理想の1LDKの間取りとは?メリットや4つのパターン、事例なども解説

1LDKは、8畳以上のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)と1つの居室で構成された間取りです。間取りによって特徴が異なるため、パターンごとの特徴を把握することで理想の1LDKを実実現しやすくなります。

本記事では、1LDKの間取りのメリットやよくある間取りのパターンを紹介します。

この記事でわかること

  • 1LDKのメリット・デメリット
  • 1LDKがおすすめなケース
  • 1LDKを選ぶ際のポイント

注文住宅で1LDKの住宅を検討している場合の事例なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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1.1LDKの定義とは

1LDKは、8畳以上のLDKと1つの居室で構成されている間取りです。公益社団法人「首都圏不動産公正取引協議会」によって定義されています。

リビングにソファやTVを配置し、居室を寝室として活用できるため、一人暮らしや二人暮らしの方に人気があります。家具やインテリアにこだわりやすく、コーディネートの自由度が高いのが特徴です。ただし、その広さゆえに掃除が大変になる点はデメリットといえます。

1DKとの違いはキッチン・ダイニング部分の広さです。1DKは4.5畳以上、1LDKは8畳以上が目安になります。生活空間と寝室を分けたい場合や、来客が多い場合にも適しており、物件数も多く築浅物件が選びやすい間取りです。

参考:公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会「特定用語の使用基準

2.1LDKのメリット

1LDKの住宅には、以下のようなメリットがあります。

1LDKのメリット

  • 家具やインテリアにこだわりやすい
  • プライベートなものを別室に置けるので来客を迎えやすい
  • 賃貸の1LDKは築浅の物件が多く選択肢が広い
  • 間取りの自由度が高い

これらのメリットは、一人暮らしや二人暮らしをする場合に特に魅力的です。それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

2-1.家具やインテリアにこだわりやすい

8畳以上のLDKがある1LDKは、ワンルームや1Kよりも広さにゆとりがある間取りです。そのため、大型の家具を配置しやすく、家具やインテリアにこだわりやすいというメリットがあります。

好みの家具やインテリアを配置することで、リビングを生活空間として有効活用するとともに、自分好みの空間にすることが可能です。こだわりの1LDKを実現できれば、充実した毎日を過ごせるでしょう。

2-2.プライベートなものを別室に置けるので来客を迎えやすい

1LDKはLDKと居室が分かれているため、プライベートなものを別室に置くことで気軽に来客を迎えられます。プライベート空間を確保しやすく、ライフスタイルに合わせてさまざまなレイアウトに対応できる点も魅力です。

来客が多い場合には、大きめのL字ソファを配置することで、友人とのホームパーティーを楽しめます。もちろん、家族みんなでくつろぐことも可能です。

2-3.賃貸の1LDKは築浅の物件が多く選択肢が広い

賃貸の1LDKは築浅(築年数が5年以内)の物件が多く、選択肢が広いという特徴があります。核家族世帯が増加したことで、一人暮らしや二人暮らしに適した1LDKの需要が高まっているためです。

築浅の物件は部屋がきれいな場合が多く、新築同様の快適さで暮らせます。浴室やキッチンなどの設備も新しいものが整っており、日々の生活を快適に過ごすことが可能です。

参考:総務省「PDF人口動態・家族のあり方等 社会構造の変化について

2-4.間取りの自由度が高い

注文住宅の1LDKは、自由度の高さがメリットになります。物件を借りる賃貸とは違い、デザインや建材にこだわった自由度の高い間取りを実現可能です。

ペットや趣味に適した設計やガレージ付きの一戸建てなど、予算内であればさまざまな要望を柔軟に反映できます。バルコニーやウッドデッキ、家庭菜園など、屋内だけでなく屋外も自由に設計できる点が魅力です。

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3.1LDKのデメリット

さまざまなメリットがある1LDKですが、少なからずデメリットも存在します。

1LDKのデメリット

  • 収納スペースが限られている
  • 間取りが広く掃除が大変になる
  • 子供部屋が欲しくなった場合に部屋が足りなくなりやすい

それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。

3-1.収納スペースが限られている

1LDKはソファやベッドなどの家具を配置するだけでスペースが埋まってしまい、収納スペースが足りなくなる場合があります。

1LDKは、クローゼットが1つしかない間取りが少なくありません。そのような場合、特に二人暮らしでは家具や荷物が多いため、クローゼットが1つでは足りなくなってしまいます。

収納スペースを確保するには、コンパクトなハンガーラックを配置するのが効果的です。部屋のスペースをあまりとらずに収納できるため、整理整頓しやすくなります。

3-2.間取りが広く掃除が大変になる

1LDKはワンルームや1Kに比べ間取りが広いため、掃除が大変になるというデメリットがあります。リビング、キッチン、寝室など広いスペースを全て清掃する必要があり、忙しい人や掃除が苦手な人にとっては、時間的・精神的に大きな負担です。

