【参考事例集付】新築「後悔しない吹き抜けの設置の決め方」とメリット・デメリット

この記事は後悔なく「吹き抜けを設置するかどうか」を決められるよう判断材料を提供し、サポートする内容になっています。

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注文住宅の内装例や導入方法について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

1. 吹き抜けを設置するか迷った時の決め方&メリット・デメリット一覧

ここでは、吹き抜けの設置を迷った時の決め方と、メリット・デメリットを一覧でご紹介します。

1-1.吹き抜けの決め方

吹き抜けの決め方は一言で言うと

見た目を重視するか・性能を重視するか

吹き抜けは天井が高く、広々と明るく開放的な空間を演出できるため、おしゃれな家造りをしたい人に人気がある設備です。

一方で、吹き抜けを設置した方から「寒い」、「音や匂いが気になる」、「メンテナンスが大変」などマイナスの意見も見られます。中でも「寒い」といった意見は多く寄せられており、メリット・デメリットを知り、きちんとした対策をとった上で吹き抜けを設置しない場合、後々後悔する可能性が高いので注意が必要です。

もし万が一、一度吹き抜けにした後に、やはり吹き抜けを止めたいとなった場合でも吹き抜けを塞ぐ工事を行うことは可能です。
依頼するメーカーや工法によっても異なりますが、簡単な工事でも一般的に約15万円~60万円かかります。

「後悔しない決め方」のポイントを、もう少し具体的に述べると以下の3つです。

<決め方のポイント>
開放感のあるおしゃれな空間を重視するか採光や風通しの良さを重視するか冷暖房の効率が下がっても大丈夫か
広々とした開放感のある家にしたいか採光・風通しがしにくい家かアコンや家の設備を整えられるか

上記3点をよく検討してください。

1-2.吹き抜けのメリット一覧

吹き抜けを設置するメリットは以下の3つです。

  • 広々と明るく開放感がある
  • 採光・風通しのよさを確保できる
  • 家族のコミュニケーションがとりやすい

詳しくは、「3.吹き抜けのメリット&デメリット解説」より、「3-1.吹き抜けのメリット」をご覧ください。

1-3.吹き抜けのデメリット一覧

吹き抜けを設置するデメリットは以下の4つです。

  • 冷暖房の効率が下がる
  • 家全体に音や匂いが広がりやすい
  • 2階の床面積が少なくなってしまう
  • メンテナンスが大変

詳しくは、「3.吹き抜けのメリット&デメリット解説」より、「3-2.吹き抜けのデメリット」をご覧ください。

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2.吹き抜けの特徴

ここでは、吹き抜けの特徴3つについてご紹介します。

2-1. 吹き抜けの特徴

2-1-1. 特徴1 天井が高い構造

<図 吹き抜け構造のイメージ>
<図 高天井構造のイメージ>

吹き抜けは、縦に複数の階層が繋がった構造になっています。一戸建て・マンション問わず設置可能です。
一戸建ての場合は主に1階と2階の間の天井・床を取り、家の一部を縦に長い空間を設置します。

また、吹き抜けよりも天井の高さを抑えた「高天井」という設備があります。
こちらは天井・床を無くすのではなく、1階の天井の高さを通常よりも高くとった構造になっています。

天井高の目安の比較は以下です。

  • 一般的な天井の高さ:約2.2m~2.5m
  • 吹き抜けの天井の高さ:約5m~6m
  • 高天井の天井の高さ:約3.3m~3.6m

吹き抜け・高天井ともに、天井が高くなった分、広々と明るく開放感のあるおしゃれな空間を演出できます。

2-1-2. 特徴2 相性のいい間取り

吹き抜けは、採光・風通しがよいといったメリットがあるため、人が多く集まる

  • リビング・ダイニング
  • 玄関

に設けることが多いです。
ハーフ吹き抜けの場合は、段差を利用したスキップフロアについても見ておくと安心です。

吹き抜け・高い天井の間取りについて詳しく知る
スキップフロアについて詳しく知る

2-1-3. 特徴3 おすすめの設備

吹き抜けは風通しがよい半面、冬場冷気が伝わりやすいといった特徴があります。
実際に吹き抜けを設置した後に「寒い」、「空調が利きづらい」といった声も多く聞く設備です。

