注文住宅でリビング階段をつくりたい！間取り例と費用相場を解説

変更日:

2023.05.12

最近人気が高まっているリビング階段（リビングイン階段）。リビングイン階段は、高さのある吹き抜けタイプのリビングと相性がよく、光あふれる洗練された空間を演出することができます。

この記事ではリビング階段のメリット・デメリットや写真付きの実例、間取り例、注意点などを紹介していきます。

リビング階段（リビングイン階段）で実現できる理想の暮らし

家族と自然に会話が生まれる	階段をインテリアになるリビング	「魅せる収納」と組み合わせ

リビング階段（リビングイン階段）が叶える生活のイメージ

・家族のコミュニケーションを大事にする！！

1-3.【リビングを中心に導線を整理】自然に会話が生まれる間取り

・デザイン性の高い階段をリビングのアクセントにする！！

1-2.【50坪台】魅せる階段でホテルライクなリビングを実現した間取り

・階段の下や踊り場のスペースを有効に活用する！！

1-1.【30坪台】リビング階段下を勉強スペースにした間取り

こだわりに沿った間取りをつくるコツについては「こちら」の記事もご覧ください。

1.リビング階段（リビングイン階段）がある暮らしの間取り例・写真付き実例5選

リビング階段（リビングイン階段）を設置した間取り例や写真付きの実例を、延床の坪数やタイプ別に5つ紹介していきます。

居住者の感想や、設置した場合の費用も記載していますので、是非参考にしてください。

• 1-1.【30坪台】リビング階段下を勉強スペースにした間取り
• 1-2.【50坪台】魅せる階段でホテルライクなリビングを実現した間取り
• 1-3.【リビングを中心に導線を整理】自然に会話が生まれる間取り
• 1-4.【プライバシーに配慮した階段】リビングから手前に階段を設定した間取り
• 1-5.【2階の家族と会話ができる】階段からつながるリラックス空間を設けた間取り

1-1.【30坪台】リビング階段下を勉強スペースにした間取り

階段下にも窓をとり子供の勉強スペースに

スケルトン階段の下にデスクチェアのセットを置き、そこを子供の勉強スペースにしました。机の前にも小窓を設けて階段下でも明るいスペースになりました。キッチンの横で勉強する子供の様子をみながら料理することができます。

1-2.【50坪台】魅せる階段でホテルライクなリビングを実現した間取り

インテリア性の高いリビング階段でラグジュアリーなリビングに

広いリビングには大きな吹き抜けを設け、南側の窓から見渡せる庭の効果もあり視界が開ける開放的なリビングに。そのリビングの真ん中にスケルトンタイプのリビング階段を取り付け、階段下に観葉植物を配置。ホテルのスイートルームのようなラグジュアリーな空間になっています。

1-3.【リビングを中心に導線を整理】自然に会話が生まれる間取り

ダイニングエリアを通って各部屋にアクセスできるリビング

リビングは階段やキッチンをオープンにすることで、解放感があり行き来する家族が自然とコミュニケーションが取れる空間に。お風呂やトイレに行く時にリビングを通るので、食事の時以外にもリビングで自然と家族が会話できる環境になっています。

1-4.【プライバシーに配慮した階段】リビングから手前に階段を設定した間取り

階段を隠すことで程よくプライバシーに配慮

リビングから出ずに直接2階に行けるリビング階段は希望しつつも、壁を隔ててリビングの手前側に階段を設置。リビングに降りてくるまで姿は見えませんがコミュニケーションに不自由は感じてはいません。リビング空間がすっきりし、家具を配置しやすいというメリットもあります。

1-5.【2階の家族と会話ができる】階段からつながるリラックス空間を設けた間取り

吹き抜けでつながるリビングとつながる2階

折り返し階段からつながる2階部分はキッチンの上までをフリースペースとして、扉や壁を設けずリビングにいる家族とそのまま会話が楽しめる空間に。子供たちも2階の手すりから足をぶらぶらさせながらよく話かけています。リビングからの光も届くのでとても明るく開放的な空間です。

2.注文住宅にリビング階段（リビングイン階段）を設置した場合の費用相場

2-1.リビング階段（リビングイン階段）の費用相場

リビング階段の費用相場は約20万円～100万円です。階段は素材やデザインの他、形状によっても価格が異なります。直線階段が最も安く、折り返しやL字の階段にした場合は高めになります。踊り場のスペースを広く取り、収納やワークスペースとして活用することもできます。

