【2024年最新版】「住宅ローンの金利相場」徹底比較|主要銀行別の金利比較一覧、ローンの組み方まで網羅

住宅ローンの金利相場は、半年前と比べるとやや上昇傾向にあります。

【【金利タイプ別】2024年の金利相場 2月と10月の比較表】
金利タイプ2024年2月の
金利相場
2024年10月の金利相場
変動金利0.250%~0.300%〜
固定金利・期間選択型(10年)0.700%~0.950%~
固定金利・全期間型(35年)1.100%~1.550%〜

※2024年10月1日時点

本記事では、「住宅ローン」の利用を検討している方に向けて、「住宅ローンの金利相場」について「主要銀行別の金利」をはじめ、様々な角度から比較しながら解説し、「金利の検討」を入り口に自分に合った住宅ローンの選択までイメージできるように構成しています。

この記事でわかること

  • 2024年最新の住宅ローン金利相場動向
  • 【主要銀行別】金利相場 一覧
  • 後悔しない住宅ローンを選ぶコツ
  • 金利によって利息がどのくらいかかるかのシミュレーション 等
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住宅ローンの種類や住宅ローンを組む際の基本的な流れについて知りたい方は以下の記事もご覧ください。

1.【2024年最新】住宅ローンの金利相場動向 各種比較

2024年3月にマイナス金利が解除され、同年7月には日銀が追加利上げを決定しました。
それに伴って、住宅ローンの金利も引き上げの動きが見られています。

1-1.【金利タイプ別】マイナス金利解除・日銀の利上げ前後の金利相場の比較

ここでは、「マイナス金利解除・日銀の利上げ発表」前と後で、住宅ローンの金利にどう影響があったのかがわかるよう、2024年2月・9月の住宅ローンの金利相場を表にまとめてみました。

【【金利タイプ別】2024年の金利相場 2月と10月の比較表】
金利タイプ2024年2月の
金利相場
2024年10月の金利相場
変動金利0.250%~0.300%〜
固定金利・期間選択型(10年)0.700%~0.950%~
固定金利・全期間選択型(35年)1.100%~1.550%〜

※2024年10月1日時点

固定金利では、金利が引き上げられていることがわかります。
変動金利は10月以降に金利が引き上がる可能性が高いです。

「マイナス金利解除による生活への影響」「変動金利の今後の見通し」について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

1-2.【金融機関種別】金利相場の比較

ここでは、金融機関によって金利がどのくらい異なるのかがわかるように、金融機関種別に現在の金利を比較してみます。

【【金融機関種別】2024年の金利相場比較表】
金融機関変動金利
相場
固定金利
(10年)相場
全期間固定型(35年)相場
メガバンク0.345%〜1.110%〜1.715%〜
地方銀行0.300%〜0.950%〜1.590%〜
ネット銀行0.329%〜0.950%〜1.550%〜

※2024年10月1日時点

時期やキャンペーンなどによって異なりますが、一般的にネット銀行の金利が安い傾向にあります。
これは、ネットで完結することで人件費を削減できることが要因だと考えられます。

