【2人暮らしにおすすめの間取り3選】メリットとデメリットや選ぶコツを解説

新婚夫婦や同棲カップルの2人暮らしは、将来を見据えて家選びをする必要があります。ライフスタイルが変化する可能性を踏まえ、快適に過ごせる自宅を実現しましょう。

この記事では、2人暮らしの間取りに関して、以下の内容を解説します。

この記事でわかること

  • 2人暮らしにおすすめの間取り
  • 間取りごとのメリットとデメリット
  • 2人暮らし向きの家を選ぶコツ

ぜひ最後までご覧いただき、理想の家づくりを実現できるようにしてくださいね。

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1.2人暮らしの間取りを決める前にすべきこと

2人暮らしの間取りを決める前にすべきこと イメージ

2人暮らしを始めるにあたって、お互いにどのような点を優先したいのかしっかりと話し合うことが重要です。生活パターンの異なる2人が一緒に生活をスタートさせるうえで、事前に十分な検討ができていない場合、後々トラブルが発生してしまう恐れがあるでしょう。

具体的には、予算や部屋の間取り・立地・部屋探しの方法などを細かく話し合っておくと安心です。スムーズに新生活に馴染むことができるように、お互いが納得できる物件を見つけられるようにしましょう。

2.2人暮らしの間取りのメリット・デメリット

2人暮らしの間取りのメリット・デメリット イメージ

2人暮らしにどのような間取りを選ぶかは、その後の生活に大きな影響を与える要素です。それぞれの間取りの特徴を把握したうえで、生活スタイルに合った間取りを選ぶようにしましょう。

2人暮らしに多く選ばれている間取りは、主に次の5つです。

  • 1DK
  • 1LDK
  • 2K
  • 2DK
  • 2LDK以上

今回は1DK・1LDKと2K・2DK、2LDK以上の3パターンに分けて、メリット・デメリットをご紹介します。

2-1.1DK・1LDK

1DKとは、4.5畳〜8畳未満のダイニングキッチンのほかに、1つの居室がある間取りです。ダイニングには、食卓用のテーブルまたはソファーのどちらかのみが置ける程度の広さだとイメージしておくとよいでしょう。

1LDKは、8畳以上のリビングダイニング、キッチンスペースと、1つの居室がある間取りです。リビングダイニングであれば、食卓用テーブルとソファーを両方置ける場合が多いでしょう。

2-1-1.メリット

1DKと1LDKのメリットは、2人で過ごす時間が増えることです。リビングダイニングスペースの他には、居室が1つしかないため、寝室として利用するのが一般的でしょう。

それぞれの個室がない分、どこに居てもパートナーを身近に感じられます。生活パターンが似ている2人であれば、1DKや1LDKでも大きなストレスなく過ごせるかもしれません。

2-1-2.デメリット

1DKと1LDKのデメリットは、1人の時間も大切にしたいと感じる人の場合、ストレスを抱えてしまう恐れがある点です。とくに在宅ワークをしなければならないケースでは、専用の作業部屋があるほうが落ち着いて仕事に集中できるでしょう。

また、1DKはかつて人気があった間取りであるため、築年数が経過している物件が多いのも注意点です。費用的にはお得感があっても、設備が老朽化している可能性があり、しっかりと詳細を検討する必要があります。

2-2.2K・2DK

2Kとは、6畳未満のキッチンスペースと2つの居室がある間取りです。キッチンスペースには食卓テーブルを置く余裕がないケースも多く、その場合はどちらかの居室で食事を取る必要があります。

2DKとは、6畳以上10畳以下のキッチンダイニングと、2つの居室がある間取りです。2Kと比べると、ダイニングスペースが確保されているのが特徴で、食卓を置いて食事を取ることができます。

2-2-1.メリット

2Kと2DKのメリットは、各々の個室を持つことができる点です。親しい間柄であっても、四六時中一緒に過ごすことで少しずつストレスが積み重なってしまう可能性があります。

2Kや2DKであれば、それぞれの個室を持てるため、生活パターンが異なる相手であっても、無理なく同居できるかもしれません。また、夫婦やカップルで個室が必要でない場合は、1つをリビング、1つを寝室のように使い分けることも可能です。

2-2-2.デメリット

2Kと2DKのデメリットは、それぞれ個室を持つ場合、2人で一緒に過ごす時間が減ってしまう可能性がある点です。リビングがないため、どうしても2人で過ごす時間よりも、各部屋で過ごす時間が増えてしまうでしょう。

