地震に強い家の特徴とは?耐震性に優れたハウスメーカー10選【木造・鉄骨別】

地震に強い注文住宅が得意なハウスメーカー10社の特徴を解説します!

地震が多発する日本では「地震に強い家」であることは、新築の戸建て住宅に求められる重要な要素です。各ハウスメーカーがしのぎを削って、最新の工法や素材を開発しています。
そこで、本記事では以下の内容について詳しく解説します。

この記事を読んだらわかること!

  • 地震に強い住宅を建てるハウスメーカーを比較するポイント
  • 【木造・鉄骨別】地震に強いおすすめハウスメーカー10社の特徴
  • 「地震に強い家」に関する基礎知識

地震に強い家づくりは、現代の日本においては欠かすことのできない要素です。住みやすさに安全性を兼ね備えた住宅を新築できるよう、本記事の内容をお役立てください。

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大手ハウスメーカーの特徴を一覧表で比較したい方は、こちらの記事もご覧ください。

1.地震に強い住宅のハウスメーカーの比較ポイント

地震に強い家のハウスメーカーを比較する場合にはいくつかのポイントをチェックする必要があります。
耐震等級とともに耐震実験もわかりやすい指標といえるでしょう。実験結果によって、耐震性の強さを客観的に判断できるからです。
さらに家の基礎工事のやり方、家の構造や工法も耐震性に大きく関わってきます。

ここからは、以下の項目を詳しく解説していきます。

地震に強い住宅を建てるハウスメーカーを比較する際に重要なポイント

1-1.耐震実験と耐震等級

地震に強い住宅を建てているハウスメーカーの比較ポイントとしてわかりやすいのは耐震実験と耐震等級です。実験結果や明確な基準によって数値化されているからです。耐震等級の基準については前章の「1-2」で先に解説しているので、ここでは耐震実験について解説しましょう。

耐震性の目安となる実大振動実験

実大振動実験とは実物の建物を実験施設の台の上に載せて、機械によって地震と同じような揺れを作り出し、耐久性をテストするものです。耐震性の1つの目安となるため、実大振動実験で耐震性の強さを示しているハウスメーカーも数多くあります。

ガル(加速度)やカイン(速度)などの地震の揺れを示す数値を実際に起こった地震と同じように設定するだけでなく、揺れの周期や周波数も合わせてテストするので、信頼度の高い実験と言えます。

1-2.家の基礎工事と地盤調査(改良)

ベタ基礎・布基礎

建物を支える部分として耐震性の大きな鍵を握っている基礎工事は重要なポイントとなります。家の基礎工事には「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があります。

2つの基礎工事の違い
ベタ基礎家の下に鉄筋を通してコンクリートを入れ、底面全体で家を支える構造。コストは高くなるが、高い耐震性をもつ。
布基礎面ではなく線で家を支える構造。ベタ基礎工事よりコストは低いものの、耐震性は下回る。

コストは「布基礎」のほうが安くなりますが、耐震性では「ベタ基礎」が優っており、シロアリ対策や水蒸気対策でも「ベタ基礎」のほうが強いと評価されています。

また、ハウスメーカーには独自の地盤調査方法や地盤改良の技術をもっているケースも多くあります。地盤の問題は、最近は耐震だけでなく水害対策からも注目されています。この技術についても、確認しておくとよいでしょう。

1-3.構造と工法

ここでは構造と工法による特徴を解説します。その特徴をまとめたのが下の表です。

構造工法特徴
木造木造軸組工法
(在来工法)
柱や梁、筋交いなどの木材で骨組みを作る工法。
木造枠組壁工法
(2×4工法と2×6工法)
2×4インチ、あるいは2×6インチの柱に合板を接合して面構造を作る。北米で主流の工法。
木質パネル工法
(プレハブ工法)
床と壁と天井パネルを工場で作り、現場で組み立てる工法。接着剤で接合。
鉄骨軽量鉄骨軸組工法柱や梁に軽量鉄骨を使用し、筋交いで補強する工法。軽量かつ強度がある。
重量鉄骨ラーメン工法ラーメンはドイツ語で「枠」の意味。鉄骨の枠を使った工法。部材を工場で作る。
RC造ラーメン工法、壁式工法耐震性や耐火性、遮音性が高い。

