【2025年最新】地震に強い家の特徴とは?耐震性に優れたハウスメーカー10選(木造・鉄骨別)

地震に強い注文住宅が得意なハウスメーカー10社の特徴を解説!

「地震に強い家を建てたい!」

そう考える方は多いですが、どのハウスメーカーを選ぶべきか迷いますよね。実は、ハウスメーカーごとに採用している耐震技術は異なり、「どこで建てても同じ」というわけではありません。

本記事では、地震に強い住宅を提供するハウスメーカーを厳選し、木造・鉄骨別におすすめ10社をご紹介します!

この記事でわかること

    ✅ 地震に強い住宅を建てるハウスメーカーの比較ポイント
    ✅ 【木造・鉄骨別】おすすめハウスメーカー10社の特徴
    ✅ 「地震に強い家」の基礎知識(免震・制震・耐震の違い)

地震に強い家づくりは、現代の日本においては欠かすことのできない要素です。住みやすさに安全性を兼ね備えた住宅を新築できるよう、本記事の内容をお役立てください。

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大手ハウスメーカーの特徴を一覧表で比較したい方は、こちらの記事もご覧ください。

目次

1.地震に強い住宅のハウスメーカーの比較ポイントは4つ!

地震に強い家のハウスメーカーを比較する場合には、いくつかのポイントをチェックする必要があります。
耐震等級とともに耐震実験もわかりやすい指標といえるでしょう。実験結果によって、耐震性の強さを客観的に判断できるからです。
さらに家の基礎工事のやり方、家の構造や工法も耐震性に大きく関わってきます。

まずは、以下の項目を詳しく解説していきます。

地震に強い住宅を建てるハウスメーカーを比較する際に重要なポイント

以下より1つずつ見ていきましょう。

1-1.耐震実験と耐震等級

ハウスメーカーの「地震に対する強さ」を確認するには、耐震等級と耐震実験が重要です。実験結果や明確な基準によって数値化されているからです。

✅ 耐震等級とは?

「住宅性能表示制度」に基づき、住宅の耐震性を1~3のランクで評価する制度のことです。

  • 耐震等級1:建築基準法で定められた最低限の耐震性能
  • 耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の強度(学校や病院レベル)
  • 耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の強度(消防署・警察署レベル)

(参考:国土交通省「PDF住宅性能表示制度の概要(令和5年12月改訂版)

大手ハウスメーカーでは、耐震等級3を標準仕様としているところが多いです。

✅ 耐震実験とは?

実際の建物を使い、大地震を想定した振動実験を行うこと。耐震性能が数値として示されるため、ハウスメーカーを選ぶ際の重要な指標となります。

1-2.家の基礎工事と地盤調査(改良)

ベタ基礎・布基礎

地震に強い家を建てるためには、家の基礎工事や地盤の強化が不可欠です。家の基礎工事には「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があります。

2つの基礎工事の違い
ベタ基礎建物の下に鉄筋コンクリートを敷き詰め、家全体を支える構造。耐震性が高く、シロアリ対策にもなる。
布基礎線状に鉄筋コンクリートを配置する工法。コストは抑えられるが、耐震性はベタ基礎より劣る。

コストは「布基礎」のほうが安くなりますが、耐震性では「ベタ基礎」が優っており、シロアリ対策や水蒸気対策でも「ベタ基礎」のほうが強いと評価されています。

また、ハウスメーカーによっては、独自の地盤調査・地盤改良技術を持つ場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

1-3.構造と工法(木造・鉄骨・RC造)

ここでは構造と工法による特徴を解説します。その特徴をまとめたのが下の表です。住宅の構造によって、耐震性の強さが変わります。

構造工法特徴
木造木造軸組工法
(在来工法)
柱や梁、筋交いなどの木材で骨組みを作る工法。
木造枠組壁工法
(2×4工法と2×6工法)
2×4インチ、あるいは2×6インチの柱に合板を接合して面構造を作る。北米で主流の工法。
木質パネル工法
(プレハブ工法)
床と壁と天井パネルを工場で作り、現場で組み立てる工法。接着剤で接合。
鉄骨軽量鉄骨軸組工法柱や梁に軽量鉄骨を使用し、筋交いで補強する工法。軽量かつ強度がある。
重量鉄骨ラーメン工法ラーメンはドイツ語で「枠」の意味。鉄骨の枠を使った工法。部材を工場で作る。
RC造ラーメン工法、壁式工法耐震性や耐火性、遮音性が高い。