特に一人暮らしでは、必要以上のスペースが掃除の手間を増やしてしまいます。掃除や整理整頓が苦手な場合は、掃除を習慣化したりロボット掃除機を活用したりして、自動化・効率化を図るとよいでしょう。

3-3.子供部屋が欲しくなった場合に部屋が足りなくなりやすい

1LDKは居室とリビングの2部屋で構成されており、一人暮らしから二人暮らしに適しています。そのため、子供部屋が欲しくなった場合に部屋数が足りなくなりやすいです。場合によっては、2LDKや3LDKへの引っ越しが必要になります。

また、居室が1つしかないため体調を崩した際の隔離が困難です。そのため、家族全員が病気に感染してしまう恐れがあります。リモートワークやオンライン授業もリビングで行うことになり、集中力低下や雑音の問題が生じる点もデメリットです。

4.1LDKがおすすめなケース

1LDKの間取りは、以下のようなケースでおすすめです。

1LDKがおすすめなケース

  • 空間にゆとりのある住居で一人暮らしをしたい場合
  • 生活リズムが近い2・3人で住みたい場合
  • 部屋を用途ごとに分けて生活にメリハリをつけたい場合

それぞれのケースごとに、詳しく解説します。

4-1.空間にゆとりのある住居で一人暮らしをしたい場合

1LDKは、空間にゆとりのある住居で一人暮らしをしたい場合におすすめです。1Kやワンルームよりも広く、寝室が別にあるため、空間に余裕があり快適に過ごせます。

また、部屋が広く、友人を招きやすい点も1LDKの特徴です。そのため、友人を招いてパーティーを開きたい方や、趣味のスペースを確保したい方にもおすすめできます。1LDKであれば、自分好みの空間でゆとりある一人暮らしを実現できるでしょう。

4-2.生活リズムが近い2・3人で住みたい場合

生活リズムが近い2・3人で住みたい場合にも、1LDKはおすすめです。生活リズムが近ければ一緒に過ごす時間が増えるため、関係性が深まります。居住面積が広いため、2・3人で住むことは十分に可能です。

また、生活リズムが違ったりそれぞれのスペースが欲しくなったりした場合でも、寝室とリビングをうまく使い分けることで対応できます。

4-3.部屋を用途ごとに分けて生活にメリハリをつけたい場合

1LDKは、部屋を用途ごとに分けたい場合にも適しています。1Kやワンルームは寝室とリビングが兼用のため、生活のメリハリがつけにくいです。しかし、1LDKなら寝室と食事スペースを分離でき、メリハリのある生活を送れます。

キッチンと寝室が分かれているため、料理の匂いが寝室に広がらず、布団や服への匂い移りを防げる点も魅力です。匂い移りを気にすることなく、好きなだけ料理に集中できます。

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5.1LDKの間取りのパターン例

1LDKの間取りは、主に以下の4パターンがあります。

1LDKの間取り

  • LDKと居室が隣り合った間取り
  • LDKの奥に居室がある間取り
  • LDKと居室の間に廊下がある間取り
  • 2階建ての間取り(メゾネットタイプ)

それぞれのパターンについて、詳しく解説します。

5-1.LDKと居室が隣り合った間取り

LDKと居室が隣り合った間取り

LDKの左右どちらかに居室がある間取りです。

間取りのメリット・デメリット

  • メリット…開放感がある
  • デメリット…大型家具の設置が難しい

LDKと居室間の移動がスムーズで、両方に採光があるため明るく快適に暮らせます。構造上、壁付けキッチンとの相性が良く、開放感のあるリビングダイニングを実現できるため配膳や片付けも効率的です。

また、扉を開ければワンルームのように利用でき、一人暮らしや二人暮らしでリビング中心の生活を送りたい場合に適しています。ただし、居室がコンパクトなため大型家具の設置が難しい点がデメリットです。

5-2.LDKの奥に居室がある間取り

LDKの奥に居室がある間取り

LDKの奥に居室がある縦長の間取りです。

間取りのメリット・デメリット

  • メリット…レイアウトの自由度が高い
  • デメリット…採光の確保が難しい場合がある

リビングダイニングの壁面が多く、家具レイアウトの自由度が高いというメリットがあります。対面キッチンなら料理中でも扉を開けて居室まで見渡せるため、小さな子供のいる世帯でも安心です。

居室が広めに設計されている場合が多く、大きめのベッドも配置できます。ただし、LDKに窓がない場合に採光の確保が難しい点や、寝室から玄関・水回りまでの距離が遠い点がデメリットです。