木造:自由度の高さとしなやかさと軽さが強み

木材は強度と柔軟性を兼ね備えているため、見かけよりも強い素材です。材料別の比強度テストにおいても、杉の圧縮強度は花崗岩の2倍、コンクリートの6倍という結果が出ています。引っ張り強度は鋼鉄の4倍、コンクリートの197倍です。
家の重さも重要なポイントです。木造は鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べると、軽いので、地震の揺れに強い傾向があります。

鉄骨や鉄筋コンクリート:素材の強度が強み

鉄骨は柱や梁などを鋼材で造る工法であり、工場で大量生産されることで性能が安定するため、耐震性も強くなります。木造住宅が木の「しなり」によって揺れを吸収するのに対して、鉄骨は鉄や鋼の「ねばり」によって揺れに耐える構造になっているのです。
鉄筋コンクリート造は引っ張り力のある鉄筋と強度のあるコンクリートの組み合わせによって、強い耐震性を実現しています。

1-4.独自の技術や素材の開発

耐震性を強化するために各ハウスメーカーが独自の技術や素材の開発を進めています。木造で注目されているのは床と壁と天井の6面のパネルを一体化した「モノコック構造」です。在来工法と比較すると、外からの力に強い特徴があります。

この他にも土台から軒まで柱を一体化したSPG構造、地震のエネルギーを吸収するハイパワード制震ALC構造など、さまざまな構造・工法・素材が開発されています。地震に強い家も着実に進化しているのです。

次章より、実際にハウスメーカーを比較していきますが、「あらかじめ数を絞っておきたい」という方は、HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスがおすすめです。

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2.地震に強い【木造】おすすめハウスメーカー5社の特徴

ここからは木造と鉄骨とに分けて、地震に強い住宅のハウスメーカーのそれぞれおすすめベスト5選をご紹介します。

おすすめするハウスメーカーは耐震等級や耐震実験などの客観的なデータに加えて、それぞれのハウスメーカーの技術力や開発力、さらには評判までを加味して総合的に判断して選んだものです。目安の1つと考えてハウスメーカー選びの参考にしてください。

2-1.三井ホーム

三井ホームが建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験震度7の耐震実験を連続60回しても耐えた「地震に強い家」
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事超剛性ベタ基礎「マットスラブ」
地盤調査徹底的な調査を行う、独自の基礎・地盤補強判断プログラム「ジオ・エンジン」で分析
構造と工法「プレミアムモノコック構法」
独自技術・素材上記基礎や構造など、独自技術を高めている

三井ホームは「震度7に60回耐えた家」というCMでもお馴染みですが、過酷な実大振動実験を繰り返すことで最高レベルの耐震性を実現。耐震実験では5,115ガルという衝撃に対しても大きなダメージがありませんでした。

特徴的なのは「2×4工法」を進化させた「プレミアムモノコック構法」。6面体で構造を形成することで耐震性を高めています。この他にもベタ基礎を鉄筋で強化した「超剛性ベタ基礎」、三角形で床を支える「トラスフロア」など最新技術を結集。高い耐震性能を実現しています。

引用元:三井ホーム 公式HP

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2-2.一条工務店

一条工務店が建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験
  • 建物を倒壊させやすい揺れ方を含め、さまざまな地震の揺れを実験。
  • 東日本大震災後、2年間で253回もの加震を行う。
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事と地盤調査無料で地盤調査を行い、結果に基づいて、地盤に合わせた基礎工事を選定
構造と工法ツインモノコック構造
独自技術・素材高性能窓&サッシ「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」で高気密、かつ防風対策も可能

一条工務店は設立当初から「耐震性」を追求し続けてきたハウスメーカーです。東海地震の危険に対する認識が広まった1978年に、予測震源地から近い静岡県浜松市で設立されたことがハウスメーカーとしての方向性を決定づけました。大学や研究機関と共同で多くの実大振動実験を行い、地震に強い家づくりを追求しています。

耐震等級3を標準仕様でクリアしています。間取りの設計にも自社での地盤調査の結果を分析して地盤の見極めと最適な基礎工事を提案するなど、妥協のない姿勢が耐震性の高さにつながっています。

引用元:一条工務店 公式HP

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2-3.ミサワホーム

ミサワホームが建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験阪神・淡路大震災以上の揺れに対して損傷なし
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事モノコック構造と一体となった連続布基礎。地盤に合わせて工事の種類を判断
地盤調査調査の上、独自の収集データを使って分析
構造と工法モノコック構造
独自技術・素材耐震木造住宅「MJ Wood」
制震装置「MGEO」