そのため、効率よく室内の温度を快適な温度にすることが大切です。
主に、エアコン・全館空調・床暖房を用いることが多いです。

また、これらの設備を無駄なく使うためには「高断熱」「高気密」に優れた家造りをすることも重要なポイントです。

詳しくは、「3.吹き抜けのメリット&デメリット解説」より、「3-2.吹き抜けのデメリット」をご覧ください。

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断熱材について詳しく知る

3.吹き抜けのメリット&デメリット解説&後悔しないためのコツ

ここでは吹き抜けのメリット・デメリットの解説に加え、デメリットをカバーする「後悔しないためのコツ」を紹介します。

3-1.吹き抜けのメリット

吹き抜けのメリットについて、下記3つの項目でご紹介します。

  • 広々と明るく開放感がある
  • 採光・風通しのよさを確保できる
  • 家族のコミュニケーションがとりやすい

3-1-1. メリット1 広々と明るく開放感がある

吹き抜けは縦に長い構造をしており、頭上の天井・床がない分圧迫感が軽減されます。
光をとりこみやすく、広々と明るく開放感がある空間を演出することができます。
実際の部屋よりも広く・大きく見せる効果があります。

3-1-2. メリット2 採光・風通しのよさを確保できる

吹き抜けは上部に設置した窓から日光を取り入れやすい構造になっています。
大開口の窓も設置できるため、より明るい部屋にすることができます。

また、風通しのよさもメリットのひとつです。
暖かい空気は上にあがる性質があるため、縦に長い吹き抜けは風が流れやすいです。換気の面でも評価されています。

3-1-3. メリット3 家族のコミュニケーションがとりやすい

1階と2階の間の天井・床を取った構造のため、別の階にいる家族とのコミュニケーションがとりやすいです。
家族の気配を感じやすく、自然と会話が弾みます。

ただし、来客時にもお客様と顔を合わせやすくなるリスクがあるため、気になる場合は来客時には部屋から出ないなど、ルールを決めておくと安心です。

3-2.吹き抜けのデメリットと後悔しないためのコツ

ここでは吹き抜けを設置するデメリットと「後悔しないためのコツ」について説明します。
吹き抜けの主なデメリットは以下の4つです。

  • 冷暖房の効率が下がる
  • 家全体に音や匂いが広がりやすい
  • 2階の床面積が少なくなってしまう
  • メンテナンスが大変

3-2-1. デメリット1 冷暖房の効率が下がる

吹き抜けを設置したあとで、多く寄せられるのが「寒い」「空調が効きづらい」といった、室内の温度に関するものです。
特に冬場は暖まった空気が上部に逃げてしまい、冷気が下りてくるため吹き抜けは寒いといったイメージが持たれています。

快適に過ごすためのポイントは、

  • エアコンなどの設備を整える
  • 高断熱・高気密の家にする

こちらの2点です。

後悔しないためのコツ1:空調設備を整える
まずは室内を暖める方法として、空調設備を整えることが重要になります。主に、エアコン・全館空調・床暖房を用いることが多いです。

ただし、

  • エアコン:初期費用は安い、光熱費はやや高くつく
  • 全館空調:初期費用が高く、光熱費も高い
  • 床暖房:初期費用がやや高く、光熱費も高い

といった特徴があります。

全館空調・床暖房の費用やメリット・デメリットについては下記記事でご紹介しております。あわせてご覧ください。

全館空調について詳しく知る
床暖房について詳しく知る

ただし、設備を導入したからといってデメリットが解消するわけではありません。せっかく暖まった空気が隙間から逃げてしまうようでは、設備が十分な力を発揮できません。

そこで、高断熱・高気密の家にすることが重要になります。

後悔しないためのコツ2:高断熱・高気密の家にする

  • 高断熱:断熱性が高いこと。壁に断熱材を入れたり、断熱性の高い窓を取り付けたりするなどの対策が必要です。
  • 高気密:気密性が高いこと。断熱材や気密シートを用いて隙間から空気が出入りすることを防ぎ、室内の温度を保つ効果があります。

