戸建て住宅とは?意味やメリットとデメリット、集合住宅との違いも解説

マイホームを考えたときに、戸建て住宅を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、漠然としたイメージはあっても、具体的なメリットやデメリットがわからない方もいるのではないでしょうか。

マイホームの選択肢には戸建て住宅のほかに、集合住宅もあります。それぞれのメリットを踏まえて、後悔のない家づくりをしたいものです。

本記事では、戸建て住宅の特徴とメリットやデメリットを紹介します。加えて、集合住宅のメリットやデメリットも記載しました。

この記事でわかること

  • 戸建て住宅とは何か
  • 戸建て住宅と集合住宅それぞれのメリット・デメリット
  • 戸建て住宅の資産価値を維持するポイント

ぜひ最後までご覧いただき、理想の家づくりに役立ててください。

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注文住宅・分譲住宅・建売住宅などの違いが分かっていない方は「注文住宅とは」の記事もご覧ください。

1.戸建てとは?集合住宅などとの違い

まずは、戸建て住宅とは何かを解説します。似た言葉である「一戸建て」「一軒家」の意味も知っておきましょう。

戸建て住宅について理解するには、集合住宅と比較することも役立ちます。戸建て住宅の特徴を理解して、自分の家はどちらにしたいか、どちらの方が合っているかを考えましょう。

1-1.戸建ては1棟の住宅


戸建て(こだて)とは、1つの建物の中に1つの世帯が住む住宅のことです。親子で住んでいる場合に加えて、3世代が同居する「2世帯住宅」も戸建てと呼ばれることがあります。どちらにしても、独立した1つの家を指す言葉です。「一戸建て」と表現されることもあります。

戸建てと似た言葉に、「一軒家」があります。周りに家がない地域や土地に1軒だけ建っている家を指すことが多いものの、「戸建て」「一戸建て」と同様の意味で使われている場面も少なくありません。

1-2.集合住宅は1棟の中に複数の住居がある建物


集合住宅とは、1棟の中に複数の独立した住居がある建物のことです。廊下やエントランスなどの共用スペースがあるマンションやアパートなどが身近な例で、1つの建物の中に複数の世帯の住居を含むものです。

ほかにも、隣の世帯と壁を共有する作りになっている長屋や、同じく壁を共有していても土地は住人が所有するテラスハウス、共有の土地で建物のみ住民が所有するタウンハウスなどがあります。土地や建物の所有権や建物の作りに違いがあるものの、これらはすべて集合住宅と総称されます。

2.戸建てと集合住宅はどちらの価値が高い?


建物の資産価値には、立地が大きく影響します。これは戸建てであっても、集合住宅であっても共通する点です。また、建物の状態や築年数、土地の形状などによって資産価値は変わります。そのため、戸建て住宅と集合住宅のどちらの価値が高いのかということは、場合によって異なるため一概には言えません

戸建て住宅には、主に3種類あります。種類によって住宅の構造や間取りは異なるため、資産価値にも影響します。そのため、資産価値を考えるなら戸建て住宅の種類を知っておくことも役立つでしょう。

以下では、戸建て住宅の3つの種類を紹介します。

2-1.建売住宅

建売住宅とは、すでに建てられた状態で販売されている住宅のことです。物件を見学してから購入できるため、入居後をイメージしやすい点がメリットです。
すぐに住める状態で販売されているため、オーダーメイドで作る注文住宅に比べると早く入居できます。建てる前に別の住宅を見学したうえで、自分の土地に同じ住宅を建ててもらう場合もあります。
分譲地に建てられた「分譲住宅」も、建売住宅と同様の意味で使われることの多い言葉です。広い土地を複数の区画に分けて、1つひとつを「分譲地」として販売する仕組みです。

建売住宅のように、すでに分譲地に家が建っており、土地と家がセットで販売されている場合も多くあります。分譲地が売れてから家を建てる場合でも、水道などのライフラインが整った状態になっていることが多いため、スムーズに建築に入れるでしょう。

2-2.規格住宅

規格住宅とは、住宅メーカーや工務店が用意した選択肢の中から間取りやデザインを選んで建てる住宅のことです。注文住宅のように、あらゆる条件を完全に自由に選べるわけではありません。

しかし、プロが設計した規格から選ぶため安心であり、自分好みの住宅にカスタマイズが可能です。また、限定された選択肢から選ぶため、完成した家のイメージやコストがつかみやすいというメリットもあります。

