正方形の間取りのレイアウト公開!上手な使い方やメリット・デメリットも解説

正方形の部屋の間取りにすることで、個性を出せる、ゆとりを作りやすいなどのメリットがあります。ただし、テレビとの距離が遠くなりやすい点や、複数の家具を置きにくい点などに注意が必要です。

この記事では、土地の形状から正方形の形の部屋を設けざるを得ない方や、正方形の部屋を活かした間取りで注文住宅を作りたいと考えている方向けに、以下の項目を紹介します。

この記事でわかること

  • 正方形の部屋の間取りの住宅に住むメリット
  • 正方形の部屋の使い方
  • 正方形の間取りを検討するケースと縦長・横長を検討するケースの違い

ぜひ、正方形の部屋の間取りで快適な住宅を実現する際の参考にしてください。

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1.正方形の部屋の間取りとは

正方形の部屋の間取りとは イメージ

正方形の部屋の間取りとは、正方形リビング・正方形LDKや正方形の寝室、正方形の子ども部屋のように、長辺と短辺の長さがほとんど同じ部屋がある間取りのことです。

正方形の部屋と長方形の部屋では、レイアウトの方法や使い方が異なります。そのため、家を建てる際は、それぞれの特徴を理解した上で、間取りを考えることが大切です。

2.正方形以外の部屋の種類

住宅には、正方形以外に縦長や横長の部屋もあります。わかりやすくリビングを例に挙げて、縦長の部屋と横長の部屋の特徴を確認していきましょう。

2-1.縦長の部屋

縦長のリビングとは、奥行きのあるリビングのイメージです。一般的に、リビングの隣に他の部屋が並んでいます。

縦長のリビングは、壁面が広くインテリアの工夫がしやすい点、奥行きがあり見通しがよい点、風通しがよい点などが特徴として挙げられます。一方で、窓からの距離が遠い位置には光が届かず暗くなることがある点に注意が必要です。

2-2.横長の部屋

横長のリビングとは、リビング・ダイニング・キッチンが横に広がるリビングのことです。横長だと大きな窓を設置しやすく、開放感を演出できます。

大きな窓を設置できる分、縦長と比べて壁の面積が少ないため、壁面収納を活用しにくい点に注意が必要です。横長のリビング・横長の部屋で収納が必要な場合は、別途収納を用意しなければなりません。

3.正方形の部屋にするメリット

正方形の部屋にするメリットは、主に以下のとおりです。

  • 個性を出せる
  • ゆとりを作りやすい
  • ソファダイニングがなじむ

各メリットを解説します。

3-1.個性を出せる

個性を出せる点が、正方形の部屋にするメリットです。とくにリビングの場合、正方形のリビングの方が横長・縦長よりも少ないため、友人・知人宅にはない雰囲気を出せます。

奥行きも幅もある程度確保できるため、自由なレイアウトを試せる点も正方形の部屋で個性を出しやすい理由です。そのため、正方形の部屋であれば気分によって家具の配置を変えて、気軽に模様替えができるでしょう。

たとえばリビングの場合、正方形であればソファを中央に設置して家族との会話を重視したレイアウトにできます。そして壁際にソファを移動すれば、フリースペースを確保したレイアウトにも変更可能です。

それに対して、横長の部屋の場合は、壁の面積が少ないため壁際にソファを設置できる場所が限定されます。

3-2.ゆとりを作りやすい

ゆとりを作りやすい点も、正方形の部屋にするメリットです。

先ほどの見出しでも説明したとおり、家具を壁際に設置すれば正方形の部屋にスペースができます。自分はソファに座りながら、フリースペースで子どもを遊ばせれば、くつろぎながら様子も見守れて安心です。

また、フリースペースがあることにより、落ち着きのあるおしゃれな印象も与えられます。

3-3.コミュニケーションをとりやすい

家族とのコミュニケーションをとりやすい点も、正方形の部屋のメリットです。

正方形リビングでソファを中央に設置しておけば、家族がどの場所にいても比較的近い距離感で会話できます。たとえば、ソファでテレビを見ながら、遅く帰宅してダイニングテーブルで食事をしている夫(妻)や、フリースペースで遊んでいる子どもと同時に会話もできるでしょう。

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4.正方形の部屋にするデメリット

正方形の部屋にするデメリットは、以下のとおりです。

  • ダイニングとの区別がしにくい
  • テレビとの距離が遠くなることがある
  • 複数の家具を置きにくい

それぞれ詳しく解説します。

4-1.ダイニングとの区別がしにくい

リビングの場合、正方形だとダイニングとの区別がしにくい点がデメリットです。

正方形リビングは、ダイニングやキッチンなど他の部屋との距離が近くなります。そのため、ゾーニング(用途や目的別に境界を定めること)が難しくなる場合があるでしょう。

ゾーニングがうまくいかないと、人によって落ち着かないことがあります。たとえば、本来くつろぐためにリビングにいたのにも関わらず、キッチンが近いことで家事が気になってしまうことがあるでしょう。

正方形のリビングでゾーニングするには、ソファで境界を作る、ラグの種類を分けるなどの工夫をしなければなりません。

4-2.テレビとの距離が遠くなることがある

テレビとの距離が遠くなることも、正方形の部屋にするデメリットです。

ソファを壁際に設置する場合、部屋が広いと反対側のテレビまでの距離が遠く、見にくくなることがあります。正方形のため、テレビ・ソファを別の位置に移しても距離は変わりません。

一般的に、フルHDテレビに適切な視聴距離は画面の高さの約3倍(8K・4Kテレビなら約1.5倍)とされています。仮に8Kテレビや4Kテレビの画面の高さが68cmの場合、ソファとの距離が1m超離れていると見にくいでしょう。フルHDの場合も、2mより離れていると見にくくなります。

