面白い間取り・変な間取り10選！こだわりのマイホームを建てるポイント

変更日:

2025.06.17

家づくりを検討している方なら、日々間取り図を見て、理想のマイホームのために研究を重ねているのではないでしょうか。

多くの間取りを見ることで、理想とする暮らし方や暮らしやすさのポイントを具体的につかみやすくなります。

そこで今回は、間取りについての理解を深める次の点をまとめました。

個性的で面白い間取りであっても、ライフスタイルに合えば、暮らしやすい理想のマイホームが完成します。
後悔のない家づくりを実現するためにも、ぜひ参考にしてください。

間取りの基礎知識について情報を集めている方は「間取りとは」の記事もご覧ください。

1.実際にある面白い間取り・ちょっと変わった間取り10選

「なぜその形？」「どうやって暮らすの？」と、思わずツッコミを入れてしまう面白い間取りやちょっと変わった間取りを集めました。

中には、一見、個性的ではあるものの実は暮らしやすかったり、意外に考え抜いてつくられていたりする間取りも。ぜひチェックしてみてください。

1-1.形状が個性的（丸）

丸い部屋が２つ並んだ間取りです。

外壁に当たる部分が円形のため、外から見ても丸さがよくわかります。おそらく近所では、「丸い家」や「円柱形の建物」として知られることでしょう。

水回りも過不足なく設置されているため、１人～２人程度ならシンプルな暮らしを実現できそうです。

ただし、壁際に家具や家電を置くと、どうしても隙間が生じてしまいます。美しくキープするためにも、こまめに家具・家電の裏側の掃除が必要です。

1-2.形状が個性的（細長）

※CL…クローゼット
※SC…シューズクローク

横（玄関のある横幅）と縦（奥行）が１：４程度の細長い間取りです。
各部屋に窓があるだけでなく、吹き抜けもあり、採光に配慮してつくられていることがわかります。

玄関土間や廊下に相当する部分を活かしたスタディスペースなど、暮らしやすさを高める工夫が満載です。ただし、個室を２つに分けたとき、廊下から直接奥の部屋に行けない点が気になります。

なお、上図のような縦長の地形を「うなぎの寝床」ということもあります。

1-3.形状が個性的（八角）

※CL…クローゼット

リビングの周囲に、八角形の部屋が配置された個性的な間取りです。
インパクトのある柱が建物を取り囲む、パルテノン神殿のような荘厳な外観にすることも可能です。

ただし、円形の部屋と同じく、デッドスペースが生じやすい点には注意が必要です。家具の配置や形状が、制限されてしまうかもしれません。

1-4.回遊型の間取り

中庭を取り囲む「回遊型」の間取りです。

正方形に近い建物は中心部分が暗くなりがちですが、中央に広めの庭を配置しているため、採光は確保できるでしょう。

また、広縁とドアの２方向から和室にアクセスできる点にも注目してください。玄関から直接入れるため、離れのような使い方が可能です。

1-5.大階段がある間取り

※CL…クローゼット
※SC…シューズクローク
※WIC…ウォークインクローゼット

まるで、劇場のような大きいリビング階段が家の中心部にある間取りです。
リビングから中二階が見渡せるため、広い空間がさらに広く見え、開放感も生まれます。

居住スペースを広く確保するためにも、階段や廊下といった移動のためのスペースを最小限に抑えた間取りは多いですが、あえて階段を広くして、余裕のあるライフスタイルを演出するのも素敵ですね。

1-6.隠し部屋がある間取り

長く住み続けていると、お気に入りの我が家でも、新築の頃のようなときめきが薄れてしまいます。

この家のように隠し部屋やヌックがある遊び心のある間取りなら、いつまでもワクワクした気持ちを持てるのではないでしょうか。

なお、ヌックとはこぢんまりとした居心地のよい空間のこと。リビングや個室以外にもくつろいで過ごせるスペースがあることで、マイホームへの愛着がさらに強まります。

1-7.ドアがない間取り

部屋をドアで区切らない、開放的な間取りです。

個室やリビング、ダイニングなどの空間がすべてつながっているため、コミュニケーションが取りやすく、一緒に暮らす人との絆が強まるでしょう。

ドアを取り付けるリフォームは、間取りや構造を変える必要がないため、比較的安価に実施できます。子供の成長や世帯構成の変化に合わせて、後でドアを取り付けるのもよいかもしれません。