ミサワホームは「頑丈」であることにこだわって木造住宅を提供しているハウスメーカーです。1968年から現在まで、南極昭和基地において「持続可能な住宅システムの構築」を目的とした実証実験を行っており、極限下での実験で培われてきた技術力の高さがうかがえます。
骨組みの柱や梁の接合部を接合金物とドリフトピンで補強した耐震木造住宅「MJ Wood」など、耐震性の高い木造の家づくりを追求しています。

実大振動実験の繰り返しにより制震装置「MGEO」を完成させました。「MGEO」の要は地震エネルギーを熱エネルギーに変えて揺れを抑える仕組みの「高減衰ゴム」。地震に強い家がさらに強化されたのです。

引用元:ミサワホーム 公式HP

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2-4.アキュラホーム

アキュラホームが建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験国内で起こった震度7レベルの地震の揺れを実験し、損傷なし
耐震等級3(最高ランク)
構造と工法木造軸組工法の結合部を金物で強固にした 「メタルウッド工法」
独自技術・素材高強度の耐力壁「ストロングウォール」
耐震性の高い「トリプルストロング床」

アキュラホームは「品質も価格も諦めない」のスローガンを掲げて、リーズナブルでありながら高品質の注文住宅を提供しているハウスメーカーです。耐震等級3の注文住宅を手掛けており、実大振動実験でも震度7の大地震に耐えられることを実証しました。

木造軸組工法を基本としながら、強度の高い耐力壁の組み込み、結合部を金属で補強したメタルウッド工法を採用。トリプルストロング床の導入などの工夫を凝らすことで、頑丈な構造を持った耐震性の高い家を実現しています。

引用元:アキュラホーム 公式HP

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2-5.住友不動産

住友不動産が建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験新制震システム 「ニューパワーキューブ」で、建物の変形 を最大約55%低減できることを実証
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事・地盤調査ベタ基礎が標準方式。緻密な地盤調査から改良方法を判断する
構造と工法独自の超耐震構法「ニューパワーコラム」
独自技術・素材新制震システム 「ニューパワーキューブ」
次世代外壁構法「SPW構法(スーパーパワーウォール )」

デベロッパーとして有名な住友不動産は、注文住宅事業部門があり、耐震対策が徹底された木造住宅を扱っています。
「ウッドパネル工法」「2×4工法」「2×6工法」「ウッドパネルセンチュリー」という4つのラインナップがあり、「ウッドパネル工法」は木造軸組工法と最先端の技術を融合することで地震に強い家を実現しています。

この工法の面構造は外からの力に強く、耐震性と耐久性を兼備。構造計算を行ってから資材を決定する工程も独自のやり方と言えます。

引用元:住友不動産 公式HP

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3.地震に強い【鉄骨造】おすすめハウスメーカー5社の特徴

鉄骨の住宅は工場で鉄骨を作ることによって、安定した品質の鉄骨を提供することが可能になります。

木造建築における耐震技術の進歩に劣らず、鉄骨でもさまざまな技術開発が行われています。木造住宅が木の特性を活かしているのに対して、鉄骨住宅はメカニカルなシステムの構築が特徴です。
「狭い土地だから三階建てを建てたい」という場合、構造がしっかりとした鉄骨住宅を望まれる方もいらっしゃるでしょう。

ここからは、鉄骨住宅を建てられるハウスメーカーの中から、地震に強いおすすめの会社をご紹介します。

3-1.ヘーベルハウス

ヘーベルハウスが建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験阪神・淡路大震災の1.5倍の地震波などで繰り返し加振して、損傷なし。
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事地盤の状況に合わせて「連続布基礎」を設計
構造と工法2階建て「ハイパワード制震ALC構造」
3,4階建て「重鉄・システムラーメン構造」
独自技術・素材オイルダンパー制震装置「サイレス」

ヘーベルハウスといえば、テレビCMでも紹介されている「比類なき壁」。軽量気泡ALCコンクリート・ヘーベルを採用した外壁材は耐震性に優れています。しかも重量は普通のコンクリートの1/4程度と軽量です。もちろん耐震等級3をクリア。

この外壁材に加えて、「ハイパワード制震ALC構造」や「ハイパワードクロス」、「剛床システム」など、制震面も充実しています。

引用元:へーベルハウス 公式HP

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3-2.セキスイハイム(注・木造住宅も展開)

