ガレージハウスにおすすめの間取りは?後悔&失敗しない方法を解説

車好きなら憧れる夢のガレージハウス。一口にガレージハウスといっても、間取りによって3つのタイプに分けられます。

メリットデメリット
完全分離タイプ
住宅の隣にガレージが設置されている
振動・騒音が響きにくい住宅とガレージが分かれているため、広い土地が必要
完全インナータイプ
ガレージが居住部分の1階に組み込まれており、四方が壁で囲まれている
愛車を安全に保管できる
部屋とガレージの仕切りをガラス張りにすれば愛車を眺めて過ごせる
騒音や振動への対策が必要
換気が必要
間取りの工夫が必要
半インナータイプ
ガレージが居住部分の1階に組み込まれており、ガレージの周囲は最低限の柱や囲いのみ
建設費用を抑えられる防犯対策が必要

それぞれにメリット・デメリットがあるため、予算建てる目的を明確にしたうえで、理想の暮らしを叶える間取りの計画を立てるとよいでしょう。

そうはいっても、何から始めたらいいかわからない方が多いと思います。

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1.ガレージハウスとは

ガレージハウスとは、原則、駐車スペースが建物の中に組み込まれている住宅のことです。基本的には、建物の1階部分が駐車スペース、2階部分がリビングやキッチンなどの居住スペースとなっています。

もし土地の広さに余裕がある場合は、1階にリビングを設けることもあります。
狭い土地でも、ガレージハウスとして家を設計すれば、駐車スペースを確保できるのが魅力です。

なお、ガレージハウスと似ている言葉に、ビルトインガレージ(インナーガレージ)があります。ビルトインガレージは、建物の中に設置されているガレージのことです。ビルトインガレージを備えた住宅がガレージハウス、と理解するとわかりやすいでしょう

2.ガレージハウスのタイプ

ガレージハウスには、以下の3つのタイプがあります。

  • 完全分離タイプ
  • 完全インナータイプ
  • 半インナータイプ

それぞれの特徴や間取り例などについて見ていきましょう。

ビルトインガレージの具体的な間取り例が気になる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

2-1.完全分離タイプ

完全分離タイプ ガレージ 間取り例

完全分離タイプは、住宅の隣にガレージを設置するタイプです。居住スペースと駐車スペースが完全に分離しているため、居住スペースの間取りを自由に設計できるというメリットがあります。

完全分離タイプは、振動や騒音が居住スペースに響きにくいのがメリットです。居住スペースとガレージが分離していますが、行き来がしやすいよう勝手口を設置することで、動線がスムーズになるでしょう。

一方、ガレージ用の敷地面積を別で確保する必要があるため、比較的広い土地が必要になります。

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2-2.完全インナータイプ

完全インナータイプ ガレージ 間取り例

完全インナータイプは、ガレージが住宅の1階部分に組み込まれており、ガレージの周囲がすべて壁で囲まれているタイプです。

完全インナータイプでは、ガレージと隣接する部分にリビングや個室を設け、ほかの居住スペースは2階以上に設ける、というケースが多く見られます。

ガレージとリビングの仕切りをガラスにすることで、愛車を眺めながら生活できるでしょう。また、1階の中央にガレージを配置し、両隣を居住スペースにする、という間取りも考えられます。

完全インナータイプのメリットは、ガレージが壁で覆われているため、愛車をより安全な環境で守れる点です。一方、ガレージを活かした間取りの工夫や、騒音・振動対策、換気が欠かせません。

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2-3.半インナータイプ

半インナータイプ ガレージ 間取り例

半インナータイプは、ガレージが住宅の1階部分に組み込まれており、ガレージに極力壁を設けないタイプです。1階の一部が外と接するオープンタイプのガレージになっている、と考えるとわかりやすいでしょう。

完全インナータイプと同様に、ガレージと隣接する部分にリビングやキッチンなどの居住スペースがきます。そして、ベッドルームやバスルームといった残りの居住スペースを、2階以上に設けることが多いです。

半インナータイプのメリットは、壁や柱の数が少ないため、建築コストが安い点です。動線を工夫すれば、ガレージと住居スペースとの出入りも簡単になります。

一方、ガレージが完全な個室になっているわけではないため、防犯対策に注意が必要です。

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3.ガレージハウスを建設するメリット

ガレージハウスを建設することには、以下のようなメリットがあります。

  • 愛車を安全な場所で保管できる
  • 家と車の行き来がしやすい
  • 狭小地でも駐車場を確保できる
  • 別の用途でも活用できる
  • 固定資産税の節税につながる

