平屋の新築費用はいくら?坪単価74万円の相場と間取り例

本記事では、新築の平屋一戸建てを検討している方に向けて、「平屋住宅を建てるかどうか」を判断するための基礎的な情報を網羅的にまとめています。

<平屋の概要>
<平屋の概要>

この記事でわかること

  • 平屋の建築にかかる費用相場
  • 平屋の間取り例
  • 平屋を建てるメリット・デメリット

理想の平屋を新築するために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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平屋の建築を得意とするおすすめのハウスメーカーを下記記事で解説しています。あわせてご覧ください。

1.平屋の新築着工数が13年間で約2倍に増加

近年、新築住宅で「平屋」を選ぶ人が増えており、その人気は年々高まっています

国土交通省の「建築着工統計調査」によると、平屋の木造住宅の着工数は2012年には31,516棟(1階~3階建ての住居用住宅全体の7.2%)でしたが、2025年には60,614棟(16.8%)となり、着工数は約2倍に増加しています

【新築住宅の種類と割合】
 2012年2025年
平屋31,516棟(7.2%)60,614棟(16.8%)
2階建て379,991棟(86.6%)221,665棟(61.5%)
3階建て27,141棟(6.2%)27,599棟(7.7%)
合計438,648棟360,718棟

引用:国土交通省「建築着工統計調査」

1-1.平屋が人気の理由

新築住宅全体の着工数が減少しているなかでも、平屋住宅の着工数は増加しており、近年人気が高まっています。主な理由は以下のとおりです。

  • 生活動線がシンプルで暮らしやすい
  • 段差や階段が少なく、子どもから高齢者まで安全に暮らせる
  • 空間が上下に分断されず、家族のつながりを感じやすい
  • 建物の重心が低く、地震や台風に強い構造になりやすい
  • 外壁や屋根のメンテナンスが比較的しやすい

さらに近年は「コンパクトで質の高い暮らし」の実現を重視する人が増えています。つまり、広さよりも利便性や快適性を重視する傾向も強まっているということです。
郊外の広めの土地を活用しやすい点や、ハウスメーカー各社が平屋商品を充実させている点も、人気が高まっている理由といえるでしょう。

2.新築平屋の費用相場

新築の平屋住宅にかかる費用は、建物の広さや構造、設備のグレードなどによって大きく変わります。国土交通省の建築着工統計によると、木造の居住専用住宅の工事費予定額は総額約82.7兆円、床面積合計は約3,708万㎡でした。これを基に算出すると、建築費は約22万円/㎡、坪単価では約74万円となります。

本記事ではこの平均値を基準に、住宅仕様や地域差、住宅規模による価格変動を考慮して坪単価の目安を設定しています。一般に住宅は延床面積が小さいほど坪単価が高くなる傾向があるため、坪数別に価格レンジを調整しています。

【部屋数・坪数別】平屋住宅の坪単価相場
坪数坪単価部屋数想定人数
18〜20坪70〜90万円1LDK1〜2人
22〜25坪65〜85万円2LDK2〜3人
27〜30坪60〜80万円3LDK3〜4人
30〜33坪60〜75万円4LDK5人以上

参考:国土交通省「建築着工統計調査」

平屋の坪単価や注文住宅の費用相場については、下記記事で解説しています。あわせてご覧ください。

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3.平屋の間取り

延床面積ごとに平屋の間取りを紹介します。

国土交通省の「建築着工統計調査」によると、

  • 平屋1棟の平均延床面積は28.80坪
  • 敷地面積は100.15坪

となっており、約100坪の敷地に30坪前後の平屋を建てるケースが多いものの、実際には家族構成やライフスタイルに合わせてさまざまな間取りが選ばれています。

引用:国土交通省「建築着工統計調査」

【延床面積20坪】平屋の間取り

延床面積20坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積20坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは1LDK~2LDK
  • 暮らしやすい人数は1人~2人
  • メンテナンスしやすい

1LDKの間取り

コンパクトだけど贅沢な1LDKの住まい

<1LDKの間取り例>
1LDKの間取り例
居住者の感想「ひとりには広すぎるかな?」と思っていた1LDKの平屋。でも、住んでみたらLDKは開放感があって、窓を開けると風がすっと通り抜ける気持ちよさ。

サンルームは部屋干しもできるし、ちょっとした読書スペースにもなって、私だけの特等席になっています。

おすすめの世帯1人暮らし
延床面積18坪
間取り1LDK(+サンルーム+ウォークインクローゼット)
費用約950万円

平屋住宅は、1人暮らしの方にも適した住まいです。延床面積がコンパクトでも、間取りや部屋の配置を工夫すると、ゆとりのある暮らしを実現できます。
友人を招いてホームパーティーを楽しんだり、ペットとゆったり過ごしたりと、自分らしいライフスタイルを実現しやすいでしょう。