🌳 木造住宅の特徴:自由度の高さと柔軟性が強み

木造住宅は、強度としなやかさを兼ね備えている点が特徴です。

材料別の強度テストでは、杉の圧縮強度が花崗岩の2倍、コンクリートの6倍、引っ張り強度は鋼鉄の4倍、コンクリートの197倍という結果が出ています。
これにより、木造住宅はしなやかに揺れを吸収し、地震の衝撃を分散しやすい構造を持っています。

また、木造住宅は鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて軽量なため、地震の際の揺れに強い傾向があります。地盤への負担も軽減され、建物自体の損傷リスクを抑えられることもメリットの一つです。

🏢 鉄骨や鉄筋コンクリート:素材の強度が強み

鉄骨住宅は、柱や梁に鋼材を使用し、工場で精密に加工・生産されることで品質の安定性が高いという特徴があります。

木造が「しなり」で地震のエネルギーを分散させるのに対し、鉄骨は鋼材の「ねばり」によって耐震性を確保します。特に、重量鉄骨を採用することで、大空間の設計が可能になりながらも、高い耐震性を実現できます。

鉄筋コンクリート造(RC造)は、引っ張り力のある鉄筋と、圧縮強度に優れたコンクリートを組み合わせることで、非常に高い耐震性を誇ります。重量がある分、建物の揺れを抑える効果も期待でき、免震・制震技術と組み合わせることで、さらに安全性が高まります。

1-4.独自の技術や素材の開発

各ハウスメーカーは、地震に強い家を作るために独自の技術や素材を開発しています。

🌳 木造の最新技術

  • モノコック構造(6面体で地震の力を分散)
  • 耐震ダンパー(地震エネルギーを吸収)
  • 🏢 鉄骨の最新技術

  • 制震システム(オイルダンパーなどを活用)
  • 耐震ボックス構造(強度の高いフレームを採用)
  • 各メーカーの強みを比較し、自分に合ったハウスメーカーを選びましょう。

    次章より、実際にハウスメーカーを比較していきますが、「あらかじめ数を絞っておきたい」という方は、HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスがおすすめです。

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    2.地震に強い【木造】おすすめハウスメーカー5社の特徴

    ここからは木造と鉄骨とに分けて、地震に強い住宅のハウスメーカーのそれぞれおすすめベスト5選をご紹介します。

    おすすめするハウスメーカーは耐震等級や耐震実験などの客観的なデータに加えて、それぞれのハウスメーカーの技術力や開発力、さらには評判までを加味して総合的に判断して選んだものです。目安の1つと考えてハウスメーカー選びの参考にしてください。

    2-1.:三井ホーム:震度7の地震に60回耐えた家

    ヨーロッパ風の佇まいが目を引く、クラシックなインテリアと最新の全館空調の家
    引用元:ヨーロッパ風の佇まいが目を引く、クラシックなインテリアと最新の全館空調の家
    三井ホームが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験震度7の耐震実験を連続60回しても耐えた「地震に強い家」
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事超剛性ベタ基礎「マットスラブ」
    地盤調査徹底的な調査を行う、独自の基礎・地盤補強判断プログラム「ジオ・エンジン」で分析
    構造と工法「プレミアムモノコック構法」
    独自技術・素材上記基礎や構造など、独自技術を高めている

    三井ホームは「震度7に60回耐えた家」実証したことで知られています。5,115ガルという強烈な加速度の地震波にも耐え、損傷がほとんどなかったという結果も出ています。

    特筆すべきは、「2×4工法」を進化させた「プレミアムモノコック構法」6面体の構造を採用することで、地震の力を分散し、高い耐震性を実現しています。

    さらに、鉄筋を組み込んだ「超剛性ベタ基礎」や、三角形構造で床を支える「トラスフロア」など、最新の耐震技術が導入されています。

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    引用元:三井ホーム 公式HP

    2-2.一条工務店:耐震性を追求し続けるハウスメーカー

    一条工務店が建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験
    • 建物を倒壊させやすい揺れ方を含め、さまざまな地震の揺れを実験。
    • 東日本大震災後、2年間で253回もの加震を行う。
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事と地盤調査無料で地盤調査を行い、結果に基づいて、地盤に合わせた基礎工事を選定
    構造と工法ツインモノコック構造
    独自技術・素材高性能窓&サッシ「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」で高気密、かつ防風対策も可能