ここでは、ガレージハウスを建設するメリットを紹介します。

3-1.愛車を安全な場所で保管できる

ガレージハウスは、愛車を安全な場所で保管できるのがメリットです。

車を外に駐車する場合、雨風にさらされたり子どもが投げたボールが当たったりと、車が傷ついてしまうことがあります。ほかにも、車が盗難に遭ってしまうリスクもあるでしょう。

ガレージハウスなら、愛車を家の中、あるいは隣の安全な場所で保管できます。とくに、完全インナータイプはガレージの周囲が壁で囲まれているため、雨風や紫外線、いたずらなどから愛車を守れます。

3-2.家と車の行き来がしやすい

ガレージハウスは居住スペースと駐車スペースが隣接しているため、家と車の行き来がしやすいのもメリットです。車から降りてすぐ家の中に入れるため、荷物が多い日や雨の日でも安心です。また、小さい子どもや車椅子の方がいる場合でも、屋内でスムーズに乗り降りできます。

ガレージとキッチンをつなげておけば、スーパーで買った荷物をすぐにキッチンに運び入れることも可能です。

3-3.狭小地でも駐車場を確保できる

ガレージハウスなら、狭小地でも駐車場を確保できます。

基本的に、駐車スペースを設ける際は、その分の敷地を別で確保しなければなりません。車1台なら約5坪、2台なら10坪ほどのスペースが必要です。

一方、スペースを縦に使うガレージハウスなら、1階を駐車スペース、2階を居住スペースにする、という設計ができます。狭小地でも、問題なく駐車場を確保できるのが魅力です。

3-4.別の用途でも活用できる

ガレージ部分を、別の用途でも活用できるというメリットもあります。

倉庫にしたり、DIYやアウトドア用品、バーベキューなど趣味のアイテムの収納場所として活用するほか、車を停めていない間はビニールプールを置いて子どもの遊び場にするなど、用途はさまざまです。工夫次第で、家族全員が楽しめる便利な空間にできます。

また、リビングからガレージを眺められるようにすれば、愛車をインテリアの一部としても楽しめます。車関連のグッズをディスプレイすれば、車好きにはたまらない素敵な空間に仕上げられるでしょう。

3-5.固定資産税の節税につながる

ガレージハウスを建設することで、固定資産税の節税につながることもあります。

延べ床面積のうち5分の1以下をガレージハウスの車庫部分とする場合、その部分は延べ床面積に算入する必要がありません。
固定資産税を計算するうえで、延べ床面積が車庫分小さくなるため、固定資産税額も低くなる、というわけです。

ただし、ガレージに電動シャッターを設置した場合やガレージを増築した場合などは、車庫部分も評価の対象となるため注意が必要です。

こういったガレージを活かした間取りがある建売住宅は珍しく、中古物件でも数は少ないために、もし上記のような活用法を理想とするならば、注文住宅での建築を検討することになるでしょう

ご自身の大切な車を保管し、おしゃれに見せるガレージを作るうえでは、経験豊富なプロと会話して、間取りや仕様、予算を決めたいと感じる方が多いと思います。
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4.ガレージハウスを建設するデメリット

一方、ガレージハウスを建設することには以下のようなデメリットがあります。

  • 間取りが制限される
  • 騒音や振動、換気対策が必要
  • 建築コストがかかる

メリットとデメリットをよく勘案して、ガレージハウスを建設するかどうか決めることが大切です。

ここでは、ガレージハウスを建設する3つのデメリットを解説します。

4-1.間取りが制限される

ガレージハウスを建設すると、居住スペースの間取りが制限されてしまう点に注意が必要です。1階部分をガレージにすると、玄関や廊下の位置、居住スペースの広さなどが限定されます。

リビングやダイニングなどをすべて2階以上に設置することも可能ですが、階段の上り下りが頻繁に必要になるのは難点です。生活が不便にならないよう、間取りや動線を工夫する必要があります。

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4-2.騒音や振動、換気対策が必要

ガレージハウスでは、駐車スペースと生活スペースが隣接しているため、騒音や振動、換気対策が欠かせません。エンジン音やシャッターの開閉音、入出庫時の振動などが生活スペースに響き、快適に生活できない可能性があります。

ガレージ内を防音仕様にする、寝室や仕事部屋をガレージから離れた場所に配置する、開閉音が小さいシャッターを選ぶなど、騒音・振動対策が必要です。

また、ガレージ内に排気ガスが充満しないよう、ガレージには必ず換気扇を設置しましょう。定期的にシャッターを開けて、換気することも大切です。

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4-3.建築コストがかかる

ガレージハウスの建築には、ある程度のコストがかかる点にも注意が必要です。1階をガレージにするためには、建物の強度を高めなければなりません。木造ではなく、鉄骨造やコンクリート造で建築しなければならないケースが多いため、建築コストが高くなってしまいます。