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2LDKの間取り

「ふたりにちょうどいい」、心地よく暮らす2LDKの平屋

<2LDKの間取り例>
2LDKの間取り例
居住者の感想当初は「マンションでいいかな」と思っていたのですが、実際に住んでみるとこの平屋の暮らしがとても快適で驚きました。

リビングは広くて明るく、キッチンから全体を見渡せるのが気に入っています。

どこにいてもお互いの気配が自然に伝わる距離感が心地よくて、会話が増えました。

おすすめの世帯夫婦2人
延床面積21坪
間取り平屋 2LDK(+ポーチ)
建築費用約1,320万円

2LDKであれば、お互いのプライベート空間を作ることが可能です。
加えて、収納スペースをしっかりと確保できる点も魅力です。
ワンフロアでありながらも、ちょうどいい距離感を保ちながら生活できます。

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20坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積25坪】平屋の間取り

延床面積25坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積25坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは2LDK~3LDK
  • 暮らしやすい人数は2人~4人
  • 家事動線を短くしやすい

2LDKの間取り

「好き」を詰めこんだ、ふたりの静かな平屋暮らし

<2LDKの間取り例>
2LDKの間取り例
居住者の感想この家に引っ越してから、暮らしのリズムがゆっくりになりました。
朝はテラスに面した土間でコーヒーを飲みながら、本を読んだり会話をしたり。
風や光を感じられるLDKの心地よさは、マンション時代にはなかった感覚です。
おすすめの世帯夫婦2人
延床面積25坪
間取り2LDK(+土間+テラス+ウォークインクローゼット)
建築費用約2,000万円

25坪で2人暮らしの場合、ゆとりのある空間をつくりやすいのが特徴です。
上記の間取り図のように、ライブラリーを設けたりワークスペースとして活用したりと、暮らし方に合わせた空間づくりが可能です。
さらにウォークインクローゼットなどの収納も確保しやすく、快適な住環境を整えられるでしょう。

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3LDKの間取り

「家族3人に、ちょうどいい」、成長に寄り添う平屋の3LDK

<3LDKの間取り例>
3LDKの間取り例
感想子どもが生まれて、「そろそろ家を……」と考えていたときに出会ったのが、この平屋の3LDKでした。結果から言うと、大正解です。

玄関からLDKに入ると、自然と家族が顔を合わせる間取りで、毎日があたたかく感じます。

おすすめの世帯夫婦2人+子ども1人
延床面積25坪
間取り3LDK
費用約1,500万円

平屋はすべての部屋や設備がワンフロアに集約されているため、移動がしやすく暮らしやすい住まいです。3つある居室のうち、1つは主寝室、もう1つは子ども部屋として利用しています。
残りの洋室は現在、収納を兼ねたワークスペースとして使っていますが、将来的には用途を変えて使える柔軟な空間として活用できます。

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25坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積30坪】平屋の間取り

延床面積30坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積30坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは2LDK~3LDK
  • 暮らしやすい人数は3人~5人
  • さまざまな設備の設置が可能

2LDKの間取り

「住み替えて、暮らしが軽くなる」、シニア世代のための平屋

<2LDKの間取り例>
2LDKの間取り例
居住者の感想結婚して30年、ようやく叶った夫婦ふたりの平屋暮らしです。
LDKはキッチンを中心にしたレイアウトで、料理をしながら会話が自然に生まれるのがいいですね。

特に気に入っているのは、洋室に続くウッドデッキ。晴れた日はここでコーヒーを飲んだり、読書をしたり。小さな非日常を楽しめる、とっておきの場所です。

おすすめの世帯夫婦2人
延床面積30坪
間取り2LDK+ウッドデッキ
費用2,000万~2,500万円

延床面積30坪の平屋で2LDKの間取りにすると、ゆとりのある住まいを実現しやすくなります。
居室の広さに余裕を持たせられるだけでなく、収納スペースも十分に確保できるため、快適な暮らしが可能です。
今回の例ではウッドデッキを設けていますが、間取りを工夫すればガレージや趣味スペースなどを取り入れられ、ライフスタイルに合わせた住まいづくりができます。

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3LDKの間取り

L字のかたちに、家族の暮らしをきれいに収める

<3LDKの間取り例>
3LDKの間取り例
居住者の感想平屋は「老後の選択肢」かと思っていたけれど、子育て世代にもぴったりだと実感しています。
ウッドデッキは家族のお気に入りスペースで、晴れた日は朝食を外で食べたり、子どもたちが遊んだり。自然と笑顔が増える場所になっています。

