おしゃれなウッドデッキのインテリアや目隠し対策を解説!デザインや施工例も

ウッドデッキ付きのマイホームに憧れている方は、ウッドデッキの素材やデザインにもこだわりましょう。ウッドデッキにはさまざまな用途があり、工夫次第ではおしゃれかつ実用的なウッドデッキを実現できます。
この記事では、おしゃれなウッドデッキについて以下の内容を解説します。

この記事でわかること

  • ウッドデッキを設置するメリット
  • おしゃれなウッドデッキを実現する方法
  • おしゃれなウッドデッキのデザイン事例
  • ウッドデッキが置ける間取り例

おしゃれなウッドデッキにする方法やポイントを理解して、理想のマイホームを実現しましょう。

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1.ウッドデッキを設置する5つのメリット


ウッドデッキは、屋外に設置する木製のテラスのことです。家と庭の間に作られ、室内の床と床板が同じ高さになるよう平らに設置されます。

ウッドデッキを設置するメリットは以下のとおりです。

  • 室内を広く見せられる
  • アウトドアリビングとして活用できる
  • 洗濯物を干しやすい
  • 子どもの遊び場になる
  • ガーデニングやパーティーも楽しめる

まずは、それぞれのメリットについて見ていきましょう。

1-1.室内を広く見せられる

ウッドデッキを設置することで、室内を広く見せられるのがメリットです。

前述のとおり、ウッドデッキは室内と床板の高さが同じになるよう設置されます。ウッドデッキの床板と室内の床の色を統一させることで、室内と一体感が生まれ、空間全体を広く見せられるのがポイントです。

たとえば、ウッドデッキとリビングに統一感を持たせることで、リビングが外まで続いているかのように見せられます。

1-2.アウトドアリビングとして活用できる

ウッドデッキをリビングの隣に設置することで、家族がくつろげるアウトドアリビングとして活用できるのもメリットです。

アウトドアリビングは、屋外で家族が自由に過ごせるセカンドリビングのようなスペースです。テーブルや椅子を置くことで、ウッドデッキでご飯を食べてキャンプ気分を味わえます。ハンモックを設置すれば、外気を感じながらリラックスできるでしょう。

ウッドデッキをアウトドアリビングとして活用する場合は、目隠しや屋根を設置すると安心です。

1-3.洗濯物を干しやすい

ウッドデッキは、洗濯物を干すスペースとしても活躍します。

リビングの隣にウッドデッキを設置する場合は、リビングから直接出入りできるため、効率よく洗濯物を干せます。庭に出たり2階に上がったりする必要がなく、家事にかかる時間を短縮できるのがメリットです。

また、屋根付きのウッドデッキなら雨の日でも気にせず洗濯物を干せます。

ウッドデッキに洗濯物を干したい場合は、日当たりや風通しのよい場所にウッドデッキを設置しましょう。

1-4.子どもの遊び場になる

ウッドデッキは、子どもの遊び場になるのも魅力です。家にいながら外遊びを楽しめたり、室内遊びを外で楽しめたりするため、遊びの幅が広がります。

室内から子どもが遊んでいる様子を眺められるため、親の目が届くところで遊ばせられるのも安心です。

ウッドデッキを子どもの遊び場にしたい場合は、フェンスを設置しましょう。プライバシーを確保できるだけでなく、ウッドデッキからの落下や脱走を防止できます。

また、ささくれやとげで怪我をしないよう、人工木を使用することが大切です。

1-5.ガーデニングやパーティーも楽しめる

そのほか、ガーデニングやパーティーを楽しめる空間としてもウッドデッキを活用できます。

腐食しにくくお手入れがしやすい素材を選べば、土や水が落ちるのを気にすることなく、ガーデニング作業に取り組めるのがメリットです。

また、リビングやキッチンから出入りしやすい場所にウッドデッキを設置すれば、食べ物や飲み物を持ち出して気軽にパーティーを楽しめます。

緑や花に囲まれて生活したい方や、家族や友人と充実した時間を過ごしたい方におすすめです。

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2.ウッドデッキの施工費用相場


ウッドデッキの施工費用は、使用する素材やウッドデッキの広さなどによって異なります。合計で30万〜50万円程度が目安です。

1平方メートルあたり施工費用相場は、素材ごとに以下のとおりです。

天然木(ソフトウッド)約3万〜6万円
天然木(ハードウッド)約5万〜7万円
人工木約2万〜3.5万円

そのほか、ステップやフェンスなどのオプションを設置する費用もかかります。

また、天然木のウッドデッキの場合は、定期的にメンテナンス費用がかかる点に注意しましょう。特に、ソフトウッドの場合は防腐塗装や防虫塗装を行う必要があります。

3.おしゃれなウッドデッキを実現する方法


おしゃれなウッドデッキを実現するためには、素材の種類や色調にこだわりましょう。
また、照明計画を立てたり、ウッドデッキの雰囲気に合ったインテリアを考えたりすることも大切です。
以下では、おしゃれなウッドデッキを実現する方法について解説します。