2-3.注文住宅

注文住宅とは、顧客の注文を受けて新築する住宅のことです。建てる場所から構造や間取り、外観や内装まで自由に選べるため、満足度の高い家づくりができるでしょう。

ハウスメーカーや工務店と相談し、こだわりたいポイントを反映させることも可能です。加えて、建築中の現場を確認できるため、安心感が大きい点もメリットです。

土地を所有していない場合、まずは家を建てる土地を準備する必要があります。立地や条件のいい土地は人気が高いため、予算と理想のバランスを叶える計画をプロに相談することをおすすめします。

検討するエリア、条件だと、実際の予算はどのくらいになるだろうか、と具体的に考えることもあるでしょう。
そんなときは、複数のハウスメーカー、工務店とプランを比較するなどして、相場感をまずは見てみることをオススメします。ご心配ごとをハウスメーカー出身のアドバイザーに相談してみることもできますよ。
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3.戸建てに住むメリットとデメリット


戸建て住宅に対して、広くて自由度が高いイメージを持つ方もいるでしょう。広い庭を設けたりこだわりの空間を作ったりと、理想のマイホーム像のある方もいるかもしれません。

戸建てには多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。以下では戸建て住宅に住むメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。戸建て住宅を検討している方は、ぜひ知っておきましょう。

3-1.メリット

戸建てに住むメリットには以下の点が挙げられます。

  • 土地が資産となる
  • 駐車代がかからない
  • 騒音のトラブルが起きにくい

戸建ての場合の多くは、住宅と土地を同時に購入するでしょう。そのため土地も自分の資産となり、自由に使えるようになります。駐車のスペースを設ければ、駐車場を借りるお金も不要です。

また、近隣の住宅と一定の距離があり隣接していないため、大きな音を立てたり子どもが騒いだりしても周りに聞こえることが少なくなります

注文住宅であれば、自分や家族のライフスタイルに合わせた家を建てることも可能です。たとえば、防音室を設けたい、バーベキューのできる庭にしたいといった希望も叶うでしょう。

3-2.デメリット

戸建てに住むデメリットには以下の点が挙げられます。

  • 住宅の維持管理が必要
  • 防犯面のリスクがある
  • 転居が難しい

マンションやアパートとは異なり、住宅のメンテナンスを自分で行う必要があります。経年劣化の起こりやすい外壁や屋根などの修繕やシロアリ対策、庭木の手入れなど、手間も費用もかかりやすいものです。

また、戸建てには1階部分があり、侵入経路となるガラス部分が多いことから、空き巣に狙われやすい傾向があります。そのため、自分でセキュリティ対策をしなければなりません。簡単に転居ができない点も、デメリットの1つです。

4.集合住宅に住むメリットとデメリット


戸建てのメリットやデメリットを踏まえると、集合住宅も捨てがたいと思えます。家族で住む集合住宅であれば、ファミリー向けで広さのあるマンションが選択肢に入るでしょう。

集合住宅には、立地面や管理会社によるサポートなどにメリットがあります。一方で、費用や資産価値の観点から考えるとデメリットもあるものです。以下では、集合住宅に住むメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

4-1.メリット

集合住宅に住むメリットには以下の点が挙げられます。

  • 立地条件のいい場合が多い
  • 防犯面・セキュリティ面に優れている
  • 管理会社がメンテナンスや清掃をしてくれる

分譲マンションは駅の近くなど立地のいい場所に建てられることが多く、便利に生活できます。移動や買い物、娯楽など、生活に必要な施設や店舗が近場でそろいます。

また、マンションの管理会社によるサポートが大きい点もメリットです。オートロックや防犯カメラが設置されていたり、エントランスや廊下の清掃や定期的なメンテナンスが行われたりと、住民は安心して生活できます。2階以上に住む場合は、空き巣などに侵入されるリスクも少なくなるでしょう。

4-2.デメリット

集合住宅に住むデメリットには以下の点が挙げられます。

  • 管理費や修繕積立金を支払う必要がある
  • 資産価値が下がる場合もある

メンテナンスや清掃など、管理会社からのサービスを受けられる代わりに、管理費や修繕積立金などを支払わなければなりません。分譲マンションでは管理組合に入り、話し合いや当番などに参加する必要があります。