金融機関の選び方のポイントについては、「2-2.金融機関の種類」で詳しく解説しています。

1-3. 【主要銀行別】金利相場の比較 一覧

さらに、主要銀行別にそれぞれの金利相場を表にまとめてみました。

【【主要銀行別】2024年の金利相場 比較一覧表】
銀行名変動金利固定金利(10年)全期間固定型(35年)
メガ
バンク
みずほ
銀行
0.375%〜1.350%〜1.790%〜
参照:みずほ銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
三井住友
銀行
0.625%〜1.700%〜2.570%〜
参照:三井住友銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
三菱UFJ
銀行
0.345%〜1.110%〜1.770%〜
参照:三菱UFJ銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
りそな
銀行
0.490%〜1.585%〜1.715%〜
参照:りそな銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
銀行名変動金利固定金利(10年)全期間固定型(35年)
地方銀行関西
みらい
銀行
0.445%〜1.270%〜1.590%〜
参照:関西みらい銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
横浜銀行0.300%〜1.325%〜1.900%〜
参照:横浜銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
十六銀行0.725%〜0.950%〜2.180%〜
参照:十六銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
銀行名変動金利固定金利(10年)全期間固定型(35年)
ネット
銀行
PayPay
銀行
0.465%〜1.115%〜2.085%〜
参照:PayPay銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
auじぶん
銀行
0.329%〜1.195%〜2.300%〜
参照:auじぶん銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
住友SBI
ネット
銀行
0.448%〜1.203%〜1.663%〜
参照:住友SBIネット銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
イオン
銀行
0.530%〜1.230%〜1.820%〜
参照:イオン銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」
SBI新生
銀行
0.420%〜0.950%〜1.550%〜
参照:SBI新生銀行「住宅ローン新規借り入れの金利一覧」

※2024年10月1日時点

金融機関によって適用される金利は異なりますし、期間限定のキャンペーンやお得な制度がある場合もあるので、それぞれの金融機関の公式サイトを必ず確認しましょう。

新規ではなく、借り換えをご検討の方は、以下の記事で借り換えの金利相場をご紹介しているので、ぜひご覧ください。

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2.後悔しない住宅ローンを組むための2つのコツ

後悔しない住宅ローンを組むための2つのコツをご紹介します。

後悔しない住宅ローンを組む2つのコツ

  • 自分に合った「金利タイプ」を選ぶ
  • 自分に合った「金融機関」を選ぶ

それぞれのコツについて、解説します。

2-1.自分に合った「金利タイプ」を選ぶ

住宅ローンには主に以下の金利タイプがあります。

【住宅ローンの金利タイプごとの特徴比較】
金利タイプ特徴向いている人
変動金利
  • 一定期間ごとに適用金利が見直される
  • 契約時の金利は他の金利タイプより低い
  • 金利の変動を追いかけられる人
  • ローンの返済期間が短期の人
固定金利:
期間選択型
  • 一定期間は固定金利、その後は再度固定金利か変動金利が選べる
  • 固定金利期間が短いほど適用金利が低い
  • 固定金利がいいが、全期間固定型よりも安い金利が良い人
  • 今後数年間、教育費などの大きな出費が見込まれる人
固定金利:
全期間固定型
  • 完済まで適用金利が変わらない
  • 契約時の金利は他の金利タイプより高い
  • 金利の変動に一喜一憂したくない人
  • 計画的に返済したい人

「変動金利」は、他のタイプよりも契約時の金利が低い傾向にあるため、もっとも利用する人が多いです。
ただし、今後金利が上昇するリスクがあることは覚えておきましょう。

「固定金利」は、一定期間金利が変わらないため、計画的に返済できます。
ただし、「変動金利型」よりも金利が高めに設定されているので、家の予算を下げなければならない可能性があります。

どのタイプにもメリット・デメリットがあるため、自分に合った金利タイプを選択しましょう。

以下の記事では、それぞれの金利タイプのメリット・デメリットについて解説しているので、合わせてご覧ください。

2-2.自分に合った「金融機関」を選ぶ

金融機関は、大きく次の種類に分けられます。

【金融機関の種類ごとの特徴比較】
種類特徴向いている人
メガバンク
  • 都市部に支店があり、エリアを問わず利用できることがある
  • 保険や手厚い保証を用意しているところが多い
  • 信用度の高い大きな銀行から借りたい人
  • 手厚い保証が欲しい人
地方銀行
  • 手続きは対面が多い
  • 比較的審査が通りやすい
  • 住宅ローンについての知識がなく、地元で気軽に対面で相談したい人
  • 急いでローンを組みたい人
ネット銀行
  • 人件費が抑えられるぶん、適用される金利が低いことが多い
  • すべての手続きはオンラインか電話
  • 低い金利でコストを抑えたい人
  • 自分で申し込み手続きができる人