そのため、正方形の部屋にテレビを置く際はサイズも十分に考慮しなければなりません。

4-3.複数の家具を置きにくい

複数の家具を置きにくいことも、正方形の部屋にするデメリットです。

たとえば、正方形で部屋が狭いとソファとダイニングテーブルを両方置くことは難しいでしょう。なぜなら、正方形の部屋は長方形と比べて長い辺がなく(どの辺も同じ)、横並びに設置する余裕がないためです。

もし両方設置できたとしても、部屋に十分なすき間がなければ、生活動線を確保できずに移動しにくくなります。一般的に、人がゆったりと移動するためには約60cmの幅が必要です(ふたりがすれ違うには、約90cm以上)。

なお、12畳を超える広さの部屋であれば、正方形でもソファとダイニングテーブルを両方設置できます。

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5.正方形の部屋の間取り・レイアウト事例

正方形の部屋の間取りやレイアウトは、広さによってさまざまです。
ここでは、一軒家のうちひとつの部屋が真四角の形だとして、どのようなレイアウトができるかを解説していきます。

正方形の部屋の間取り・レイアウト事例

くつろぐリビングとしてソファを対面に設置するレイアウトにすれば、正方形の部屋の場合はおさまりが良くなります。ソファを壁際に設置することでフリースペースを作り、大きなテレビを設置したり、子どもが遊べるスペースを用意することもおすすめです。

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6.正方形の部屋の使い方

正方形の部屋の使い方 イメージ

正方形の部屋を快適かつおしゃれに使うには、以下がポイントです。

  • 圧迫感をなくす
  • 部屋の角を活用する
  • 効率的な収納をする
  • メリハリをつける

それぞれの使い方を紹介します。

6-1.圧迫感をなくす

圧迫感をなくすことが、正方形の部屋を快適に使うためのポイントです。正方形の部屋は、一辺の長さが短いため狭いと圧迫されることがあります。

圧迫感を減らす方法のひとつが、高さが低い家具で揃えることです。天井までに余白が生まれれば、開放感が生まれます。

正方形のリビングであればソファやテーブル、正方形の寝室であればベッドなどを購入する際に、高さを考慮しましょう。また、住宅を建てる際に、天井を高くする設計にすることも圧迫感の解消につながります。

収納力を高めて、床に置かれている物を減らすことも、圧迫感の軽減になるでしょう。効率的な収納については、後ほど詳しく解説します。

6-2.部屋の角を活用する

部屋の角を活用することも、正方形の部屋で快適に暮らす秘訣です。

たとえば、ソファなどの家具を角や壁際に設置すれば、フリースペースが生まれるため、狭い正方形の部屋でもゆとりのある印象を与えられます。また、置く家具がない場合は、角にインテリアを設置することでデッドスペースをおしゃれに見せることもできるでしょう。

角に置くインテリア(コーナーインテリア)のアイテムの具体例は、飾り棚・コートハンガー・間接照明などです。限られたスペースに置くため、実用性のある物を選びましょう。

6-3.効率的な収納をする

狭い印象を与える正方形の部屋を広く見せるには、効率的な収納が大切です。

効率的に収納する方法のひとつに、壁面収納があります。壁面収納とは、部屋の壁自体を収納スペースにする方法です。

壁自体を収納スペースにすることで、デッドスペースを減らせます。関連して、地震が起きても影響を受けにくい点も、壁面収納のメリットです。

また、部屋の角やデッドスペースに置くオットマン(足掛け)を収納兼用のタイプにする方法もあります。普段は足掛けとして使い、読書したくなったら中から雑誌を取り出すなどの使い方ができるでしょう。

6-4.メリハリをつける

個性を出すために正方形の部屋を選んだ方は、メリハリをつけてよりおしゃれな雰囲気を演出するとよいでしょう。たとえば、クッションカバーに派手な物を選んだり、ユニークな雑貨を置いたりするとスタイリッシュな部屋にできます。

ただし、ただ個性的な色を取り入れればよいわけではありません。配色バランスを意識した上で、色を取り入れることが大切です。

そこで、黄金比とされる「70(ベースカラー):25(アソートカラー):5(アクセントカラー)」を覚えておきましょう。ベースカラーは部屋の基調になる部分(床・壁など)の色、アソートカラーはインテリアの主役(カーテンや家具など)に使われる色、アクセントカラーは小さな面積を占める部分(クッションなど)に使われる色です。

7.おしゃれで快適な正方形の間取りを実現する方法

おしゃれで快適な正方形の間取りを実現するには、天井を高くして圧迫感をなくしたり、壁面収納を活用したりすることがポイントです。ですが、これらは建売住宅ではなかなか実現が難しい要素でもあります。
個性的かつおしゃれな家を目指すのであれば、フルオーダーで間取りや設計を考えられる注文住宅がおすすめです。

得意とするデザインや工法も様々ですし、予算も作る家の仕様によって大きく変わっていくため、具体的にいくらでどんな家が建てられるのかは、メーカーとすり合わせをしていくなかで判明していきます。

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まとめ

正方形の部屋を含む間取りにした場合、個性を出しやすい点やゆとりを出しやすい点などがメリットです。ただし、部屋の広さ次第でテレビとの距離が遠くなる、複数の家具を置きにくいなどのデメリットもあります。

フリースペースを設けたいのであれば、正方形の部屋を検討するとよいでしょう。一方、家具を複数設置したい場合は縦長、大きな窓を設けたいのであれば横長が向いていることもあります。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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