- 変更日:
- 2025.07.30

本記事は「ZEH」を対象とした国の補助金制度の活用を検討している方へ向けて、2つの補助金
「子育てグリーン住宅支援事業」「戸建住宅ZEH化等支援事業」についてできる限り簡単に補助金の内容について解説をしています。
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目次
1.「ZEH」とは高性能な省エネが実現できる家

「ZEH」とは、「使うエネルギーを減らす」「エネルギーをつくり出す」といった2つの組み合わせで、年間のエネルギー消費量0を目指した住宅を指します。
ZEHについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
1-1.補助金を受けるための「ZEHの基準」
「子育てグリーン住宅支援事業」「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」共に補助金の対象となるには、「ZEHと認められる基準」を満たしていることが必要です。
具体的な基準内容は、以下です。
- 強化外皮基準を満たすこと
- 再生可能エネルギー等を除く基準一次エネルギー消費量が、20%以上削減されていること
- 再生可能エネルギーが導入されていること
- 1〜3により基準一次エネルギー消費量から100%削減されていること
参考: 経済産業省 資源エネルギー庁「ZEHの定義(改定版)<戸建住宅>」
上記の基準は、通常の省エネ基準よりも20%以上性能が高い設備を導入する必要があります。
補助金を検討する場合は「ZEHの基準」を満たしているか、確認しておくとよいでしょう。
2.ZEHを対象とした補助金額について
ZEHの種類によって対象となる補助金制度(支援事業)や補助金額が異なります。
補助金制度 (支援事業) | ZEHの種類 | 補助金額 |
---|---|---|
子育てグリーン住宅支援事業 | ZEH水準(ZEHの性能水準を満たす住宅) | 最大60万円/戸 |
戸建住宅ZEH化等支援事業 | ZEH | 55万円/戸 +追加設備の補助金 |
ZEH+ | 90万円/戸 +追加設備の補助金 |
参考:子育てグリーン住宅支援事業「事業概要」
一般社団法人環境共創イニシアチブ「2025年の経済産業省と環境省のZEH補助金」
以下の項目では、それぞれの補助金制度(支援事業)と補助金額について解説します。
なお、ZEHの基準を満たしている上に、環境にも配慮された住宅に「LCCM住宅」があります。
LCCM住宅の補助金については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
2-1.補助金制度の概要
「子育てグリーン住宅支援事業」と「戸建住宅ZEH化等支援事業」は併用ができないので、プランに合わせて「最も補助金額が高いもの」を選ぶとよいでしょう。
また、「戸建住宅ZEH化等支援事業」は対象が「ZEH」と「ZEH+」に分かれており、それぞれ補助金額や条件が異なります。

「ZEH水準の戸建て住宅を新築・購入する場合」に支給される補助金です。
概要 | |
---|---|
対象者 | 子育て世帯・若者夫婦世帯 |
対象住宅 | ZEH水準住宅 |
住宅への 補助金額 | 40万円/戸 (古家除却が伴う場合+20万円/戸) |
補助金の 適用条件 |
|
子育てグリーン住宅支援事業については、下記記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

