- 変更日:
- 2024.09.09
「新しい家のキッチンには、おしゃれなカップボードを置きたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。カップボードはキッチンやLDK全体との調和を考え、イメージに合うものを選ぶことが大切です。
「カップボードはいろいろな種類やデザインがあり、選び方がよくわからない」という方に向けて、この記事ではカップボードを選ぶ際にチェックしたいポイントを紹介します。
この記事でわかること
- おしゃれなカップボードのアイデア
- カップボードを選ぶポイント
- カップボードを選ぶ流れ・手順
カップボードを選ぶときは、デザインだけでなく使いやすさや機能面の考慮も必要です。ぜひ最後までお読みいただき、カップボードを選ぶときの参考にしてください。
注文住宅の内装例や導入方法について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
目次
1.おしゃれなカップボードにするアイデア
カップボードはキッチンの食器棚のことを指しますが、色や形状・サイズなどさまざまな種類・デザインがあり、どれを選んだら良いか迷うことも多いでしょう。おしゃれなカップボードはたくさんありますが、キッチンとの調和も大切です。
ここでは、おしゃれなカップボードを選ぶためのアイデアをいくつか紹介します。
1-1.高級感のある木目柄にする
カップボードは単体で選ぶのではなく、キッチンやリビング・ダイニングに合うデザインであるかどうかという観点が重要です。落ち着いた雰囲気にしたいときは、高級感のある木目柄のカップボードがおすすめです。単なる収納ではなく、上質な家具を造り付けたような印象になります。
ナチュラルな見た目はあらゆるキッチンに馴染みやすく、上品で温もりのある空間にしてくれるでしょう。
1-2.家電とカラーコーディネートする
家電のカラーとコーディネートすると、キッチンに統一感が生まれます。黒で統一すれば落ち着いたスタイリッシュなイメージに、白系でまとめれば明るく爽やかな雰囲気になるでしょう。
色数が多すぎると全体が雑然とした印象になりますが、同じトーンのカラーを揃えることで、全体がすっきりとまとまりのある空間になります。
1-3.オープン棚を設けてカフェ風にする
横に広い腰高のカップボードの上に、オープン棚を設けるというアイデアもあります。お気に入りのカップや食器、雑貨などをディスプレイして、カフェ風の空間を演出できるでしょう。
オープン棚を2段にして可愛らしい瓶に入れた調味料を並べ、オープン棚を主役にすることもできます。おしゃれな空間を楽しめるとともに。必要な調味料をすぐに使えるという利便性も兼ね備えアイデアです。
2.カップボードを選ぶ4つのポイント
カップボードを選ぶときは、キッチンに合わせた大きさや収納スペースなど、着目したい4つのポイントがあります。
順にみていきましょう。
2-1.大きさ
既製品のカップボードは、高さや幅によって次の種類に分けられます。
- ハイタイプ
- ロータイプ
- スリムタイプ
ハイタイプは、狭いスペースでも多くの食器を収納できるのがメリットです。ただし、上の段に入れたものが取りにくいということのないよう、高さには注意しなければなりません。
ロータイプは収納スペースが少なめですが、キッチンに圧迫感がなく、安定しています。天板の上に調理家電や雑貨、花などを飾っておしゃれな空間にすることもできるでしょう。商品によっては天板がキッチンカウンターとなり、作業ができるタイプもあります。
スリムタイプは、冷蔵庫の横など空いたスペースを有効活用できることがメリットです。
いずれの場合も、扉の可動域を考え、余裕のあるサイズを選ぶ必要があります。
予算が許す場合は、オーダーにするのもおすすめです。オーダーであれば目的やスペースに合わせて、自由にカスタマイズできる点がメリットです。造り付けのため、耐震性の面でも心配ありません。
2-2収納スペース
収納スペースの確認も必要です。まず、今ある食器がすべて入る容量であることが必須条件です。収納スペースをよく確かめず、食器が入り切らないということのないようにしましょう。
食器以外に収納したいものがあれば、そのサイズが入ることも大切です。調理家電を入れる場合は、広さのほかに高さも確認しなければなりません。