熱を防ぎ、空気が逃げることを防ぐことで、ようやく室内の温度を保つことができます。

高断熱・高気密の家は、エアコンなどの設備を効率よく使用できるため、冷暖房の効率があがります。その分、光熱費を節約することも可能ですが、初期費用がかかります。

一般的に、㎡単価約3万円~5万円かかるため初期費用とランニングコストを考え、どの設備を導入するか考える必要があります。
ハウスメーカーによっては、標準仕様として高断熱・高気密を入れているところもあります。標準仕様の場合は追加費用がかかりません。

標準仕様の評価が高いハウスメーカーについて詳しく知る

その他、暖まった空気を循環させる効果のあるシーリングファンやサーキュレーターを設置するのもおすすめです。メーカーにもよりますが、約1万円~3万円の費用をみておくと安心です。

シーリングファンを設置する場合は、壁から羽根を約40cm~50cm離す必要があるので、余裕をもった物を選ぶとよいでしょう。

3-2-2. デメリット2 家全体に音や匂いが広がりやすい

吹き抜けは縦に長い構造をしており、採光・風通しのよさに優れている一方で、音や匂いを通しやすいといったデメリットがあります。

特に、1階の話し声やテレビの音が響くケースや調理中の匂いが届くケースが多いです。防音・防臭対策をとる必要があります。

後悔しないためのコツ1:防音・防臭に優れた間取り、設備を入れる

  • 防音対策:壁やドアを防音タイプのものにする、寝室など静かに過ごしたい部屋は吹き抜けから離した間取りにする
  • 防臭対策:キッチンを半個室型にする、吸気と排気の設置場所に気をつける

家を建てる前に間取りや設備について、ハウスメーカー・工務店と相談しておくと安心です。

3-2-3. デメリット3 2階の床面積が少なくなってしまう

<図 高天井構造のイメージ>

吹き抜けは縦に長い構造をしており、頭上の天井・床がないため、2階部分の床面積が少なくなるデメリットがあります。

吹き抜けのような広々とした空間を確保しながら、2階も全て部屋にしたいといった場合には「高天井」を検討するとよいでしょう。

後悔しないためのコツ1:高天井にする

  • 高天井:天井・床を無くすのではなく、1階の天井の高さを通常よりも高くとった構造、ハーフ吹き抜けとも呼ぶ

2階の床の高さが変わったことによって、スキップフロアの活用ができるようになります。

  • スキップフロア:高さを変えたフロアを数段の階段などの段差で繋げて、天井高や奥行きを強調させ、ひとつの空間をつくる建築技法

通常の部屋と比べ高天井の上の部屋は天井が低くなります。
子どもの遊び場として活用する、収納スペースとして活用する等、様々な用途で使用できます。

スキップフロアについて詳しく知る

3-2-4. デメリット4 メンテナンスが大変

天井が高い分、「照明の交換や天井の掃除など、メンテナンスが大変」といった声が多く寄せられています。
業者に依頼することもできますが、吹き抜け掃除一回当たり約3万円~5万円かかるため、自分でメンテナンスを行う方も少なくありません。

メンテナンスの際は

  • 脚立
  • 伸縮性のあるモップ・ワイパー・ブラシ
  • 床が汚れないようカバーするシート

といった掃除用具が必要になります。

例えば、窓は天井付近には作らないなど、予め自分でメンテナンスを行うことを想定した家造りをしておくと、負担が軽減できます。

メンテナンスについて対策方法をご紹介します。

後悔しないためのコツ1:照明の選び方・付け方に気を付ける
高い位置に照明を取り付けると、見た目はおしゃれですが照明の交換作業などその後のメンテナンスが大変です。照明の選び方・付け方を工夫するだけで、メンテナンスがしやすくなります。

参考までに、よく吹き抜けに設置される照明を5種類ご紹介します。

<表 照明の種類と主な設置場所、メンテナンスのしやすさを比較>
照明の種類主な設置箇所メンテナンスのしやすさ
ペンダントライト天井・梁
スポットライト梁・壁
ブラケットライト
ダウンライト天井・梁
シーリングファン一体型天井×
<図 ペンダントライトのイメージ>
<図 スポットライトのイメージ>
<図 ブラケットライトのイメージ>
<図 ダウントライトのイメージ>
<図 シーリングファン一体型のイメージ>