また、WIC(ウォークインクローゼット)やSCL(シューズクローク)など、収納もよく考えられていて、片付けもラクになりました。

おすすめの世帯夫婦2人+子ども2人
延床面積30坪
間取り3LDK(+シューズクローク+ウッドデッキ+ウォークインクローゼット)
費用約2,000万円

平屋でありながら、L字型の配置によって生活動線のシンプルさとプライベート空間の確保を両立した、家族4人にちょうどいい間取りです。
中心となるLDKは、奥行きがありつつも細長くまとまっているため、リビング・ダイニング・キッチンがゆるやかに分かれた心地よい空間設計。家族の気配を感じながらも、それぞれの時間を過ごせる居心地のよさがあります。

「ちょうどいい広さ」「ストレスのない動線」「充実した収納」「外とつながる暮らし」という4つの魅力を備えた、子育て世代にぴったりの平屋住宅です。

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30坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積35坪】平屋の間取り

延床面積35坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積35坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは3LDK~4LDK
  • 暮らしやすい人数は4人~5人
  • 多くの部屋が設けられる

3LDKの間取り

ウッドデッキと広々LDKがつなぐ、ゆとりの平屋暮らし

<3LDKの間取り例>
3LDKの間取り例
居住者の感想「子育て中でも、家の中は落ち着いていて快適でいたい」そう思って選んだのが、この平屋でした。
家の中心には明るく開放的なLDKがあり、家族が自然と集まる場所になっています。

隣接するウッドデッキは、リビングと一体感があってとても広々。子どもと一緒に朝食をとったり、洗濯物を干したり、ちょっとしたアウトドア気分も味わえます。

おすすめの世帯夫婦+子ども1人
延床面積33坪
間取り3LDK(+パントリー+ウッドデッキ)
費用約1,800万円

LDKに隣接したウッドデッキは、住まいに開放感を生み出し、ゆとりのある暮らしを演出します。
週末には家族でバーベキューを楽しんだり、子どもの友人家族を招いてホームパーティーを開いたりと、さまざまな使い方ができるスペースです。

日々の生活をより豊かで楽しいものにしてくれるでしょう。

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4LDKの間取り

子ども3人でも安心!収納も動線も無理のない4LDKのかたち

<4LDKの間取り例>
4LDKの間取り例
居住者の感想子どもが3人になったことで、家族みんながストレスなく過ごせる間取りを探してたどり着いたのが、この4LDKの平屋でした。

子どもたちにはそれぞれの専用の部屋があり、自分の空間を持てることが大きな安心感につながっているようです。

玄関横のSCL(シューズクローク)も、大家族ならではの悩み「靴のごちゃつき問題」をきれいに解消してくれました。

おすすめの世帯夫婦+子ども3人
延床面積34坪
間取り4LDK(+シューズクローク+ウォークインクローゼット)
費用約2,100万円

平屋でも「35坪あれば家族5人が快適に暮らせる」、そんな発想を形にした子育て世代にぴったりの4LDK間取りです。

住まいの中心となるLDKは、家族全員が集まってもゆとりを感じられる広さです。
夫婦の寝室には大容量のWIC(ウォークインクローゼット)を完備しました。家族が多くなると気になる「物の置き場」も、各部屋の収納や玄関横のSCL(シューズクローク)によって、スッキリ片づく工夫がされています。

コンパクトすぎず、広すぎない35坪というちょうどよい広さに、プライベートも家族のつながりも大切にできる要素がぎゅっと詰まった「無理なく心地よい」平屋です。

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35坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積40坪】平屋の間取り

延床面積40坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積40坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは4LDK
  • 暮らしやすい人数は4人~5人
  • 部屋数が増えても広々空間が演出できる

4LDKの間取り

収納も部屋数も妥協しない、家族4人のための平屋

<4LDKの間取り例>
4LDKの間取り例
居住者の感想「4人家族で平屋ってどうなんだろう?」と思っていましたが、この家に住んでみて「ファミリー世帯こそ平屋は住みやすい」と実感しています。

子どもたちの個室や夫婦の寝室とは別に和室や書斎も設けているので、来客時や在宅ワーク、ちょっと一人で過ごしたいときにも困りません。

また、収納面がとにかく充実していて、パントリー、ウォークインクローゼット、納戸、シューズクロークと、使う場所に応じた収納がきちんとあるおかげで、家の中がすっきり整います。