    一条工務店は1978年の設立当初から「耐震性」にこだわり続け、大学や研究機関と共同で多くの実大振動実験を繰り返し行ってきたハウスメーカーです。

    特に、耐震等級3を標準仕様とし、すべての住宅で地盤調査を徹底的に行い、最適な基礎工事を提案することで、家全体の耐震性能を最大化しています。「ツインモノコック構造」を採用することで、外からの力をしっかりと分散し、地震の影響を最小限に抑える設計がなされています。

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    引用元:一条工務店 公式HP

    2-3.ミサワホーム:南極昭和基地の技術を活用した頑丈な家

    ミサワホームの実例
    引用元:ミサワホームの実例|最高峰の邸宅・注文住宅は「家づくりのとびら PREMIUM」
    ミサワホームが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験阪神・淡路大震災以上の揺れに対して損傷なし
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事モノコック構造と一体となった連続布基礎。地盤に合わせて工事の種類を判断
    地盤調査調査の上、独自の収集データを使って分析
    構造と工法モノコック構造
    独自技術・素材耐震木造住宅「MJ Wood」
    制震装置「MGEO」

    ミサワホームは、1968年から南極昭和基地で住宅の耐久性を実証する実験を続けてきたハウスメーカーです。極限環境での実験結果を活かし、日本国内の住宅にもその技術を応用しています。

    耐震木造住宅「MJ Wood」では、柱や梁の接合部を金物とドリフトピンで補強し、強固な骨組みを形成。

    さらに、実大振動実験の結果をもとに開発された制震装置「MGEO」は、地震のエネルギーを熱エネルギーに変換し、揺れを効果的に抑えます。

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    引用元:ミサワホーム 公式HP

    2-4.アキュラホーム:コストを抑えつつ高耐震性を実現

    AQレジデンスの実例
    引用元:AQレジデンスの実例|最高峰の邸宅・注文住宅は「家づくりのとびら PREMIUM」
    アキュラホームが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験国内で起こった震度7レベルの地震の揺れを実験し、損傷なし
    耐震等級3(最高ランク)
    構造と工法木造軸組工法の結合部を金物で強固にした 「メタルウッド工法」
    独自技術・素材高強度の耐力壁「ストロングウォール」
    耐震性の高い「トリプルストロング床」

    アキュラホームは、「品質も価格も諦めない」をコンセプトに、リーズナブルながらも高品質な住宅を提供するハウスメーカーです。

    実大振動実験では、震度7の地震波に対して耐えうる構造であることを証明。独自の「メタルウッド工法」を採用し、木造軸組工法の結合部を金属で補強することで、耐震性能を高めています。

    実大振動実験では、震度7の地震波に対して耐えうる構造であることを証明。独自の「メタルウッド工法」を採用し、木造軸組工法の結合部を金属で補強することで、耐震性能を高めています。

    さらに、「ストロングウォール」や「トリプルストロング床」など、耐震強化のための技術を導入し、安全性の向上に努めています。

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    引用元:アキュラホーム 公式HP

    2-5.住友不動産ハウジング:独自の耐震工法で地震に強い家を実現

    住友不動産ハウジング:独自の耐震工法で地震に強い家を実現
    引用元:一体感のある2階LDKと収納にこだわった、屋上もあるモダンテイストの邸宅|注文住宅の建築実例
    住友不動産ハウジングが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験新制震システム 「ニューパワーキューブ」で、建物の変形 を最大約55%低減できることを実証
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事・地盤調査ベタ基礎が標準方式。緻密な地盤調査から改良方法を判断する
    構造と工法独自の超耐震構法「ニューパワーコラム」
    独自技術・素材新制震システム 「ニューパワーキューブ」
    次世代外壁構法「SPW構法(スーパーパワーウォール )」

