【簡単解説】「住宅省エネ2025キャンペーン」が丸わかり|補助金額、補助対象、申請方法を解説

本記事では、「住宅省エネ2025キャンペーン」の補助金利用を検討している方向けに、同キャンペーンに含まれる各補助事業

  • 子育てグリーン住宅支援事業
  • 先進的窓リノベ2025事業
  • 給湯省エネ2025事業
  • 賃貸集合給湯省エネ2025事業

について、できる限りわかりやすく解説しています。

【住宅省エネ2025キャンペーンの4つの補助金制度】
子育てグリーン住宅支援事業
いくらもらえる?
  • (新築・購入)最大160万円/戸(GX志向型住宅対象)
  • (リフォーム)60万円/戸
どんなものに
使える?
  • 省エネ住宅の新築・購入
  • リフォーム
先進的窓リノベ2025事業
いくらもらえる?
  • 200万円/戸(上限額)
どんなものに
使える?
  • 既存住宅の断熱窓への改修
給湯省エネ2025事業
いくらもらえる?
  • (基本額)16万円/台
  • (性能加算額)6万円/台
  • (撤去加算額)8万円/台
どんなものに
使える?
  • 高効率給湯器の設置
賃貸集合給湯省エネ2024事業
いくらもらえる?
  • (基本補助額)7万円/台
  • (対象工事加算額)3万円/台
どんなものに
使える?
  • 小型の省エネ型給湯器の設置
    (賃貸集合住宅のみ)

参考:国土交通省「子育てグリーン住宅支援事業」
環境省「先進的窓リノベ2025事業」
経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」
経済産業省資源エネルギー庁「賃貸集合給湯省エネ2025事業」
※本記事は、住宅省エネ2025キャンペーン事務局「住宅省エネ2025キャンペーン」もとに作成しています。
※2025年度におけるGX志向型住宅分の補助金は2025年7月22日に上限額に到達し、交付申請及び交付申請の予約受付が終了しました。

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1.住宅省エネ2025キャンペーンとは

住宅省エネ2025キャンペーンは、4つの住宅向け補助金事業からなっています
それぞれ、住宅の新築とリフォームを対象としており、省エネ化を図る施工や設置に対して補助が受けられます。

省エネ性能住宅対象 子育てグリーン住宅支援事業

断熱窓リフォーム対象 先進的窓リノベ2025事業

高効率給湯器設置対象 給湯省エネ2025事業

賃貸集合住宅対象 賃貸集合給湯省エネ2025事業

これらの補助事業の対象は、

子育て世帯が対象となる子育てグリーン住宅支援事業の一部の新築住宅を除いて、すべての世帯です。

2.住宅省エネ2025キャンペーンの4つの補助事業

住宅省エネ2025キャンペーンは、住宅の「新築・購入」が対象の補助事業と「リフォーム」が対象の補助事業があります。

また、両方とも対象の事業もあります。

【「新築・購入」に使える補助事業】

  • 子育てグリーン住宅支援事業
  • 給湯省エネ2025事業

【「リフォーム」に使える補助事業】

  • 子育てグリーン住宅支援事業
  • 先進的窓リノベ2025事業
  • 給湯省エネ2025事業
  • 賃貸集合給湯省エネ2025事業

それぞれの補助事業について解説します。

2-1.子育てグリーン住宅支援事業【新築・購入】【リフォーム】

省エネ性能住宅対象 子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業とは、

省エネ住宅を購入する、あるいは省エネ化リフォームを行う際にかかる費用の一部を補助する支援事業

こんな方におすすめ

  • 新築を検討していて「省エネ住宅」を建てたい方
  • 「長期優良住宅やZEH住宅の新築・購入」を検討している子育て世帯または若者夫婦世帯
  • 省エネ化のために「既存住宅のリフォーム」を検討している方
【子育てグリーン住宅支援事業の支援対象と補助金額】
子育てグリーン住宅支援事業の概要
支援対象省エネ住宅の新築・購入

  • GX志向型住宅:全世帯
  • 長期優良住宅・ZEH水準住宅:
    子育て世帯または申請時点において、子を有する世帯若者夫婦世帯申請時点において夫婦かつ、令和5年4月1日時点でいずれかが39歳以下である世帯
リフォーム

  • 全世帯
補助金額 省エネ住宅の新築・購入

  • GX志向型住宅:160万円/戸
  • 長期優良住宅:80万円/戸
    (古家除却が伴う場合+20万円)
  • ZEH水準住宅:40万円/戸
    (古家除却が伴う場合+20万円)
  • 【リフォーム】既存住宅:
    1住戸につき最大60万円
リフォーム

