- 変更日:
- 2024.09.09
使いやすくおしゃれなキッチンを実現するなら、レイアウトを検討する段階でゴミ箱の置き場所も考えておく必要があります。キッチンが完成してからゴミ箱の置き場所を決めると、動線を塞ぐ場所しか空いていなかったり、ゴミ箱が目立ってしまったりする可能性があるためです。
この記事では注文住宅の建築を予定しており、理想的なキッチンを実現したいと考えている方に向けて、以下の内容を解説します。
この記事でわかること
- おすすめのキッチンのゴミ箱の置き場
- キッチンのゴミ箱置き場の決め方
- キッチン用ゴミ箱を選ぶ際のポイント
ぜひ最後までご覧いただき、理想の家づくりの参考にしてください。
注文住宅の内装例や導入方法について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
目次
1.キッチンのゴミ箱の置き場を決めるために確認すること
こだわりのキッチンが完成しても、ゴミ箱の適切な置き場がなく、目に付く場所に置かざるを得ないと、一気に生活感が出てしまいます。キッチンのゴミ箱置き場を決めるために、事前に確認しておくべきポイントは、以下の3点です。
- 自治体のゴミの分別方法
- ゴミの量
- 家の中のゴミ箱の総数と置き場
各ポイントを解説します。
1-1.自治体のゴミの分別方法
ゴミ箱の置き場を確保して、すっきりとしたキッチンにするためには、あらかじめ自治体のゴミの分別方法を把握しておく必要があります。自治体のゴミの分別ルールを理解していないと、用意する必要のあるゴミ箱の数がわからないためです。
ゴミの分別方法は、自治体によってさまざまです。注文住宅を建てた土地の自治体のルールを把握していないときは、事前に分別のルールを確認しておくことをおすすめします。例えば、同じプラスチックゴミであっても、透明のプラスチックと食品トレイを分別するルールの自治体もあれば、分別する必要のない自治体もあります。
自治体が決めたゴミの分別のルールに沿って、ゴミの種類ごとにゴミ箱を準備しておくと、一度捨てたゴミをさらに分別する手間が省けるでしょう。
1-2.ゴミの量
毎日どのくらいの量のゴミが出るのかも、把握しておく必要があります。
各家庭のライフスタイルによって、ゴミの量や種類は大きく異なります。毎日自炊する家庭で出る生ゴミの量と、平日はほとんど外食やテイクアウトという家庭の生ゴミの量はまったく違うでしょう。生ゴミの量が少ないのであれば、キッチンに大きな生ゴミ用のゴミ箱を置く必要はありません。
次のゴミ収集日までの間に、どのくらいの量のゴミが出るのかを把握しておくことをおすすめします。
1-3.家の中のゴミ箱の総数と置き場
家の中のゴミ箱の総数と置き場も確認しておくと、キッチンだけでなく、家全体の中でどこにゴミ箱を置くのが適切かを判断できます。キッチンの近くに使い勝手のよいゴミ箱がある場合、必ずしもキッチン内にゴミ箱を置く必要はありません。
キッチンだけを独立させて考えるのではなく、家の中の家事動線や生活動線を考慮して、ゴミ箱の場所を検討してください。
2.おすすめのキッチン内のゴミ箱の置き場
キッチン内にゴミ箱を設置する場合の、おすすめの置き場は以下のとおりです。
- 調理台やシンクの下
- キッチンの引き出しの中
- キッチンのデッドスペース
それぞれの置き場について解説します。
2-1.調理台やシンクの下
調理台やシンクの下にゴミ箱があると、調理中に無駄な動きをすることなくゴミを捨てられる上に、外から見えにくいためにすっきりとしたキッチンを保てます。
調理台やシンクの下にゴミ箱を設置すると、キッチンで調理をしている最中に出たゴミをほぼ最短距離で捨てられるため、非常に便利です。通常は調理台やシンク下のスペースには限りがあるため、希望するサイズのゴミ箱が置けないというケースも少なくありません。しかし、注文住宅を設計する際に、調理台やシンクの下の収納を無くしてオープンなスペースを確保しておけば、市販のある程度大きなゴミ箱を設置することが可能です。
ただし、ゴミ箱を設置するスペースを確保する分、収納スペースが減ってしまうため、その分を他の収納スペースに収納できないかどうかを確認しておく必要があります。
2-2.キッチンの引き出しの中
キッチンの引き出しの中や開き戸収納内に、ゴミ箱を組み込んでしまう方法もおすすめです。ゴミ箱を引き出しの中にしまうことで、キッチン内のスペースを広く使え、動線がすっきりします。
一方で、ゴミ箱の容量が小さかったり、引き出しが重くなったりするデメリットもあります。ゴミ箱の容量や、本当に使いやすいかどうかを確認しておくとよいでしょう。
