独身が家を買う理由は？賃貸・マンション・一軒家のメリット・デメリット比較

変更日:

2023.12.12

最近は、独身でも家を買う人が増えてきました。

特に、マイホームとして注文住宅を選ぶ際には以下のようなメリットがあり、若年層から高齢層まで幅広い年代に人気の選択肢となっています。

ただし、住宅ローンは40代あたりから組みにくくなる傾向にあるため、なるべく早めに行動することをおすすめします。

ぜひ最後までご覧いただき、自分に合ったマイホームを手に入れてください。

注文住宅の工法・構造について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

1.独身で家を買う人が増えている理由・購入のきっかけ

独身で家を買う人が増えている主な理由や購入のきっかけとしては、次のものが挙げられます。

それぞれについて詳細を見ていきましょう。

1-1.そもそも独身世帯が増えているから

住宅金融支援機構の調べた「住宅ローンを利用した単身世帯の割合」には、5年間で以下のような変化がありました。

2018年度の単身世帯の割合が4.3%であったのに対し、2023年度は6.8％に増加しました。

わずか5年で独身世帯の住宅ローン利用者が1.5倍以上になったことがわかり、独身世帯が増加していること、また独身で住宅を購入する人も増えていることが読み取れます。

参考：住宅金融支援機構「 2018年度 民間住宅ローン利用者の実態調査」／「 住宅ローン利用者調査（2023年４月調査）」

1-2.老後に備えたいから

年金生活になると、働いていたころよりも収入が減るだけでなく、年齢や健康上の理由から収入を増やしにくくなる傾向にあります。

このような背景もあり、老後は賃貸住宅の審査に通りにくくなることも多いです。
若く、健康なうちに、住むところを確保しておきたいと考える方も多いでしょう。

実際、年齢が高くなればなるほど、持家率は高まります。
厚生労働省の調べによると、30歳未満の単独世帯（1人世帯）の持家率は2.3％ですが、60歳以上では63.8％にのぼります。

参考：厚生労働省「図表1-8-7　世帯類型ごとの持家比率の比較（家計を支える者の年齢階級別・2018年）」

1-3.住宅ローンを組める年齢には上限があるから

住宅ローンには申込時年齢と完済時年齢が決まっています。
近年では30～50代で結婚する方も少なくありませんが、結婚してからでは住宅ローンを組めないこともあります。

住宅ローンによっても異なりますが、完済時年齢は75～80歳に定められていることが多いです。

35年ローンを組むのであれば、遅くとも40～45歳までに申し込まなくてはいけません。

将来的に結婚を視野に入れている方も、早くに住宅ローン返済を始めていればのちのち楽になります。

1-4.マイホームに憧れがあるから

賃貸やマンションよりも自分だけの空間を満喫できるという点で、持ち家に暮らす生活に憧れがあるという方も多いでしょう。

特に、注文住宅であればオーナーが１からプランニングできるため、理想のマイホームを実現しやすいです。

ただし、１人で住宅プランを考えるのは、情報収集や整理に苦労する場面が多いかもしれません。

マイホーム購入は、一生に一度の大きな買い物。
永く快適に過ごすため、また、売却を検討しだした際になるべく高値で売るためにも、できるだけ慎重にプランを立てていきたいですよね。