  • ペンダントライト:天井から吊り下げるタイプの照明です。おしゃれな見た目で人気があります。コードの長いペンダントライトを使用することで、メンテナンスをしやすくなります。間接照明とあわせることで、より部屋全体を明るくすることができます。
  • スポットライト:梁や壁に付けるタイプの照明です。部屋全体というよりは、一部分にスポットをあてて照らします。あえて天井側に向けることで、天井付近に照明が無くても部屋の上部を明るくしてくれるため、開放感のある空間を見せることができます。
  • ブラケットライト:壁に付けるタイプの照明です。リビング階段の横に設置するケースが多いです。上下両方から照らせるタイプもあります。
  • ダウンライト:天井に埋め込むタイプの照明です。空間をすっきりと見せたいときに選ばれやすいです。吹き抜け横の1階天井部分などに設置するのがおすすめです。ただし、交換する際は業者に依頼する必要があります。
  • シーリングファン一体型:シーリングファンと一体型の照明です。一体型なので、ファンが回った際に光を遮ることがありません。ただし、天井付近の設置となってしまうため、メンテナンスが大変です。

4.吹き抜けの費用相場&シミュレーション

ここでは、吹き抜けの費用相場と、吹き抜けを設置した場合の費用シミュレーションをご紹介します。

4-1.吹き抜けの費用相場概要

一般的な吹き抜けの費用相場は下記のとおりです。

<表 吹き抜けの費用相場>
防音処理約15万円~30万円
断熱塗装約15万円~30万円
塗装約30万円~50万円
吹き抜け設置工事約150万円~250万円

※形状、材質によって異なります。

4-2.吹き抜けの設置費用シミュミレーション

【例】延床面積30坪の注文住宅に吹き抜けを作る場合
延床面積30坪、木造2階建て4LDK、吹き抜けのある注文住宅

建築費用合計:約2,320万円

<内訳>
建築本体工事費:約1,580万円
付帯工事費、別途工事費:約510万円
その他諸費用:約230万円

※あくまでも編集部で試算したシミュレーションです。お住まいの地域によって変動するのでハウスメーカー・工務店に確認しましょう。

家を建てる前に予め予算と、どんな家にしたいのかテイストを決めておくと、目的に合ったハウスメーカー・工務店を決めやすくなります。

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5. 【事例】吹き抜けで起こりうるトラブル

最後に吹き抜けを設置して考えられるトラブルを編集部で想定し、その事例とトラブル対処の工夫を示します。

5-1.リビングに吹き抜けを設置して起こりうるトラブル&工夫例

吹き抜けリビングを設置した際に考えられるトラブルを編集部で想定し、その事例とトラブル対処の工夫を示します。

<イメージ>
採光・風通しがよい吹き抜けリビング空調設備はエアコンのみ冬の寒さは気になるかも
起こりうるトラブル
  • 冬の寒さが気になる
  • 光熱費が高くつく

起こりうるトラブル:おしゃれな見た目だけど寒さが気になるかも


吹き抜けリビングの家は明るく広々とした、高級感があるおしゃれな仕上がりになります。
ですが、冬場の寒さが気になるかもしれません。

トラブルを防ぐ工夫例:
高断熱・高気密の家にする

吹き抜けは、縦に複数の階層が繋がった構造になっており、採光・風通しに優れている分、空気が逃げやすい特徴があります。
特に、暖まった空気は吹き抜け上部に逃げてしまい、冷たい空気が部屋の中に残ります。

快適に過ごすためのポイントは、

  • 高断熱・高気密の家にする
  • エアコンなどの設備を整える

こちらの2点です。
今回の事例では、ハイパワーのエアコンを使用しているのに暖かい空気が逃げてしまうため、壁に断熱材を入れる・窓を断熱仕様にするなど、「高断熱・高気密の家」にしていくことで改善する可能性があります。

詳しくは「3-2-1. デメリット1 冷暖房の効率が下がる」をご覧ください。

5-2.吹き抜けリビング2階部分に縦長窓を設置して起こりうるトラブル&工夫例

吹き抜けリビングの2階部分に縦長の窓を使用した場合を想定してみました。

<イメージ>
採光・風通しがよい吹き抜けリビング2階部分の縦長窓メンテナンスに手間がかかる
起こりうるトラブル
  • 吹き抜け部分の掃除が大変
  • 照明交換に苦労する

