6人家族のおすすめの間取りは?二世帯の場合の間取りの注意点も解説

6人家族が生活する上で必要な広さに応じた間取りは2LDK~5LDKと幅広く、おすすめの間取りはそれぞれの家族構成によって異なります。二世帯の6人家族の場合は、ライフスタイルの違いから生じるトラブルを防ぐために、生活音に配慮した間取りにすることがポイントです。

この記事では、6人家族が住む家を注文住宅で建築することを検討中で、おすすめの間取りが気になっている方に向けて、以下の内容を解説します。

この記事でわかること

  • 6人家族に必要な広さと広さ別の間取り
  • 6人家族の間取りを検討する際のポイント
  • 6人家族二世帯におすすめの家のタイプ

ぜひ最後までご覧いただき、理想の家づくりの参考にしてください。

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1.6人家族に必要な広さは?

6人家族が生活する上で最低限必要な広さは、21坪とされています。これは、国土交通省が公表している「住生活基本計画」に示された、世帯人数ごとに適した居住面積の水準です。ただし、この数値はあくまでも最低ラインといえるでしょう。も幼い子どもが2~3人程度いる家族構成であれば、問題を感じることは少ないかもしれませんが、子どもが成長するにつれて手狭に感じるようになると考えられます。

6人で暮らす場合は、30坪を超えると、6人家族で暮らす場合でもある程度のゆとりを感じられるでしょう。

参考:PDF国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」

2.6人家族の間取りを検討する際のポイント

6人家族の間取りを検討する際のポイントイメージ

6人家族の間取りを検討する際のポイントは、主に以下の4点です。

  • 家事動線と生活動線を考える
  • 収納スペースばかりを重視しない
  • 脱衣所と洗面所は分ける
  • 玄関を広くする

各ポイントを解説します。

2-1.家事動線と生活動線を考える

間取りの検討は、家事動線と生活動線を踏まえて行います。

家事動線とは、家事を行うために家の中を移動する経路を線状に示したものです。家事動線は、家事を行う場所であるキッチンやバルコニー、洗濯機付近などに集中するのが一般的です。

一方で生活動線とは、生活にあたって家の中を移動する経路を線で表したものを指します。生活動線の中で重要なのは、頻繁に行き来するリビングやキッチン、トイレなどを結ぶ動線です。これらの生活動線が複雑になるほど、家の中の移動をスムーズに移動できない状態になります。

6人家族の場合、家族が多い分、動線が重なりやすい点に注意しなければなりません。例えば、朝の忙しい時間帯に家族が洗面所やクローゼットの近くに集まり、お互いの動線が重なるとストレスの原因になります。身支度が短時間で住むようにツーボールの洗面所にする、洗面所のスペースを広く取るなどの対策が求められます。

また、6人分の家事を行うとなると、家事の負担もかなり大きくなるでしょう。そのため、キッチンと洗面所の動線を短くして移動距離を短縮させるなど、家事効率を高めるための工夫も重要です。

2-2.収納スペースばかりを重視しない

収納スペースばかりを重視せず、生活スペースとのバランスを考えることも大切です。6人家族の場合、収納する物の量もそれなりに多いため、その分の収納スペースを確保する必要があります。しかし、収納スペースの確保を優先してしまうと、生活スペースが狭くなってしまいます。

収納スペースの面積が大きくなるほど部屋数が少なくなったり、リビングが狭くなったりして、快適な生活から遠ざかってしまいかねません。収納スペースはどの程度必要なのか、生活スペースで優先度が高い場所はどこなのかなどを、家族で話し合いながら十分に検討することをおすすめします。

2-3.脱衣所と洗面所は分ける

6人家族の場合、脱衣所と洗面所は分けることが得策です。脱衣所と洗面所が同じ場所にあると、家族の誰かが入浴しているときに洗面所を使うことにストレスを感じたり、入浴しようとする人と洗面所を使う人とで洗面所付近が混雑したりします。

脱衣所と洗面所を簡単に分ける方法としては、間仕切りを設置する方法があります。引き戸やアコーディオンカーテン、ロールスクリーンをつけることで、2つに分けることが可能です。

また、脱衣所と洗面所を分ける際は、それぞれの広さが1.5帖以上になるように設計するとよいでしょう。とくに洗濯機や洗濯カゴを置く脱衣所は、1帖では狭く使いにくくなる可能性があります。

2-4.玄関を広くする

6人家族の場合、玄関のスペースをある程度広く取ることも欠かせません。5人以上の家族構成のケースでは、玄関は4帖以上の広さがあるのが理想です。外出時や帰宅時に、3人ほどが同時に玄関に入れるスペースを用意しておくことをおすすめします。

ただし玄関を広くしすぎてしまうと、その分の費用がかかるほか、1階のほかのスペースを圧迫してしまうといったデメリットがある点にも注意が必要です。

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3.6人家族二世帯住宅におすすめの家のタイプ

ここからは、夫婦と子ども二人、夫婦のどちらかの両親が同居している状態を想定して、二世帯同居の6人家族における考えられる設計を3パターンご紹介します。

3-1.完全分離型

完全分離型イメージ

完全分離型とは、玄関をはじめ水回りやその他の設備をすべて別々にした間取りのことです。完全分離型のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

3-1-1.完全分離型のメリット

完全分離型の大きなメリットとして、完全にお互いのプライバシーが保たれる点が挙げられます。水回りをはじめとして、生活空間を完全に分けられるため、お互いがストレスを抱えることなく生活できます。また、玄関も別空間であるため、将来的に貸し出しを行うことも可能です。

