注文住宅でダイニングにこだわりたい!間取り例と費用相場を解説

ダイニングとは

ダイニングとは「ダイニングルーム」の略で、食事をとるための部屋です。ダイニングは、食事を取る場所のため、家の中で使用される頻度の高い場所です。

本来ダイニングは、キッチンやリビングから独立した部屋を指しますが、日本ではキッチンやダイニングと一緒になっているケースがあり、それぞれ以下のように呼ばれています。

  • ダイニングキッチン(DK)
  • リビングダイニング(LD)
  • リビングダイニングキッチン(LDK)

日本では「リビングダイニングキッチン(LDK)」が主流となっています。しかし、最近では「独立ダイニング」や「キッチン一体型」など工夫されたダイニングも注目されており、それぞれメリットやデメリットがります。

この記事では、こだわりのダイニングをつくる時のメリット、デメリット、間取り事例、費用相場、注意点、おすすめのハウスメーカー・工務店をご紹介します。

工夫したダイニングで実現できる暮らしのイメージ
インテリアを統一して好きなテイストに広々ダイニングで週末はパーティー食事に集中できる独立ダイニング
インテリアを統一して好きなテイストに広々ダイニングで週末はパーティー食事に集中できる独立ダイニング
ダイニングを工夫するメリット
  • ダイニングキッチンにすることで、料理の配膳が楽になる
  • リビングダイニングを家の中央部に配置するとコミュニケーションが増える
  • 独立ダイニングにすると料理中のにおいが部屋に移らない
ダイニングを工夫するデメリット
  • 費用がかさむ
  • 天井を広く取ると暖房、冷房効果が悪くなる
  • リビングダイニングを中央に配置することで、来客に生活が見えてしまう

ダイニングを工夫して実現する暮らしの例と間取り

・家族との時間を大切にできる

ダイニング・キッチン・リビングを一体としたLDKの間取りにすることで、常にそばに家族が感じられる空間になります。
何かと忙しい現代社会。なかなか仕事や学校で忙しい家族が揃うのは食事の時間だけという家族も少なくありません。ゆっくりとした食事や食後のくつろぎという家族の時間をつくることが自然とできるでしょう。

1-1.【32坪】家族団らんできる小上がりダイニングのある間取り例

・リビングダイニングを家の中央部に配置するとコミュニケーションが増える

家の中央部にリビングダイニングを配置することで、自然と顔を合わせる機会が増えコミュニケーションが増えます。
朝の忙しい時間であっても、洗面室や浴室へ行くときにダイニングを通るため、自然と会話が生まれやすくなるでしょう。

1-3.【36坪】効率良くキッチンとダイニングが横並びに配置された間取り例

・週末には友達を招待してディナー

「週末に友人を招待してディナーやパーティーを行いたい」という方には、独立型のダイニングがおすすめです。
独立ダイニングであれば、壁で仕切られているため、調理後の片付いていないキッチを見せることなく、食事を楽しむことができます。まるでレストランの個室のようなプライベートな空間を演出することができるでしょう。

1-4.【40坪】開放的な独立型ダイニングの間取り例

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こだわりに沿った間取りをつくるコツについては「こちら」の記事もご覧ください。

1.工夫したダイニングを取り入れた暮らしの間取り例5選

工夫したダイニングを取り入れた間取り例を、建物の延床坪数や実現できる暮らしに合わせて5つ紹介していきます。居住者の感想や、費用も記載していますので、ぜひ参考にしてください。

1-1.【32坪】家族団らんできる小上がりダイニングのある間取り例

小上がりに座ってもキッチンと目線が同じなので会話が弾む

【32坪】家族団らんできる小上がりダイニングのある間取り例【32坪】家族団らんできる小上がりダイニングのある間取り例
居住者の感想小上がりダイニングにしたことで、料理中も家族と目線が合うようになってよく話しをするようになりました。
世帯夫婦2人+子ども1人
坪数(延べ床面積)32坪
間取り2階建て3LDK(+シューズクローク+小上がり+ウォークインクローゼット+バルコニー)
費用約2,300万円