2-3扉の種類・材質
カップボードの扉には、開き戸・引き戸・オープンの3種類があります。
開き戸は片開きと両開きの2種類あり、扉を全開するため食器の出し入れがしやすいことがメリットです。ただし、戸を開閉するためのスペースが必要です。
引き戸は、扉を開いた時にスペースを取らず、開き戸よりも振動で開きづらいため地震の際に安全です。
扉のないオープンタイプは開閉の手間がなく、頻繁に使う食器や調理器具の収納に役立ちます。ただし、食器にホコリがつきやすく、地震の際の安全性が低い点もデメリットです。
棚ではなく、引き出しタイプのカップボードもあります。棚よりも収納力に優れ、奥にしまった食器を簡単に出せるのがメリットです。ただし、開き戸と同じく、引き出しの出し入れにスペースをとるというデメリットがあります。選ぶ際には、引き出しのレールが丈夫で滑らかに開閉できるタイプを選ぶとよいでしょう。
扉の材質は、木製やガラス製、プラスチック製、スレンレス製があります。木製は中がみえないため、キッチンやリビングをすっきりとした印象にできます。反対に、外から中を確認したい場合はガラス製がおすすめです。
プラスチック製のカップボードは価格が低めで、移動が楽というメリットがあります。ステンレス製は手入れしやすく、耐久性が高いのが特徴です。
2-4.必要な機能の有無
カップボードに必要な機能がついているかも選ぶポイントです。可動式の棚板であれば、高さのあるものを収納したいときに役立ちます。また、天然素材のモイスを加工した製品もおすすめです。
モイスは調湿や耐熱、消臭などの効果があるエコな素材で、結露やカビの発生を防ぎます。カップボードのカウンターは、炊飯器や電気ポットなどの調理家電を置くため、周囲の壁には家電から出る熱や水蒸気があたります。カビや劣化の原因となりますが、湿気を吸収・放出する機能があるモイス加工により、カップボードの周りの蒸気対策ができます。
このほか、開き戸タイプでは、振動を検知して扉をロックする機能が付いた製品も販売されています。
ここでは、カップボードを選ぶ4つのポイントをご紹介しました。
希望するキッチンやカップボードの導入を進めるにあたり、既にある程度、希望する間取りのイメージがある方、あるいはまず思いつくことを伝えてプロの意見をもらいたい、という方は、家づくりのとびらをまず活用してみることもおすすめです。
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3.おしゃれなカップボードを選ぶ流れ
新しい住まいに合うおしゃれなカップボードを選ぶためには、まず既製品かオーダーにするかを決めましょう。カップボードに調理家電を置くときは、コンセントの位置確認も必要です。
ここでは、理想のカップボードを選ぶための手順を解説します。
3-1.オーダーか既製品かを決める
カップボードを選ぶときは、まず既製品を購入するか、造り付けをオーダーするかを決めます。予算が限られている場合は、既製品を検討してみましょう。キッチンに合うサイズがあれば、コストを抑えて設置できます。既製品は模様替えがしやすく、引越しの必要ができたときも持ち運べます。
購入の際はスペースに合うかよく確認しなければならず、耐震性を強化するための補強が必要です。
オーダーメイドのカップボードは、設置場所に合わせてミリ単位でのサイズ指定ができます。家具メーカーに依頼するときは一つひとつ手作りになるため、価格は高めです。
キッチンメーカーにセミオーダーのカップボードを依頼することもできます。複数のパターンを組み合わせて自分好みにカスタマイズでき、フルオーダーよりも価格を抑えられます。
3-2.コンセントの位置を確認する
カップボードに調理家電を置く場合は、コンセントの位置に注意が必要です。カップボードの近くにコンセントがない場合は、延長コードを使用しなければならず、見た目が良くありません。
注文住宅でカップボードを造り付ける場合は、必要な数のコンセントを設置してもらうことも忘れないでください。
また、冷蔵庫や他の調理家電など、すでにある配線の邪魔にならないような配置を考えなければなりません。
3-3.サイズを決定する