おすすめは、あらかじめ無料のHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスを利用しておくこと。

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営業トークは一切ないので、お気軽にご利用ください。

2.【賃貸とマイホーム購入】のメリット・デメリット比較

ここでは、賃貸住宅やマンション・アパートと、マイホームを購入した際のメリット・デメリットを比較してみましょう。

将来的な安心を重視するのであれば、賃貸よりもマイホーム購入のほうがおすすめです。

以下よりそれぞれのポイントを見ていきましょう。

2-1.賃貸のほうが優れているポイント

賃貸のほうが優れている点としては、固定資産税や住宅ローンの支払いが不要な点が挙げられます。

また、リフォームやメンテナンスの費用も基本的には家主負担のため、住宅関連の費用を抑えやすいでしょう。

ただし、駐車場代や更新費・共益費など、家賃以外にもかかる費用がある点には注意しましょう。

2-2.マイホーム購入のほうが優れているポイント

マイホーム購入のほうが優れている点としては、家賃を払わなくてもよいことや、自由にリフォームできる点が挙げられます。

また、賃貸とは異なり、自分の資産になる点もメリットです。
いざというときには売却できるため、将来に備えられます。

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3.【マンションと一軒家】のメリット・デメリット比較

マイホーム購入を検討しだしたら、大きく「マンション」と「一軒家」の2つの選択肢が考えられるでしょう。

自分らしい暮らしを実現するなら、マンションよりも一軒家のほうがおすすめです。

以下よりそれぞれのポイントを見ていきましょう。

3-1.マンションのほうが優れているポイント

一軒家と比べると、セキュリティ面で安心感を得られます。

また、庭や外壁などの手入れをする必要がなく、共同スペースの掃除・管理を任せられるのもメリットです。

ただし、管理費や修繕積立金の支払いが発生するため、毎月住宅ローン以外の費用も準備する必要があります。

3-2.一軒家のほうが優れているポイント

近隣との関係を築きやすい点や、上下左右の騒音トラブルが少ない点は一軒家のメリットです。

特に、映画鑑賞や楽器演奏などの趣味を持つ人は、騒音に気を遣うものです。
一軒家であれば、騒音トラブルを回避しやすいだけでなく、自分だけの庭でゆったりくつろいだり、友人を呼んでホームパーティを開いたりと、自由気ままな暮らしを楽しみやすくなります。

また、建物の資産価値は経年劣化により落ちやすいですが、土地は落ちにくい傾向にあるため、将来売却を見据えている場合にも一軒家がおすすめです。
「駅近」や「手ごろな広さ」などの条件も満たすと、さらに土地の価値は落ちにくくなります。

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4.【建売・分譲住宅と注文住宅】のメリット・デメリット比較

一軒家の購入を検討しだしたら、「建売・分譲住宅」を選ぶのか「注文住宅」を選ぶのかも考えてみましょう。

これから住む家やエリアに対してこだわりがある場合は、建売・分譲住宅よりも注文住宅のほうがおすすめです。

以下より詳しく見てみましょう。

4-1.建売・分譲住宅のほうが優れているポイント

建売・分譲住宅は、建材や設備を大量注文して建てるため、注文住宅よりも安い傾向にあります。

また、実物を確認してから購入できたり、すぐに入居できたりすることが多い点もメリットです。

ただし、人気の物件はすぐに売れてしまうことが多いため、建物が完成する前に購入したほうがよいケースもあります。気になる物件が出てきたらすぐに動ける俊敏さが必要です。

4-2.注文住宅のほうが優れているポイント

自由に間取りや外観、土地を決められるため、理想の住まいを実現しやすい点は注文住宅のメリットです。

また、建売・分譲住宅は内覧者が多く出入りしている可能性がありますが、注文住宅なら建築関係者以外が出入りしていない住宅に住むことができるため、気持ちよく新生活をスタートさせることができます。

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5.独身が家を買う際の注意点

独身の方が家を購入するときは、次のポイントに注意が必要です。

それぞれの詳細を解説します。

5-1.資産価値が高い家にする

資産価値が高い住宅は、将来家を売却したくなった際に高値が付きやすくなるため、結婚や親との同居、転勤などにより住宅を手放す必要がある際に安心できます。

とりわけ、ZEHや長期優良住宅なら、災害時にも耐えうる丈夫な構造や、年中快適に過ごせる断熱性が備わっているため、資産価値が高い傾向にあります。

一般的な住宅よりも建築費用は高いですが、新築の場合、国や自治体の補助金制度を活用できることもあるため、お得に高性能住宅を手に入れたい方は、ぜひ積極的に検討しましょう。

5-2.１人でも生活しやすい「立地」を検討する

家を建てる土地を選ぶ際には、１人でも生活しやすいエリアを選ぶことが重要です。

人によって条件のよい立地は異なりますが、なるべく「通勤しやすい」「買い物に行きやすい」「災害が少ない」といった立地を検討しましょう。

また、地域ごとの自治会活動や町会費などについてもあらかじめリサーチしておくと、住み始めてからの生活がより鮮明にイメージできるでしょう。

5-3.周辺環境にマッチした「外観」にする

資産価値を考慮するうえでは、周囲の景観と調和した、美しい外観であることも大切なポイントです。

例えば、デザイン性が高く、建築・設計コストをかけた住宅でも、周囲の景観に馴染まないようでは価値が下がる可能性があります。
資産価値を落としたくないのであれば、周辺環境との調和性を意識した、流行り廃れのないデザインが好ましいです。

