【簡単解説】規格住宅の基礎知識|セミオーダー・フルオーダー住宅・建売住宅との違いやメリット・デメリットを解説

規格住宅とは、あらかじめ用意された設計プラン(デザインや間取り)の中から、好きなプランを選択する建て方です。

<図 規格住宅とは>
図 規格住宅とは

この記事を読めばわかること!

  • 規格住宅とフルオーダー住宅・セミオーダー住宅・建売住宅との違い
  • 規格住宅の価格相場
  • 規格住宅のメリット・デメリット

「規格住宅とは具体的にどのような建て方をするものなのか」「メリット以外にデメリットがあるのか」などよくわからないという方、また規格住宅についてより深く理解したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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規格住宅で失敗しないためには、ハウスメーカー選びが重要です。
下記の記事では、規格住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーを紹介しています。

1.規格住宅とは

規格住宅とは注文住宅の一種で、あらかじめ用意されたプランの中から好きなプランを選択する建て方です。
ハウスメーカーによって選択できるプランの幅は異なりますが、主に以下のプランが用意されています。

規格住宅で用意されているプラン

  • 外観デザイン
  • 床材などの内装
  • キッチンや水回りの設備
  • 間取り

1-1.住宅の種類と特徴

注文住宅には規格住宅以外にも、規格住宅よりも自由度が高い「セミオーダー住宅」や「フルオーダー住宅」があります。
また、注文住宅とは異なり、すでに完成された住宅を土地と一緒に購入する「建売住宅」もあります。

それぞれの特徴は下記のとおりです。
間取りやデザインの自由度が高くなるほど、その分建築費用が高くなります。

【規格住宅・フルオーダー住宅・セミオーダー住宅・建売住宅の比較表】
注文住宅:規格住宅
間取り・デザイン選択式
建築にかかる期間半年程度
価格注文住宅のなかではコストが安い
注文住宅:セミオーダー住宅
間取り・デザインある程度自由
建築にかかる期間半年程度
価格フルオーダーよりも安くなる
注文住宅:フルオーダー住宅
間取り・デザイン自由
建築にかかる期間1年近くかかることもある
価格オーダーによる(高くなる場合が多い)
建売住宅
間取り・デザイン選べない
建築にかかる期間なし(完成済のため)
価格注文住宅よりも安い

注文住宅や建売住宅については、下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

2.規格住宅の価格相場

建売住宅と注文住宅(フルオーダーやセミオーダー)との間に位置する規格住宅は、建築費用の相場価格も両者の間ぐらいになります。

35坪程度の家を建てた場合のおおよその相場価格を比較したものが、次の表です。

【住宅ごとの費用比較】
注文住宅:規格住宅
坪単価45万円前後
家の本体工事費1,600万円
家の付帯工事費400万円
土地購入費(仮)1,500万円〜
諸費用200万円
総費用3,700万円
注文住宅:フルオーダー・セミオーダー住宅
坪単価71万円~
家の本体工事費2,500万円
家の付帯工事費600万円
土地購入費(仮)1,500万円〜
諸費用300万円
総費用4.900万円
建売住宅
坪単価3,300万円
家の本体工事費
家の付帯工事費
土地購入費(仮)
諸費用300万円
総費用3,600万円

フルオーダー・セミオーダー住宅はどの程度のオーダーができるかによって相場費用が大きく異なりますが、概ね注文住宅を規格住宅の間ぐらいの価格になります。

規格住宅を購入する費用や予算の立て方については、個々の経済状況や建てたい家のイメージによって異なります。

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3.規格住宅のメリット・デメリット

規格住宅のメリットとデメリットは以下のとおりです。

<規格住宅のメリット・デメリット>
規格住宅のメリット・デメリット

3-1.規格住宅のメリット

規格住宅のメリットをひとつずつ解説していきます。

【メリット1】フルオーダー・セミオーダーの注文住宅よりも価格が安い

規格住宅の大きなメリットは、フルオーダーやセミオーダー住宅に比べて価格が抑えられる点です。
間取りや設備があらかじめ決まっているため、大量生産が可能でコストを削減できるからです。