2-3.キッチンのデッドスペース
キッチンに生まれるデッドスペースにゴミ箱を設置するアイデアも、検討の余地があります。例えば、冷蔵庫の隣にできる小さなデッドスペースに、その隙間に置けるサイズのゴミ箱を置き、ゴミが一杯になる前に勝手口やベランダに運ぶという方法も選択肢の1つです。
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3.おすすめのキッチン内以外のゴミ箱の置き場
あえてキッチン内にゴミ箱を設置しない方法もあります。ここでは、「キッチン近くのパントリー内」「キッチンの勝手口付近」にゴミ箱を設置する方法をご紹介します。
3-1.パントリー内
キッチンの近くに設けたウォークインタイプなどのパントリーに、ゴミ箱を設置するアイデアです。パントリーが玄関とキッチンの間にあると、ゴミ捨てまでの動線もつなげられます。
ただし、調理中に出る生ゴミを毎回パントリーに運ぶのは、現実的ではありません。そのため、キッチンの動線上に小さめのゴミ置き場を設け、まとめてパントリーのゴミ箱に捨てにいく方法があります。あるいは、資源ゴミや燃えないゴミなどの利用頻度の低いゴミ箱をパントリー内に収納するといった方法もおすすめです。
パントリーの低い位置の棚は、他の場所の棚に比べて出し入れがしにくく、空間が無駄になりやすいという側面があります。その点、ゴミ箱は直置きができるため空間の有効活用もでき、一石二鳥といえるでしょう。
3-2.キッチンの勝手口付近
キッチン内にゴミ箱を置くスペースがない場合は、キッチンの勝手口付近にゴミ箱を設置する方法もあります。キッチンから勝手口が遠い場合は使いにくいですが、勝手口との距離が近い間取りの場合、しっかり密閉されるタイプのゴミ箱を選べば、外にゴミ箱を置くことも可能です。ゴミ出しをしやすい点もメリットといえるでしょう。
4.後悔しないキッチンのゴミ箱置き場の決め方
あまりよく考えずにキッチンのゴミ箱の置き場を決めてしまうと、効率や使い勝手の面で後悔することになりかねません。そのような状況を回避するためにも、「ゴミ箱の大きさから必要なスペースを逆算する」「使用頻度によって置き場所を変える」といった、ゴミ箱の置き場を検討する上での工夫が必要です。それぞれの内容について、解説します。
4-1.ゴミ箱の大きさから必要なスペースを逆算する
ゴミ箱の置き場を決める際は、ゴミ箱の大きさから必要なスペースを逆算することが基本です。
ゴミ箱の量は、家族構成やライフスタイルによって決まります。ゴミの量を変えるのは、かなりハードルが高いといえるでしょう。またゴミ箱の数は、ゴミの量はもちろん、自治体のゴミの分別方法によっても変動します。
ゴミの量や分別方法を踏まえ、適切なゴミ箱の大きさや数を決めてからゴミ箱を置く場所を検討すると、「使い勝手が悪く、ゴミ箱の場所を見直した」というような二度手間を避けられるでしょう。
例えば、キッチン内にゴミ箱を置くスペースが少ないからとゴミ箱をコンパクトなものにしてしまうと、ゴミ箱にゴミがおさまらず、ゴミ収集日までに別の場所にゴミを置いておかなければならなくなります。このような状況にならないよう、先にゴミ箱の大きさや数を決めてから、置き場所の検討を行ってください。
4-2.使用頻度によって置き場所を変える
使用頻度によってゴミ場所の置き場所を変えることも、使いやすさを考える上で欠かせないポイントです。ゴミ箱の置き場所は1つにまとめる必要はなく、使用頻度に応じてゴミ箱を数カ所に分けることもおすすめです。
例えば、キッチンがコンパクトである場合、その場所に使用頻度の低いゴミ箱を置くのは避け、空いたスペースによく使うキッチンツールを置いたほうが、料理もしやすくなります。
使用頻度の高い、燃えるゴミを捨てるためのゴミ箱はキッチンの背面に設置し、比較的利用頻度が低い缶や瓶などを捨てるゴミ箱はキッチンパントリー内に設置するなど、使用頻度に応じて置き場所を変えるのがおすすめです。
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5.キッチン用ゴミ箱を選ぶ際のポイント
キッチンに置くゴミ箱を選ぶ際のポイントは、主に以下のとおりです。
- 設置場所に合うサイズ・デザインのものを選ぶ
- 家族の人数とゴミ捨ての頻度で選ぶ
- フタの有無と開閉法で選ぶ
- 素材で選ぶ
- 機能性で選ぶ
各ポイントを解説します。
5-1.設置場所に合うサイズ・デザインのものを選ぶ
