- 変更日:
- 2024.09.09

注文住宅を建てようと考えている方のなかには、「ナチュラルなデザインの家に住みたい」「自然素材にこだわった家に住みたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
家は一生に一度の買い物となるケースが多いため、可能な限りこだわりたいと考える方が多いでしょう。
そこで本記事ではナチュラルで自然素材を使った家について、以下の内容を解説します。
この記事を読んだらわかること!
- ナチュルな家のポイント(外観・内装)
- 自然素材4種のメリット・デメリット、注意点
- ナチュラルな家でおすすめのハウスメーカー
本記事を読んでいただければ、家に使用する素材ごとのメリット・デメリットや家を建てる際の注意点がわかるため、ナチュラルな家への理解が深まり、より具体的にプランを立てられるでしょう。
ナチュラルな家を建てたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
まとめて依頼
注文住宅の外観デザインや、おしゃれなハウスメーカーについて知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
目次
1.ナチュラルな家の【外観】のポイント
これから建てるマイホームを「ナチュラルな印象」に仕上げるには、以下のようなポイント押さえましょう。
ナチュラルな家の【外観】のポイント
- 木を取り入れて統一感を出す
- 庭や植栽を活用する
1つずつ解説します。
1-1.木を取り入れて統一感を出す
ナチュラルな雰囲気にしたい場合は、外観に木を取り入れるのがおすすめです。
例えば、以下の外観に木を取り入れることで、外から見ても温かみのあるナチュラルな雰囲気が伝わります。
木を取り入れる場所の例
- バルコニー
- デッキ
- 玄関
- 窓枠
このような箇所に木を使用することで、アクセントにもなります。
家全体のカラーに近い木を選び、統一感が出るように意識しましょう。
1-2.庭や植栽を活用する
ナチュラルな雰囲気を高めるためには、庭や植栽を活用しましょう。
土地が広い場合、ナチュラルな外観の建物だけでは寂しいイメージを持たれてしまうことがあります。
庭にシンボルツリーとなる大きめの木を植えたり、玄関までのアプローチをレンガ貼りにしたりと、庭や植栽を含めて1つの家としてデザインしましょう。
季節を感じられる植物を育てるのもおすすめです。
ナチュラルな家の外観にこだわるのであれば、庭・植栽まで含めたトータルな設計、素材選びなどが重要です。
しかし、こういった内容は専門的情報も必要になるため、自分たちだけで具体的にイメージするのは難しいかもしれません。
同居する人との大まかなマイホームの方向性を固めたら、一度、注文住宅のプロに意見を聞いてみるとよいでしょう。
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2.ナチュラルな家の【内装・インテリア】のポイント
ナチュラルな家の内装・インテリアにこだわる場合は、以下のポイントに気を付けてください。
ナチュラルな家の【内装・インテリア】のポイント
- 理想のイメージ画像を集めておく
- 色使いはシンプルにする
こちらも1つずつ解説します。
2-1.理想のイメージ画像を集めておく
「どのような内装・インテリアにしたいのか」具体的なイメージができなければ、家の設計をする際に自分のイメージをうまく伝えられません。
インターネットなどで検索するなど、理想のイメージに近い画像を保存しておきましょう。他社のハウスメーカーのものでも、カタログで気に入ったものがあれば、まとめておくのもおすすめです。
また、内装と合わない家具を設置してしまうと、せっかくの内装が台無しになってしまいます。手持ちの家具を新居で使うべきかどうかを踏まえ、場合によっては造り付けの家具も検討しましょう。
2-2.色使いはシンプルにする
外観にも言えることですが、ナチュラルな家を建てる際には、極力シンプルな色使いに統一しましょう。
派手な色使いでは、ナチュラルな雰囲気とかけ離れてしまうだけでなく、家のデザインに飽きてしまうデメリットがあります。長く住む家だからこそ、以下のようなシンプルな色使いにすることで永年飽きずに生活できます。
使用するのにおすすめの色
- ベージュ
- ブラウン
- ホワイト
これらの色をベースにすることで、ナチュラルなデザインにできるでしょう。
3.人気の高い自然素材のメリット・デメリット
理想のナチュラルな家を建てるためには、素材選びにこだわる必要があります。
素材によってデザインが異なるため、使用する素材によって完成した際のイメージが大きく異なります。
