マンションと戸建てのどちらを選ぶ?メリットや資産価値を比較解説

マンションと戸建てのどちらを選ぶべきか悩んだら、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、価値観や理想とする暮らしに合ったほうを選ぶことがポイントです。また、近年の住宅市場の動向や、将来的な資産価値などを考慮する必要もあるでしょう。

この記事では、マンションと戸建てに関する以下の内容を解説します。

この記事でわかること

  • マンションと戸建て、それぞれのメリット・デメリット
  • マンションが向いている方の特徴
  • 戸建てが向いている方の特徴
  • マンションと戸建ての費用面での比較

ぜひ最後までご覧いただき、納得のいくマイホーム選びをしてくださいね。

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広さや坪数別での費用相場について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

1.現在の住宅市場動向

2023年現在の住宅市場の動向としては、マンションの価格は新築・中古を問わず、首都圏・近畿圏を中心に値上がり傾向が続いています。また、新築マンションの供給数が減っているため少ない数を奪い合う構図となり、さらに価格の上昇を招いているのが昨今の傾向です。

2.【マンション】メリット・デメリット・向いている人の特徴

【マンション】メリット・デメリット・向いている人の特徴 イメージ

下記表に、マンションのメリットとデメリットをまとめました。

メリットデメリット
  • 利便性の高い場所にあることが多い
  • セキュリティ性能が高い傾向にある
  • 設備管理が不要
  • 家事動線がコンパクトになる
  • 狭い物件が多い
  • 管理費や修繕積立金が必要
  • 生活音に配慮しなければならない
  • 自由にリフォームできないことがある

マンションのメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。

2-1.マンションのメリット

マンションは、利便性の高い物件が多いことが大きなメリットです。駅の近くや商業施設の近くに建っていることが多いため、利便性を重視する場合はマンションを選ぶとよいでしょう。

また、セキュリティ性能が高いこともメリットです。監視カメラやオートロックを備え、管理人が常駐しているマンションもあります。

さらに、毎月の管理費の支払いが必要である代わりに、エレベーターの定期点検やエントランスやゴミ捨て場の清掃などをすべて任せられます。間取りの観点からは、マンションの多くがワンフロアであるため導線がコンパクトであり、とくに掃除や洗濯がしやすく、家事の時短にもつながるでしょう。

2-2.マンションのデメリット

マンションのデメリットとして挙げられるのは、狭い物件が多い点です。購入時には広さに満足していたとしても、子どもの数が増え、手狭に感じるようになることも少なくありません。また、毎月のローン以外に管理費や修繕積立金、駐車場代などがかかることにも注意が必要です。

そのほか、集合住宅であるため生活音の配慮が求められる点もデメリットです。とくに小さな子どもがいる場合は、子どもの走り回る足音を原因として近隣トラブルに発展することもあるため、音が響かないように意識しなければなりません。

マンションの管理規約によっては、リフォームやリノベーションに制限がある場合もあるため、事前に確認することが大切です。

2-3.マンションが向いている人の特徴

マンションが向いている方の主な特徴は、以下の2点です。

  • 利便性の高い物件に住みたい方
  • セキュリティ面が気になる方

戸建てよりも駅近物件が狙いやすいことから、公共交通機関の利用頻度が高い場合や「駅から自宅まで歩く距離は短い方がよい」という方におすすめです。

住宅のセキュリティ面も戸建てよりは強固になるので、共働きで家を空ける時間が長い家庭や、帰宅時間が遅い一人暮らしの方などは、セキュリティ対策に力を入れているマンションに住むのがおすすめです。
具体的な仕様や価格帯を知りたい場合は、実際にその時にある中古物件をチェックするとわかりやすく、お勧めです。

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3.【戸建て】メリット・デメリット・向いている人の特徴

【戸建て】メリット・デメリット・向いている人の特徴 イメージ

戸建てのメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリットデメリット
  • 自由に設計できる
  • 生活音を気にしなくてよい
  • 管理費や修繕積立金が不要
  • 断熱性能を上げられる
  • 駐車場代がかからない
  • 駅から離れているなど、やや不便な立地の場合がある
  • 補修工事が必要になる
  • セキュリティ面に不安がある
  • 家事動線が複雑になりやすい

戸建てのメリットとデメリットについて、解説します。

3-1.戸建てのメリット

戸建てのメリットのうち代表的なものとして、自由にリフォームや建て替えができることが挙げられるでしょう。マンションと違い管理規約が存在しないため、制限がありません。注文住宅であれば、外装や内装、間取りなども自由に決められる場合もあります。

また、マンションほど生活音を気にしなくてよい点も戸建ての魅力です。小さな子どもやペットがいても、生活音や騒音に対してそこまで神経質にならずに暮らせるでしょう。逆に、マンションのように上下の階の騒音に悩まされることもありません。

戸建ての場合、管理費や修繕積立金の支払いがない点も、メリットの1つです。マンションではそれらの支払いに毎月2万円以上かかることが一般的です。しかし、戸建てにおいては管理費や修繕積立金がないため、毎月の家計への影響がありません。

マンションの場合は駐車場代が毎月のランニングコストとしてかかりますが、戸建ての場合は敷地内に駐車場を設置すれば別途費用がかかりません。

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3-2.戸建てのデメリット

戸建ては、駅から離れているなど、やや不便な立地になる傾向があります。駅前など利便性の高い場所は、土地代が高いことがほとんどであるためです。

また、マンションのように管理費や修繕積立金などの出費がない代わりに、家の修復が必要な際には、全額自己負担になる点もデメリットです。自分で家の状態を確認し、把握しておくことも求められます。