小上がりダイニングの前には対面キッチンが用意されており、料理中も家族と目線があい、自然と会話が増える設計になっています。また、家族の集うリビングLDKを家の中心にし、必ず通る設計にしているため、家族の一体感も生まれる間取りになっています。

1-2.【27坪】食事中でも外を感じながらプライバシーを守れる間取り例

中庭を見ながら食事できるダイニングキッチン

【27坪】食事中でも外を感じながらプライバシーを守れる間取り例
居住者の感想中庭を見ながら食事できる開放感があります。プライバシーを守りながら庭を眺められる暮らしは最高です。
世帯夫婦+子ども1人
坪数(延べ床面積)約27坪
間取り平屋3LDK(+パティオ+ウォークインクローゼット+サンルーム)
費用約2,100万円

アウトドアが好きで、家の中でも外を感じられるように中庭のある家を作りました。ダイニングの食事時も、プライバシーは守りながら常に屋外の自然を感じられるため、日常のなかでアウトドアライフを楽しめます。日中は常に自然光を感じられる間取りです。

1-3.【36坪】効率良くキッチンとダイニングが横並びに配置された間取り例

食器棚が近くて効率よく配膳や片付けができる

【36坪】効率良くキッチンとダイニングが横並びに配置された間取り例【36坪】効率良くキッチンとダイニングが横並びに配置された間取り例【36坪】効率良くキッチンとダイニングが横並びに配置された間取り例
居住者の感想キッチンとダイニングテーブルを横並びにしたら、料理中や片付けする時に子どもとの会話が増え、子供もよく手伝うようになりました。
世帯夫婦+子ども2人
坪数(延べ床面積)約36坪
間取り3階建て4LDK(+インナーガレージ+ウォークインクローゼット+フリースペース+バルコニー)
費用約3,400万円

奥行のあるウナギの寝床の土地に建てた形状を生かして、キッチンとダイニングを横並びにしています。距離が近いため配膳や後片付けがスムーズで、家族も率先して手伝いをしてくれる間取りです。リビングを2階にして吹き抜けを採用することで、ウナギの寝床でも明るいリビングダイニングキッチンになっています。

1-4.【40坪】開放的な独立型ダイニングの間取り例

独立した特別な空間で食事も楽しめる

【40坪】開放的な独立型ダイニングの間取り例【40坪】開放的な独立型ダイニングの間取り例
居住者の感想ダイニングを独立にしたことで、長いダイニングテーブルを置くことができました。週末には友人をディナーに招待して、食事を楽しんでいます。
世帯夫婦2人+子ども2人
坪数(延べ床面積)約40坪
間取り2階建て3LDK(+ウォークインクローゼット+バルコニー)
費用約2,600万円

独立型のダイニングに高天井を採用したことで広く開放的な空間を実現しました。大人数招待しても窮屈に感じることなく特別な空間で食事を楽しむことができます。また、リビングとダイニングを別にしているので、来客時も家族がくつろぐことができます。

1-5.【37坪】光の差し込むダイニングの間取り例

暖かい陽光で子どもの成長を育むリビングダイニング

【37坪】光の差し込むダイニングの間取り例【37坪】光の差し込むダイニングの間取り例
居住者の感想日中は陽光が入ってきて明るく気持ちの良い空間です。
世帯夫婦2人+子ども1人
坪数(延べ床面積)約37坪
間取り2階建て3LDK(+シューズクローク+ウォークインクローゼット+パントリー+バルコニー)
費用約2,000万円

日中に光が入るよう2階にリビングダイニングキッチンを設置した間取りです。LDKに面したバルコニー側に大きな窓を設けることで明るくて開放的な空間になります。朝日の差し込む心地よいダイニングで朝食を取ることで1日の始まりも気持ちが良くなります。

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2.ダイニングにこだわった注文住宅の費用相場

2-1.ダイニングの費用相場は?