1-8.とにかく収納が多い間取り

※FC…ファミリークローク

整理整頓された家を目指すなら、この家のようにウォークインクローゼットや納戸などの大容量の収納スペースのある間取りはいかがでしょうか。

キッチンのそばにはパントリー、玄関脇には土間収納というように、使う場所と収納場所が近いと物を片付ける習慣が自然に身につきます。

収納が多ければ、急な来客にも慌てずに対応できます。外から人が集まるにぎやかな家を目指す方にもおすすめの間取りです。

1-9.生活感が見えない間取り

※WIC…ウォークインクローゼット

すべての空間がつながっているのに、さりげなく生活感を消すことで、ホテルライクで洗練された暮らしを演出できる間取りです。

かつては客間や応接室でお客さまをもてなしましたが、近年ではリビングでもてなすスタイルも一般的になってきました。空間を無駄なく利用できるメリットがある反面、生活感が見えやすくなる点には注意したいところ。

生活感が気になるときは、上図のようにトイレのドアを隠し扉にしたり、LDKではなく独立したキッチン・ダイニングを設けたりしてみてはいかがでしょうか。

1-10.ピアノが中心の間取り

※CL…クローゼット

家でピアノを弾きたい方が気になるのはやはり「防音」の観点です。

ピアノが家の中心に配置できる間取りなら、周囲に音漏れしにくくなる効果が期待できます。防音室をつくりたいけれど、予算的に厳しいときにもおすすめです。

以上が、面白い間取り10選です。
せっかく注文住宅を建てるなら、一風変わった間取りにしたいと思うのは当然のこと。

しかし、変わった間取りを採用する際には、一般的な間取りにはない注意点がある点にも注意しましょう。

そこでおすすめなのが、無料のHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービス。
専任のコーディネーターがあなたのご希望を丁寧にお伺いしたうえで、ぴったりなハウスメーカー・工務店を選ぶお手伝いをいたします。

さらに、より細やかな疑問や注意点には、ハウスメーカー出身の専門アドバイザーが直接ご相談に乗ることも可能です。注文住宅のプロの意見も聞きながら、後悔のない間取りを作ってくださいね。

2.失敗しない面白い間取りのポイント

よくある間取りは面白味に欠けるように思えますが、建築家や内装の専門家などが考え抜いた合理的な間取りです。

失敗を回避したいなら、個性を排除した無難な間取りを選ぶほうがよいかもしれません。

しかし、あまり一般的ではない面白い間取りでも、いくつかのポイントに注意をすれば失敗回避は可能です。

押さえておきたいポイントについて解説します。

2-1.生活動線・家事動線を考える

生活動線・家事動線に配慮した間取りなら、下記のような暮らしにくさを感じにくくなります。

間取りを決める前に、家で暮らす人々がどのように動くかシミュレーションしてみましょう。

2-2.夢や憧れを詰め込みすぎない

誰しも、マイホームに夢や憧れがあるのではないでしょうか。

しかし、理想を詰め込みすぎるとデザインに統一感がなくなったり、かえって生活が不便になったりすることもあります。

夢や憧れを形にする前に、全体のバランスや暮らしやすさ、掃除のしやすさなども考えてみましょう。

2-3.現在の住まいの不満点を書き出す

現在の住まいの不満点を書き出してみましょう。暮らしやすい間取りのヒントは、現在の住まいに潜んでいます。

必要な設備や不必要な設備、お金をかける部分、後回しにしてよい部分などを具体的に把握できます。

2-4.土地の特徴を理解する

土地の形状や勾配、向きなどによっても、可能な間取りは限られてきます。間取りを決める前に、土地の特徴を理解しておくことが大切です。

例えば、旗竿地や三角地などの特殊な形状の土地や狭小地では、家づくりにもさまざまな制限が課せられます。ハウスメーカー・工務店の担当者とも相談し、慎重に家づくりを進めていきましょう。