資産価値が下がる可能性があることも、デメリットの1つです。マンションは経年によって資産価値が下がるものですが、近隣に大きな建物が建つことによる日当たりや長めの変化など、外的な環境によって資産価値が下がることもあります。

ここでは戸建て、集合住宅それぞれのメリットとデメリットをお伝えしましたが、人生の大きな決断となれば、答えを出すことは簡単ではないことがほとんどです。

そこで、戸建ての注文住宅が選択肢となる場合には、HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービス(無料)を使って、複数のハウスメーカーのプラン資料を取得、あるいは、経験豊富な注文住宅のプロに相談してみるのもおすすめです。営業トークは一切ないので、ぜひお気軽にご利用ください。

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5.資産価値のある戸建てにするポイント

当面は戸建て住宅に住み続けるつもりでも、将来的には手放す可能性もあるでしょう。家を売るとなったときに重要なのが、戸建て住宅の資産価値です。資産価値には立地が大きく影響するため、家を建てる前から考えておかなければなりません。

また、家の資産価値を維持することは、快適に暮らせる環境の維持や将来の不安の低減など、生活をするうえでも役立ちます。

具体的なポイントには、以下の点があります。

  • 立地のリサーチは十分行う
  • 建物のメンテナンスを行う
  • 建物は汎用性を重視する
  • 土地の形と広さにこだわる

それぞれのポイントを見ていきましょう。

5-1.立地のリサーチは十分行う

家を建てる場所は生活に大きく関わるため、事前の情報収集が大切です。利便性のいい場所は人気であるため価格も高めですが、毎日の通勤や通学にかかる時間は短くしたいものです。

生活に必要な施設や店舗、自治体のサービスなども総合的に考える必要があります。価格と生活の動線を考えて、バランスのいい立地を選びましょう。

加えて、土地の価値も重視したいポイントです。将来土地を売却する可能性がある場合は、資産価値の下がりにくい立地を選びましょう。

5-2.建物のメンテナンスを行う

建物の資産価値は減っていくものであり、できるだけ価値を残すためには日々のメンテナンスが大切です。一般的には新築から12~15年ほどが大きなメンテナンスのタイミングです

しかし、日頃から細かい部分のメンテナンスを行うことで良好な状態を保てます。定期的にこまめなメンテナンスをしておくと、まったくメンテナンスをしなかった場合と比べると、数十年後に大きな差が出ます。

こまめに掃除をする、雨漏りやシロアリの被害を定期的に確認するといった小さな積み重ねが、長い目で見ると大切です。

5-3.建物は汎用性を重視する

将来的に売却を考えている場合は、汎用性の高い内装や間取りにすることで、資産価値の低下を防止できます。こだわりを反映したがために使い勝手が悪い、奇抜な内装であるといった場合は、物件の買い手や借り手がつきにくくなるでしょう。

ライフスタイルや家族構成の変化によって、将来的に住宅を手放す可能性がある方は気を付けたいポイントです。

5-4.土地の形と広さにこだわる

土地の形や広さも、戸建て住宅の資産価値に関わるポイントです。一般的に、長方形や正方形の土地は売りやすい傾向にあります。しかし、細長い土地や三角形の土地、道路から細長い通路部分が伸びた先に土地のある「旗竿地」と呼ばれる形状の土地はニーズが低いため、資産価値は低くなります。

また、広すぎる土地は資産価値も高くなるため、売り手にはよくても買い手にとっては手が出にくいものです。土地の面積は固定資産税の金額にも関係します。

周辺に戸建てのファミリー層が多いエリアであれば150平方メートルほど、立地のいいエリアであれば、狭小住宅でも建てられる80平方メートルほどが売りやすいなど、立地によって売りやすい広さは異なります

まとめ

家づくりをする機会は、一生に一度であることが多いものです。人生のうち長く過ごす家を戸建てにするか集合住宅にするかは、家づくりの基礎となるポイントです。イメージや理想を持ったうえで、戸建てと集合住宅のメリットとデメリットをそれぞれ理解することで、より満足度の高い家づくりができるでしょう。

戸建て住宅のメリットには、家が自分の資産となることやトラブルの回避、家づくりの自由度の高さなどがあります。一方で、自分で維持管理をする手間が必要であることや、防犯面や資産価値の低下のリスクなど、デメリットとその対策もあります。以上を踏まえて、集合住宅との比較もしながら、理想の家を建てましょう。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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