注文住宅の間取りアイデア!坪数別・LDK別などおすすめ成功例やポイントを解説

注文住宅の間取りを考える際には、建売住宅やセミオーダーと異なり、1から自分たちで考える分、多くの参考間取り図を見てイメージを膨らませておく必要があります。

この記事では以下のような区分で、間取り図と間取りのポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事で紹介する間取り

  • 坪数別のおすすめ間取り
  • おしゃれな平屋の間取り
  • 部屋数(LDK)・広さ別のおすすめ間取り
  • 土地の形状別おすすめ間取り

多くの間取り図を見て、「自分たちにとってベストな間取り」のイメージを膨らませてくださいね。

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みんなに人気の間取り事例を知りたい方は「注文住宅の人気間取り」の記事もご覧ください。

1.【坪数別】おすすめ間取り3選

まずは、以下の坪数別に、おすすめの間取り例をご紹介します。

  • 【30坪の土地】に家を建てる間取り例
  • 【30坪・50坪の延床面積】で家を建てる間取り例

以下より、1つずつ間取り図と間取りのポイントを確認していきましょう。

1-1.【30坪の土地】に家を建てる間取り例

セキスイハイムより引用画像

引用:セキスイハイム「鉄骨系住宅『デシオ』

注文住宅を建てた人の平均土地面積は約76坪。
30坪の土地で注文住宅の間取りを考える場合、平均値の半分以下の面積で間取りを組まないといけないため、空間をいかに広々と、機能的にするかの工夫が重要になります。

上図のように、延床面積を確保するために、3階建て住宅を選ぶ方も多いでしょう。3階建て住宅でおすすめなのは、2階リビングです。
リビングを2階に置くことで、日中でも外からの視線を気にすることなく日差しを取り入れることができ、部屋全体を明るくすることができます。

なお、1・2階を夫婦、2・3階を子供がメインに使えるよう間取りを組むと、家族の動線がぶつかりにくくなりますよ。

参考:住宅金融支援機構「PDF2021年度 フラット35利用者調査

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1-2.【30坪の延床面積】で家を建てる間取り例

【30坪の延床面積】で家を建てる間取り例【30坪の延床面積】で家を建てる間取り例

注文住宅を建てた人の平均延床面積は約37坪。
延床面積30坪の注文住宅の間取りを作る場合、平均的な家よりも若干面積は狭いですが、住む人の人数や工夫によっては広々と快適に暮らせます。

上図では、廊下の面積を最小限に抑え、吹き抜けやバルコニーを設けることで、部屋ひとつひとつにゆとりを持たせています。また、2階の洋室には大きなウォークインクローゼットを設けることで、収納に困らない設計になっています。

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1-3.【50坪の延床面積】で家を建てる間取り例

【車3台分の駐車場付き】50坪の間取り例 1F【車3台分の駐車場付き】50坪の間取り例 2F

延床面積50坪の注文住宅の間取りであれば、広さがある分、こだわりの空間を設けやすくなります。

例えば、車好きの方やアウトドア好きの方、DIYが好きな方などには、ビルトインガレージがおすすめです。自動車2台分のビルトインガレージと、ポーチ前の駐車スペースを設けた間取りなら、愛車3台を駐車することができます。愛車1台であれば、ビルトインガレージは駐車用でなく、趣味などの作業場にしてもよいでしょう。

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2.【おしゃれな平屋】を建てる間取り例

ある程度の広さの土地を所有している、あるいはこれから購入することができる方には、ワンフロアで暮らしやすい平屋という選択肢もあるでしょう。

テラス・庭を楽しむ「L字型」平屋間取り(2LDK・25坪)

ウッドデッキ・庭を取り入れたL字型平屋間取りであれば、開放感があり、家族だけのプライベート空間が確保しやすいのも魅力です。

平屋にはL字型のほかに、コの字型やロの字型、I型などの種類がありますが、それらと比較しても庭が建物で遮られない分、開放的な居住空間を作りやすいです。上図では、どの部屋も庭に面しており、外からの陽光を取り入れやすいです。