おすすめの世帯夫婦2人+子ども2人
延床面積40坪
間取り4LDK+ウォークインクローゼット+書斎
費用2,000万円~2,800万円

延床面積40坪の平屋であれば、部屋数だけでなく収納スペースも十分に確保でき、家族構成やライフスタイルに合わせた柔軟な間取りを実現しやすくなります。

さらに、各部屋の広さにも余裕が生まれるため、リビングや寝室も開放感のあるゆったりとした空間に仕上げることが可能です。
家族それぞれが快適に過ごせる場所を持ちながら、自然と集まりやすい住まいづくりができる点も魅力といえるでしょう。

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40坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積50坪】平屋の間取り

延床面積50坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積50坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは5LDK
  • 暮らしやすい人数は4人~5人
  • 二世帯住宅も可能

2世帯住宅の間取り

ひとつ屋根の下、ふたつの暮らし

<2世帯住宅の間取り例>
2世帯住宅の間取り例
居住者の感想「2世帯住宅=2階建て」と思い込んでいましたが、実際にこの平屋で暮らしてみて、平屋でも十分に2世帯で快適に暮らせると実感しています。

玄関は共用でも、生活空間が分かれていることで、ちょうどいい距離感が保てるのも魅力です。

祖父母は階段のない安心感を、私たちは書斎やウッドデッキなど自分たちらしい暮らしの場を楽しんでいます。

おすすめの世帯夫婦2人+子ども1人+祖父祖母
延床面積50坪
間取り5LLDDKK(+ウォークインクローゼット+書斎+ウッドデッキ)
費用約4,000万円

延床面積50坪の平屋であれば、二世帯住宅も十分に実現できます。
階段がない平屋は、高齢の親世代にとっても移動がしやすく、安全に暮らしやすい住まいです。

また、生活空間を適度に分けながら同じ屋根の下で暮らせるため、プライバシーを保ちつつ家族同士のコミュニケーションも自然に生まれやすい点が特徴です。

お互いの距離感を大切にしながら暮らしたいご家庭にとって、平屋の二世帯住宅は魅力的な住まいといえるでしょう。

50坪の間取りや平屋の二世帯住宅については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

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4.新築平屋のメリット・デメリット

平屋住宅には、生活動線がシンプルで暮らしやすいなど、多くのメリットがあります。

一方で、広い敷地が必要になるなど注意点も存在します。平屋を検討する際は、メリットとデメリットの両方を理解したうえで判断しましょう。

【平屋のメリット・デメリット】
メリットデメリット
  • 生活動線が効率的
  • バリアフリー対応がしやすい
  • 家族とのコミュニケーションが取りやすい
  • メンテナンス費用を抑えやすい
  • 構造が安定している
  • 屋外に出やすく安心、テラスなどで楽しめる
  • 小屋裏を活用できる
  • コンパクトな暮らしがしやすい
  • 広い敷地が必要
  • 価格が割高
  • 日当たりや風通しに注意が必要
  • プライバシー、防犯面で不安
  • 水害時に不安

平屋のメリット・デメリットについては以下の記事で詳しく解説しています。

5.新築平屋を建てる際に押さえておきたい注意点

平屋には多くのメリットがありますが、建築前に知っておきたい注意点もあります。土地条件や建築コスト、防犯面などを事前に理解しておけば、後悔のない家づくりにつながります。

平屋を建てる際に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

新築平屋を建てる際の注意点

  • 平屋が二階建てより割高になる場合がある
  • 土地選びは浸水リスクに注意する
  • 防犯・プライバシー保護の対策を検討する
  • ハウスメーカーは平屋建築実績の豊富さで選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

5-1.平屋が2階建てより割高になる場合がある

一般的に、平屋は2階建てより建築費が高くなる傾向があるといわれています。実際に同じ延床面積の住宅を建てる場合、平屋は坪単価が1〜2割ほど高くなるケースもあります。

平屋の坪単価が高くなりやすい主な理由は、以下のとおりです。

平屋の坪単価が割高になりやすい理由

  • 延床面積が小さくなりやすいため
  • 基礎工事の面積が広くなるため
  • 屋根・壁の面積が大きくなるため

ただし、平屋は階段が不要なため、同じ延床面積でも実際の生活空間を広く使いやすいというメリットがあります。建築費がやや高くなる場合はありますが、将来の暮らしやすさや安心感を重視する方にとっては魅力的な住まいといえるでしょう。

5-2.土地選びは浸水リスクに注意する

近年、日本では大雨や台風による水害が頻発しています。水害時には「できるだけ高い場所へ避難すること」が重要ですが、平屋は上階がないため、2階建て住宅と比べて浸水リスクの影響を受けやすい場合があります。