ここからは人気の高い自然素材のメリット・デメリットについて解説します。
主要な自然素材の特徴を理解したうえで、建築に取り入れてみましょう。
素材 | メリット | デメリット |
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漆喰 |
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珪藻土 |
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無垢材 |
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天然リノリウム |
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それぞれについて詳しく解説します。
3-1.「漆喰」のメリット・デメリット
漆喰のメリット |
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漆喰のデメリット |
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漆喰は「呼吸する壁」とも呼ばれ、調湿効果があります。そのため、湿度の高い夏であっても壁に漆喰を使用することで快適に生活できます。
また、小さな子どもがいる家庭では、壁への落書きなどに不安を感じている方も多いでしょう。
漆喰であれば、通常のクロスのように全体を張り替える必要はありません。汚れた箇所のみ部分的に上塗りすることで対処できます。経年によってひび割れした際にも同様です。
漆喰を塗る際には養生や下塗り、上塗りといったように複数の工程があるため、クロスの張替えよりも時間がかかる傾向にありますが、クロスの張替えほど頻度は多くないためコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
3-2.「珪藻土」のメリット・デメリット
珪藻土のメリット |
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珪藻土のデメリット |
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珪藻土は漆喰同様に調湿効果があることに加え、消臭効果もあるため、室内で肉や魚を調理した際にも、においを抑えられます。
また、珪藻土は音を吸収する性質があるため、室内の音を外に漏れにくくします。
においや音が気になってしまうペットを飼っている家庭におすすめといえるでしょう。
しかし、珪藻土は触れると細かな粉が落ちてくるため、設置箇所や掃除頻度には注意しなければなりません。使用する際には固化材が必要になり、コストも高くなってしまいます。
3-3.「無垢材」のメリット・デメリット
無垢材のメリット |
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無垢材のデメリット |
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無垢材を使用することで、あたたかみのある木の質感を味わえ、リラックス効果が得られます。
また、断熱や調湿効果があるため、季節にかかわらず室内を快適に保てます。経年変化によって色味が変わるため、年月を重ねる毎に出る味わいも楽しめるでしょう。
しかしながら、無垢材は天然素材であるため色にばらつきが発生してしまいます。年数の経過によって変形するリスクも事前に理解しておきましょう。
3-4.「天然リノリウム」のメリット・デメリット
天然リノリウムのメリット |
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天然リノリウムのデメリット |
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天然リノリウムは有害物質が発生しないため、シックハウス症候群対策に有効です。
さらに抗菌作用があることや、すべりにくいといった特徴から、学校や病院の床材として使用されています。自宅においても子ども部屋や水まわりなどで使用するといいでしょう。
注意点としては、施工直後は主原料の亜麻仁油が持つ、独特のにおいが気になるケースがあります。また、アルカリ性に弱い性質のため掃除の際には中性洗剤を使用しましょう。
価格は高価であるため、予算を踏まえて検討する必要があります。
以上が人気の高い自然素材のメリット・デメリットです。
「自然素材についてもっと詳しく知りたい」「どのメーカーが自然素材を取り扱っているか知りたい」という方は、ぜひ一度「HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービス」にお問い合わせください。