注文住宅にキッチンと一体型のダイニングを設置する場合、平均50〜100万円程度です。

大掛かりな配管工事が必要な場合やハイグレードのキッチンを採用する場合は200〜250万円程度かかるケースもあります。

ダイニングを独立させる場合は、個室になるため、壁や柱、窓、ドアなどの費用が掛かります。

主流のLDKの場合は、広さやどんなキッチンを採用するかによって価格が変わってきます。

2-2.広めのLDKがある注文住宅の費用シミュミレーション

【例】40坪2階建て3LDKの費用シミュレーション

キッチンはアイランドキッチンでパントリー付き。1階はLDKの水回りのみ。2階に居室がある家です。

建築費用合計:約1,800万円

<内訳>

建築本体工事費:約1,260万円
付帯工事費、別途工事費:約360万円
その他諸費用:約180万円

※あくまでもシミュレーションです。お住まいの地域の土壌によって変動するのでハウスメーカー・工務店に確認しましょう。

以上、ダイニングの費用の目安をご紹介しましたが、「予算内に自分の理想とするダイニングを実現したい!」「費用や住宅ローンについて第三者に相談をしたい」という方におすすめなのが、HOME4U 家づくりのとびらです。完全無料でプロのアドバイザーに相談することができます。

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3.ダイニングを工夫する為に!失敗例からわかる注意点

3-1.【設備】油ハネや水ハネが気になる

キッチンとダイニングをくっつけたら掃除の負担が多いです

キッチンと横並びにダイニングテーブルを設けましたが、キッチンの前面に壁がないため、油や水がハネてしまい、ダイニングの掃除が大変です。

注意点:油や水はねを防ぐアイテムを使う

コンロやシンクの前にオイルガードや水はねガードを設置しましょう。100円で販売しているものもあるので手軽に対策しましょう。

レンジフードまで覆うガラスタイプのパーテーションもあるので、家の雰囲気を壊さない程度のアイテムを設置して対策するのがおすすめです。

3-2.【計画段階】料理のにおいが広がる

家具ににおいがつきやすい

リビングダイニングキッチンを採用しましたが、調理する度にリビングやダイニングにもにおいが広がり、ソファやカーテンなどについてしまいます。

注意点:独立ダイニング、独立キッチンを検討する

肉や魚、にんにくのにおいは、布製品などの家具にしつこく染み付きます。

焼肉屋さんに行ったあと、服から焼き肉のにおいがなかなかとれないという経験をしたことが多いのではないでしょうか。

匂いが気になる人には、独立ダイニングや独立キッチンの検討をおすすめします。

3-3.【計画段階】片付けが面倒

食事のたびに物を片付けなきゃいけないのが面倒くさい

ダイニングキッチンにして、リビングを別にしたのですが、料理中も子供の勉強を見るため、ダイニングテーブルで宿題などをさせています。

食事のたびに子どもの宿題や一時的に置いたものを片付けなければならず、リビングもキッチンから見えるようにすればよかったと後悔しています。

注意点:スタディデスクや一時的に物を置く場所を決める

このようなケースの場合、LDKにしてもよいですが、リビングを独立させたいなら、ダイニングテーブルとは別にスタディデスクを作ったり、一時的に使用できるような折り畳みの机をおいたりすることで解消できます。食事中もあとで使用するものを置いておけるので、いちいち片づける手間がなくなります。

ダイニングテーブルで子どもが宿題をしていると、鉛筆や消しゴムなどでどうしても汚れてしまいます。

食事をする机と勉強する机を分けることで、汚れも手間も減らすことができます。

4.工夫したダイニングの注文住宅ならおすすめのハウスメーカー3つ

4-1.ミサワホーム

ミサワホームをおすすめポイントは、家全体を一定の温度を保つ「全館空調システム」があることです。

ダイニングは家の中でも特に使用頻度の高い場所。そのため、夏や冬にはエアコンをつけすぎてしまい、電気代が高くついてしまうケースがあります。ミサワホームの全館空調システムなら、建物に合わせて最適な温度に調整してくれるため、無駄なく快適な温度を保てます。

