スロップシンク とは?おしゃれに設置するコツや皆が後悔するポイントも解説|メリット&デメリット、費用、おすすめ設置場所も網羅

スロップシンクとは、汚れものを掃除できる大型の流し台を指します。
設置する主なメリットは、靴や園芸用具を洗える点やペットのシャンプーなどに使える点です。

この記事でわかること

  • スロップシンクのメリット&デメリット
  • スロップシンクで後悔するポイント
  • おしゃれなスロップシンクにするためのコツ

ぜひ、理想の住宅を実現する際の参考にしてください。

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1.スロップシンクとは?まとめ

スロップシンクとは
汚れものを掃除できる大型の流しです。

「汚水」を意味する“slop(スロップ)”と、「流し」や「流し台」を意味する“sink(シンク)”から成り立っています。

「マルチシンク」や「掃除用シンク」も、基本的に「スロップシンク」と同じ意味を持つ言葉です。
また、物件パンフレットの間取り図などでは、スロップシンクがある場所を「SK」(sinkの略称)と表記することもあります。

1-1.スロップシンクの設置費用

一般的なスロップシンクの設置費用は
10万円程度です。

後付けでの設置は、割高になるので注意が必要です。

1-2.スロップシンクをおしゃれに設置するコツ

スロップシンクをおしゃれに設置するには以下のようなコツがあります。

スロップシンクをおしゃれに設置するコツ

  • 素材を考慮する
  • 壁や床にこだわる

詳細は「3.おしゃれなスロップシンクにするコツ」で解説しています。

以下からスロップシンクについて、詳細にみていきましょう。

1-3スロップシンクを設置して、よく後悔してしまうポイント

スロップシンクを設置した人が後悔するのは、以下のようなポイントである事が多いです。

スロップシンクを設置してよく後悔してしまうポイント

  • お湯が出ない
  • 大きさ・高さを間違えた
  • 設置場所を間違えた

詳細は「4.スロップシンクでみんながよく後悔する3つのポイント」で解説しています。

2.スロップシンクのメリット&デメリット

ここでは、スロップシンクのメリット&デメリットを解説します。

【スロップシンクのメリット&デメリット】
メリットデメリット
  • 汚れを気にせず洗える
  • 植物の水やりがしやすい
  • 手足の汚れ落としやペットのシャンプーに使える
  • 収納スペースが別途必要になる
  • 一定のスペースを確保しなければならない
  • 設置場所が限られる
  • 種類が少ないためオリジナル感を出しにくい

2-1.スロップシンクのメリット

汚れを気にせず洗える

スロップシンクは汚れもの専用の流し台のため、

  • 外で使った靴
  • 泥のついた園芸用具や家庭菜園の野菜
  • 着色汚れの気になる絵具や習字用具

などの汚れものを気兼ねなく洗えます。
一般的にスロップシンクは大きさや高さにゆとりのある流し台のため、汚れが水はねする心配もありません。

植物の水やりがしやすい

スロップシンクは水が出せるため、庭の近くにあれば水やりのための移動の手間を省くことができます。
また、スロップシンクにホースをつないで散水すれば、より植物への水やりが楽になるでしょう。

手足の汚れ落としやペットのシャンプーに使える

屋外や玄関にスロップシンクを設置すれば、自宅に入る前に手足の汚れが落とせます。
ペットのシャンプーや足洗いにも活用できるため、室内が汚れることを防ぎ、掃除の負担を軽減できます。

2-2.スロップシンクのデメリット

収納スペースが別途必要になる

スロップシンクは汚れを落とすことを主目的としているため、洗面台やキッチンのように収納スペースがないものが一般的です。
スロップシンクで使うタオルやブラシなどを備えるには、別途収納する家具などを用意しなければならないでしょう。

一定のスペースを確保しなければならない

スロップシンクを設置するには、最低でも半畳程度のスペースは空けておかなければなりません。
狭いスペースやデッドスペースに無理に押し込もうとすると、洗うときの利便性が低下します。

設置場所が限られる

スロップシンクはどこにでも設置できるわけではありません。
基本的に、水回りに近いところに設置する必要があります。

種類が少ないためオリジナル感を出しにくい

洗面台やキッチンと比べると、スロップシンクにはバリエーションがなく、オリジナル感を出すのが難しいです。

どうしてもこだわりのデザインがある場合は、オーダーメイドでのスロップシンクを製作することになりますが、その分費用が高くなる点に注意が必要です。
一般的に、スロップシンクの設置費用は10万円以内で納まるのに対し、オーダーメイドだと10万円を超えます。

妥協をしない家づくりを叶えるためにも、こだわりたい部分をしっかりと整理しつつ、家づくりにあてる費用面の検討や調整をしていく必要があります。
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3.おしゃれなスロップシンクにするコツ

比較的種類が少なく、デザインや見た目のこだわりを反映するのが難しいスロップシンクですが、おしゃれにするためのコツは、以下のとおりです。

  • 素材を考慮する
  • 壁や床にこだわる

3-1.素材を考慮する

おしゃれなスロップシンクにするコツのひとつが、素材を考慮することです。形状は似ていても、素材によって雰囲気が変わります。

スロップシンクに使われる主な素材は、以下の2種類です。

【スロップシンクに使われる主な素材のメリット&デメリット】
メリットデメリット
陶器
  • 高級感を演出できる
  • 手入れが簡単
  • 強い衝撃で割れる可能性がある
ステンレス
  • 洗練された雰囲気を演出できる
  • 傷がつきやすい