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2-1.【坪数別の平屋】おすすめ間取り3選

以下より、延床面積の坪数別にも平屋の間取りを見てみましょう。

  • 【30坪の延床面積】で平屋を建てる間取り例
  • 【35坪の延床面積】で平屋を建てる間取り例
  • 【40坪の延床面積】で平屋を建てる間取り例

1つずつ間取り図と間取りのポイントを解説します。

2-1-1.【30坪の延床面積】で平屋を建てる間取り例

玄関からLDKが見渡せる間取り例玄関からLDKが見渡せる間取り例

延床面積30坪の平屋間取りを考える際には、世帯人数が広さに見合うかどうかを考えましょう。

上図は、夫婦と子供1人の3人家族を想定した間取り図です。3人家族の場合、子供が大きくなった時に子供部屋を設けるためにも、夫婦の寝室と合わせて居室は最低でも2つは欲しいところ。

この間取り図では、廊下をなくすことで、極限まで延床面積を有効活用しています。
ワンフロアに2LDKと畳コーナー、ウッドデッキ、パントリーがあるうえ、ウォークインクローゼット(WIC)やロフトまで付いているため、広々と暮らすことができるでしょう。

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2-1-2.【35坪の延床面積】で平屋を建てる間取り例

ビルトインガレージがついた間取り例

延床面積35坪の平屋間取りの場合、2LDKに加え、インナーガレージ(ビルトインガレージ)を設けることも可能です。玄関とつながったインナーガレージであれば、雨の日でも気楽に外出を楽しめるでしょう。

また、広めのウッドデッキが隣接するLDKには開放感があり、友人・知人を招いたホームパーティにもぴったりです。

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2-1-3.【40坪の延床面積】で平屋を建てる間取り例

中庭を取り入れた間取り例

延床面積40坪の平屋間取りの場合、広さがある程度確保できる分、中庭を囲うようにロの時型の間取りにしてもよいでしょう。

各部屋に窓を配置することで採光を充分に取り込めるため、晴れの日には自然光が気持ちのよい居住空間になります。中庭に植木やウッドパネルを施した壁面を設置すれば、より日常的に自然を感じることができます。

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3.【部屋数(LDK)・広さ別】おすすめ間取り3選

間取り図でよく見かけるLDKとは、リビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)が1つの空間に集まった間取りのことをいいます。

ここからは、部屋数(LDK)・広さ別におすすめの間取りを紹介します。

  • 【2LDK】で家を建てる間取り例
  • 【3LDK】で家を建てる間取り例
  • 【4LDK】で家を建てる間取り例

1つずつ間取り図と間取りのポイントを見ていきましょう。

3-1.【2LDK】で家を建てる間取り例

【32坪】子育ての負担が減る間取り例

2LDKの間取りの場合、将来部屋の数を増やしたくなった際に簡単に対応できるよう、1つの洋室を後から間仕切りできるよう設計しておくとよいです。

パントリーやシューズクローク、ウォークインクローゼット、納戸、各居室のクローゼットなど、収納を多くとることで、物がごちゃつかないよう工夫しましょう。

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3-2.【3LDK】で家を建てる間取り例

【34坪】趣味の時間を確保できる間取り例【34坪】趣味の時間を確保できる間取り例

3LDKの間取りの場合、家族間のプライベートに配慮した居住空間も作れます。

LDK部分は家族の共有スペースとしてしっかり広さを取り、リビング階段にすることで、普段からコミュニケーションを取りやすいよう設計します。2階には各自の部屋を設けることで、コミュニケーションとプライベートのバランスが取れた家になるでしょう。