専任スタッフがあなたの家づくりをしっかり伴走してサポートするので、無駄なくスムーズに検討が進みますよ。
4.ナチュラルで自然素材を使った家のメリット
ナチュラルで自然素材を使った家には4つのメリットがあります。
ナチュラルな家のメリット
- おしゃれなデザインや空間を楽しめる
- 健康面のリスクを軽減できる
- 機能性に優れており、住み心地が良い
- DIYも楽しめる
1つずつ解説します。
4-1.おしゃれなデザインや空間を楽しめる
ナチュラルで自然素材を使った家では、おしゃれなデザインや空間を楽しめます。
通常の家では壁紙を多く使用するため、木のデザインはフローリング部分でしか見られないケースが多いです。
しかし、ナチュラルな家では壁や柱、梁で使用している木をあえて隠さずに見せるデザイン、自然素材を使ったデザインとなるため、やわらかくてあたたかな雰囲気を味わえます。
木だけでなく、漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)といったおしゃれな見た目の素材を使用することで、デザインにアクセントをつけることも可能です。
使用する木や素材によって家の雰囲気も異なるため、どのようなデザインにしたいのかイメージしてみましょう。
4-2.健康面のリスクを軽減できる
自然素材を使用したナチュラルな家では、健康面のリスクを減らし、身体にやさしい生活が可能です。
人によっては、施工時にさまざまな化学物質を使用することで、以下のようなシックハウス症候群の諸症状が引き起こされる可能性もあります。
- 目がチカチカする
- 鼻水が出る
- 喉が痛い
- 吐き気
- 頭痛
自然素材は、通常の家で使用する素材よりも化学物質が少ない素材を使用するため、シックハウス症候群のリスクを抑えられます。
4-3.機能性に優れており、住み心地が良い
自然素材の中には、調湿効果や消臭効果を兼ね備えている素材があるため、四季のある日本においてエアコンなどを多用せずとも過ごしやすい住環境が得られます。
- 漆喰:調湿効果
- 珪藻土:消臭効果、調湿効果
- 無垢材:断熱・保湿効果
自然のエネルギーを生かした家づくりに関心のある方は、ぜひパッシブデザインの家についても調べてみてください。
4-4.DIYも楽しめる
自然素材を使ったナチュラルな家では、DIYも楽しめます。
例えば、漆喰や珪藻土による塗り壁の場合、小規模なメンテナンスであれば自分で行うことも可能です。
クロスの張替えの場合は、プロに依頼しなければクロスが浮いてしまい綺麗に貼れないこともありますが、漆喰や珪藻土のような塗り壁であれば手軽に補修できるうえ、自分で補修した愛着が湧いてきます。
その他にも、室内のデザインにあった家具を自分で作るといった楽しみ方もあるでしょう。
以上が、ナチュラルで自然素材を使った家のメリットです。
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5.ナチュラルな家を建てる際の注意点
素材にこだわることによって機能性に優れた家を建てられますが、ナチュラルな家を建てる際には4つの注意点があります。
ナチュラルな家の注意点
- 生活感を出さないためには努力が大切
- 従来の家よりもコストがかかってしまう
- 経年劣化を感じやすい
- ハウスメーカー選びは慎重に
注意点を踏まえずに家を建ててしまうと、後悔してしまう場合もあるため、事前に注意点を把握しておきましょう。
それぞれについて解説します。
5-1.生活感を出さないためには努力が大切
ナチュラルな家は内装にこだわったとしても、家具が内装に合っていなかったり、物が多く散らかっていたりすると生活感が出てナチュラルなイメージが崩れてしまいます。
また、白い壁の場合は汚れも目立つため、こまめに掃除しなければなりません。
建てた当初のナチュラルな家を保つためには、掃除や修繕といった努力が大切であることを覚えておきましょう。
掃除が苦手で極力したくないという方は、別の選択肢を考える必要もあるかもしれません。
5-2.従来の家よりもコストがかかってしまう
自然素材にこだわって建てる際には、従来の家よりもコストがかかってしまうことを念頭に置きましょう。
自然素材のなかには、材料の希少性が高いものや施工に手間がかかるものなどさまざまな種類があります。どの素材をどの程度使用するかで、コストは大きく変わってきます。
家を建てるのであれば細部にまでこだわりたいと考える方が多いですが、予算オーバーしないよう決めなければなりません。明確な予算が決まっている場合は、予算の範囲内に収められるようにハウスメーカーに相談してみましょう。
