【2026】注文住宅の坪単価相場|ハウスメーカー別の価格帯を徹底比較

注文住宅を検討しているものの、「坪単価」という考え方に疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

「単純に面積×坪単価で総費用になるのか」「ローコストメーカーと大手ハウスメーカーの坪単価の差はどこから来るのか」と、坪単価に関する疑問は多くあります。

本記事では、坪単価の正しい計算方法や全国平均、坪数別の総費用シミュレーション費用を抑えるコツなどを、詳しく解説します。

この記事を読んだらわかること!

  • 坪単価の計算方法と坪単価に含まれない費用
  • 全国平均・地域別・構造別の坪単価の相場
  • 坪数別の総費用シミュレーション
  • 大手ハウスメーカーと工務店の坪単価の違い
  • 坪単価を抑えるための5つのコツ
  • 坪単価を見る際の注意点・からくり
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岡﨑 渉
監修者
岡﨑 渉
宅地建物取引士・FP2級技能士
大手不動産会社で売買仲介の営業業務を担当。居住用物件から投資用物件まで幅広い案件に携わる。不動産・金融メディアを中心に1,000記事以上を執筆・監修。

1.注文住宅の坪単価とは?基本の定義と計算式

坪単価という言葉をよく耳にするものの、実際の計算方法や何が含まれているのかを正確に把握できているか自信がない方も多いはずです。

まずは基本的な定義と計算式を確認しましょう。

1-1.坪単価の計算方法

坪単価とは、住宅の本体工事費を延床面積(坪)で割った値のことです。

計算式は以下のとおりです。

  • 富坪単価 = 建物の本体工事費 ÷ 延床面積(坪)

坪単価 = 建物の本体工事費 ÷ 延床面積(坪)

たとえば、本体工事費が2,400万円・延床面積が40坪の家であれば、坪単価は「2,400万円 ÷ 40坪 = 60万円/坪」となります。

ここで注意が必要なのが、「延床面積」と「施工床面積」の違いです。

延床面積は各階の床面積の合計で、建築基準法上の定義に基づきます。

一方、施工床面積はバルコニー・吹き抜け・ロフトなどを含めた実際に施工した面積です。

面積の種類定義坪単価への影響
延床面積各階の床面積の合計(建築基準法上の定義)分母が小さくなるため坪単価は高く算出される
施工床面積バルコニー・吹き抜け・ロフトなどを含む実際の施工面積分母が大きくなるため坪単価は低く算出される

どちらの面積を使って計算するかによって坪単価の数値が変わります。

ハウスメーカーの広告やカタログに記載されている坪単価が「延床面積ベース」か「施工床面積ベース」かを確認する必要があります。

1-2.坪単価に含まれない費用

坪単価は一般的に「建物の本体工事費」のみを指します。

家を建てる際に必要な費用のうち、坪単価には含まれない項目が多くあります。

坪単価だけで総費用を見積もると、実際の費用を大幅に下回ってしまうため注意が必要です。

費用項目内容目安
付帯工事費地盤改良・仮設工事・解体工事・外構工事など本体工事費の15〜20%程度
諸費用登記費用・住宅ローン手数料・火災保険・不動産取得税など本体工事費の5〜10%程度
外構工事費駐車場・フェンス・門扉・植栽など100〜300万円程度
地盤改良費軟弱地盤の場合に必要(地盤調査後に判明)50〜150万円程度
設計費設計事務所に依頼する場合(ハウスメーカーは本体に含む場合が多い)工事費の10〜15%程度
引越し費用・家具・家電新居への引越しと生活準備費用50〜200万円程度

これらを合計すると、総額は坪単価から算出した本体工事費の1.2〜1.3倍程度になるのが一般的です。

たとえば、坪単価60万円・30坪の家であれば本体工事費は1,800万円ですが、総額では2,160〜2,340万円程度を見込む必要があります。

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2.注文住宅の坪単価の全国平均と相場

国土交通省やフラット35の調査データをもとに、注文住宅の坪単価の全国平均と地域別・構造別の相場を解説します。

近年の建築費高騰の影響も踏まえて確認しましょう。

2-1.全国平均の坪単価

住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」によると、注文住宅(土地購入あり)の全国平均建築費は約5,007万円、平均延床面積は約118.5㎡(約35.8坪)です。

