- 変更日:
- 2024.08.21
注文住宅を建てるための土地探しで重要なのは、土地の大きさやアクセス面だけではありません。
土地がある場所によっては擁壁(ようへき)工事が必要になるケースがあります。
現在土地を探している方の中にも、気に入った土地だったものの「擁壁工事が必要」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。擁壁工事について詳しくない方にとっては、どれぐらいの費用が必要なのか、どのような注意点があるのかと不安に感じてしまいます。
そこで本記事では、注文住宅を建てる際の擁壁工事について以下の内容を解説します。
この記事を読んでわかること!
- 擁壁が必要な理由やケース
- 擁壁の種類や各費用相場
- 擁壁工事の注意点
本記事を読んでいただければ、擁壁への理解が深まり、擁壁工事が必要な土地であっても安心して検討できるでしょう。
土地購入から家づくりを始める際の基本的なポイントについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
1.擁壁工事って何?どんな時に必要なの?
普段の生活では耳にすることの少ない擁壁工事ですが、住宅を建築する場所によってはとても重要な工事です。家を建てる人だけでなく、その近隣に住む人の協力が必要になるケースもあるため、事前に擁壁工事への理解を深める必要があります。
擁壁について理解を深めるには、まずは以下の2つのポイントに注目しましょう。
- 擁壁を作る理由
- 住宅を建てる際に擁壁が必要になる基準とケース
それぞれについて解説します。
1-1.擁壁を作る理由
擁壁は、建築基準法によって取り付けなければならないケースがあります。
4 建築物ががけ崩れ等による被害を受けるおそれのある場合においては、擁壁の設置その他安全上適当な措置を講じなければならない。
擁壁工事は土地の高低差によって土地の傾斜部分が崩れないようにするために行います。
高台や丘に建つ住宅は、隣家や道路との間に大きな高低差があるため、コンクリートで補強しなければ住宅の重さや雨によって崩れてしまう危険があります。
擁壁工事をしなければ、土砂崩れのように人命に関わる大きな事故にもなりかねません。このように擁壁工事は人の命や建物を守るために重要な工事なのです。
1-2.住宅を建てる際に擁壁が必要になる基準とケース
住宅を建てる際に擁壁の必要性を判断する大きな基準となるのが、「土地の高低差が2メートル以上あるかどうか」です。
多くの自治体では通称「がけ条例」によって、土地の高低差が2メートル以上あり、角度が30度以上の崖の上・下に家を建てる場合、安全性の確保から、擁壁を作るように定めています。
ただし、どこからどこまでを測るのかなどの細かな測定の指標は自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
家づくりのとびらコラム
高低差2メートル以下でも擁壁工事が必要なケースは?
土地の高低差が2メートル以下であっても、以下の場合は擁壁が必要となることがあります。
- 道路と土地に高低差がある場合
- 傾斜地にある場合
日本の国土は山や丘が多いため、人が住むために山林や田畑などを宅地造成してきました。斜面に家を建てることも多いため、擁壁で安全性を確保しなければなりません。
1-3.擁壁工事の届け出が必要なケース
擁壁工事をする際、以下のケースに当てはまる場合は、自治体への届け出が必要です。
「宅地造形工事規制区域」とは、都道府県知事などによって、「宅地造成において災害が起こる可能性が大きい土地」と指定された区域のことです。
また、「盛り土」とは、土地に土を加えて擁壁や崖を作る手法のことを指します。一方「切り土」とは、土地を削って擁壁や崖を作る手法のことを指します。
各自治体の取り決め、また工事の安全性には十分に配慮しましょう。
家づくりのとびらコラム
「宅地造形工事規制区域」は、要申請の可能性大!