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3-3.【4LDK】で家を建てる間取り例

【46坪】趣味や仕事に打ち込める間取り例【46坪】趣味や仕事に打ち込める間取り例

上図の4LDKの間取りなら、家族が集まるLDK、和室、プライベートな趣味を楽しむ趣味室、テレワークにぴったりなワークスペースなどで、お家時間を快適に過ごすことができるでしょう。

吹き抜けや大きなバルコニーが日差しを取り入れてくれるので、なかなか外に出られないときにもストレスを抑えながら暮らすことができそうです。

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4.【土地の形状別】おすすめ間取り4選

注文住宅を建てる土地には、一般的な広さの正方形や長方形のほかに、以下のような形状の土地も選択できます。

  • 【狭小地】に家を建てる間取り例
  • 【変形地】に家を建てる間取り例
  • 【旗竿地】に家を建てる間取り例
  • 【うなぎの寝床】に家を建てる間取り例

上記の土地の形状の場合、どのような間取りが実現できそうか、以下より1つずつ確認しておきましょう。

4-1.【狭小地】に家を建てる間取り例

【2世帯】18坪の狭小地に建てる完全分離型2世帯住宅の間取り例【2世帯】18坪の狭小地に建てる完全分離型2世帯住宅の間取り例【2世帯】18坪の狭小地に建てる完全分離型2世帯住宅の間取り例

狭小地とは、一般的な土地よりも面積の狭い土地のことです。だいたい15坪~20坪程度の土地は、狭小地と呼ばれることが多いです。

延床面積が限られた狭小住宅の間取りだと、「二世帯住宅は難しい」と感じる方は多いかもしれません。しかし、廊下をなくす、3階建てにする、といった工夫を凝らせば、完全分離型の二世帯住宅も夢ではありません。

上図は、1階に親夫婦、2階に夫婦と子供が暮らす二世帯住宅の間取り例です。3階には広々としたロフトを設けることで、収納だけでなく、趣味部屋としても使えます。

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4-2.【変形地】に家を建てる間取り例

【台形】駐車場の間取り例【台形】駐車場の間取り例

変形地とは、縦長や台形、くの字型、L字型など、複雑な形状をした土地のことを指します。

変形地の間取りを考える際、よく問題になるのが、細く尖っている土地の活用法です。

上図のような大毛の土地の場合、細く尖っている部分は駐車場としてうまく活用し、斜めになっている面に家の壁を配置しないことで、変形地ならではの問題を一気に解消しています。

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4-3.【旗竿地】に家を建てる間取り例

【2,000万円台】旗竿地の間取り例【2,000万円台】旗竿地の間取り例

旗竿地とは、変形地の一種で、道路に面した狭い間口から奥に細い通路を経て、奥にメインの敷地がある土地を指します。

旗竿地の間取りなら、道路から離れている土地に家を建てられるため、騒音や外からの視線が気になりにくいです。
ただし、道路に面する面積が狭い分、採光が難しいため、上図のようにLDKを2階にするなど、なるべく居住空間を明るく保つ工夫が必要です。

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4-4.【うなぎの寝床】に家を建てる間取り例

【20坪台】階層ごとに生活空間を区切る間取り【20坪台】階層ごとに生活空間を区切る間取り【20坪台】階層ごとに生活空間を区切る間取り

うなぎの寝床とは、間口が狭く細長い奥行きのある土地や建物のことをいいます。

うなぎの寝床の間取りなら、奥行きが長い分居住空間を広く見せたり、生活動線を意識した間取りが作りやすかったりします。

上図では、1階を水回りスペースでまとめ、2階のリビングでは家族団欒の場に、そして3階には夫婦と子供がそれぞれプライベートな空間を持てる間取りになっています。3階の2つの個室の間には廊下があるので、子供のプライバシーにも十分配慮できるでしょう。

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まとめ

注文住宅の間取りを考える際には、多くの間取り図を参考にし、「自分たちにとってベストな間取り」をイメージする必要があります。
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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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