これをもとに計算すると、坪単価の全国平均は約97万円/坪となります。

2-2.地域別の坪単価の相場

2024年度 フラット35利用者調査」に基づく、全国平均の坪単価は下記の通りです。

2024年度 建築費 全国平均坪単価

  • 土地購入なし:約76.7万円
  • 土地購入あり:約73.2万円

※建築費全体の70%を「家の本体価格」として算出し、平均坪単価を計算しています。

以下では、地域別の平均坪単価を、土地購入あり・なしの場合でそれぞれまとめました。

【2024年度 土地購入なしの場合の建築費 平均坪単価 地域別比較】
建築費家の本体価格延床面積平均坪単価
全国3,932万円2,752万円118.5㎡(35.9坪)約76.7万円
首都圏4,253万円2,977万円117.6㎡(35.6坪)約83.6万円
近畿圏4,119万円2,883万円122.0㎡(37.0坪)約77.9万円
東海圏3,936万円2,755万円119.3㎡(36.1坪)約76.3万円
その他地域3,741万円2,619万円117.9㎡(35.7坪)約73.6万円

参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2024年度)」

土地購入なしの場合、平均坪単価が一番高いのは首都圏、一番安いのはその他地域となりました。

全般的に資材費・人件費等の高騰により建築費が上昇しています。

また都市部においては、「狭小地」と呼ばれる、施工費用が高くなる狭い土地での施工が増
えている傾向にあるため、坪単価が高めに出たと考えられます。

土地購入ありの場合
建築費家の本体価格延床面積平均坪単価
全国3,512万円2,458万円111.1㎡(33.6坪)約73.2万円
首都圏3,506万円2,454万円108.0㎡(33坪)約74.4万円
近畿圏3,367万円2,357万円111.2㎡(33.7坪)約69.9万円
東海圏3,616万円2,531万円112.4㎡(34.1坪)約74.2万円
その他地域3,549万円2,484万円112.4㎡(34.1坪)約72.8万円

参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2024年度)」

土地購入ありの場合、平均坪単価が一番高いのは首都圏、一番安いのは近畿圏となりました。

土地購入なしに比べて、土地代金を支払う必要がある分、建築費を抑えている様子がうかがえます。

2-3.構造別の坪単価の相場

2025年「建築着工統計調査 住宅着工統計」に基づく、構造別の平均坪単価は次の通りです。

2025年 構造別に見る平均坪単価

  • 木造:約85.8万円
  • 鉄骨鉄筋コンクリート造:約128.7万円
  • RC造(鉄筋コンクリート造):約135.3万円
  • 鉄骨造:約122.1万円

※1㎡あたり工事費予定額に、3.3をかけて坪単価を算出しています。

参考:e-Stat「建築着工統計調査 住宅着工統計 2025年」

RC造(鉄筋コンクリート造)が一番高く、木造が一番安い結果となりました。

施工する地域や土地の形状、工法によっても坪単価は異なります。


監修者

宅地建物取引士
FP2級技能士

岡﨑渉
近年、建築資材の高騰や省エネ基準の義務化により、坪単価の相場は数年前と比べて10〜20%ほど上昇しています。過去のブログ記事やSNSの口コミにある「坪単価50万円で建てられた」という情報は、現在では通用しないケースが多々あります。予算を組む際は、必ず直近1〜2年以内の最新の相場データを参考にしてください。

3.坪単価別の家のグレードと特徴

坪単価の水準によって、家の仕様・デザインの自由度・設備グレードが大きく異なります。

予算計画の参考として、坪単価別の家のグレードと特徴を確認しましょう。

3-1.ローコスト帯(40〜60万円)の特徴

坪単価40〜60万円のローコスト帯は、建売住宅と同程度のグレードが目安です。

あらかじめ用意された規格プランの中から間取り・設備を選ぶ「規格住宅」スタイルが多く、設計の自由度は限られます。

コストを最優先する方・間取りや設備にこだわりが少ない方・まず「家を持つこと」を優先したい方に向いています。

ローコスト帯では断熱材・窓・設備のグレードが標準仕様では低い場合があるため、光熱費・メンテナンス費などのランニングコストも含めて長期的な視点で検討することが重要です。