大手の安心感や手厚い保証が欲しい人は、「メガバンク」がおすすめです。
「地方銀行」は勤続年数が短い人や年収が高くない人でも比較的審査が通りやすいので、急いでローンを組みたい人に向いているでしょう。

「ネット銀行」は他よりも金利が低いことが多いので、とにかくコストを抑えたい人におすすめです。

「住宅ローンの審査基準」について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

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3.【シミュレーション】35年の住宅ローンで利息はどのくらいかかるのか

この章では35年の住宅ローンを組んだときに、どの程度の利息がかかるのかをシミュレーションしてみました。
新規で35年の住宅ローンを組む際のシミュレーションを、借入金額3,000万・4,000万円に分けて解説します。

3-1.借入金額3,000万円の35年住宅ローンの利息

3,000万円を35年で借り入れた場合、金融機関別・金利別の利息額は以下のとおりです。

【3,000万円を35年で借り入れた場合の利息表】
金融機関変動金利相場固定金利
(10年)相場
全期間固定型
(35年)相場
メガバンク185万円(0.345%)622万円(1.110%)992万円(1.715%)
地方銀行161万円(0.300%)527万円(0.950%)914万円(1.590%)
ネット銀行176万円(0.329%)527万円(0.950%)889万円(1.550%)

※2024年10月時点の最安値金利で計算
※頭金なし・元利均等方式・ボーナス払いなし
※変動金利は借入期間中も同率と仮定

返済期間35年で借入額が3,000万円だと、金利が1%程度上がるだけで、約600万円も利息が多くなります。

住宅ローンのシミュレーションをしたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

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3-2.借入金額4,000万円の35年住宅ローンの利息

4,000万円を35年で借り入れた場合、金融機関別・金利別の利息額は以下のとおりです。

【4,000万円を35年で借り入れた場合の利息表】
金融機関変動金利相場固定金利
(10年)相場
全期間固定型
(35年)相場
メガバンク247万円(0.345%)829万円(1.110%)1,323万円(1.715%)
地方銀行214万円(0.300%)703万円(0.950%)1,218万円(1.590%)
ネット銀行235万円(0.329%)703万円(0.950%)1,185万円(1.550%)

※2024年10月時点の最安値金利で計算
※頭金なし・元利均等方式・ボーナス払いなし
※変動金利は借入期間中も同率と仮定

借入額が大きくなればなるほど、金利の影響を大きく受けます。
だからと言って、一番安い変動金利を選択すれば良いというものでもなく、変動金利を選択して失敗した…という方もいるので、住宅ローンは慎重に選びましょう。

住宅ローンで失敗した方の事例を見たい方は、以下の記事もご覧ください。

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4.【2024年】住宅ローンを利用するときに活用したい減税・補助金

住宅ローンを利用するなら、住宅ローン減税制度の活用を検討してみてください。

住宅ローン減税制度とは、一定の要件を満たす場合に、「最長13年間・最大35万円/年」を、所得税や住民税から控除できる制度です。

他にも、条件によっては、補助金を受け取ることができます。

住宅ローン控除(減税)や補助金について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

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この記事のポイント まとめ

金利の相場動向は?

2024年3月にマイナス金利が解除され、同年7月には日銀が追加利上げを決定しました。
それに伴って、住宅ローンの金利も引き上げの動きが見られています。

【【金利タイプ別】2024年の金利相場 2月と10月の比較表】
金利タイプ2024年2月の
金利相場
2024年10月の
金利相場
変動金利0.250%~0.300%〜
固定金利・期間選択型(10年)0.700%~0.950%~
固定金利・全期間型(35年)1.100%~1.550%〜

※2024年10月1日時点

詳細は、「1.【2024年最新】住宅ローンの金利相場動向 各種比較」で解説しています。

住宅ローンを選ぶための2つのコツ

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詳細は、「2.後悔しない住宅ローンを選ぶための2つのコツ」で解説しています。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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