    住友不動産ハウジングは、注文住宅事業でも高い耐震技術を誇るハウスメーカーです。

    「ウッドパネル工法」では、木造軸組工法に最新技術を融合させ、外からの力に強い面構造を採用。これにより、耐震性だけでなく、耐久性や断熱性も向上しています。また、設計段階で綿密な構造計算を行い、最適な資材を選定することで、より強固な家づくりを実現しています。

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    引用元:住友不動産ハウジング 公式HP

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    3.地震に強い【鉄骨造】おすすめハウスメーカー5社の特徴

    鉄骨の住宅は工場で鉄骨を作ることによって、安定した品質の鉄骨を提供することが可能になります。

    木造建築における耐震技術の進歩に劣らず、鉄骨でもさまざまな技術開発が行われています。木造住宅が木の特性を活かしているのに対して、鉄骨住宅はメカニカルなシステムの構築が特徴です。

    「狭い土地だから三階建てを建てたい」という場合、構造がしっかりとした鉄骨住宅を望まれる方もいらっしゃるでしょう。

    ここからは、鉄骨住宅を建てられるハウスメーカーの中から、地震に強いおすすめの会社をご紹介します。

    3-1.ヘーベルハウス:軽量気泡コンクリート(ALC)で耐震性を向上

    ヘーベルハウスが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験阪神・淡路大震災の1.5倍の地震波などで繰り返し加振して、損傷なし。
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事地盤の状況に合わせて「連続布基礎」を設計
    構造と工法2階建て「ハイパワード制震ALC構造」
    3,4階建て「重鉄・システムラーメン構造」
    独自技術・素材オイルダンパー制震装置「サイレス」

    ヘーベルハウスは、独自の外壁材「ヘーベル(軽量気泡ALCコンクリート)」を採用し、耐震性を強化しています。通常のコンクリートの1/4の軽さでありながら、耐火性・耐久性にも優れており、地震の揺れを軽減する効果もあります。

    また、「ハイパワード制震ALC構造」や「剛床システム」といった耐震・制震技術を組み合わせることで、地震に対する強い耐性を確保しています。

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    引用元:へーベルハウス 公式HP

    3-2.セキスイハイム:ユニット工法による安定した耐震性能

    セキスイハイムの実例
    引用元:セキスイハイムの実例|最高峰の邸宅・注文住宅は「家づくりのとびら PREMIUM」
    セキスイハイムが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験2階建ては計100回以上の実証実験を行う
    3階建ては東海地震の予測波レベルでの実験をして、大きな損傷や倒壊なし。
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事ベタ基礎(※地域等によって異なるケースもあり)
    構造と工法ボックスラーメン構造
    独自技術・素材独自の「ユニット工法」

    ※注:セキスイハイムは木造住宅も展開しています。

    セキスイハイムは、日本初のプレハブ工法によるユニット住宅を開発したことで知られるハウスメーカーです。工場で精密に製造したユニットを現場で組み立てることで、耐震性のバラつきをなくし、高品質な家を提供しています。

    主力の鉄骨住宅では、「ボックスラーメン構造」を採用し、耐震等級3を標準仕様に。しなやかさと強さを両立した「ハイブリッド耐震構造」により、地震エネルギーを分散させる仕組みを構築しています。

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    引用元:セキスイハイム 公式HP

    3-3.積水ハウス:耐震、制震、免震という3つの要素を実現

    積水ハウスの実例
    引用元:積水ハウスの実例|最高峰の邸宅・注文住宅は「家づくりのとびら PREMIUM」
    積水ハウスが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験制震構造「シーカス」は245回の耐震実験を実施。未だ経験したことのない揺れでの実験もクリア。
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事基礎と柱を直接緊結する「基礎ダイレクトジョイント」が可能
    構造と工法二階建て:外壁パネルロッキング工法
    三階建て:フレキシブルβシステム
    独自技術・素材制震構造をつくる「シーカスダンパー」
    振動を大幅に低減する「マルチTMD」

    ※注:積水ハウスは木造住宅も展開しています。

    積水ハウスは鉄骨と木造、両方のタイプの住宅を展開していますが、地震に対する対策で際立っているのは軽量鉄骨造です。耐震と大空間の確保を実現しているのは「ダイナミックフレームシステム」と高強度の梁を使った「ダイナミックビーム」の2つの工法。