3-1.素材の種類を選ぶ

素材の種類は、ウッドデッキの雰囲気や耐久性などを左右する重要なポイントです。

ウッドデッキに使用する素材には、天然木と人工木の2つがあります。天然木とは、その名のとおり加工していない木材のことです。一方、人工木は樹脂を使用した人工的な木材のことを指します。

それぞれメリットとデメリットがあるため、どちらを選ぶかよく比較検討しましょう。

なお、ウッドデッキに使用する素材の材質は統一させることが大切です。材質がバラバラになってしまうと、まとまりのない仕上がりになってしまいます。

3-1-1.天然木のメリット・デメリット

天然木のメリットは、木ならではの温もりや風合いを感じられる点です。経年による色の変化も楽しめます。

一方、人工木に比べるとメンテナンスが必要な点や、木の種類によっては耐久性が劣る点には注意が必要です。

天然木には柔らかいソフトウッドと硬くて丈夫なハードウッドがあります。ソフトウッドの代表例はスギやヒノキ、ハードウッドの代表例はウリンやイペです。耐久性のある素材でウッドデッキを長持ちさせたい場合は、少々値が張りますがハードウッドを選びましょう。

3-1-2.人工木のメリット・デメリット

人工木のメリットは、耐久性が高く、長期間綺麗な状態を保てる点です。メンテナンスもほとんど必要ないため、ウッドデッキを手軽に楽しめるでしょう。また、色やデザインの選択肢が豊富です。天然木とほとんど見た目が変わらない素材も登場しているため、ウッドデッキのデザインにこだわりたい方にもおすすめです。

一方、天然木ならではのナチュラルな風合いや木の温もりを感じられないというデメリットがあります。

3-2.素材の色調を選ぶ

素材の色調も重視しましょう。

室内と一体感のあるウッドデッキにするためには、室内の床材とウッドデッキの素材の色調を合わせることが大切です。たとえば、リビングが明るい色のフローリングの場合は、ウッドデッキも明るい茶色で統一しましょう。リビングとウッドデッキが1つの空間のようになり、広々とした印象を与えられます。

また、外から見た時に統一感が出るよう、窓サッシや外壁の色と素材の色調を合わせるのも効果的です。

3-3.照明計画を立てる

おしゃれなウッドデッキを演出するためには、照明も重要です。デザイン性と機能性を両立させられるような照明計画を立てましょう。

照明は、明るすぎると派手な印象になってしまいます。高い位置から光を当てることで、少ない照明でも広範囲の明るさを確保できます。また、落ち着いたおしゃれな雰囲気にするためには、間接照明を活用するのがおすすめです。

ウッドデッキにシンボルツリーを置く場合は、シンボルツリーをライトアップするように照明を配置することで、昼間とは違う魅せ方ができます。

3-4.インテリアを考える

おしゃれなウッドデッキのためには、インテリアも重要です。

アウトドアリビングとしてテーブルや椅子を設置する場合は、ウッドデッキの雰囲気に合ったものを選びましょう。ナチュラルウッドな家具を置くと、ウッドデッキと統一感が生まれます。アジアンリゾートのような空間にしたい場合は、ラタン調のテーブルセットやハンモックを置くのがおすすめです。

ウッドデッキを綺麗に保つためには、収納家具を設置しましょう。ガーデニンググッズやバーベキューグッズなど、普段使わないものを収納できます。

オーニングやシェードを設置するのもおすすめです。リゾートホテルのようなおしゃれな雰囲気を保ちながら、日よけとしても活躍します。

注文住宅でウッドデッキをつくりたい方へ、間取り例については以下記事にて紹介しています。

4.ウッドデッキのデザイン性を高めるポイント

おしゃれなウッドデッキにするためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 施工後が見えないようにする
  • 植物の緑を活かす
  • 定期的なお手入れで劣化を防ぐ

ここでは、ウッドデッキのデザイン性を高めるために重視したいポイントを紹介します。

4-1.施工跡が見えないようにする

おしゃれなウッドデッキにするためには、施工跡が見えないよう工夫することが大切です。
釘やネジが剥き出しだったり、接合部分が見えたりしていると、施工跡が悪目立ちしてデザイン性が損なわれてしまいます。安っぽい印象を与えてしまうほか、飛び出た釘やネジによって怪我をしてしまう可能性も否定できません。