また、車を出し入れできるよう間口を広くとったり、間取りや動線を工夫したりする必要があるため、その分コストが高くつくことが多いです。

ただし、駐車場を借りたり別で確保したりする必要がないため、長い目で見ると費用を抑えられる場合もあります。

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5.おしゃれなガレージハウスを実現するポイント

おしゃれなガレージハウスを実現するポイント イメージ

おしゃれなガレージハウスを実現するためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • シャッターでアクセントをつける
  • 照明にこだわる
  • ディスプレイ収納をつける

ここでは、ガレージハウスをおしゃれにするためのコツを紹介します。

5-1.シャッターでアクセントをつける

シャッターでアクセントをつけることで、おしゃれな仕上がりになります。ガレージハウスにおいてシャッターはよく目立つ部分であるため、こだわりましょう。

シャッターの素材には、アルミやスチール、ステンレス、木などがあります。ステンレスや木目調のシャッターは高級感があり、家の外観ともアクセントをつけられるためおすすめです。

5-2.照明にこだわる

ガレージ内に取り付ける照明にこだわることで、ぐっと雰囲気がよくなります。ダクトレールを取り付けてペンダントライトを複数吊るしたり、ダウンライトを取り付けてムーディーな雰囲気を演出したりすることで、ガレージがおしゃれな空間になります。

愛車をかっこよく見せたい場合は、スポットライトを使うのがおすすめです。陰影が、愛車の美しさを際立ててくれます。

5-3.ディスプレイ収納をつける

ガレージ内にディスプレイラックを設置して、見せる収納を楽しめるようにするのもおすすめです。ガレージはある程度の広さがあるため、物置として活用することも多いでしょう。

車のメンテナンス用品やアウトドアグッズ、趣味のコレクションなどを見せて収納することで、無骨なガレージがおしゃれな空間に変身します。

車のメンテナンス用品やDIYグッズなどをラックに置いておくことで、作業の際に取り出しやすくなるのもメリットです。

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6.ガレージハウス建設で失敗しないための方法

最後に、ガレージハウス建設で失敗しないための4つの方法を紹介します。

  • 耐震性に注意する
  • 掃除しやすい素材を選ぶ
  • ハウスメーカーに具体的なイメージを共有する

建設後に後悔しないためにも、ぜひチェックしてみてください。

6-1.耐震性に注意する

ガレージハウスを建設する際は、耐震性の確保に注意が必要です。ガレージ部分は、車が出入りできるよう開口部を広くとらなければなりません。駐車台数が多い場合は、その分開口部を広くとる必要があり、耐震性が低下してしまいます。

耐震性を確保できるよう、鉄骨造やコンクリート造などの丈夫な構造にする、強度が高い建材を使用する、梁を太くするなどの工夫が欠かせません。

6-2.掃除しやすい素材を選ぶ

ガレージの素材を選ぶ際は、デザイン性だけでなく、掃除のしやすさにも注目しましょう。ガレージは、洗車の際の水しぶきや洗剤、排気ガスなどで汚れがつきやすいです。掃除しやすい素材を選ぶことで、お手入れの負担を減らせます。

具体的には、汚れやキズがつきにくいビニールクロス、汚れを拭き取りやすいタイルなどがおすすめです。

6-3.ハウスメーカーに具体的なイメージを共有する

納得のいくガレージハウスを建築するためには、ハウスメーカーに具体的なイメージを共有することが大切です。

使用目的や理想のデザインなどを具体的にまとめて、ハウスメーカーに相談しましょう。理想に近いガレージハウスの画像を用意しておくと、認識の齟齬が発生しにくいです。

ただし、いきなり闇雲にハウスメーカーと接触することはおすすめできません。
ご自身の大切な車を保管し、おしゃれに見せるガレージを作るうえでは、まずは経験豊富なプロと会話して、間取りや仕様、予算にめどをつけたうえで検討するほうがよいでしょう。
そこで、無料で活用できるHOME4U 家づくりのとびら 間取り作成依頼サービスの活用をして、実際にガレージハウスを建てる場合の設計や費用・間取りを相談してみることをおすすめします。
そのうえで、信頼できるハウスメーカーやご自身の志向に合う工務店を絞り込み、検討を進めることで、理想的なガレージハウスの実現につながります。

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まとめ

ガレージハウスは、駐車スペースが建物に組み込まれた住宅のことです。1階部分がガレージになっていることが多く、駐車スペースと居住スペースが隣接しています。愛車を安全な場所に保管でき、車の乗り入れもしやすいことから、頻繁に車に乗る方や車好きの方におすすめです。

ガレージハウスを建設する際は、事前に使用目的を明確化し、設備や間取りの計画を立てましょう。また、信頼できるハウスメーカーに依頼することも重要です。ハウスメーカーとよく相談して、理想的なガレージハウスを実現しましょう。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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