5-3.経年劣化を感じやすい
自然素材を使用したナチュラルな家は、従来の家よりも経年劣化を感じやすいです。
具体的には、壁に使用している漆喰や珪藻土がひび割れしたり、無垢材が湿度によって変形したりするケースがあります。中でも無垢材は、合板フローリングと比較すると傷つきやすい性質もあるため、年数が経過する毎に劣化を感じてしまうでしょう。
ただし、漆喰や珪藻土は塗り直しが可能です。
無垢材も時間の経過とともに色味が深くなるため味わい深いものになるでしょう。ナチュラルな家は時間とともに変化を楽しむ気持ちが大切です。
5-4.ハウスメーカー選びは慎重に
ナチュラルな家に限った話ではありませんが、家を建てる際には慎重にハウスメーカーを選びましょう。
特にナチュラルな家の場合は、自然素材を使用するため、漆喰や珪藻土の塗り方などに職人の技術が目に見えて現れます。ナチュラルな家の実績が豊富であるか、職人の技術は高いかなど、さまざまな項目で複数のハウスメーカーを比較検討することが大事です。
また、同じ素材を使用したとしてもハウスメーカーによって価格が異なるため、予算内に収められそうなハウスメーカーを探す必要もあります。
「自分に合ったハウスメーカーを知りたい」という方は、まずはHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスであなたに合ったハウスメーカーを調べ、その中から複数社の実際の住宅プランを見比べてみてください。
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実際の住宅プランがあれば、あなたが建てようとしている家の費用相場や、各社の提案内容の違いがわかるため、家づくりが一層はかどりますよ!
6.ナチュラルな家を建てる際におすすめのハウスメーカー2選
ナチュラルな家を建てる際には、ナチュラルな家を得意としているハウスメーカーに依頼しましょう。
ナチュラルな家を得意としているハウスメーカーであれば、実績が豊富にあるため、さまざまなアドバイスを受けられます。過去の施工実績からどのような家になるのかイメージもしやすいため、安心して任せられるでしょう。
最後に、ナチュラルな家づくりを得意とするハウスメーカーを2社ご紹介します。
6-1.天然住宅

天然住宅は、東京都文京区にあるハウスメーカーで、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部地域を除くエリアを施工対象としています。(設計は全国を対象としています。)
木本来の強さを引き出し、地震や経年劣化にも備える
天然住宅が使用している木材は、「低温くんえん乾燥」を施したもの。これにより、木の内部に精油分を残し、木本来のねばり強さを発揮させることができます。
さらに、この木材に大工さんの手刻み加工を取り入れることで強度を上げ、耐震性や耐久性に優れたナチュラルな家を提案しています。
また、断熱材には羊毛の「ウールブレス」を採用。調湿性能によって、快適な住空間を実現しています。
引用元:天然住宅 公式HP
6-2.ナイス

ナイスは、「木をルーツとする専門家集団」を名乗っており、天然木の魅力を詰め込んだ木造住宅を提案しています。
過去には家づくりはもちろん、新国立競技場の建築にも携わっており、開業から70年以上にわたり培ってきた木材の豊富な知識と実績で、厳選された木材の家を叶えてくれます。
木のプロフェッショナルが叶えるこだわりの木造住宅
ナイスは、関東で初めて木材市場を開設したハウスメーカーでもあります。
木材市場で全国展開をしているのはナイスだけ。木材市場だけでなく、製材・プレカット工場や資材営業所もグループに持っているため、日本全国どこにでも建築資材の供給が可能です。
引用元:ナイス 公式HP



まとめ
本記事では、ナチュラルで自然素材を使った家の特徴や、開放的でおしゃれな家を建てるコツについて解説しました。
それではおさらいです。
この記事のポイント
ナチュラルな家の外観のコツは?
- 木を取り入れて統一感を出す
- 庭や植栽を活用する
詳細は「1.ナチュラルな家の【外観】のポイント」をご覧ください。
ナチュラルな家の内装のコツは?
- 理想のイメージ画像を集めておく
- 色使いはシンプルにする
「2.ナチュラルな家の【内装・インテリア】のポイント」で詳細を確認し、ナチュラルな家の内装・インテリアづくりの参考にしてください。
ナチュラルな家でおすすめのハウスメーカーは?
「6.ナチュラルな家を建てる際におすすめのハウスメーカー2選」では、以下のハウスメーカーの特徴を解説しています。
- 天然住宅
- ナイス
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この記事の編集者