それぞれの特徴を抑えたうえで、どの素材を使用するか検討しましょう。

3-2.壁や床にこだわる

スロップシンクだけではおしゃれを実現するのが難しいため、周辺の壁や床にこだわることも大切です。

壁や床におしゃれなタイル・クロスを貼れば、おしゃれな雰囲気を演出できます。
タイルの色合いを決めかねている場合は、ベージュやグレーといったベーシックカラーを選ぶとよいでしょう。

また、変色したり劣化したりするとおしゃれな雰囲気にできないため、壁材・床材にこだわることも大切です。
耐水性の素材を選べば、スロップシンクで水はねした場合でも壁が変色することを防げます。

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4. スロップシンクでみんながよく後悔する3つのポイント

スロップシンクを設置して後悔しなくてすむように、設置をしたみんなが後悔するポイントをお伝えします。
主に以下の3つです。

スロップシンクを設置して後悔しているポイント

  • お湯が出ない
  • 大きさ・高さを間違えた
  • 設置場所を間違えた

詳細をみていきましょう。

4-1.お湯が出ない

解決策:あらかじめ給湯管を設置すること!

一番後悔が多いのが、お湯が出ず冬場に使えなかった、ペットのシャンプーができなかったということです。

お湯を出すためには、あらかじめ給湯管を設置しておかなければなりません。
スロップシンクを設置してからあとで必要になってお湯を出せるようにする場合、壁のはがし直しなど余計な作業や費用が発生する可能性があります。

明確な目的がない限り、お湯が出るようにしておいた方がいいでしょう。

4-2.大きさ・高さを間違えた

解決策:使用用途を考えたうえでスロップシンクを選ぶこと!

使用用途にスロップシンクの大きさ・高さが適していなく、使い勝手が悪くなり後悔するケースもあります。
使用用途別のおすすめのスロップシンクは下記の通りです。

  • 大きめの用具を洗う:広めのスロップシンクがいいが、その分スペースが必要になる
  • 子どもが自分で道具を洗う:広すぎないスロップシンクを子どもの身長にあわせて取り付ける
  • ペットを洗う:深めのスロップシンクを低めの位置に取り付ける

何につかうかを考え、大きさ・高さを吟味しましょう。

4-3.設置場所を間違えた

解決策:必要な場所の近くに設置すること!

必要な場所から遠くにスロップシンクを設置してしまうと、使うときに不便で後悔してしまいます。

たとえば、ガーデニングが趣味でスロップシンクを検討しているなら、庭の近くに設置することがポイントです。
室内に設置すると、水やりの際の移動が不便になる上、床を汚す可能性もあるからです。

おすすめの設置場所については次の章で解説します。

5.スロップシンクにおすすめの設置場所

スロップシンクにおすすめの設置場所とそのおすすめの理由は以下のとおりです。

5-1.庭・バルコニー

おすすめの理由

アウトドア用品など大きめの用具を洗ったり、ガーデニングしたりする際に便利。

屋外のデッキに取り付けた場合は、ガーデニングだけでなく、家族でバーベキューする際にも活躍するでしょう。
バーベキューを使った器具を洗う際、食べ物を触ったりソースがかかったりして汚れた手を洗う際、室内に戻らなくてよいため便利です。

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5-2.キッチン・洗面所に隣接するスペース

おすすめの理由

家事効率を上げられる。

洗面所に隣接していれば、外遊びで汚れた子どもの手足や衣服をスロップシンクで洗ってから、そのまま着替えたり浴室に向かわせたりできるでしょう。

洗濯機の横に設置すれば、大きな汚れをスロップシンクで落とした後に、洗濯機で細かな汚れを洗えて便利です。

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5-3.ガレージ

おすすめの理由

ホースをつなげて直接洗いやすいため、手軽に洗車できる。

スポーツ・アウトドア用具や園芸用品などをガレージにしまう習慣をつけておけば、毎回洗って綺麗な状態で収納できます。

なお、車の汚れをしっかり落とすために、ガレージにスロップシンクを設置する際はお湯が出るようにしておきましょう。

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5-4.勝手口

おすすめの理由

来客の目に付きにくいため、インテリアを気にする必要がなく家庭菜園もはかどる。

勝手口とは、玄関以外の出入口のことです。

キッチンに設けられた勝手口の横にスロップシンクを設置するケース場合、家庭菜園で土や泥のついた野菜を、スロップシンクで洗ってからすぐキッチンに持ち込めます。

なお、庭・ガレージ・勝手口そばなど、外にスロップシンクを設置する場合は、地域によって冬の凍結に注意が必要です。凍結防止帯などの対策をしておきましょう。

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好みの設置場所に理想のスロップシンクを設置するには、建売住宅よりも自由度が高い注文住宅をおすすめします。

より理想に近づけるために、デザインや間取り・細かい設備の要望にも応えてくれる、あなたにぴったりのハウスメーカー・工務店を選びましょう。どのハウスメーカー・工務店で理想を実現できるかわからない場合は、ぜひHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスを活用してみてください。

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この記事のポイント まとめ

スロップシンクとは?

スロップシンクとは
汚れものを掃除できる大型の流しです。

一般的なスロップシンクの設置費用は
10万円程度です。

詳細は、「1.スロップシンクとは?まとめ」をご覧ください。

おしゃれなスロップシンクにするには?

  • 素材を考慮する
  • 壁や床にこだわる

詳細は、「3.おしゃれなスロップシンクにするコツ」をご覧ください。

スロップシンクで後悔するポイントは?

  • お湯が出ない
  • 大きさ・高さを間違えた
  • 設置場所を間違えた

詳細は、「4. スロップシンクでみんながよく後悔する3つのポイント」をご覧ください。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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