たとえば、スケルトン階段や鉄製、ガラス入りなどにすると値段は高くなります。こちらは14段のスケルトン階段の一例です。

2-2.リビング階段（リビングイン階段）の費用シミュレーション

家を建てる費用面について具体的なご相談をしたい方には、完全無料でプロのアドバイザーに相談できる「HOME4U 家づくりのとびら」がおすすめです。

3.理想を叶えるためにチェックすべきリビング階段の失敗例と注意点

3-1.【計画段階】スケルトン階段を子供が怖がる

階段を上り降りする下が見えるので子供が怖がっています

おしゃれで採光も確保できるスケルトン階段をリビングに設置しましたが、段と段の間から下が丸見えになるので、子供が昇るのを怖がります。もう少し大きくなれば大丈夫だと思いますが・・・。

注意点：小さい子供がいるうちは、階段の安全策を万全に

傾斜の急な階段や形状が直線（ストレート）タイプの階段の場合は、踏み板を滑りにくい素材にしたり、手すり付けたりするなどの工夫が必要です。子供の事故が心配な方は、段と段の間（蹴上げ）に板があり、高めの手すり付けると安心です。

3-2.【生活面】リビングの音が気になって2階にいても集中できない

集中したい時に限ってリビングの子供の声が気になる…

2階の書斎でリモートワークをする日が増え、子供には部屋に入ってこないようにとは言っていますが、リビングや階段ではしゃぐ声が気になって仕事に集中できないことも…。

注意点：リモートワーク用のお部屋の対策を

在宅で仕事をすることが多い場合は、防音設備を整えた仕事用の部屋があると便利です。部屋の扉や壁を防音性の高いものに変えるだけで、吹き抜け空間に響く1階の音が伝わりにくくなります。

3-3.【生活面】来客が多くて家族がくつろげない

頻繁に友達を招待していたら家族から落ち着かないと言われた

ママ友を招待してリビングでお茶をすることが多かったのですが、トイレや洗面所などの水回りにはリビングを横断しないと移動できず、ほかの家族にとっては迷惑に。休日に招待する回数を減らし、事前に家族の許可を取るようにしました。

注意点：リビングにゲストがいる場合の導線も考える

リビング階段の家によく人を招く場合、自室に行くにしてもリビングでリラックスする家族の前を通ることになり、気をつかう場面も。さらにトイレが1階にしかない場合は、何度もリビングを往復する気まずさもあるでしょう。リビング階段にする場合は、来客時の動線も考えたトイレや水回り、玄関などの配置を工夫しましょう。

4.リビング階段にするならおすすめのハウスメーカー3つ

4-1.カツデンアーキテック株式会社

カツデンアーキテック株式会社をおすすめポイントは、室内階段を主要な製品とする業界最大手のメーカーであり、製品数や施工事例が多数あるところです。あらゆる住宅に対応するインテリア性の高い階段が揃っています。

objea（オブジェア）

「オブジェア」は、リビングの採光性や風通し、コミュニケーションのしやすさを実現するために、細く繊細なスチール製の骨組みを取り入れたシンプルなデザインのシースルー階段です。踏み板などの素材はカスタマイズできるため、理想の空間にグレードアップができるインテリア性の高い階段に仕上がります。

カツデンアーキテック株式会社　ホームページ

4-2.ダイワハウス

ダイワハウスをおすすめする理由は、インテリア事業を手掛けるグループ企業である「デザインアーク」に室内用シースルー階段の取り扱いがあることです。住宅の他にもホテルやオフィスなどの施工実績も豊富で、ハイセンスな空間を実現するオーダーメイドの階段製作ができます。

美の私邸　MARE（マレ）

ダイワハウスの「美の私邸　MARE」は、あなただけの美意識に響きあう邸宅です。大開口から庭の四季を感じる豊かな時間。横へ、奥へ空間をゆるやかにつなげ、ゆとりを生み出す。家のデザインの一部として美しいリビング階段を取り入れたい方におすすめのブランドです。

ダイワハウス　ホームページ

4-3.システア

システアは、株式会社横森製作所の室内用インテリア階段のブランドです。おすすめポイントはリビング階段にピッタリのシースルー階段の種類が豊富なことです。階段をパーツごとにカスタマイズすることができる「フリーカスタマイズ」により、リビングのイメージに合ったリビング階段を製作することができます。

TR series

三角形を単位としたトラス構造で製作する階段です。骨組みの素材には軽量な角パイプを使用しています。骨組みをすべて角パイプにすることで、軽量でありながら一体感が生まれます。踏み板は選択可能で、木材との相性もいいのが特徴です。

システア　ホームページ

まとめ

リビング階段・リビングイン階段には、暮らしを便利におしゃれにする機能性とデザイン性があります。この記事では、リビング階段・リビングイン階段を理想の暮らしに合わせて工夫した5つの間取りと、費用、失敗例・注意点、おすすめのハウスメーカーをご紹介してきました。ぜひ参考にして、理想の住まいを実現してくださいね。

この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします！

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