そのほか、セキュリティ面に不安があることも、戸建てのデメリットです。マンションと違い周囲の目がなく、常駐の管理人もいないため、自分で防犯カメラを設置するといった対策が必要です。

3-3.戸建てが向いている人の特徴

戸建てが向いている方の特徴として挙げられるのは、主に以下の点です。

  • プライベート重視派の方
  • 自由にリノベーションしたい方

マンションのような集合住宅では、同じ建物に住む人同士というコミュニティーがプラスに働く場合がある反面、隣人との関係性が問題になることもあります。自分のプライベートな空間があるかどうかを重視したい方は、戸建てが向いているといえるでしょう。
また、自由にリノベーションしたり、間取りを決めたりしたいという方も、戸建てが向いています。
戸建てのリノベーションや間取りの設計は、マンションと違い自由度が高いのが特徴です。

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4.マンションと戸建ての維持費の違い

マンションと戸建ての維持費の違い イメージ

ここからは、マンションと戸建てを、費用(維持費)面で比較していきます。

4-1.維持費の違いとその内訳は?

マンションや戸建ての維持費には、住宅の保有に対して課せられる税金や住宅のメンテナンス費用などが含まれます。

税金には、固定資産税や都市計画税があり、毎年1月1日時点で不動産を所有している方に課税されます。同じ地域における同程度の金額、広さの物件であれば、マンションと戸建てで、税金の金額はそれほど変わりません。

一方、建物を維持するためのランニングコストは、マンションと戸建てでは大きく異なり、戸建てのほうが安くすむのが特徴です。

マンションでは、「管理費」「修繕積立金」「駐車場代」「リフォーム代」などがかかります。戸建ての維持費としては、「外壁・屋根・バルコニーなどの防水工事費」「リフォーム代」などが挙げられるでしょう。

リフォームについては、施工範囲やリフォームに使用する商品などによって費用が異なります。いずれにしても、維持費を総合的に比較すると、「管理費」「修繕積立金」「駐車場代」の費用負担をしなければならない、マンションのほうが維持費の総額が高くなることがほとんどです。

たとえば、管理費と修繕積立金の合計が月額2万円、駐車場代が月額2万円である場合、25年間払い続けるとこの3つだけで総額1,200万円となります。

4-2.戸建ての維持費を抑えるポイントは?

ここからは、マンションよりは比較的安価に済むとされる、戸建ての維持費をさらに抑えるポイントをご紹介します。戸建ての維持費を抑えるには、以下の3点を意識してください。

  • 耐久性の高い素材を選ぶ
  • 点検・メンテナンスをこまめに行う
  • 省エネ対策をする

各ポイントを解説します。

4-2-1.耐久性の高い素材を選ぶ

注文住宅や中古リノベーションにおいて、地震などの災害に強く、外壁等も傷みがつきにくい耐久性の高い素材を選ぶと、戸建ての維持費を抑えられます。

注文住宅では、耐久性の高さを特徴としてもつメーカーに依頼することも視野に入れるとよいでしょう。

4-2-2.点検・メンテナンスをこまめに行う

点検・メンテナンスをこまめに行うことも、維持費の負担軽減につながります。気づいた時点で早めに家の劣化や破損の修繕を行うことで修繕の規模を抑え、工期も短くてすむでしょう。
また、注文住宅のハウスメーカーなどは独自の保証制度なども充実しています。もし、不備が見つかった際も保障内で解消できるトラブルの場合は価格なども抑えられる場合もあります。

4-2-3.省エネ(ZEH)対策をする

建売住宅の場合はどのような仕様で建築しているのかを確認して、断熱性や機密性の高い素材や基礎断熱などの工法を用いた物件の場合は光熱費などのランニングコストの軽減効果を見込めます。
注文住宅など、工法をはじめから選択できる場合は断熱性等を意識してメーカーを決めることで、将来的なコストカットができます。
さらに、太陽光発電システムを設置することで、電気代の節約だけでなく売電もできます。

ここまで費用面を中心に、マンションと戸建ての違いを解説してきましたが、マンションか戸建て、どちらが向いているかを知るためには、現状比較が重要です。
まずは注文住宅などハウスメーカー・工務店が提案する実際の住宅プランを把握してみてください。

ただ、注文住宅などオーダーができる住宅は、工法も随時最新の手法が生まれたり、毎年のように補助金の内容も変わることで予算も変動するため、無料サービスを使って第三者に相談したり、メーカーの担当者に直接聞くのがよいでしょう。

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まとめ

マンションと戸建てのどちらを選ぶべきか、一概にはいい切れず、結局のところ、それぞれの価値観や希望する暮らしによって決まります。ざっくり整理すると、住宅の利便性やセキュリティを重視する方はマンション、リノベーションの自由度などを重視する方には、戸建てがおすすめです。

どちらもリフォームや修繕費用がかかるものの、戸建てのほうがマンションの毎月の管理費と修繕積立金の支払いがない分、総額では戸建てのほうが安く抑えられることが一般的です。

ぜひ本記事を参考にして、価値観や希望する暮らしにぴったり合ったマイホーム選びをしてくださいね。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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