「宅地造成工事規制区域」に指定されたエリアは、がけ崩れや土砂災害など自然災害の発生が懸念されるため、以下のようなケースであれば、申請が必要となります。
- 「切り土」で高さ2メートル超、かつ角度30度以上の擁壁をつくる場合
- 「盛り土」で高さ1メートル超、かつ角度30度以上の擁壁をつくる場合
- 「切り土・盛り土」をどちらも行い、2メートル超、かつ角度30度以上の擁壁をつくる場合
- 宅地造成面積が500平米を超える場合(高さは無関係)
2メートル未満の擁壁であっても、上記条件のいずれかに当てはまれば、自治体への申請が必要となるため、必ず事前に確認しましょう。
参考:国土交通省「宅地防災:都市:宅地造成等規制法の概要」
擁壁工事の基本情報を押さえておけば、擁壁工事が必要な土地に対する不安が払しょくされ、土地選びの選択肢が広がることでしょう。
家を建てるための土地がまだ見つかっていない方は、以下の記事も参考にしながら、擁壁工事が必要な土地も視野に入れつつ土地探しを進めてみてください。
また、「ハウスメーカー選びも含めてプロに相談してみたい」という方は、無料オンライン相談サービス「HOME4U 家づくりのとびら」がおすすめです。
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2.擁壁の種類と工法
実際に擁壁を設置する際には、用途に合わせて種類や工法を変えなければなりません。
ハウスメーカーが主体となる部分ではありますが、建築主として擁壁の種類や工法を知り、擁壁設置について適切に判断できるようにしておきましょう。
ここでは、代表的な擁壁の種類・工法について、それぞれ解説します。
2-1.代表的な擁壁の種類
代表的な擁壁の種類は以下の3つです。
- 石積み擁壁
- コンクリート擁壁
- 鉄筋コンクリート擁壁
これらの擁壁は、それぞれ費用や使い勝手が異なります。また、擁壁は安全性を確保するために設置するものですが、住宅のデザインにも影響します。
既に擁壁がある土地ではこれから変更するのは難しいですが、これから擁壁を設置する際にはさまざまな面に考慮して決めましょう。
2-1-1.石積み擁壁
耐用年数 | 20~50年 |
---|---|
費用目安 | 1.6万~5万円程度/平米 |
石積み擁壁とは、石やブロックを積み重ねて作る擁壁です。
デザインとしては城の城壁をイメージするとわかりやすいでしょう。昔ながらの和風の家や河川、水路の側壁などで用いられています。
また、石積み擁壁には「練積み」と「空積み」という工法があり、以下のような特徴があります。
- 練積み・・・目地にモルタルを入れて石を積み上げていく工法
- 空積み・・・石を積み上げていくだけの工法
強度を上げるために、石やブロックの間をモルタルで埋める「練積み」とは異なり、石を積み重ねただけの「空積み」は建築基準法上の擁壁として認められません。
石積み擁壁をやり直す(作り直す)際の注意点は「4-4.既にある擁壁が傷んでいる・基準を満たしていないケースがある」で解説します。
2-1-2.コンクリート擁壁
耐用年数 | 20~50年 |
---|---|
費用目安 | 2万~5万円程度/平米 |
コンクリート擁壁とは、鉄筋の入っていない無筋コンクリートで作る擁壁です。
無筋コンクリートの場合、設置現場でコンクリートを打つ「現場打ち擁壁」となるケースが多いです。工期が長くなってしまうデメリットはあるものの、大型重機を使用せずとも施工できるためコストを抑えられます。
施工の腕次第で見た目に差が出ることもあるため、ハウスメーカーの施工実績を踏まえて依頼することをおすすめします。
2-1-3.鉄筋コンクリート擁壁
耐用年数 | 20~50年 |
---|---|
費用目安 | 2.5万~10万円程度/平米 |
鉄筋コンクリート擁壁は、コンクリートの中に鉄筋が入っている擁壁で、「RC擁壁」とも呼ばれています。
石積み擁壁や無筋コンクリート擁壁よりも強度が高いことに加え、斜面に対して真っ直ぐ設置できるため、擁壁上の土地を広く利用できるメリットがあります。
構造計算もしやすいため、3種類の擁壁のうち最も一般的に使用される擁壁です。
しかし、コスト面では最も高い擁壁であるため、予算を踏まえ検討しましょう。
2-2.代表的な擁壁の工法
3種類の擁壁のうち、鉄筋コンクリート擁壁が最も一般的な擁壁です。さらに、鉄筋コンクリート擁壁は複数の工法に分けられます。
ここからは、鉄筋コンクリート擁壁の代表的な3つの工法について解説します。
- L型擁壁
- 逆L型擁壁
- 逆T型擁壁
敷地条件によって擁壁の工法が異なるため、敷地に合った工法を選びましょう。それぞれの特徴について解説します。
2-2-1.L型擁壁
L型擁壁は、鉄筋コンクリートをL型に設計した擁壁です。
L型擁壁を地中に埋めることで、地中部分と垂直に伸びる部分で土を支えています。L型にすることで、地中部分おいて隣地との境界を越境することなく設置できることに加え、垂直に設置できるため擁壁上の土地を有効活用できます。
地中部分のコンクリートが隣地に越境しないように、自身の家の方向に向けてL型擁壁を設置します。
2-2-2.逆L型擁壁
逆L型擁壁とは、名前のとおりLの逆向きの擁壁です。
用途はL型同様、地中で隣地強化を越境しないように設置されます。L型擁壁は高低差のある土地の高い部分に自身の家を建てる時に使用され、一方逆L型擁壁は、低い部分に建てる際に使用されます。
L型擁壁・逆L型擁壁は高さも出しやすいため、高低差の大きな斜面でも柔軟に利用可能です。
2-2-3.逆T型擁壁
逆T型の擁壁は、Tの文字を逆さにした形状で、より安定性の高い擁壁です。
逆T型も擁壁を垂直に設置できるため、擁壁上の土地を有効活用できるメリットがあります。
通常の擁壁を設置する際には、L型もしくは逆L型で対応できますが、敷地が広く余裕がある場合や境界の制限が少ない場合などは逆T型が採用されることがあります。
3.擁壁工事にかかる費用はいくら?助成金はある?