フルオーダー住宅は自由度が高く、自分のこだわりを反映できますが、その分費用がかかります。
一方、建売住宅は選べる部分が少なく、物足りなさを感じることもあるでしょう。

その点、規格住宅は「ある程度の選択肢の中から予算に合わせて選べる」ため、コストを抑えつつ、自分らしい住まいを実現したい方におすすめです。

【メリット2】建築工期が短く入居までの期間がかからない

規格住宅は決められた間取りや仕様から選ぶことになるので、フルオーダー・セミオーダー住宅よりも設計や工事計画を立てるのに時間がかかりません。

さらに、家を建てる建材の規格も決まっており、工場でカットしたり組み立てたりしてから現場に持ち込まれるため、建築にかかる工期が短くなるというメリットがあります。

建築工期が短いと、家の建築を依頼してから入居までの期間が短くなるだけでなく、建築中に家の土台や建材が風雨にさらされることも少なくて済みます。

【メリット3】完成後のイメージがしやすい

規格住宅は用意されたプランの中から選択するため、完成した家の様子をイメージしやすいです。

一方、フルオーダー住宅やセミオーダー住宅は、設計の段階から新しいものを作っていくため、家の完成イメージを図や模型でしか確認することができません。
そのため、設計時と完成時にギャップが生じる恐れもあります。

「失敗しない家づくりをしたい」という方には、規格住宅も有力な選択肢となるでしょう。

【メリット4】打ち合わせがスムーズに進む

規格住宅を建てる際は、デザインや設備などあらかじめ用意されたプランから選ぶだけなので、悩む部分が少なく、打ち合わせもスムーズです。

例えばフルオーダー住宅では「打ち合わせが10回以上・期間も8か月〜1年ほど」かかることがありますが、規格住宅なら「5回程度・4〜5か月」で済むケースもあります。

そのため、家づくりを効率よく進めたい方には、規格住宅が最適な選択肢です。

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3-2.規格住宅のデメリット

規格住宅にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
ここでは、そのデメリットと注意点をご紹介します。

【デメリット1】フルオーダー・セミオーダーの注文住宅よりも自由度が低い

規格住宅は、あらかじめ用意されている間取りや設備から好みのものを選んで組み合わせる家の建て方のため、自分のこだわりを細かく反映できないというデメリットがあります。

例えば、自分で考えた間取りや雑誌、インターネットで見たデザインのような家を建てたいと思っても、その規格が依頼するハウスメーカーになければ建てることができません。

しかし、規格住宅を展開しているハウスメーカーのなかには、おしゃれで使いやすい間取りが豊富に用意されていることがあるので、あきらめずに探してみるのも一つの手です。

一番大切なのは「ご自身が希望する間取りや設備が標準仕様に組み込まれた住宅商品をもつハウスメーカーを探すこと」です。

【デメリット2】どのハウスメーカーに依頼するか迷いやすい

規格住宅の商品は、ハウスメーカーや工務店ごとに種類が多く、どこに依頼すべきか悩んだり迷ったりしやすいのが特徴です。

例えば「プランの多さ」「標準仕様の内容」「価格の安さ」「自由度の高さ」「住宅性能」など、ハウスメーカーごとに強みが異なります。
そのため、自分に合った規格住宅を提供している会社を見つけにくいというのもデメリットの一つです。

【デメリット3】土地の形状によっては建てられない

規格住宅は間取りや設備があらかじめ決まっているため、土地の形状によっては建てられないことがあります。
例えば、極端に細長い形の土地や不整形地、斜面になった土地などでは、規格に沿った家の建築ができません。

そのため、規格住宅で家を建てようと考えている場合は、土地の選び方が重要になります。
土地を購入したあとで希望の規格住宅が建てられないといった状況に陥らないためにも、土地探しと家の建築計画は同時に進めることがおすすめです。

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4.規格住宅はこんなタイプの人におすすめ!