  • Sタイプ:上限60万円/戸
    (必須工事①~③すべてを実施)
  • Aタイプ:上限40万円/戸
    (必須工事①~③のうち2つを実施)
公式サイトhttps://kosodate-green.mlit.go.jp/

※2025年度におけるGX志向型住宅分の補助金は2025年7月22日に上限額に到達し、交付申請及び交付申請の予約受付が終了しました。

「子育てグリーン住宅支援事業」や「省エネ住宅」については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

子育てグリーン住宅支援事業はグリーン住宅支援事業者に登録しているハウスメーカーや工務店で家を建てないと活用できません。
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2-2.先進的窓リノベ2025事業【リフォーム】

断熱窓リフォーム対象 先進的窓リノベ2025事業

先進的窓リノベ2025事業は、

既存住宅に断熱窓など開口部の断熱化を推進することで、快適な生活環境の実現、エネルギーコストの削減、そしてCO2排出の削減を目指します。

こんな方におすすめ

  • リフォームをして、「夏は暑い・冬は寒い」等室内の気温環境に関するお悩みを改善したい方
  • 既存住宅に「断熱窓の設置や交換」を検討している方
【先進的窓リノベ2025事業の支援対象と補助金額】
先進的窓リノベ2025事業の概要
支援対象工事開口部の断熱改修(リフォーム)

  • ガラス交換
  • 内窓設置
  • 外窓交換
  • ドア交換
  • ※補助対象となる窓やドアは、性能要件を満たすことが確認された製品のみ

補助金額
  • 上限200万円/1戸
    設置する製品の性能と大きさ、および設置する住宅の建て方に応じた、製品ごとの補助額(定額)の合計
公式サイトhttps://window-renovation2025.env.go.jp/

2-3.給湯省エネ2025事業

高効率給湯器設置対象 給湯省エネ2025事業

給湯省エネ2025事業は、

家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野に注目し、高効率の給湯器導入を支援する補助事業です。

こんな方におすすめ

  • 新築住宅または既存住宅に「エコキュートやエネファームの設置」を検討している方
【給湯省エネ2025事業の支援対象と補助金額】
給湯省エネ2025事業の概要
支援対象となる
機器・工事と
補助金額
  • ヒートポンプ給湯機(エコキュート):6万円/台(最大7万円の加算あり)
  • 電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型:8万円/台(最大7万円の加算あり)
  • 家庭用燃料電池:16万円/台(4万円/台の加算あり)
  • 上記のいずれかを購入+蓄熱暖房機を撤去:8万円/台の加算
  • 上記のいずれかを購入+電気温水器を撤去:4万円/台の加算
公式サイトhttps://kyutou-shoene2025.meti.go.jp/

なお、高効率の給湯器設置は「子育てグリーン住宅支援事業」のリフォーム補助事業の対象にもなっています。
「子育てグリーン住宅支援事業」の高効率給湯器設置補助額は3万円/戸です。

ただし、他の省エネリフォームと組み合わせることで最大60万円の補助対象となるため、利用の際は比較検討してみてください。

2-4.賃貸集合給湯省エネ2025事業

賃貸集合住宅対象 賃貸集合給湯省エネ2025事業

賃貸集合給湯省エネ2025事業は、

家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野に注目し、賃貸集合住宅に対して小型の省エネ型給湯器導入を支援する補助事業です。

こんな方におすすめ

  • 賃貸集合住宅オーナーで所有する賃貸物件に「エコジョーズやエコフィールの設置」を検討している方
【賃貸集合給湯省エネ2025事業の支援対象と補助金額】
賃貸集合給湯省エネ2025事業の概要
支援対象となる
機器・工事と
補助金額
小型の省エネ型給湯器「エコジョーズ」「エコフィール」の設置

  • 追い焚き機能なし:5万円/台(対象工事実施で3万円の加算あり)
  • 追い焚き機能あり:7万円/台(対象工事実施で3万円の加算あり)
公式サイトhttps://chintai-shoene2025.meti.go.jp/

「住宅省エネ2025キャンペーン」を紹介してきましたが、制度の内容を見ても「自分にどれが当てはまるのか」迷ってしまうという方もいらっしゃるでしょう。

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3.他の補助金と併用できるのか?