3-2.中堅帯(60〜80万円)の特徴

坪単価60〜80万円の中堅帯は、外観・内装のカスタマイズがある程度可能になるグレード帯です。

床材・壁材のグレードアップ・キッチン・浴室などの設備を部分的にオプション仕様に変更できるケースが多くなります。

中堅ハウスメーカーや地域の優良工務店が主な選択肢です。

「ある程度のこだわりを持ちながらコストも抑えたい」という方に最も多く選ばれているグレード帯です。

3-3.大手・高性能帯(80〜120万円以上)の特徴

坪単価80〜120万円以上の大手・高性能帯は、高い設計自由度・独自工法・高性能設備が揃うグレード帯です。

大手ハウスメーカーの坪単価が高くなる主な理由は、研究開発費・広告宣伝費・モデルハウス維持費・全国規模のアフターサービス体制などが建築費に上乗せされるためです。

一方で、長期保証(20〜60年)・定期点検・補修対応の充実・高い耐震性能・省エネ性能など、長期的な住み心地と資産価値の維持という観点では大きなメリットがあります。

初期費用は高くても、ランニングコスト削減・資産価値維持を考慮すると長期的なコストパフォーマンスが高いという考え方もできます。

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4.坪数別の総費用シミュレーション

坪単価がわかっても、実際に「自分の家の総費用はいくらになるのか」をイメージしにくいものです。

ここからは、坪数別・グレード別の総費用の目安を見ていきましょう。

なお、以下の「総額」は本体工事費に付帯工事費・諸費用(本体工事費の約20〜25%)を加算した概算であり、土地代は含みません。

坪数ローコスト(坪50万円)中堅(坪70万円)大手(坪100万円)
25坪本体:1,250万円 / 総額:約1,500〜1,600万円本体:1,750万円 / 総額:約2,100〜2,200万円本体:2,500万円 / 総額:約3,000〜3,100万円
30坪本体:1,500万円 / 総額:約1,800〜1,950万円本体:2,100万円 / 総額:約2,500〜2,700万円本体:3,000万円 / 総額:約3,600〜3,750万円
35坪本体:1,750万円 / 総額:約2,100〜2,300万円本体:2,450万円 / 総額:約2,900〜3,100万円本体:3,500万円 / 総額:約4,200〜4,400万円
40坪本体:2,000万円 / 総額:約2,400〜2,600万円本体:2,800万円 / 総額:約3,400〜3,500万円本体:4,000万円 / 総額:約4,800〜5,000万円

「坪単価70万円・30坪の家」であれば本体工事費は2,100万円ですが、付帯工事費・外構工事費・諸費用を加えると総額は2,500〜2,700万円程度になります。

土地を購入する場合は、これに土地代が加わります。

土地代は地域によって大きく異なりますが、首都圏では1,000〜3,000万円以上、地方では500〜1,500万円程度が目安です。

土地代込みの総費用は、建物の総額に土地代を加えた金額で計画することが重要です。

また、延床面積が小さくなるほど坪単価は高くなる傾向があります。

これは設計費・基礎工事費・屋根工事費などの固定費が面積に関わらず一定程度かかるためです。


監修者

宅地建物取引士
FP2級技能士

岡﨑渉
坪数が小さくなると、キッチンや浴室などの水回り設備費用の割合が相対的に大きくなるため、結果として「坪単価」は跳ね上がります。そのため、20坪台のコンパクトな家を建てる場合、坪単価だけでハウスメーカーを比較すると割高に感じてしまうことがあります。コンパクトハウスの場合は、坪単価ではなく「総額」で比較検討することが鉄則です。

5.大手ハウスメーカーと工務店の坪単価の違い

注文住宅を建てる際の依頼先として、大手ハウスメーカーと工務店のどちらが自分に合っているかは重要な判断ポイントです。

坪単価の観点から両者を比較し、差が生まれる理由を理解しておきましょう。

5-1.大手ハウスメーカーと工務店の坪単価比較表

大手ハウスメーカーと工務店では、坪単価に20〜40万円程度の差が生じることが多いです。

ただし、坪単価だけでなく品質・保証・アフターサービスの内容も合わせて比較することが重要です。

比較項目大手ハウスメーカー工務店(地域密着型)
坪単価の目安80〜120万円/坪50〜80万円/坪
品質の安定性高い(工場生産・品質管理が徹底)会社によって差がある
設計の自由度工法の制約あり比較的高い
保証期間20〜60年(会社による)10〜20年程度
アフターサービス全国規模で充実地域密着で対応が早いことも
倒産リスク低い会社規模による
地域の特性への対応標準化されている地域の気候・風土に合わせやすい