セキスイハイムが建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験2階建ては計100回以上の実証実験を行う
3階建ては東海地震の予測波レベルでの実験をして、大きな損傷や倒壊なし。
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事ベタ基礎(※地域等によって異なるケースもあり)
構造と工法ボックスラーメン構造
独自技術・素材独自の「ユニット工法」

セキスイハイムは日本初のプレハブ工法によるユニット住宅を建築したハウスメーカーです。工場で組み立てたユニットを輸送して、現場で連結する方式なので、安定した品質を保持できるメリットがあります。現在の主力商品となる鉄骨住宅でも工場で精密な溶接作業を完了させた「ボックスラーメン構造」を採用。

標準仕様のままでも耐震等級3をクリアしています。しなやかさと強さを両立したハイブリッド耐震構造が地震のエネルギーを分散させる仕組みで、地震に強い家づくりが特徴です。

引用元:セキスイハイム 公式HP

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3-3.積水ハウス(注・木造住宅も展開)

積水ハウスが建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験制震構造「シーカス」は245回の耐震実験を実施。未だ経験したことのない揺れでの実験もクリア。
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事基礎と柱を直接緊結する「基礎ダイレクトジョイント」が可能
構造と工法二階建て:外壁パネルロッキング工法
三階建て:フレキシブルβシステム
独自技術・素材制震構造をつくる「シーカスダンパー」
振動を大幅に低減する「マルチTMD」

積水ハウスは鉄骨と木造、両方のタイプの住宅を展開していますが、地震に対する対策が際立っているのは軽量鉄骨造です。耐震と大空間の確保を実現しているのは「ダイナミックフレームシステム」と高強度の梁を使った「ダイナミックビーム」の2つの工法。

さらに「シーカス」と呼ばれる制震構造を採用しています。基礎の上には標準でシーカスダンパーを設置。耐震、制震、免震という3つの要素を実現しているのです。耐震等級3もクリアしています。

引用元:積水ハウス 公式HP

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3-4.ダイワハウス(注・木造住宅も展開)

ダイワハウスが建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験「xevoΣ」は震度7レベルの実験を繰り替えすも、大きな損傷なし。
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事地盤条件に合わせて、独自の基礎工法を行う(布基礎)
構造と工法鉄骨軸組構造
独自技術・素材耐震システム「トリプルコンバインドシステム」
制振技術「DAEQTD」

ダイワハウスは鉄骨造をメインに扱っているハウスメーカーです。主力商品は標準装備で耐震等級3をクリアしています。巨大地震発生時の家の揺れを大幅に低減するエネルギー吸収型耐力壁「KyureK(キュレック)」も装備されており、耐震対策がしっかり施されています。
オプションで「制振技術DAEQTD」の追加も可能。変形することで地震のエネルギーを吸収する新開発の制震パネルが装備されています。実大振動実験でもダイワハウスの制震技術の高さが実証されています。

引用元:ダイワハウス 公式HP

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3-5.パナソニック ホームズ

パナソニック ホームズが建てる「地震に強い家」の特徴
耐震実験東日本大震災などの大地震57回、さらに中地震83回という140回にも及ぶ過酷な振動実験を実施し、大きな損傷なし。
耐震等級3(最高ランク)
基礎工事地盤の状況に合わせて補強(布基礎)
構造と工法HS構法「制震鉄骨軸組構造(軽量鉄骨)」
重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)
大型パネル構造(F構法)
独自技術・素材構造技術「パワテック」

パナソニック ホームズは、2020年に業界初の「地震あんしん保証」という保険制度をスタートさせています。全壊時の建て替えにも対応とのことで、公式HPにも「強さに絶対の自信がある当社だからこそ実現」との文面があります。標準仕様で耐震等級3もクリアしています。

パナソニック ホームズの住宅の大きな特徴は強靱な鉄骨と独自の構造技術「パワテック」を採用していること。倒壊はもちろんのこと、家のゆがみを防ぎ、家族を守る家づくりをしているのです。

引用元:パナソニック ホームズ 公式HP

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以上が、地震に強いおすすめハウスメーカー10社の特徴です。

各ハウスメーカーの大まかな特徴を把握したら、次は実際の住宅プランを複数社比較し、より具体的な内容を見比べてみましょう。

このとき注意したいのが、見積もりの費用項目です。

同じような見積もり金額でも、ハウスメーカーによって費用項目は異なるため、「A社は〇〇込みで総額を出しているのに、B社には含まれていない」というケースが多々あります。