擁壁の種類や工法について解説しましたが、多くの方が気になるのは価格でしょう。擁壁工事が必要な土地であれば、擁壁工事の費用も踏まえて予算を考えなければなりません。
ここからは擁壁工事の費用について以下の内容を解説します。
- 擁壁工事に必要な費用の相場
- 自治体によっては助成金を利用できる
お得に擁壁工事を行えるケースもあるため、ぜひ参考にしてください。
3-1.擁壁工事に必要な費用の相場
擁壁工事に必要な費用は、場所や擁壁の種類、擁壁の高さなどによって大きな差が出ますが、以下の計算式で目安を算出することができます。
擁壁工事の費用目安=単価×面積
例えば、1平米あたり5万円の擁壁を、高さ2メートル・幅20メートルで設置する場合、200万円の費用がかかります。
計算例:
5万円×40平米(高さ2メートル・幅20メートル)=200万円
擁壁の種類ごとに見ると、「石積み<無筋コンクリート<鉄筋コンクリート」の順で高価になりますが、「2-2.代表的な擁壁の工法」でもお伝えしたとおり、現在一般的に最も多く用いられる手法は「鉄筋コンクリート擁壁」です。
擁壁の種類 | 費用目安 |
---|---|
石積み擁壁 | 1.6万~5万円程度/平米 |
コンクリート擁壁 | 2万~5万円程度/平米 |
鉄筋コンクリート擁壁 | 2.5万~10万円程度/平米 |
また、新しく購入した土地に既に擁壁がある場合は、擁壁のやり直し(作り直し)・補修工事をすることもあるかもしれません。
擁壁のやり直し(作り直し)・補修工事の費用目安は、以下のとおりです。
工事内容 | 費用目安 |
---|---|
擁壁のやり直し工事 | 3万〜13万円/平米 |
擁壁の補修工事 | 1万〜2万円/平米 |
また、上記の数値はあくまで一般的な擁壁工事の費用です。
擁壁工事を行うまでの調査費用や、工事の難易度によって価格は異なります。以下のように、擁壁を作る土地の環境や条件によっても費用は大きく変わることを覚えておきましょう。
費用が上がるケース | 理由 |
---|---|
地盤調査の結果が良くない | ・地盤が緩い場合は、より強固な擁壁が必要 |
道路が狭くてトラックが入れない | ・小分けにして運搬するため、運搬回数が増加 ・通行止めにするための費用、人件費が必要 |
勾配が激しく作業が難しい | ・工事の難易度が上がり、費用も増加 |
残土処理が困難 | ・残土処理の量が多かったり、運搬距離が長かったりすると高値となる ※目安は2トン車で9,000円程度 |
以上が擁壁工事にかかる費用の目安や、費用が上がるケースですが、家づくり全体にかかる費用については以下の記事も参考にしてみてください。
3-2.自治体によっては助成金を利用できる
擁壁工事は規模によって数百万円の費用がかかります。住宅を建てる費用に加えて、擁壁の費用まで入れると予算をオーバーしてしまう方も少なくないでしょう。
そのような方は、自治体の助成金を調べてみましょう。多くの自治体では擁壁工事のための助成金を用意しています。
例えば東京都品川区では、一定の要件のもと擁壁新設工事費の1/2(上限1,000万円)、擁壁補強工事費の1/2(上限100万円)を助成しています。
そのほか家づくりで使える補助金や助成金制度に関しては、以下の記事をご覧ください。
擁壁工事の費用や補助金、家づくりで使える補助金制度について相談したい方は「HOME4U 家づくりのとびら」にお問い合わせください。「HOME4U 家づくりのとびら」では、擁壁工事の費用相場はもちろん、注文住宅にかかる費用や補助金制度、資金計画までしっかりサポート。
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4.擁壁の注意点!トラブルを防止する方法は?