    さらに「シーカス」と呼ばれる制震構造を採用し、基礎の上には標準でシーカスダンパーを設置。耐震、制震、免震という3つの要素を実現。耐震等級3もクリアしています。

    ▶【積水ハウス】などの住宅プランを比較する(無料)

    引用元:積水ハウス 公式HP

    3-4.ダイワハウス:鉄骨造の耐震技術に強みを持つハウスメーカー

    ダイワハウス実例
    引用元:大和ハウスの実例|ワンランク上の邸宅を建てるなら「家づくりのとびら PREMIUM」
    ダイワハウスが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験「xevoΣ」は震度7レベルの実験を繰り替えすも、大きな損傷なし。
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事地盤条件に合わせて、独自の基礎工法を行う(布基礎)
    構造と工法鉄骨軸組構造
    独自技術・素材耐震システム「トリプルコンバインドシステム」
    制振技術「DAEQTD」

    ※注:ダイワハウスは木造住宅も展開しています。

    ダイワハウスは、鉄骨造を主力とするハウスメーカーであり、耐震性に優れた住宅を提供しています。

    標準仕様で耐震等級3をクリアしており、巨大地震発生時の揺れを大幅に軽減する「KyureK(キュレック)」と呼ばれるエネルギー吸収型耐力壁を採用しています。

    さらに、オプションとして「制振技術DAEQTD」を追加できるのも特徴です。この技術は、建物の変形を抑える新開発の制震パネルを採用し、地震のエネルギーを効果的に吸収します。実大振動実験でもその高い耐震性が実証されており、耐震・制震性能を両立させた構造となっています。

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    引用元:ダイワハウス 公式HP

    3-5.パナソニック ホームズ:業界初の「地震あんしん保証」で耐震性に自信

    パナソニック ホームズの実例
    引用元:パナソニック ホームズの実例|最高峰の邸宅・注文住宅は「家づくりのとびら PREMIUM」
    パナソニック ホームズが建てる「地震に強い家」の特徴
    耐震実験東日本大震災などの大地震57回、さらに中地震83回という140回にも及ぶ過酷な振動実験を実施し、大きな損傷なし。
    耐震等級3(最高ランク)
    基礎工事地盤の状況に合わせて補強(布基礎)
    構造と工法HS構法「制震鉄骨軸組構造(軽量鉄骨)」
    重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)
    大型パネル構造(F構法)
    独自技術・素材構造技術「パワテック」

    パナソニック ホームズは、2020年に業界初の「地震あんしん保証」を導入し、全壊時の建て替えにも対応する制度を提供しているのが特徴です。公式HPでも「強さに絶対の自信がある当社だからこそ実現」と記載されており、耐震性の高さを全面的に打ち出しています。

    耐震等級3を標準仕様とし、強靱な鉄骨と独自の構造技術「パワテック」を採用。これにより、地震による倒壊を防ぐだけでなく、建物の歪みや変形を抑え、長期間にわたり安心して暮らせる住まいを提供しています。

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    引用元:パナソニック ホームズ 公式HP

    以上が、地震に強いおすすめハウスメーカー10社の特徴です。

    各ハウスメーカーの大まかな特徴を把握したら、次は実際の住宅プランを複数社比較し、より具体的な内容を見比べてみましょう。

    このとき注意したいのが、見積もりの費用項目です。

    同じような見積もり金額でも、ハウスメーカーによって費用項目は異なるため、「A社は〇〇込みで総額を出しているのに、B社には含まれていない」というケースが多々あります。

    おすすめは、コーディネーターが間に入って情報の整理をしてくれるHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスで複数社の住宅プランを手に入れること。

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    4.「地震に強い家」とは?知っておきたい基礎知識