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4.「地震に強い家」とは?知っておきたい基礎知識

「地震に強い家」とは、大きな地震が起こっても被害を受けにくいように、地震対策が施された家のことです。地震への対策をする上では骨組みだけでなく、外装、内装、地盤から火事の対策まで、さまざまな要素に目を配る必要があります。

ここでは「免震」「制震」「耐震」という3つの地震対策の工法や耐震性を表す基準について解説します。

4-1.「地震に強い」は「免震」「制震」「耐震」の3種類がある

「地震に強い」家づくりのために行われている地震対策には「免震」「制震」「耐震」の3種類の工法に分かれます。

(1)「免振(めんしん)」とは

「免震」は地面の揺れが直接家に伝わらないように「免震装置」を設置する工法です。家の倒壊だけでなく、家の内部や家具のダメージを防ぐ効果があります。

「免震」のメリットとデメリット
メリットデメリット
  • 揺れを受け流すので建物の揺れが少ない
  • 建物内部の損傷を防げる
  • 家具の転倒などの二次被害を防げる
  • 建物ごと揺れるので、他の建物との間に距離が必要
  • 耐震と比べると、コストが高い
  • 定期的なメンテナンスが必要

(2)「制震(せいしん)」とは

「制震」は地震の揺れの抑制を目的とした仕組みです。家の土台と地面がつながっているため、地震の揺れは直接家に伝わります。しかし錘(おもり)やダンパーなどの制震材を建物内部に組み込んでいるので、地震の揺れを吸収できます。

「制震」のメリットとデメリット
メリットデメリット
  • 揺れを吸収するので建物の倒壊を防げる
  • 耐震工法よりも建物内部の損傷を小さくすることができる
  • 免震よりもコストが安く工期が短い
  • メンテナンスがほとんど不要
  • 地盤が弱いと導入できない
  • 耐震よりはコストが高い
  • 免震よりは揺れがあり、家具を固定する工夫が必要

(3)「耐震(たいしん)」とは

「耐震」は地震の揺れに耐えるために強度を高めた工法の総称です。揺れても建物が壊れないように、壁に筋交いを入れるなど補強します。

「耐震」のメリットとデメリット
メリットデメリット
  • 3つの工法の中で一番コストが安い
  • 建築基準法に則って建てると追加費用が不要
  • 建物が揺れに耐える構造になっている
  • 地下室の設置も可能
  • 揺れが大きい
  • 家具の損傷は免れない
  • 建物の上部ほど激しく揺れる
  • 大きな地震の後はメンテナンスにコストがかかる

4-2.耐震性を示す数値は「耐震等級3」が最高ランク

耐震等級とは地震に対する建物の強さを表す数値です。住宅性能評価・表示協会による「住宅性能評価制度」で基準が定められており、建物の耐震性能が3段階でランクづけされています。住宅性能を示す住宅性能評価書を表示することが原則として義務付けられています。

耐震等級の違い
耐震等級1建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たすレベル
耐震等級2耐震等級1の1.25倍の耐震性能を持つ
耐震等級3耐震等級1の1.5倍の強度がある

耐震等級3が最高ランクで、大手ハウスメーカーが手掛けている住宅は通常、耐震等級2以上の基準を満たしています。

ちなみに、耐震等級2以上の新築住宅は、税金の控除など好条件が付与される「認定長期優良住宅」の条件のひとつでもあります。耐震を重要視される方は、制度の利用を検討してみるとよいでしょう。

参考:一般社団法人 住宅性能評価・表示協会「地震などに対する強さ(構造の安定)」「長期優良住宅とは

4-3.地震に強い家は「内装・外装」が頑丈で火災にも強い

地震に強い家の条件として、内装、外装が頑丈で強いことは大切なポイントです。地震の揺れによって、家の壁に隙間ができる、床が傾く、外壁の一部がはがれるなど、不具合が生じた場合には修繕が必要になります。そうした損傷から、耐震性が低下する恐れもあります。

また、揺れだけでなく、二次災害として発生する火災に対して強い家であることも求められます。「燃えない、もらわない、拡げない」という火事に強い構造や素材の家であることも「地震に強い家」の条件として覚えておきましょう。

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まとめ

本記事では、地震に強いハウスメーカーの選び方、また実際におすすめのハウスメーカーについて、解説してきました。
具体的な内容は以下の通りです。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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