擁壁工事は、ハウスメーカーや隣家などとのトラブルの原因になってしまうケースもあります。
なるべくトラブルを避けるため、以下の4つに注意しましょう。
- メンテナンスが必要!耐用年数を確認しよう
- 地盤沈下を防ぐために地盤調査を行う
- 境界に注意!近隣との打ち合わせが必要なケースも
- 既にある擁壁が傷んでいる・基準を満たしていないケースがある
それぞれについて解説します。
4-1.メンテナンスが必要!耐用年数を確認しよう
「2-1.代表的な擁壁の種類」で解説したとおり、多くの場合、擁壁の耐用年数は20~50年と言われています。
検討している土地に既に擁壁がある場合は、いつ頃に作られた擁壁なのかを調べたうえで、専門の検査員に依頼して現在の状態を検査してもらう必要があります。
50年に満たなくとも、擁壁の厚みや設置されている環境によって受けているダメージは異なるため、安心して生活するためにもしっかりと確認しましょう。
4-2.地盤沈下を防ぐために地盤調査を行う
擁壁工事をする際には地盤調査が必要です。地盤の弱い土地にそのまま擁壁を設置してしまうと、擁壁ごと沈んでしまう恐れがあり、擁壁としての効果が発揮されません。
地盤が弱い際には盛土工事が必要になるケースもあるため、かかる費用は多くなってしまいます。擁壁の大きさだけで費用を見積もるのではなく、地盤調査などを行ったうえで正確に資金計画を立てましょう。
地盤調査や地盤改良工事の費用については、以下の記事をご覧ください。
4-3.境界に注意!近隣との打ち合わせが必要なケースも
擁壁は隣地との境界付近に設置するため、近隣との打ち合わせが必要になるケースがあります。
過去には擁壁工事費の負担や、擁壁の設置箇所をめぐってトラブルに発展する事例もあるため、よく注意しましょう。
場合によっては擁壁工事の際に敷地に入らせてくれないこともあります。土地の境界は不動産におけるトラブルの代表例でもあるため、不安な場合は専門家を交えて話し合いましょう。
4-4.既にある擁壁が傷んでいる・基準を満たしていないケースがある
購入を検討している土地に既に擁壁がある場合は、「擁壁が傷んでいないか」「基準を満たしているか」を確認しましょう。
たとえ耐用年数の目安までに猶予があったとしても、以下のようなポイントはしっかり確認する必要があります。
- 擁壁にひび割れや変形はないか
- 擁壁の隙間が白く変色していないか
- 水抜き穴が設置されているか
ひび割れや変形に注意するのはもちろんのこと、隙間が白く変色していると擁壁の背面がひび割れしている可能性があります。また、水抜き穴が設置されていなければ、適切に排水ができず水圧で崩壊してしまう恐れがあります。
一人で見てもわからない方は、専門家と一緒にチェックしてみましょう。
さらに、石積み擁壁の場合は昔に多く用いられてきた方式のため、50年以上の年月が経過している可能性があるだけでなく、現在の擁壁の基準を満たしていないことも十分に考えられます。
基準を満たしていない場合は、一度取り壊した後に再度擁壁工事をしなければなりません。
5.擁壁工事を行う際のポイント
擁壁工事を行う際には、近隣住民との打ち合わせや、既存の擁壁のチェックなどやるべきことが多くあります。
プロであればまだしも、一般の方が全てを円滑に行うのは難しいかもしれません。そのため、擁壁工事を行う際には優先的に以下の2つのポイントを重視しましょう。
- 周辺環境を含め検討する
- ハウスメーカーと相談しながら進める
それぞれについて解説します。
5-1.周辺環境を含め検討する
擁壁工事が必要な土地を購入する際には、その土地だけでなく周辺環境も含めて検討しましょう。
住環境の良い立地だとしても、道路が狭かったり、勾配が激しかったりすると擁壁工事の費用が増加してしまいます。
擁壁工事は周辺環境によって費用が大きく異なるため、周辺環境を含めて検討しなければ、予算オーバーにもなりかねません。
そのほか家づくりで予算オーバーしてしまうケースや、費用を削るコツは以下の記事でご紹介しています。
5-2.ハウスメーカーと相談しながら進める
擁壁工事を行う際には確認することが多く、契約するハウスメーカーがしっかりリードしてくれると心強いものです。
場合によっては、ハウスメーカーの担当者と隣地への挨拶に向かうことも検討します。擁壁工事の際には隣地との関係が重要になるため、最初から専門家を含めて話し合うほうが安心ですよ。
地域に根付いたハウスメーカーや大手ハウスメーカーであれば、その自治体のがけ条例に詳しかったり、擁壁工事の実績が多かったりするのでおすすめです。
以下の記事では、大手ハウスメーカーの特徴を比較しているので確認してみてください。
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まとめ
本記事では、注文住宅を建てる際に擁壁工事が必要なケースや費用、注意点について解説しました。
擁壁は土地の高低差によって斜面が崩れるのを防ぐために設置するものです。擁壁を設置する具体的な基準は自治体によって異なるため、購入検討している自治体の条例などを調べてみましょう。
擁壁の価格は設置する場所や種類、高さによって異なります。当初想定していた予算よりも大幅に増えてしまうケースがあるため、しっかりと見積もりを取らなければなりません。
不動産において擁壁はトラブルが発生しやすい代表例でもあるため、契約するハウスメーカーとしっかり打ち合わせを行い、慎重にプランを立ててください。
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