CENTURY 蔵のある家

大空間設計でも高耐震を実現する「センチュリーモノコック」という技術が特徴的な商品です。ダイニングは全員が集まる場所のため家族がゆったりと過ごすためには、圧迫感のない広い空間が必要です。「CENTURY 蔵のある家」であれば、耐震や耐風性能を高いレベルで維持したまま、大空間を演出できます。

ミサワホーム ホームページ

4-2.トヨタホーム

トヨタホーム株式会社のおすすめポイントは、業界トップクラスの断熱性能です。長年トヨタホームが培ってきた断熱対策を、外壁や床、天井に施しており、家全体で最高ランク「等級4」の断熱性を実現しています。家の断熱性が高いことで、ダイニングを始めとして家中どこでも快適に過ごすことができます。

Smart Stage+

Smart Stage+では、ワイズジョイントS工法により、大きな空間を確保できます。特に都市部で家を建てる場合、あまり大きな敷地面積を取れない場合があり大きな空間を取ることが難しくなっています。Smart Stage+であれば、敷地に合わせて最大限の広さのダイニングを確保することができます。

トヨタ ホームホームページ

4-3.クレバリーホーム

クレバリーホームのおすすめポイントは、数多くの実績がありダイニングをはじめとする空間設計のノウハウがある点です。ライフスタイルや要望の丁寧なヒアリング後に、家事動線設計や適材適所の収納の提案が行ってくれます。

「家族が自然に動きたくなる」ようなスムーズな動線設計を一緒に作り上げることができます。

SuFiT’s

家中の無駄を省いたできるだけ家族が住みやすいような工夫が盛り込まれた商品です。家族と会話をしながら料理ができる対面ダイニング。キッチンからすぐにアクセスできる最適な場所のパントリーなど、プロの目線で同線の無駄を省き、人が暮らしやすい環境を実現してくれます。

クレバリーホーム ホームページ

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まとめ

注文住宅では、ダイニングをどういう間取りにするかによって暮らし方にもいろいろな変化が出てきます。自分たちの暮らしにはどんなダイニングが合うのか、多くの間取り例を見て考えてみるとよいでしょう。

この記事では、5つの間取事例をご紹介しました。費用相場や失敗例、おすすめのハウスメーカーなども参考に、ぜひ最高の住まいを手に入れてくださいね。

工夫したダイニングを取り入れた間取り例を知りたい

工夫したダイニングを取り入れた間取り例を、建物の延床坪数や実現できる暮らしに合わせて5つ紹介します。

1-1.【32坪】家族団らんできる小上がりダイニングのある間取り例
1-2.【27坪】食事中でも外を感じながらプライバシーを守れる間取り例
1-3.【36坪】効率良くキッチンとダイニングが横並びに配置された間取り例
1-4.【40坪】開放的な独立型ダイニングの間取り例
1-5.【37坪】光の差し込むダイニングの間取り例

工夫したダイニングの費用相場は?

注文住宅にキッチンと一体型のダイニングを設置する場合、平均50〜100万円程度。大掛かりな配管工事が必要な場合やハイグレードのキッチンを採用する場合は200〜250万円程度かかるケースもあります。

2.ダイニングにこだわった注文住宅の費用相場」では、具体的な費用シミュレーションなどもご紹介しています。

注文住宅でダイニングの失敗例は?

これらの失敗に対する注意点と対策は「3.ダイニングを工夫する為に!失敗例からわかる注意点」で解説しています。

工夫したダイニングの注文住宅ならおすすめのハウスメーカーは?

ダイニングを工夫したいなら、設計の自由度があるハウスメーカーや広いLDKでも快適に過ごせる技術のあるハウスメーカー、コストパフォーマンスのいいハウスメーカーなどがおすすめです。

4.工夫したダイニングの注文住宅ならおすすめのハウスメーカー3つ」では、おすすめの3社とその理由や商品を紹介しています。

ダイニングにこだわった注文住宅を建てたい方は、ぜひこの記事をぜひお役立てください。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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