2-5.必要な場所に必要な容量の収納スペースをつくる

収納スペースは、多ければよいというものではありません。
必要な場所に必要な容量がなければ、せっかくの収納スペースも十分には活用できません。

例えば、アウトドア用品やベビーカー、靴などが多いなら、玄関周辺に大容量のシューズクロークや土間収納があると便利です。

どの場所にどの程度の物を収納したいのかリストアップしてから、収納スペースを決めていきましょう。

2-6.ワークスペースを確保する

働き方の多様化が進み、在宅ワークをする方も増えてきました。
すでに在宅で働いている方や、これからリモートワークを始める方も多いのではないでしょうか。

ワークスペースを確保しておくと、働き方の変化にスムーズに対応しやすくなります。

また、家事スペースやスタディスペースとしても活用できて便利です。

2-7.可変性のある間取りにする

ライフスタイルや世帯構成が変わると、暮らしやすい間取りも変わります。

パーティションで部屋を２つに分割できたり、多用途に活用できる部屋を設けたりといった可変性のある間取りなら、大がかりなリフォームをしなくとも暮らしやすさを維持できます。

個性的な間取りを目指すなら、一人で悩むのではなく、上手に無料サポートサービスを活用しながら間取りづくりに専念できる環境を整えておきましょう。

ここまでの代表例から、
好みのイメージは見つかりましたか？

好みのイメージが見つかったら、次は、HOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスをご利用ください！
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3.間取りが合わなくなったときはどうする？

考え抜いた間取りでも、将来的にライフスタイルや世帯構成に合わなくなる可能性があります。

暮らしにくさを感じたときに検討したい3つの方法を解説します。

以下より1つずつ見ていきましょう。

3-1.レイアウトを変える

間取りはそのままでも、部屋の用途やレイアウトを変えれば、暮らしやすさを維持できることがあります。

自分たちの暮らしに合ったレイアウトを都度考えてみましょう。

3-2.リフォームをする

不便に感じる部分のみリフォームをするのもおすすめです。

「ここだけが使いづらい…」といった不満が出てきたら、リフォームも検討しましょう。

3-3.建て替えを検討する

あちこちが傷んできているなら、建て替えも視野に入れましょう。

無料のHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスを活用し、ハウスメーカー・工務店に具体的な間取りを作成してもらえば、現在のライフスタイルに合わせた家づくりを実施しやすくなります。

4.間取り以外も注目！失敗しない家づくりのポイント3つ

家づくりにおいて重要なポイントは、間取りだけではありません。

最後に、家づくりで失敗を回避するために押さえておきたい、間取り以外のポイントをお伝えします。

4-1.メンテナンスのしやすさを重視する

設備や建材を選ぶときは、メンテナンスのしやすさに注目してください。

デザインが気に入ってもメンテナンスしにくい設備や建材なら、美しさや機能性を長期にわたって維持できません。

上記のアイテムはいずれも個性的で面白いアイテムです。
しかし、メンテナンスしにくい物を選んでしまうと、ホコリが溜まるだけでなく、早期に壊れてしまうこともあります。

4-2.諸費用や外構費用も含めて予算を立てる

予算をオーバーしてしまうと、理想の家づくりを実現できない可能性があります。

住宅本体だけでなく、外構や住宅ローンの手数料、登録免許税などの諸費用を含めて予算を立てておきましょう。

また、土地が決まっていない場合は、土地代も必要です。必要な費用をリストアップし、適正な予算を決めてください。

4-3.第三者からアドバイスをもらう

マイホームを建てる機会は、そう多くありません。
ほとんどの方が１回のみ、多くても２回程度なのではないでしょうか。

しかし、人生で最も大きな買い物になるかもしれない家づくりだからこそ、多くの知識を持って挑みたいですよね。
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まとめ

面白い間取りやちょっと変わった間取りも、ライフスタイルや世帯構成に合っていれば、暮らしやすさを実現できます。

また、個性的な間取りなら、マイホームに対する愛着もより強くなるかもしれません。

しかし、変わった間取りであればあるほど前例が少なく、注意点をつかみ取るのが難しくなります。

時には無料サポートサービスも活用しながら、理想のマイホームを実現してくださいね。

この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします！

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