    「地震に強い家」とは、大きな地震が起こっても被害を受けにくいように、地震対策が施された家のことです。

    地震への対策をする上では骨組みだけでなく、外装、内装、地盤から火事への対応まで、さまざまな要素に目を配る必要があります。

    ここでは「免震」「制震」「耐震」という3つの地震対策の工法や耐震性を表す基準について解説します。

    4-1.「地震に強い」は「免震」「制震」「耐震」の3種類がある

    「地震に強い」家づくりのために行われている地震対策には「免震」「制震」「耐震」の3種類の工法に分かれます。

    (1)「免振(めんしん)」とは

    「免震」は地面の揺れが直接家に伝わらないように「免震装置」を設置する工法です。家の倒壊だけでなく、家の内部や家具のダメージを防ぐ効果があります。

    「免震」のメリットとデメリット
    メリット ✅ 揺れを受け流すので建物の揺れが少ない
    ✅ 建物内部の損傷を防げる
    ✅ 家具の転倒などの二次被害を防げる
    デメリット ❌ 建物ごと揺れるので、他の建物との間に距離が必要
    ❌ 耐震と比べると、コストが高い
    ❌ 定期的なメンテナンスが必要

    (2)「制震(せいしん)」とは

    「耐震」は地震の揺れに耐えるために強度を高めた工法の総称です。揺れても建物が壊れないように、壁に筋交いを入れるなど補強します。

    「制震」のメリットとデメリット
    メリットデメリット
    • 揺れを吸収するので建物の倒壊を防げる
    • 耐震工法よりも建物内部の損傷を小さくすることができる
    • 免震よりもコストが安く工期が短い
    • メンテナンスがほとんど不要
    • 地盤が弱いと導入できない
    • 耐震よりはコストが高い
    • 免震よりは揺れがあり、家具を固定する工夫が必要

    (3)「耐震(たいしん)」とは

    「耐震」は地震の揺れに耐えるために強度を高めた工法の総称です。揺れても建物が壊れないように、壁に筋交いを入れるなど補強します。

    「耐震」のメリットとデメリット
    メリット ✅ 3つの工法の中で一番コストが安い
    ✅ 建築基準法に則って建てると追加費用が不要
    ✅ 建物が揺れに耐える構造になっている
    ✅ 地下室の設置も可能
    デメリット ❌ 揺れが大きい
    ❌ 家具の損傷は免れない
    ❌ 建物の上部ほど激しく揺れる
    ❌ 大きな地震の後はメンテナンスにコストがかかる

    4-2.耐震性を示す数値は「耐震等級3」が最高ランク

    耐震等級とは、地震に対する建物の強さを示す指標であり、日本の住宅性能表示制度によって1~3のランクに分類されます。

    耐震等級の違い
    耐震等級1建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たすレベル
    耐震等級2耐震等級1の1.25倍の耐震性能を持つ
    耐震等級3耐震等級1の1.5倍の強度がある

    耐震等級の最高ランクは3で、大手ハウスメーカーが手掛けている住宅は通常、耐震等級2以上の基準を満たしています。

    ちなみに、耐震等級2以上の新築住宅は、税金の控除など好条件が付与される「認定長期優良住宅」の条件のひとつでもあります。耐震を重要視される方は、制度の利用を検討してみるとよいでしょう。

    参考:一般社団法人 住宅性能評価・表示協会「地震などに対する強さ(構造の安定)」「長期優良住宅とは

    4-3.地震に強い家は「内装・外装」が頑丈で火災にも強い

    地震に強い家を建てる際は、内装や外装の耐震性・耐久性も考慮することが重要です。

    地震の揺れによって、壁に隙間ができたり、床が傾いたり、外壁の一部が剥がれたりすると、耐震性が低下してしまいます。そのため、地震の衝撃に強い構造や素材を採用することで、建物全体の強度を高めることができます。
    また、地震による二次災害として火災が発生するリスクもあります。

    一戸建ての火災対策例

    • 燃えにくい外壁材を使用する
    • 防火性能の高い建材を採用するン
    • 火災の延焼を防ぐ設計を取り入れる

    このような工夫を施すことで、万が一の火災にも強い家づくりが可能になります。

    住宅の地震への強さに関して疑問や気になることがるときにも、無料オンライン相談サービス「HOME4U 家づくりのとびらをご利用ください。

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    まとめ:地震に強いハウスメーカーを選んで、安全な住まいを実現しよう!

    本記事では、地震に強いハウスメーカーの選び方、また実際におすすめのハウスメーカーについて、解説してきました。
    具体的な内容は以下の通りです。

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    この記事の編集者

    「家づくりのとびら」編集部

    NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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