5-2.坪単価の差が生まれる3つの理由

大手ハウスメーカーの坪単価が工務店より高くなる主な理由は以下の3点です。

  • 研究開発費・独自工法のコスト
  • 広告宣伝費・モデルハウス維持費
  • 全国規模のアフターサービス体制

大手ハウスメーカーは耐震技術・断熱技術・省エネ技術の研究開発に多額の費用を投じており、独自工法の開発・維持コストが坪単価に反映されます。

また。大手ハウスメーカーはテレビCM・雑誌広告・全国各地のモデルハウスの維持・運営に多額のコストをかけており、これらの費用は最終的に建築費に上乗せされます。

工務店はこうした費用が少ない分、建築費を抑えやすい構造です。

さらに、大手ハウスメーカーは全国に拠点を持ち、長期保証・定期点検・補修対応を提供するための人員・設備を維持しているため、体制維持コストも坪単価に含まれています。

工務店でも、地域に根ざした優良な施工業者であれば大手ハウスメーカーに匹敵するコストパフォーマンスを実現できます。

ただし、工務店選びでは技術力・施工実績・保証内容のばらつきが大きい点に注意が必要です。

住宅完成保証制度への加入状況・第三者機関による検査の有無・OB施主の口コミなどを確認して選ぶことをおすすめします。

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6.坪単価を抑えるための5つのコツ

坪単価を抑えるためには、設計段階から意識すべきポイントがあります。

  • 建物形状をシンプルにする
  • 不要な壁・扉を減らす
  • 水回りを集約する
  • 設備・内装にメリハリをつける
  • 複数社から見積りを取り比較する

費用を削減できる箇所と、削るべきでない箇所を正しく把握しておきましょう。

6-1.建物形状をシンプルにする

建物の外形に凹凸が多いと、外壁の面積が増え・施工の手間が増えるため、コストが上がります。

シンプルな箱型(総2階建て)の設計にすることで、外壁工事費・屋根工事費を削減できます。

総2階建ては1階と2階の面積が同じため、基礎・柱・梁の量が最小限で済み、構造的にも効率的です。

6-2.不要な壁・扉を減らす

壁・扉・収納の数が多いほど、材料費と施工費が増加します。

オープンな間取り(LDKを一体化するなど)にすることで、壁・建具の数を減らしてコストを削減できます。

ただし、プライバシーや防音が必要な寝室・子ども部屋は適切に仕切ることが重要です。

6-3.水回りを集約する

キッチン・浴室・洗面所・トイレなどの水回りを1か所に集約することで、給排水管の配管距離を短縮しコストを削減できます。

2階にトイレや洗面所を設ける場合は、1階の水回りの真上に配置することで配管コストを抑えられます。

6-4.設備・内装にメリハリをつける

すべての設備・内装を高グレードにするのではなく、こだわる箇所とコストを抑える箇所を明確に分けることが重要です。

たとえば、毎日使うキッチンや浴室はグレードを上げ、あまり目立たない洗面所や収納の内装は標準仕様にとどめるといった判断が有効です。

6-5.複数社から見積りを取り比較する

同じ仕様・同じ間取りでも、ハウスメーカー・工務店によって見積り金額は大きく異なります。

最低でも3社以上から見積りを取り比較することで、適正価格を把握し、交渉の余地も生まれます。

各社の得意分野(木造・鉄骨・ZEH対応など)を理解したうえで比較しましょう。

なお、コスト削減を検討する際に削るべきでない箇所もあります。

断熱材・窓の性能・耐震設備は、初期費用を抑えると光熱費の増加・補修費用の増大・資産価値の低下につながるリスクがあります。

長期的な視点でコストを判断することが重要です。


監修者

宅地建物取引士
FP2級技能士

岡﨑渉
コストダウンを検討する際、「断熱材のグレードを下げる」「窓を単板ガラスにする」といった住宅性能に関わる部分を削るのは避けましょう。初期費用が数十万円安くなっても、毎月の冷暖房費が高騰し、10年・20年単位で見るとかえって高くつく場合があります。削るなら「間取りの複雑さ」や「内装の装飾」など、性能に影響しない部分を優先しましょう。