プライベートを確保できる快適さはあるものの、共にする時間が減ってしまうことで、すれ違いが起きてしまうかもしれません。また、2K・2DKの間取りは古い物件に多いため、築年数が経過して設備にダメージが出ている恐れもあります。

2-3.2LDK以上

2LDKは、10畳以上のリビングダイニングと2つの居室がある間取りです。リビングダイニングは、ある程度の広さが確保されているため、2人の共有スペースでゆっくりと過ごすことができるでしょう。

2つの居室はそれぞれ個室として使ったり、どちらかを寝室もう一方を書斎として活用したりと、選択肢が広がります。費用に余裕がある場合は、将来を見据えて2LDK以上を検討するのも1つの方法です。

2-3-1.メリット

2LDK以上の間取りのメリットは、一緒に過ごす時間とそれぞれのプライベートな時間を両立できることです。どれだけ仲がいい2人であっても、ときには静かに1人で過ごしたいと思うこともあるでしょう。

2LDK以上の間取りであれば、リビングダイニングでパートナーと一緒にくつろぎ会話を楽しみ、趣味や仕事に打ち込みたいときは個室で過ごすことも可能です。また、2LDK以上の間取りでは、収納スペースも十分に確保されています。

2人分の荷物をスッキリ収納できれば、日々の生活をより快適に送れるでしょう。

2-3-2.デメリット

2LDK以上の間取りは、広さがあり快適に過ごせる分、費用が高くつくのが主なデメリットです。2人暮らしに際して費用が限られている場合、賃貸物件の契約や住宅の購入費用を工面するのに苦労し、2LDK以上の間取りは諦めることになるケースも考えられます。

また、部屋数が多くなることで、光熱費が高くなってしまう恐れがある点にも注意しましょう。光熱費の負担は、引っ越しの際だけではなく継続して積み重なってくる要素です。

無理をして広い間取りにしてしまうと、せっかく気に入った物件を契約・購入しても、その後の維持が難しくなってしまうかもしれません。

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3.将来を見据えて2人暮らしの間取りを選ぶコツ

快適な2人暮らしを実現するためには、将来を考えて間取りを選ぶ必要があります。具体的には、次の4つの点を心がけてみてください。

  1. ライフプランを話し合う
  2. 収納スペースが十分かを確認する
  3. 個室の必要性を検討する
  4. 置きたい家具や家電を事前に調べる

新しい生活をスタートするにあたって、慎重に話し合い、2人で検討を進めることは非常に重要です。ご紹介する4つのポイントを意識し、2人の将来に合った間取りを選べるようにしましょう。

3-1.ライフプランを話し合う

ライフプランを話し合う イメージ

将来について事前にしっかり話し合うことができれば、より2人の生活に合った間取りを選ぶことができるでしょう。たとえば、家族が増える可能性があるのであれば部屋数に余裕をもたせたり、在宅勤務に移行する予定があるのであれば書斎を設けたりといった対応が可能です。

将来の出来事を完璧に予測することは難しいですが、あらかじめ可能性を話し合っておくことで、2人の希望にマッチした部屋を見つけられます。お互いが納得して生活できるように、十分に話し合いの時間を確保してみてください。

3-2.収納スペースが十分か確認する

収納スペースが十分かを確認する イメージ

2人暮らしはお互いが持ち寄った荷物を整理する必要があり、思ったより収納スペースが必要となるケースが多いようです。1人のときは収納スペースが限られていても不便がなかったという場合でも、生活スタイルが変わることで必要な家具や設備が増えることも考えられます。

収納スペースに余裕がある分には、ちょっとした作業スペースとして活用できるなど、メリットが大きくなります。2人暮らしを始める際には、できるだけ広い収納スペースを確保しておくと安心です。

3-3.個室の必要性を検討する

個室の必要性を検討する イメージ

2人暮らしの間取りに大きな影響を与える要素の1つが、個室の有無です。自分だけのスペースが必要だと感じるタイプの場合は、個室がないことでストレスが蓄積してしまう恐れがあります。

お互いに意見が割れる可能性もあるため、間取りを検討する際に必ず話し合っておくようにしましょう。また、在宅勤務をする場合は、共有スペースでの作業では集中できず効率が下がってしまうかもしれません。

自宅で仕事をするためには、落ち着ける書斎スペースがあるとよいでしょう。

3-4.置きたい家具や家電を事前に調べる

置きたい家具や家電を事前に調べる  イメージ

家具家電については、それぞれが利用していたものを持ち寄るか、新しく購入するケースが多いでしょう。お互いにどのような家具家電を置きたいのか、意見を出し合うことが重要です。