施工跡が見えないようにするためには、釘やネジを横止め施工にする、ネジの色を木材と合わせる、接合部分が覆われている屋根柱にする、などの工夫が効果的です。

信頼できる施工会社に依頼する場合は、細部までこだわって施工してくれるため安心です。

4-2.植物の緑を活かす

ウッドデッキをおしゃれな空間にするためには、植物を取り入れましょう。木材の茶色と緑色はともにアースカラーで相性がよく、緑が明るい雰囲気を演出してくれます。

ウッドデッキには、屋外樹を選びましょう。屋外樹には日当たりを好む陽樹と半日陰を好む陰樹があるため、ウッドデッキの日当たりに応じて育てやすい植物を選ぶことが大切です。

4-3.定期的なお手入れで劣化を防ぐ

ウッドデッキのデザイン性を高めるためには、定期的なお手入れで劣化を防ぐことも欠かせません。

普段のお手入れでは、こまめに掃除をしましょう。

天然木の場合は、ほうきで表面の汚れを取り除いた後、デッキブラシで掃除してください。その後、固く絞った雑巾で全体を拭き、日光に当てて乾燥させましょう。拭き掃除の際は、木目に逆らわないよう注意が必要です。人工木よりも繊細で傷つきやすいため、力を入れすぎないことが大切です。

人工木の場合は、水洗いで汚れを落とします。水だけでは落ちない場合は、台所用中性洗剤を使用して汚れをこすりましょう。

また、天然木は再塗装が必要です。コンスタントに塗装することで、劣化を防ぎウッドデッキを長持ちさせられます。1〜2年に1回、防腐剤や防虫剤、防カビ剤などを含む塗料を塗ってウッドデッキを保護してください。

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5.おしゃれなウッドデッキのデザイン事例3選

最後に、おしゃれなウッドデッキのデザイン事例を3つ紹介します。

  • カツラやイロハモミジが彩るウッドデッキ
  • 中庭として子どもが遊べるウッドデッキ
  • キッチンダイニングとつながる広々ウッドデッキ

理想的なウッドデッキのイメージを固める際の参考にしてください。

5-1.カツラやイロハモミジが彩るウッドデッキ

引用元:OrganicStudio「さいたま市・2階建て」

出典:OrganicStudio 公式HP

1つ目は、庭に植えられたカツラやイロハモミジがおしゃれな雰囲気を醸し出しているウッドデッキです。
高さがあるカツラやイロハモミジは、ウッドデッキに木陰を作る役割を果たしています。どちらも落葉樹であるため、葉が落ちる冬には日差しがリビングの奥まで届く設計です。

ウッドデッキは、耐久性に優れたエステックウッドで作られています。エステックウッドとは、窒素加熱処理で加工された木材です。薬剤を使うことなく、木材の持つ腐りやすい成分を分解して作られています。耐久性や防腐性、耐水性、防虫性などに優れているのが特長です。

5-2.中庭として子どもが遊べるウッドデッキ

引用元:TERAJIMA ARCHITECTS「プライベートガーデンを囲む家」

出典:TERAJIMA ARCHITECTS 公式HP

2つ目は、中庭にウッドデッキと芝生を敷き詰め、子どもが安全に遊べるようにしている事例です。ウッドデッキには、存在感のあるオリーブの木が枝葉を広げ、芝生と合わせて緑豊かな空間となっています。中庭を囲うように各部屋が配置されており、どこからでも緑豊かな中庭部分を眺められる設計です。

外から見えてしまう部分には、目隠しとしてルーバーを設置してプライバシーを確保しています。ウッドデッキが建物の内側にあるものの、ルーバー部分が玄関前に通じているため、ウッドデッキにも風が通るよう工夫されているのがポイントです。

5-3.キッチンダイニングとつながる広々ウッドデッキ

引用元:じょぶ「スキップフロアで叶えた心地良い距離感」

出典:じょぶ 公式HP

3つ目は、キッチンダイニングとつながるようにウッドデッキを設置している事例です。十分な広さがあるため、家族や友人とバーベキューを楽しめるスペースとなっています。キッチンダイニングとの動線がスムーズで、料理を運びやすいのも魅力です。

ウッドデッキには観葉植物を置き、緑が彩りを与えています。また、観葉植物の影がフェンスに浮かび上がるように照明が設置されておりおしゃれな雰囲気を醸し出しているのもポイントです。

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まとめ:おしゃれなウッドデッキで理想のマイホームを実現しよう

ウッドデッキにはさまざまな用途があり、家族や友人と楽しく過ごせるスペースとして活用できます。おしゃれなウッドデッキ付きのマイホームに憧れている方は、ウッドデッキの素材やデザイン、照明やインテリアにこだわりましょう。定期的なお手入れやメンテナンスで、長く綺麗な状態を保つことも大切です。

今回紹介したデザイン事例も参考に、ウッドデッキのある暮らしをイメージしながら、理想のマイホーム像を固めていきましょう。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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