そのため、平屋を建てる際は土地選びが非常に重要です。できるだけ周囲よりも標高が高い土地を選ぶほか、浸水の恐れがある地域では土地のかさ上げを行うなど、水害対策を検討しておくと安心でしょう。

5-3.防犯・プライバシー保護の対策を検討する

平屋はワンフロアで生活できる便利さがある一方、外から室内の様子が見えやすいという特徴もあります。そのため、防犯やプライバシーに配慮した対策をあらかじめ考えておくことが大切です。

安心して暮らすためには、目隠しとなる植栽や塀を設けたり、防犯設備を取り入れたりするなど、住まいの状況に合わせた工夫を取り入れるとよいでしょう。

【防犯・プライバシー保護の対策】
目的対策例
外部の視線を遮断
  • 目隠し用の木を植える
  • 塀を作る
空き巣などの防犯対策
  • 踏むと音の出る砂利を敷く
  • 庭木や外構を作る
  • 防犯カメラや人感センサー付きライトを設置する

5-4.ハウスメーカーは平屋建築実績の豊富さで選ぶ

平屋住宅を建てる際は、平屋の建築実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことが重要です。平屋には動線設計や採光、プライバシー確保など、独自の設計ノウハウが求められます。実績が多いメーカーであれば、希望に合わせた間取りや暮らしやすい提案を受けやすいでしょう。

下記記事で平屋の実績豊富なハウスメーカーを紹介しています。また、おしゃれな平屋にするためのポイントも記載してあるので、ぜひ参考にしてください。

しかし、いざハウスメーカーを選ぼうとすると、企業の数が多く、比較するべきポイントも多いため、どのハウスメーカーが自分に合っているのかわからなくなりますよね。「ハウスメーカーに無理な営業をかけられるのも困る…」と感じる方もいらっしゃることでしょう。

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6.平屋費用に関するよくある質問(FAQ)

実際の建築ユーザーへのアンケート結果から、よくある質問の回答をまとめました。

Q
平屋費用の費用相場はいくらですか?
A

平屋の費用相場は公的統計として明確に算出されていませんが、住宅金融支援機構の「2024年度フラット35利用者調査」を参考にすると、注文住宅の平均建設費は約3,932.1万円です。平均住宅面積は118.5平米(約35.8坪)となっており、坪単価に換算すると約110万円程度が目安となります。

平屋はすべての部屋をワンフロアに配置するため、同じ延床面積の2階建て住宅と比べて基礎や屋根の面積が広くなり、建築費がやや高くなる傾向があります。実際の費用は土地条件や設備仕様によって大きく変わるため、複数のハウスメーカーから見積もりを取って比較しましょう。

Q
平屋費用のメリット・デメリットは?
A

A:平屋は階段がないため生活動線がシンプルで、家族のコミュニケーションも取りやすいのがメリットです。

一方で、広い土地が必要になりやすく、建築面積が広がることで基礎や屋根の工事費が増え、2階建てより割高になる場合があります。

Q
平屋費用で失敗しないためのコツは?
A

平屋は土地面積や建物形状によって費用が大きく変わります。物件価格だけでなく、外構費や地盤改良費などの諸費用も含めて総予算を考えましょう。

複数のハウスメーカーから見積もりを取り、比較検討することで失敗を防ぎやすくなります。

Q
平屋費用の注意点は?
A

平屋は建物の面積が広くなるため、基礎工事や屋根工事の費用が増えやすい点に注意が必要です。

また、広い土地が必要になるため土地取得費も高くなる場合があります。本体価格だけでなく、土地代や外構費なども含めて総費用で検討しましょう。

Q
平屋費用に関する最新の制度・補助金は?
A

2026年は「みらいエコ住宅2026事業」により、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームに対して補助金を得られます。GX志向型住宅や長期優良住宅、ZEH水準住宅などが対象で、住宅の省エネ化を促進する制度として国が支援しています。


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7.まとめ

平屋住宅は、ワンフロアで生活が完結する暮らしやすさや、将来のバリアフリー性、家族とのつながりを感じやすい間取りなど、多くの魅力を備えた住まいです。近年は人気が高まっており、2025年の平屋住宅は木造で60,614棟の着工棟数を記録しています。

一方で、建築費用や土地の広さ、防犯面など、計画時に考慮すべき点もあります。
これらを理解したうえで住まいづくりを進めることで、快適で満足度の高い住宅を実現できるでしょう。

平屋という選択肢を、ぜひ前向きに検討してみてください。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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