規格住宅のメリットとデメリットを踏まえて、おすすめなのは以下のような人です。

規格住宅がおすすめの人の特徴

  • フルオーダー住宅だと予算が足りないが、ある程度こだわりたい
  • 1から間取りを考えたり打ち合わせをしたりするのが面倒
  • 注文住宅に憧れているが、自分のセンスに自信がない
  • コストをあまりかけずに大手ハウスメーカーで家を建てたい

また、規格住宅であればフルオーダーの注文住宅よりも建築工期が短く済み、家の完成予定日が把握しやすいため、入居日が決まっているような場合にもおすすめです。

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5.規格住宅のおすすめハウスメーカー12選

ここからは、実際に優れた規格住宅を提案しているおすすめハウスメーカーを12社ご紹介します。

【規格住宅でおすすめのハウスメーカー12選】
三井ホーム
規格住宅商品MITSUI HOME SELECT
特徴
  • 平屋も選択できる500種類以上の間取りプラン
  • 独自の耐震工法『プレミアム・モノコック構法』
ダイワハウス
規格住宅商品スマートセレクション
特徴
  • 間取りを選ぶだけで建物価格がわかる
  • 最長60年の長期保証
ミサワホーム
規格住宅商品SMART STYLE
特徴
  • ウェブで見積もりが可能
  • スキップフロアも選択できる
一条工務店
規格住宅商品ハグミー
特徴
  • 税抜本体価格1,490万円~
  • 標準仕様でも高い断熱性能を実現
スウェーデンハウス
規格住宅商品ヘンマ ベスト
特徴
  • 外観のバリエーションが豊富
  • 間取り・内装の自由度が高い
トヨタホーム
規格住宅商品シンセ・エルキュー
特徴
  • 狭小地にも対応
  • 注文住宅と同程度の住宅性能
パナソニックホームズ
規格住宅商品ヴェッセ
特徴
  • 「2,000万台」から建てられる規格住宅
  • 強度の高い鉄骨構造
日本ハウスホールディングス
規格住宅商品匠の技 クレステージ28
特徴
  • 2,000万円台~建てられる規格住宅
  • 檜住宅も選択できる
ヤマダホームズ
規格住宅商品ワイリミテッド
特徴
  • 2世帯向けプランも選択できる
  • シンプルかつモダンな外観
ヘーベルハウス
規格住宅商品my DESSIN
特徴
  • 230種類のプラン
  • 60年間の無料点検サービス
アイフルホーム
規格住宅商品ロディナ
特徴
  • 充実したベースプラン
  • 60年間の点検・アフター保証
桧家住宅
規格住宅商品スマート・ワン
特徴
  • 室温を快適に保つ『Z空調』が標準仕様
  • 最長60年保証

以下の記事でハウスメーカーごとのさらに詳しい特徴を紹介しています。ぜひ、参考にしてください。

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まとめ

規格住宅は、フルオーダーの注文住宅のようにすべてを自由に選ぶのではなく、あらかじめ用意された間取りや仕様から好きなものを選んで家を建てる方法です。
建売住宅よりも間取りや仕様を選ぶことができ、フルオーダーの注文住宅よりコストがかからないというメリットがあります。

規格住宅にはおしゃれで機能的な間取りが豊富にあるため、コストを抑えて手軽におしゃれな間取りの家を建てたい方にもおすすめです。
ただし、規格住宅が建てられない土地もあるため、好みの規格住宅で家を建てたい場合は、土地選びと家の建築計画を同時に進めると良いでしょう。

また、ある程度の形が決まっている「規格住宅」は契約した後には変更できない点が多々あります。そのため、しっかりと検討を重ねたうえで、工事契約を結ぶことが大切です。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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