外壁の経年劣化も重要なポイントなので、メンテナンス性に優れた外壁を選ぶようにしてください。

5-4.可変性のある「間取り」を検討する

間取りを考える際には、今だけでなく、将来的なライフスタイルの変化についても考慮してみるとよいです。

例えば、次の要素も検討してみてください。

「友人を呼びたい」「趣味に没頭したい」など、今の自分の要望とのバランスを取りながら検討することが大事です。

5-5.老後資金も残しながら「資金計画」を立てる

住宅購入費が高すぎると、老後資金が減ったり、月々の返済負担が大きくなったりして家計を圧迫してしまうかもしれません。

資金計画を立てる際には以下の点に注意してください。

特に大事なのは、「自分が住みたい家の費用相場を把握しておく」ということです。

とりわけ、注文住宅の場合はオーナーごとにプランが異なるため、費用相場をつかむことは難しいかもしれません。

無料のHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスで、実際にハウスメーカー・工務店が提案してくれるプランを複数比較し、具体的な費用相場をつかんでから資金計画を立てるとよいでしょう。

6.独身で家を買う際におすすめのハウスメーカー

注文住宅を成功させられるかどうかは、ハウスメーカー・工務店選びにかかっているといっても過言ではありません。

必ず複数社の特徴を比較・検討してください。

ここでは、独身での家づくりに定評があるハウスメーカー・工務店を3社厳選して解説します。

6-1.セキスイハイム

引用元：セキスイハイム 公式HP

セキスイハイムでは、フレキシブルに対応できる家を提案しています。

将来、結婚や親との同居により暮らしが変わったときでも、フレキシブルに対応できる家なら、新しい生活にスムーズにフィットします。

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6-2.三井ホーム

引用元：三井ホーム 公式HP

三井ホームは、自由設計だけでなく、選択肢から選ぶだけで理想のマイホームを完成できる「規格住宅」のプランも用意しています。

「すべて自分でプランを決めていくのは大変そう…」と感じている方にはぴったりです。

フルオーダーの注文住宅よりも安い傾向にあるため、予算を抑えたい方にもおすすめです。

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6-3.パナソニック ホームズ

引用元：パナソニック ホームズ 公式HP

パナソニック ホームズでは、Web限定のお手頃住宅や賃貸併用住宅など、多様なプランを用意しています。

Web限定住宅「Vesse」は、プロが厳選したプランをベースにオンラインで仕様を選択できるため、忙しい方にもおすすめです。

また、賃貸併用住宅プランなら安定した収入を見込めるため、老後の安心にもつながるでしょう。

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以上が、独身の方におすすめのハウスメーカー・工務店3社です。
もちろん、この他にもおすすめのハウスメーカー・工務店はたくさんあります。

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7.独身で家を買った人の体験談

マイホームを購入するか迷ったときには、実際の経験談を参考にしてみましょう。

【成功談】独身で家を買ってよかった

• 夢を実現できた。
• ローン返済額のほうが家賃よりも少なく、毎月の住宅費が減った。
• 以前よりも家で過ごすのが楽しいと感じる。

家を購入し、住宅ローン完済後は、さらに住まいにかかる費用の負担が減ります。

家賃を支払うことが「もったいない」と感じるようになったら、積極的に住宅購入を検討しましょう。

【失敗談】もっと丁寧に資金計画を立てるべきだった…

• ローン完済の年齢が定年後で、精神的に負担を感じている。
• 毎年の固定資産税の負担が大きい。

独身の方が家を建てる際に多い失敗談には、費用に関するものが多いようです。

住宅購入を決意したら、まずは資金計画を立てましょう。

「住宅ローンでいくらくらい借りられる？」
「費用を抑えるコツはないの？」
「自分の予算に合ったハウスメーカーはどこ？」

など、疑問が出てきたら、無料相談サービスを活用してみるのもよいでしょう。

金融機関で開催している住宅ローン説明会に参加するのもよいですが、注文住宅の相談窓口であれば、資金計画はもちろん、あなたに合ったハウスメーカー・工務店や間取りプラン、土地探しなどもまとめて相談できるため、家づくりが効率的に進みやすいです。

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専門アドバイザーは全員ハウスメーカー出身なので、業界の最新情報やお得に家を建てるコツなどにも詳しいです。

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まとめ

独身で家を買う人が増えている理由や、その他住まいとの比較などを解説しました。

それではおさらいです。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします！

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