7.坪単価を見る際の注意点

坪単価は便利な指標ですが、そのまま鵜呑みにすると総費用の見積もりを誤るリスクがあります。

坪単価を比較する際に必ず確認すべき注意点を解説します。

7-1.算出基準が会社によって異なる

前述のとおり、坪単価の計算に使う面積の基準(延床面積か施工床面積か)は会社によって異なります。

施工床面積を使うと分母が大きくなるため、坪単価が低く見えます。

「坪単価が安い」と感じた場合は、どの面積を基準に算出しているかを必ず確認しましょう。

また、本体工事費の定義も会社によって異なります。

設計費・地盤調査費・仮設工事費などを本体工事費に含める会社と含めない会社があるため、坪単価の数値だけで単純比較することはできません。

7-2.同じ会社でも坪単価は変動する

同じハウスメーカー・同じ仕様でも、延床面積が小さいほど坪単価は高くなる傾向があります。

これは設計費・基礎工事費・屋根工事費などの固定費が面積に関わらず一定程度かかるためです。

たとえば、坪単価70万円を想定していた場合でも、延床面積が30坪から25坪に減ると坪単価が75〜80万円に上がることがあります。

面積を小さくしてコストを抑えようとしても、坪単価が上がることで期待ほど総費用が下がらないケースがあります。

7-3.坪単価が安くても総額が高くなるケースがある

坪単価が低いハウスメーカーでも、オプション費用・付帯工事費・外構工事費が積み上がることで総額が高くなるケースがあります。

特に、標準仕様の範囲が狭いローコストメーカーでは、希望する仕様を実現するためにオプション費用が多くかかることがあります。

見積りを比較する際は、坪単価だけでなく「同じ仕様・同じ条件での総額比較」を行うことが重要です。

各社に同一条件の見積りを依頼し、付帯工事費・外構費・諸費用を含めた総額で比較しましょう。

8.よくある質問(FAQ)

ここからは注文住宅の坪単価に関するよくある質問に回答します。

実際の建築ユーザーへのアンケート結果から、よくある質問の回答をまとめました。


Q
注文住宅の坪単価の平均はいくらですか?
A

全国平均はローコスト40〜60万円、中堅ハウスメーカー・工務店60〜80万円、大手ハウスメーカー80〜120万円が目安です。

近年の建築費高騰により全体的に上昇傾向にあります。

Q
坪単価に含まれないものは何ですか?
A

坪単価は建物の本体工事費のみを指します。

付帯工事費(地盤改良・外構など)、諸費用(登記・保険・ローン手数料)、引越し費用などは含まれず、総額は本体工事費の1.2〜1.3倍程度になるのが一般的です。

Q
坪単価を安くするにはどうすればいいですか?
A

以下の5点が有効です。

  • 建物形状をシンプルな箱型にする
  • 不要な壁や扉を減らす
  • 水回りを集約する
  • 設備にメリハリをつける
  • 複数社から見積りを取って比較する

断熱材・耐震設備は削らないことが重要です。

Q
坪単価が安い会社と高い会社では何が違いますか?
A

大手ハウスメーカーは研究開発費・広告費・モデルハウス維持費・全国規模のアフターサービス体制のコストが上乗せされるため高くなります。

工務店はこれらのコストが少ない分割安ですが、技術力・保証内容に差が出やすいため慎重な選定が必要です。

Q
同じ坪単価でも家の大きさによって総費用が変わりますか?
A

はい。

延床面積が小さいほど坪単価は高くなる傾向があります。

設計費・基礎工事費などの固定費が面積に関わらず一定程度かかるためです。


注文住宅では、複数のハウスメーカーのプランや提案内容を比較しながら検討することが重要です。

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監修者

宅地建物取引士
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岡﨑渉
坪単価はあくまで「同じ条件で建てた場合の会社間の価格差」をざっくり比較するための物差しにすぎません。最終的な決断を下す際は、坪単価の安さだけでなく、「見積もりにどこまで含まれているか」「断熱性や耐震性は十分か」「入居後のアフター保証は何年か」という3つの視点を持ち、トータルバランスで信頼できるパートナーを選びましょう。

まとめ

注文住宅の坪単価について、計算方法・全国平均・地域別・構造別の相場・坪数別シミュレーション・費用を抑えるコツ・注意点を解説しました。

ポイント
坪単価の計算式は「本体価格 ÷ 延床面(坪)」。算出基準は会社によって異なるため、比較時は基準を統一することが重要
全国平均の坪単価はローコスト40〜60万円・中堅60〜80万円・大手ハウスメーカー80〜120万円が目安。近年は建築費高騰で上昇傾向
坪単価には付帯工事費・外構工事費・諸費用が含まれないため、総額では坪単価から算出した本体工事費の1.2〜1.3倍を見込む
坪単価を抑えるには、建物形状のシンプル化・水回りの集約・設備のメリハリ・複数社からの見積り比較が有効
坪単価だけでなく、断熱性能・保証内容・ランニングコストも含めた総合的な比較が理想の家づくりにつながる

まずは複数のハウスメーカー・工務店に同一条件で見積りを依頼し、坪単価だけでなく総額・仕様・保証内容を総合的に比較しましょう。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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