3-1-2.完全分離型のデメリット

完全分離型は、設備を2つずつ導入する必要があり、建築費用が高額になりやすい点がデメリットです。また、それぞれを独立させるため、玄関や階段を設けなければならず、敷地によっては狭い間取りになってしまうことが考えられます。

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3-2.一部共有型

一部共有型イメージ

一部共有型とは、二世帯が部分的にスペースを共有している住宅のことです。一部共有型のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

3-2-1.一部共有型のメリット

一部共有型は、お互いのプライベート空間を確保しながらも、適度なコミュニケーションを取りやすいことが魅力です。リビング・ダイニングやキッチンを別々にした場合、食事を取ったりくつろいだりする空間は別ですが、玄関が1つであるため生活空間を行き来しやすく、お互いの気配を感じられる空間になります。完全同居型と完全分離型のいいとこどりをした間取りといえます。

また完全独立型に比べて、水回りの設備や玄関、階段などをまとめられることにより、建設コストを抑えられることもメリットといえるでしょう。

3-2-2.一部共有型のデメリット

一部の設備や玄関などを共有しているため、生活スタイルの違いがストレスに発展する可能性があります。

とくに、生活音には注意が必要です。生活音は思っている以上に周囲に響き、気になり出すと大きなストレスになりかねません。例えば、「上の階のルームランナーの振動音が気になる」「深夜のドアの開け閉め音で目が覚めてしまう」「掃除機の音で勉強に集中できない」といった状況が該当します。

世帯ごとの生活音の軽減につながる間取りや動線などを考えることに加え、遮音や吸音などの対策が必要になります。

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3-3.完全同居型

完全同居型イメージ

完全同居型は親世帯と子世帯が個室を除き、水まわりや玄関、リビング、キッチンといったほぼすべてのスペースを共同で使用する間取りです。

3-2-1.完全同居型のメリット

完全同居型は、キッチンやトイレ、お風呂などをすべて共有するため、完全分離型や一部共有型と比べて建築費が安く済む点がメリットです。また、料理や掃除をはじめとした家事の分担ができることや、子育てをしながら共働きをしているケースでは親世帯の協力を得られる環境になることも、大きなメリットといえます。

3-2-2.完全同居型のデメリット

生活スペースの大半を共有しており、プライバシーの確保が難しいことが完全同居型のデメリットです。家の中の完全なプライベートスペースは寝室に限られます。

また、お風呂やキッチンを使う際に遠慮が出る点にも注意が必要です。さらに、一部共有型と同様に生活音に悩まされる可能性があります。

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4.6人家族二世帯の間取りの注意点

6人家族二世帯の間取りの注意点として挙げられるのは、主に以下の3点です。

  • 生活音を配慮した間取りにする
  • 階段の位置を検討する
  • キッチンの数を慎重に決める

それぞれの注意点を解説します。

4-1.生活音を配慮した間取りにする

二世帯の間取りを検討する際には、生活音に配慮することが重要です。二世帯の間取りには、大きく「上下階の縦方向に分けた間取り」と「左右の横方向に分けた間取り」があります。

生活音を配慮した間取りにするイメージ

上下階の縦方向に分けた間取りの場合に、とくに生活音に注意しなければなりません。下の階で生活していると、上の階の足音や深夜に聞こえてくるゲームの音などが気になり、ストレスになる場合があります。例えば3世代で生活をするケースでは、下の階の親世帯の寝室の真上に子ども部屋やリビングを配置しないようにするなどの工夫が必要です。

4-2.階段の位置を検討する

二世帯住宅の間取りを検討する上では、階段の位置も重要なポイントになります。二世帯住宅の場合、内階段と外階段の選択肢があります。例えば、子育てを手伝ってもらうために毎日行き来が必要な場合、親世帯にとって外階段の上り下りは負担になるでしょう。とくに、雨や雪が降っている日などは、転倒のリスクもある点に注意しなければなりません。

一方で、内階段の場合は、将来的にどちらかの世帯が賃貸に出そうとしたときに弊害になってしまう可能性があります。家族以外が家の中の階段を使うことが、気になってしまう場合があるためです。

階段をどのように設置するかについては、長期的な視点のもと家族で話し合う必要があります。

4-3.キッチンの数を慎重に決める

慎重に決めておかないと後でトラブルの元になるのが、キッチンの数です。キッチンを共有にした場合、結果的に、二世帯分の料理をまとめて作ることが多くなります。作る側からすると毎日の調理の負担が大きく、作ってもらう側も、好みに合わない料理を食べ続けることになり、双方がストレスを抱えてしまいかねません。

水回りの設備を2つ設置すると、コストがかかります。コスト面からキッチンを共有にしようとしているのであれば、例えば親世帯側にコンパクトなサブキッチンを設置するのも一案です。

これまで、6人で暮らしでの2世帯住宅を建てる上で気を付けるべき点を紹介してきました。理想は多々あれど、実際に実現するとなるとどれほどお金がかかるのかは気になるポイントです。

家を建てる土地の形状や、叶えたい間取りによっては、施工するメーカーの得意とする領域もそれぞれなため、価格のぶれはどうしても生じてしまいます。

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まとめ

6人家族が生活する上で必要な広さは、70平方メートルから130平方メートル程度とされています。70平方メートルの広さの家に多くみられる間取りは2LDKや3LDKで、130平方メートルの間取りは3LDK〜5LDKが中心です。

6人家族の場合、二世帯同居であるケースも少なくありません。二世帯の間取りを検討する際は、生活音に配慮するほか、階段の位置やキッチンの数を慎重に決めることが欠かせません。家族構成やライフスタイルを踏まえた間取りを希望するなら、より自由度の高い注文住宅の建築を選択することをおすすめします。ぜひ本記事を参考に、理想の家づくりを実現してくださいね。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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