補助事業の併用については、補助対象が重複する国の事業との併用はできません
補助対象が異なる場合や、地方公共団体による補助事業(制度)では、併用可能の場合もあります。

以下に、住宅省エネ2025キャンペーン補助事業の併用可否についてまとめました。

【住宅省エネ2025キャンペーン補助事業の併用可否について】
子育てグリーン住宅支援事業(新築・購入)
併用可能
  • 太陽光発電設備と蓄電池設置に対する補助事業
併用不可能
  • 住宅取得(購入)
  • 本体工事を対象とする国の他の補助事業
子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム)
併用可能
  • 各事業対象のリフォーム工事と異なる請負契約
  • 工期が別である場合
    (補助事業が重複しなければ併用可の場合も)
併用不可能
  • 外構を含む住宅のリフォーム工事を対象とする国の他の補助事業
先進的窓リノベ2025事業
併用可能
  • 各事業対象のリフォーム工事と異なる請負契約のもの
  • 工期が別である場合
    (補助事業が重複しなければ併用可の場合も)
併用不可能
  • 外構を含む住宅のリフォーム工事を対象とする国の他の補助事業
給湯省エネ2025事業
併用可能
  • 自治体独自予算の補助事業
    (一部、併用出来ない場合もあるため、要確認)
併用不可能
  • 高効率給湯器が補助対象になっていたり、加算対象になっていたりする国の他の補助事業
賃貸集合給湯省エネ2025事業
併用可能
  • 自治体独自予算の補助事業
    (一部、併用出来ない場合もあるため、要確認)
併用不可能
  • 小型の省エネ型給湯器が対象補助になっていたり、加算対象になっていたりする国の他の補助事業

参考:住宅省エネ2025キャンペーン事業 よくあるご質問

例えば、子育てグリーン住宅支援事業のリフォーム補助事業と先進的窓リノベ2025事業の併用はできません。

4.住宅省エネ2025キャンペーンの申請方法

ここからは、住宅省エネ2025キャンペーンの申請方法について、解説します。

住宅省エネ2025キャンペーンの補助事業の補助申請は、自分ではできないことに注意が必要です。

4-1.申請方法

住宅省エネ2025キャンペーンの補助事業を申請するには、キャンペーンに「住宅省エネ支援事業者」として登録しているハウスメーカーや施工会社と契約して、住宅の新築や購入、リフォーム工事を行わければなりません。

参考:補助金利用を相談できる事業者の検索

また、補助金の申請はご自身で行う必要はなく、支援事業者が交付申請を行います。

4-2.申請期間

【交付申請期間】
交付申請期間内容
交付申請の
予約期間
2025年11月14日まで、もしくは予算上限に達するまで
※子育てグリーン住宅支援事業(新築・購入)のみ3期制
交付申請期間2025年12月31日まで、もしくは予算上限に達するまで
※子育てグリーン住宅支援事業(新築・購入)のみ3期制

住宅省エネ2025キャンペーンは、各補助事業の予算上限に達すると利用できません。
申請受付期間に間に合うよう、余裕のあるスケジュールで工事を進める必要があります。

余裕のあるスケジュールを組むためには、時には無料のサポートサービスを活用し、効率よく家づくりを進めるのも手です。

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この記事のポイント まとめ

住宅省エネ2025キャンペーンとは

住宅省エネ2025キャンペーンとは、住宅の省エネ化を支援する以下4つの支援事業のことです。

【住宅省エネ2025キャンペーンの4つの補助金制度】
子育てグリーン住宅支援事業
いくらもらえる?
  • 新築・購入:最大160万円/戸
    (GX志向型住宅対象)
  • リフォーム:60万円/戸
どんなものに
使える?
  • 省エネ住宅の新築・購入
  • リフォーム
先進的窓リノベ2025事業
いくらもらえる?
  • 200万円/戸(上限額)
どんなものに
使える?
  • 既存住宅の断熱窓への改修
給湯省エネ2025事業
いくらもらえる?
  • 基本額:16万円/台
  • 性能加算額:6万円/台
  • 撤去加算額:8万円/台
どんなものに
使える?
  • 高効率給湯器の設置
賃貸集合給湯省エネ2024事業
いくらもらえる?
  • 基本補助額:7万円/台
  • 対象工事加算額:3万円/台
どんなものに
使える?
  • 小型の省エネ型給湯器の設置
    (賃貸集合住宅のみ)

詳しくは「2.住宅省エネ2025キャンペーンの4つの補助事業」をご覧ください。

補助事業の活用方法は?

「住宅省エネ2025キャンペーン」を活用したい場合は、まず支援事業者を探して契約しなければなりません。

詳しくは「4.住宅省エネ2025キャンペーンの活用方法」をご覧ください。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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