補助金の支給はZEHの新築・購入が対象です。
対象設備を追加すると補助金額が加算されます。
概要 | |
---|---|
対象者 | 全世帯 |
対象住宅 | ZEH、Nearly ZEH、ZEH Oriented |
住宅への 補助金額 |
|
追加対象設備への 補助金額 |
|
補助金の 適用条件 |
|
参考:令和7年度戸建ZEH
一般社団法人環境共創イニシアチブ「2025年の経済産業省と環境省のZEH補助金」
地域によっては要件が緩和される場合もあります。
寒冷地や低日射地域、多雪地域では削減率75%以上の「Nearly ZEH」でも申請が可能です。
また、都市部の狭小地や多雪地域では、再生可能エネルギーを使わない「ZEH Oriented」でも申請できます。
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ZEH+を対象とした支援事業は、経済産業省・環境省の「戸建住宅ZEH化等支援事業」のみです。
補助金の支給はZEH+住宅の新築・購入に加え、「基準よりもエネルギー削減量が高い住宅の場合」や「対象設備を追加した場合」に加算されます。
概要 | |
---|---|
対象者 | 全世帯 |
対象住宅 | ZEH+、Nearly ZEH+ |
住宅への 補助金額 |
|
追加対象設備への 補助金額 |
|
補助金の 適用条件 |
|
参考:令和7年度戸建ZEH
一般社団法人環境共創イニシアチブ「2025年の経済産業省と環境省のZEH補助金」
ZEH+は、ZEHよりもさらに性能の高い建材や機器を導入しなければなりません。
住宅を建てるコストがかかる分、補助金額もZEHより多くなっています。
なお、寒冷地、低日射地域、多雪地域に限っては、省エネ基準から75%以上を削減する「Nearly ZEH+」での申請も可能です。
2-2.どの補助金を使うべきか?
「子育てグリーン住宅支援事業」と「戸建住宅ZEH化等支援事業」は、併用できません。
自分にとって「より補助金が多く受け取れる」方を選びましょう。
例えば
- 32歳子育て中のAさん夫婦が「ZEH+」を新築する場合、
「戸建住宅ZEH化等支援事業」補助金
を選択すると補助金額が最大になります。
- 35歳子育て中のBさん夫婦が持ち家を「ZEH」に建て替え、蓄電池やヒートポンプシステムなどの追加設備を導入しない場合、
「子育てグリーン住宅支援事業」補助金
を選択し、古家除却加算を受けると、補助金額が最大になります。
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3.各補助金の申請者と申請期限
上記補助金を利用するには、補助金ごとに定められた「申請者」が、「申請期限」内に申請する必要があります。
子育てグリーン住宅支援事業 | |
---|---|
申請者 | 契約した住宅省エネ支援事業者 ※建築主は申請できない |
申請期限 |
| 戸建住宅ZEH化等支援事業 |
申請者 | 建築主または 契約したZEHビルダー/プランナー |
申請期限 |
|
参考:国土交通省「子育てグリーン住宅支援事業」
一般社団法人環境共創イニシアチブ「2025年の経済産業省と環境省のZEH補助金」
いずれも予算上限に達した時点で終了となるので、早めに行動しましょう。
3-1.各補助金の「申請者」について
補助金ごとに、「申請者」は異なります
- 子育てグリーン住宅支援事業:「住宅省エネ支援事業者」
- 「戸建住宅ZEH化等支援事業:「建築主」もしくは「ZEHビルダー/プランナー」
「戸建住宅ZEH化等支援事業」のみ、建築主自身でも申請可能です。
しかし、すべての補助事業において、事業の認定を受けた登録ビルダー(ハウスメーカー)に建築を依頼する必要があります。したがって、代行にも慣れている登録ビルダーに申請を依頼するのが安心です。
ただし、登録されている「エコホーム支援事業者」や「ZEHビルダー/プランナー」の数は多く、どの建築事業者が自分に最適なのか判断がつきにくいかもしれません。
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4.国のZEH補助金と併用可能な補助金・減税・優遇制度は?
ZEHの補助金事業は、以下のような補助金や減税、優遇制度と併用できます。
- 住宅ローン控除
- 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置
- 各自治体の補助金(独自財源)
「ZEHの補助金制度と併用できるかどうか」を考える際には、
「目的が同じ」で国の財源を使った補助金は併用できないと考えるとわかりやすいです。
例えば「住宅ローン控除」のように、制度の目的が異なるものは併用可能です。
また、各自治体の補助金については、財源が国庫ではなく独自財源のものであれば併用可能なため、お住まいの自治体の補助金を調べてみましょう。
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補助金・助成金・税金優遇(減税)制度については下記でも解説しています。
この記事のポイント まとめ
ZEHとは?
ZEHとは、「使うエネルギーを減らす」「エネルギーをつくり出す」といった2つの組み合わせで、年間のエネルギー消費量0を目指した住宅を指します。
詳しくは「1.ZEHとは高性能な省エネが実現できる家」をご覧ください。
ZEHを対象とした補助金について
支援事業 | 補助金額 |
---|---|
子育てグリーン住宅支援事業 | 最大60万円/戸 |
戸建住宅ZEH化等支援事業 | 55万円/戸・90万円/戸 |
詳しくは「2.ZEHを対象とした補助金について」をご覧ください。
申請期限はいつまで?
- 子育てグリーン住宅支援事業
2025年12月31日もしくは予算上限に達するまで - 戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
単年度事業:2025年4月28日~2025月12月12日
複数年度事業:2025年11月7日~2026年1月6日
ただし、上記2つとも予算上限に達した時点で終了します。
詳しくは「3.各補助金の申請者と申請期限」をご覧ください。
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