5-3.LDKと居室の間に廊下がある間取り

LDKと居室の間に廊下がある間取り

LDKと居室の間に廊下がある独立した間取りです。

間取りのメリット・デメリット

  • メリット…プライベート空間を確保できる
  • デメリット…寝室が北向きになる場合が多い

LDKと居室が廊下で分離されているため、プライベート空間を容易に確保できます。生活音が響きにくくなるほか、部屋を用途ごとに分けやすい点もメリットです。そのため、プライバシーを重視したい場合に適しています。

ただし、寝室が北向きになる場合が多く、日当たりの悪さから湿気や寒さが気になってしまう点がデメリットです。

5-4.2階建ての間取り(メゾネットタイプ)

2階建ての間取り(メゾネットタイプ)1階
2階建ての間取り(メゾネットタイプ)2階

LDKと居室が2階層に分かれている間取りです。

間取りのメリット・デメリット

  • メリット…騒音トラブルが少ない
  • デメリット…家賃が高めに設定されている

2階建てのマンションで採用されていることが多く、一般的な集合住宅よりも一戸建てに近い雰囲気を楽しめます。集合住宅では上の住人の足音が気になりがちですが、この間取りでは上の階に家族が住むため、騒音トラブルが少ないです。

ただし、このタイプの間取りは家賃が高めに設定されている傾向があるので注意しましょう。

6.1LDKの間取りで選ぶ際の確認ポイント

1LDKの間取りを選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。

1LDKの間取りを選ぶ際のポイント

  • 住む予定の人数に対して家の広さが適切か
  • 生活動線・コンセントの位置・日当たり
  • ベランダやバルコニーの広さ

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

6-1.住む予定の人数に対して家の広さが適切か

1LDKの間取りを選ぶ際は、住む予定の人数に合った広さかどうかを確認しましょう。一人暮らしの場合は25平米、二人暮らしの場合は30平米が最低限必要な広さの目安になります。

家の広さが適切であれば、ソファやダブルベッドを配置したり、収納スペースを広く確保したりできるため、快適な暮らしを実現可能です。間取りのパターンだけでなく、家の広さにも目を向けて選ぶようにしましょう。

6-2.生活動線・コンセントの位置・日当たり

快適な1LDKを実現するには、生活動線を考慮することが大切です。家具・家電の配置スペースやコンセントの位置などを意識しましょう。食事や洗濯などの動線を妨げない位置に家具・家電を配置できれば、良好な生活動線になります。

居室とLDKの位置によって採光が異なるため、日当たりの確認も大切です。居室とLDKどちらかにしか採光を取れない場合は、ライフスタイルに合わせて選択するようにしましょう。

6-3.ベランダやバルコニーの広さ

ベランダやバルコニーの広さも、1LDKの間取りを選ぶ際の大切なポイントです。ベランダやバルコニーが広ければ、洗濯だけでなくリラックススペースとして活用できます。逆に狭い場合、布団干しが難しく不便なため、最低限の広さを確保するのがおすすめです。

広いベランダ・バルコニーにチェアやソファを置き、外の空気や光を楽しめる空間を作れれば、1LDKの暮らしがより豊かなものになるでしょう。

7.1LDKの注文住宅の事例

1LDKの注文住宅の事例

引用元:狭小地を最大限に利用するため、自ら間取りを考案。シンプルモダンな高性能住宅 | 家づくりのとびら建築事例集

基本情報
家族構成単身
土地面積64平米
延床面積57平米
建築費2,000万円台

土地面積64平米、延床面積57平米の狭小住宅です。狭小地を最大限に利用できるよう、さまざまな工夫を盛り込んでいます。

長く暮らし続けられるよう、住宅はZEH(エネルギー収支をゼロ以下にすることを目指した家)と準耐火建築物を兼ね備えており、外壁は40年間メンテナンス不要の光セラ(セラミックコートをコーティングした色あせに強い外壁材)です。太陽の力で外壁に付着した汚れを分解し、雨水で洗い流すので、1年中掃除をする必要がありません。

駐車場は狭小地を最大限活用するためにビルトインガレージを採用しており、車を防雨から守るだけでなく、2階の居住空間が広がる効果があります。住宅設備は「LIXIL」で統一されており、デザインに統一感を持たせるとともに、水回りの強化を図っている点が特徴的です。

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まとめ

1LDKは、8畳以上のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)と1つの居室で構成されている間取りです。家具やインテリアにこだわりやすく、間取りの自由度が高いという特徴があります。

一方、収納スペースが限られている点や掃除が大変な点は無視できないデメリットです。一人暮らしや二人暮らしに適しているため、将来的に子供部屋が欲しくなった場合も不便に感じるでしょう。

LDKの間取りには4つのパターンがあり、それぞれ特徴が異なります。間取りごとの特徴と、今回紹介した1LDKの間取りを選ぶ際のポイントを踏まえながら、ライフスタイルに適した1LDKを選んでみてください。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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