カップボードを置く場所を決めたら、スペースを計測してどれくらいのサイズが妥当かを決定します。冷蔵庫の近くになる場合は余裕を持ち、開閉が邪魔にならないかの確認も必要です。冷蔵庫を大型に買い換えることも予想して、十分なスペースを確保するようにしてください。
注文住宅で入居前に計測できない場合は、平面図から寸法の割り出しができます。自分で計測が難しい場合は、図面を持ってメーカーの担当者に相談してみるとよいでしょう。
3-4.形状を決める
カップボードの形状には、全面が食器棚になっているトールタイプと調理家電を置けるカウンタータイプ、トールとカウンターの特徴を取り入れたトールカウンタータイプの3種類があります。カップボードの用途に合わせ、形状を決めましょう。
トールタイプは電子レンジや炊飯器などの家電を置くスペースはなく、多くの食器や小物を収納したい場合に選びます。
カウンタータイプは上下に棚が分かれ、上につり戸棚、下のカップボードにカウンター天板がある形状です。調理家電を置くか、料理の作業スペースとして使えます。
トールカウンタータイプは、カウンタータイプと同じく上下に棚が分かれており、上のつり戸棚に高さがあります。食器の収納スペースを十分に確保しながら、家電置き場や作業台のスペースをとれる形状です。
3-5.デザイン・カラーを選ぶ
最後に、カップボードのデザイン・カラーを選びます。置く場所の壁紙や他の調度類との調和かを考え、イメージに合うものを選んでください。オーダーメイドであればキッチンに合う色柄、デザインを選びやすいでしょう。既製品を探す場合は、色合いや雰囲気を統一できるよう、確認が必要です。
オープンキッチンでリビング・ダイニングからカップボードがよくみえる間取りでは、LDK全体の調和を考えたデザイン・カラーを考えることも大切です。
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4.おしゃれなカップボードをオーダーする際の手順
カップボードをオーダーする場合、確定したイメージをより具体的に伝えるには、カタログでイメージに合うものを探すことがおすすめです。また、できれば実際に製品を見て、イメージに合うかどうかを確かめるとよいでしょう。
おしゃれなカップボードをオーダーするための手順を紹介します。
4-1.カタログでイメージに合うものを探す
理想通りのカップボードを設置するためには、カタログを見てイメージに合うものを探すとよいでしょう。ただ言葉でイメージを伝えるだけでは、認識が異なる場合もあります。カタログでは機能が詳細な作りを確認できるため、総合的な判断もできます。
注文住宅のオプションで造り付けのカップボードをオーダーする場合、ハウスメーカーの営業担当者にカタログを依頼してみるとよいでしょう。
オーダー家具を専門に行うメーカーやキッチンメーカーに、直接依頼することもできます。まずはカタログを取り寄せてみてください。
4-2.実際に製品を見て素材・色を確かめる
色や形状はカタログで確認できますが、素材や使い勝手など、実際に製品を見て確かめることも大切です。色合いも、写真と実物ではイメージが異なる場合があります。
ショールームがあれば、出向いて確かめてみるとよいでしょう。目で見て確かめれば、安心してオーダーできます。ショールームでは担当者に質問でき、製品選びに関するアドバイスももらえます。プロの視点から、もっと理想に近いカップボードをみつけられるかもしれません。
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まとめ
新しい住まいには、カップボードもおしゃれなデザインを選びたいものです。デザインとともに、使い勝手や収納力もよく確かめて選ばなければなりません。
選ぶポイントは、大きさや収納力、扉の種類などがあげられます。機能面のチェックも欠かせません。色は周りの壁紙やキッチン扉などに合わせ、全体の雰囲気も考えながら選びましょう。
オーダーするのであれば、カタログやショールームで確かめながら、よりイメージに近いカップボードをみつけてください。
ぜひ本記事をご参考にしていただき、理想のカップボードのある、おしゃれなマイホームを叶えてくださいね。
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