起こりうるトラブル:高い位置にあるので吹き抜け上部の掃除が大変かも


モダンでおしゃれな雰囲気の家になる、吹き抜けリビング。
2階部分に縦長の窓を採用し、照明と一体型のシーリングファンを設置することで空気の循環もよくなります。

ですが吹き抜けの2階部分にあたる窓・シーリングファン・照明の掃除がとにかく手間だと感じてしまうかもしれません。

トラブルを防ぐ工夫例:
自分でメンテナンスをすることを考えて設備を選ぶ

吹き抜けにして後悔したことのひとつに、「メンテナンスが大変」といった声がよく聞かれます。
通常の部屋よりも高い位置に窓・照明などを配置するため、メンテナンスの際は高所での作業が必要になるケースがあります。そのため、自分でメンテナンスをすることを考えて設備を選んでいくと、手間が軽減されます。

例えば、照明と一体型のシーリングファンは、

  • メリット:照明とシーリングファンを別々に設置しなくて良いため、ファンが照明の光を遮らない
  • デメリット:天井付近に設置するため、メンテナンスの際に高所での作業が必要になる

といったメリット・デメリットがあります。

各設備を導入する際のメンテナンスのしやすさ・方法について、家造りを行う前にハウスメーカー・工務店に確認をしておくと安心です。

詳しくは「3-2-4. デメリット4 メンテナンスが大変」をご覧ください。

5-3.家の中央部に吹き抜けリビングを設置して起こりうるトラブル&工夫例

家族のコミュニケーションを増やしたいと吹き抜けリビングを設置した場合を想定してみました。

<イメージ>
採光・風通しがよい吹き抜けリビング1階の音が2階に響く調理中の匂いが気になる
起こりうるトラブル
  • 1階の音が2階に響く
  • 調理中の匂いが家中に広がってしまう

起こりうるトラブル:思っていたよりも音と匂いが気になってしまうかも


家族のコミュニケーションを増やしたいと思い、吹き抜けリビングのある家を建てたいと考えている人も少なくないはずです。
別の階にいても吹き抜けを通じて会話ができたり、気配を感じられたりするのは良い点ですが、思っていたよりも音や匂いが伝わりやすいかもしれません。

トラブルを防ぐ工夫例:
防音・防臭に優れた間取り、設備を入れる

吹き抜け構造は遮るものが少ない分、音や匂いが伝わりやすい性質があります。
2階のドアを防音ドアにする他、静かに過ごしたい部屋は吹き抜けから遠ざけた間取りにするなど、家を建てる前の対策も可能です。

詳しくは「3-2-2. デメリット2 家全体に音や匂いが広がりやすい」をご覧ください。

ここまで様々な観点から考えうる事例をご紹介しましたが、予算を考慮しながら仕様を考えるのは大変です。
理想のマイホームを建てるうえで後悔しないためにも、家づくりのとびらで複数社のプランを比較したり、注文住宅のプロに相談することをおすすめします。

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まとめ

吹き抜けについて、設置の決め方やメリット・デメリット、費用相場などについてお伝えしました。
それではおさらいです。

この記事のポイント

リビングの吹き抜けで後悔しそうなことは?

リビングに吹き抜けを設置した場合、以下のような後悔があるかもしれません。

  • 冬の寒さが気になる
  • 光熱費が高くつく

5. 【事例】吹き抜けで起こりうるトラブル」では、その他事例で後悔しそうな点や、対処について解説しています。

吹き抜けのデメリットは?

  • 冷暖房の効率が下がる
  • 家全体に音や匂いが広がりやすい
  • 2階の床面積が少なくなってしまう
  • メンテナンスが大変

詳細は「3-2.吹き抜けのデメリットと後悔しないためのコツ」をご覧ください。

吹き抜けの費用相場は?

一般的な吹き抜けの費用相場は、設置工事のみで約150万円~250万円です。
4-1.吹き抜けの費用相場概要」では、より細かく吹き抜けの設置にかかる費用を解説しています。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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