わせて設備や広さなどを調整できるため、ご自身や一緒に暮らす方に合う家づくりを実現してください。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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