キッチンに置くゴミ箱は、設置場所に合うサイズやデザインのものを選ぶのは鉄則です。
料理中に出る生ゴミを捨てるゴミ箱は、シンクの近くに置ける小さめのサイズが適しています。一方、一般ゴミを捨てるゴミ箱であれば、ある程度の大きさは必要です。設置するスペースに合ったサイズのゴミ箱を選んでください。
また、とくにキッチン内の見える場所に置くゴミ箱であれば、インテリアに馴染むおしゃれなデザインのものを選ぶとよいでしょう。
5-2.家族の人数とゴミ捨ての頻度で選ぶ
家族の人数とゴミ捨ての頻度で選ぶ視点も大切です。
出るゴミの量が多い、あるいはゴミ捨ての頻度が低いにもかかわらずゴミ箱のサイズが小さいと、すぐにゴミがあふれてしまいます。
一般的にキッチンに置くゴミ箱のサイズは、家族で使う場合は45リットルのタイプがおすすめです。そのほか、自治体のゴミの分別ルールが細かい場合は、その分ゴミ箱の数が必要になることも押さえて置く必要があります。
5-3.フタの有無と開閉法で選ぶ
キッチンのゴミ箱を選ぶ際、フタの有無と開閉方法は必ず確認すべき事項です。捨てるゴミが生ゴミであっても、短期間ゴミを入れておくだけであればフタがない方がむしろ使いやすいといえます。しかし通常は、生ゴミを捨てるゴミ箱であれば、フタがないと臭いが気になってしまうでしょう。
開閉タイプの定番は、手で押すと開く「ワンタッチ式」です。そのほか、足でペダルを踏む「ペダル式」や、太ももや腰でも開けられる「タッチバー式」などもあります。衛生面を重視するなら、手をかざすだけで開閉する「センサー式」がおすすめです。
5-4.素材で選ぶ
素材ごとの特徴に注目して、キッチンのゴミ箱を選ぶ方法もあるでしょう。
プラスチック製のゴミ箱は、軽いため持ち運びがしやすく、水洗いができるものも多いことが特徴です。ただし、キッチンは高温多湿であることから、プラスチック製のゴミ箱は劣化しやすい点に注意してください。
ステンレス製のゴミ箱は、耐久性が高くさびにくい、臭いうつりや劣化がしにくい点などがメリットです。しかし、プラスチック製のゴミ箱に比べるとステンレス製のゴミ箱は重く、価格が高い傾向にあります。
5-5.機能性で選ぶ
キッチン用のゴミ箱は、便利な機能がついているものが多くみられます。例えば、キャスター機能や内部にゴミ袋をセットしやすくするための袋止め、複数のゴミ箱をすっきりと設置するための連結機能などです。これらの機能は、毎日のストレスを軽減してくれます。ゴミ箱選びの際は、自分にとって必要な機能がついているかどうかをチェックするとよいでしょう。
6.キッチンのゴミ箱置き場はあらかじめ決めておくことがポイント
こだわりのキッチンを作っても、ゴミ箱の置き場を後から考えると使いにくかったり、目に付く場所に置かざるを得なかったりする可能性が高まります。このような状況を避けるには、あらかじめゴミ箱の置き場所を決めておく必要があります。
不随して生活上のにおいや換気、衛生対策の観点からも、キッチンの動線や配置と共に、キッチンの窓や風通しも大切なポイントとなります。
バランスのとれた間取りを作るうえでは、HOME4U 家づくりのとびら 間取り作成依頼サービス(無料)を活用して、実際の間取りの提案を複数社のメーカーから受けて、比較することをお勧めします。
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7.キッチンのレイアウトはメーカーに相談するのがおすすめ
キッチンのゴミ箱の置き場で後悔しないためには、キッチンのレイアウトを決める段階でゴミ箱の置き場も決めることが重要です。しかし、賃貸住宅や建売住宅では、どうしても間取りの制限が生じてしまいます。家の購入を検討しているのであれば、キッチンの間取りやデザインの自由度の高い注文住宅を選ぶという選択肢もあります。
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まとめ
キッチンのゴミ箱の設置場所は、レイアウトが完成してから決めるのではなく、レイアウトを検討する時点で検討していくことがポイントです。そのためには、ゴミの量や家の中のゴミ箱の総数、自治体のゴミの分別方法などを確認しておくとよいでしょう。
キッチン内のゴミ箱のおすすめの置き場所は、調理台やシンクの下や、キッチンの引き出しの中です。パントリーを設置する場合は、パントリー内にもゴミ箱を置くスペースを確保するのも一案です。ぜひ本記事を参考に、理想の家づくりを実現してください。
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