たとえば、洗濯関連であれば洗濯機の容量はどれくらい必要か、乾燥機を置くべきかなど、細かいところまで話し合っておく必要があります。家具家電のサイズは、生活スペースの広さに影響を与えるからです。

具体的に設置する家具家電についての話し合いができていれば、間取りから実際の生活をイメージしやすくなるでしょう。

ここでは、将来を見据えて2人暮らしの間取りを選ぶコツを解説しました。
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4.特徴のある2人暮らしの間取り例

2人暮らしにおすすめの間取りや新生活をスタートさせるコツを理解できたところで、具体的な間取り例についてもチェックしておきましょう。今回は、特徴のある2人暮らしの間取りを3つご紹介します。

  • たっぷり収納を確保した2人暮らしの間取り
  • 心地のよい暮らしを考えた2人暮らしの間取り
  • こだわりの吹き抜けのある2人暮らしの間取り

2人暮らしの間取り例を確認し、自宅の空間づくりに活かしてみてください。

4-1.たっぷり収納を確保した2人暮らしの間取り

たっぷり収納を確保した2人暮らしの間取り

2人暮らしを始めるにあたって、思ったよりも荷物が多いと感じるケースも多いでしょう。快適に過ごせる空間を実現するために、大容量収納を確保した2人暮らしの間取りをご紹介します。

延床面積は13坪と限られた間取りであるものの、シューズインクローゼットやウォークインクローゼット、納屋といった収納スペースを配置しているのが特徴です。これまで大切に保管してきた荷物を、新居でもそのまま収納できるようにとの要望が叶いました。

収納スペース以外にも、2人で暮らすのに十分かつコンパクトにまとめられており、掃除や維持費の負担まで考えられています。寝室はリビングを兼ねるスペースとして活用すべく、広めに設計されているのがポイントです。

▶【たっぷり収納を確保した2人暮らしの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
▶【たっぷり収納を確保した2人暮らしの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック

4-2.心地のよい暮らしを考えた2人暮らしの間取り

心地のよい暮らしを考えた2人暮らしの間取り
心地のよい暮らしを考えた2人暮らしの間取り

快適な暮らしを実現するために、機能性とデザイン性のバランスが調整されている間取りです。LDKは2人が長い時間を過ごすスペースであるため、広さだけではなく、使い勝手のよさを考慮して設計されています。

たとえば、LDKに隣接しているサニタリールームは、簡単に出入りして洗濯物を干すことが可能です。キッチンカウンターは通常のものより少し高さを上げるなど、細部まで徹底したこだわりが実現しました。

バーベキューが楽しめるウッドデッキは、開放感のある外部吹き抜け構造を採用するなど、オリジナリティーある間取り設計が特徴的です。

▶【心地のよい暮らしを考えた2人暮らしの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
▶【心地のよい暮らしを考えた2人暮らしの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック

4-3.こだわりの吹き抜けのある2人暮らしの間取り

こだわりの吹き抜けのある2人暮らしの間取り
こだわりの吹き抜けのある2人暮らしの間取り

吹き抜けから明るい日差しが差し込む2人暮らしの間取りです。2人暮らしとしては部屋数に余裕があり、将来的に家族が増えた場合やゲストの訪問があった場合も対応しやすくなっています。

リビング横のゲストルームには、本を見せる収納棚が設置してあり、2人ならではの遊び心が表現されています。1階と2階をつなぐのは、デザイン性のあるアイアン階段です。

住まいの中央に位置しているため、雰囲気づくりのポイントとしても役立っています。寝室にはウォークインクローゼットを採用し、毎日の生活を快適にする工夫がされている間取りです。

▶【こだわりの吹き抜けのある2人暮らしの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
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まとめ:将来を考えて2人暮らしの間取りを検討しよう!

2人暮らしの間取りは、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで選ぶことが重要です。ご紹介した5つの間取りの特徴をよく理解し、2人の生活スタイルに合った物件を選ぶようにしてみてください。

お互いに納得して2人暮らしをスタートさせるためには、収納スペースの広さや個室の必要性などをしっかり話し合っておく必要があります。どのような生活を送りたいのかをあらかじめ話し合っておけば、2人暮らしを始めた後のトラブルを回避できるでしょう。

将来を見据えて家づくりをしたいと考えている場合は、間取りの自由度が高い注文住宅がおすすめです。細部までこだわることができる注文住宅で、2人の理想の家を実現してみてください。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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