「平屋の新築一戸建て」は建てるべきか?|費用相場や坪数別の間取り事例、メリット・デメリットを紹介

本記事では、新築の平屋一戸建てを検討している方に向けに、「平屋住宅を建てるかどうか」を判断するための基礎的な情報を網羅的にまとめています。

<平屋の概要>
<平屋の概要>

この記事を読んでわかること!

  • 平屋の建築にかかる費用相場
  • 平屋の間取り例
  • 平屋を建てるメリット・デメリット

理想の平屋を新築するために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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平屋の建築を得意とするおすすめのハウスメーカーを下記記事で解説しています。あわせてご覧ください。

1.平屋の新築着工数が12年間で約2倍に増加

近年、新築住宅で「平屋」を選ぶ人が増えており、その人気は年々高まっています

国土交通省の「建築着工統計調査」によると、平屋住宅の着工数は2012年には31,516棟(全体の7.2%※1Fから3Fの居住用住宅)でしたが、2024年には62,159棟(17.1%)と、およそ2倍に増加しています

<図 新築住宅の種類と割合>
<新築住宅の種類と割合>

【新築住宅の種類と割合】
2012年2024 年
平屋31,516棟(7.2%)62,159棟(17.1%)
2階建て379,991棟(86.6%)266,574棟(73.2%)
3階建て27,141棟(6.2%)35,496棟(9.7%)
合計438,648棟364,229棟

引用:国土交通省|建築着工統計調査

1-1.平屋が人気の理由

新築住宅全体の着工数が減っているなかで、平屋が着工数を伸ばしている理由は以下のとおりです。

  • 生活動線がシンプルで暮らしやすい
  • 段差が少なく、階段もないため、子どもから高齢者まで安全に暮らせる
  • 空間が上下に分断されないため、家族とのつながりを感じやすい
  • 建物の高さが低く重心も安定しているため、台風や地震に強い構造
  • 外壁や屋根のメンテナンスがしやすい

加えて、「コンパクトで質の高い暮らし」を重視する人が増えており、広さよりも利便性や快適性を優先する傾向が強まっています
また、郊外の広めの土地を活用しやすいことも、平屋の増加を後押ししている理由の一つです。

ハウスメーカー各社もこうしたニーズに応える形で、平屋向けの多様な商品ラインナップを展開しており、間取りやデザインの自由度も高めています。
その結果、若い世代からシニア層まで、幅広い世代から支持を集めるようになりました。

2.新築平屋の費用相場

平屋の坪単価は木造住宅の場合、おおよそ40万~60万円です。
ただし、鉄骨造やフルオーダーなど素材やデザインにこだわったりすると、坪単価も上がります。

平屋を建てるに当たり、部屋数・建築面積の坪数別の坪単価相場は、以下のとおりです。

【【部屋数・坪数別】平屋住宅の坪単価相場】
坪数坪単価部屋数想定人数
18~20坪40万~60万円1LDK1~2人
22~25坪40万~60万円2LDK2~3人
27~30坪50万~70万円3LDK3~4人
30~33坪50万~70万円4LDK5人以上

坪単価はあくまで目安の数字ですが、坪数が大きくなればなるほど、坪単価も上がる傾向にあります。

平屋の坪単価や注文住宅の費用相場については、下記記事で解説しています。あわせてご覧ください。

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3.平屋の間取り

延床面積ごとに平屋の間取りを紹介します。

国土交通省の2024年「建築着工統計調査」によると、

  • 平屋1棟の平均延床面積:29.59坪
  • 平屋1棟が建つ平均敷地面積:104.75坪

となっており、約100坪の敷地に約30坪の平屋を建てるケースがもっとも多いです。

引用:国土交通省|建築着工統計調査

【延床面積20坪】 平屋の間取り

延床面積20坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積20坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは1LDK~2LDK
  • 暮らしやすい人数は1人~2人
  • メンテナンスしやすい

1LDKの間取り

コンパクトだけど贅沢な1LDKの住まい

<1LDKの間取り例>
1LDKの間取り例

居住者の
感想
「ひとりには広すぎるかな?」と思っていた1LDKの平屋。
でも、住んでみたらLDKは開放感があって、窓を開けると風がすっと通り抜ける気持ちよさ。
サンルームは部屋干しもできるし、ちょっとした読書スペースにもなって、私だけの特等席になっています。
おすすめの
世帯
1人暮らし
延床面積18坪
間取り1LDK(+サンルーム+ウォークインクローゼット)
費用約950万円

平屋住宅は1人暮らしの方にも最適です。
延床面積にもよりますが、間取りや部屋の広さを工夫すれば贅沢な暮らしが実現できます。
友人を呼んでホームパーティーを開いたり、ペットと暮らしたり、と自由な生活を楽しめるでしょう。

▶【20坪・1LDK】など、家づくりプランをもらう(無料)

2LDKの間取り

「ふたりにちょうどいい」、心地よく暮らす2LDKの平屋

<2LDKの間取り例>
2LDKの間取り例

居住者の
感想
当初は「マンションでいいかな」と思っていたのですが、実際に住んでみるとこの平屋の暮らしがとても快適で驚きました。
リビングは広くて明るく、キッチンから全体を見渡せるのが気に入っています。
どこにいてもお互いの気配が自然に伝わる距離感が心地よくて、会話が増えました。
おすすめの
世帯
夫婦2人
延床面積21坪
間取り平屋 2LDK(+ポーチ)
建築費用約1,320万円

2LDKであれば、お互いのプライベート空間を作ることが可能です。
加えて、収納スペースもしっかりと確保できる点も魅力です。
ワンフロアでありながらも、ちょうどいい距離感を保ちながら生活することができます。

▶【20坪・2LDK】など、家づくりプランをもらう(無料)

20坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積25坪】 平屋の間取り

延床面積25坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積25坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは2LDK~3LDK
  • 暮らしやすい人数は2人~4人
  • 家事動線を短くしやすい

2LDKの間取り

「好き」を詰めこんだ、ふたりの静かな平屋暮らし

<2LDKの間取り例>
2LDKの間取り例

居住者の
感想
この家に引っ越してから、暮らしのリズムがゆっくりになりました。
朝はテラスに面した土間でコーヒーを飲みながら、本を読んだり会話をしたり。
風や光を感じられるLDKの心地よさは、マンション時代にはなかった感覚です。
おすすめの
世帯
夫婦2人
延床面積25坪
間取り2LDK(+土間+テラス+ウォークインクローゼット)
建築費用約2,000万円

25坪の2人暮らしであれば、広々空間をより演出できます。
上記の間取り図のように、ライブラリーなどを設けたり、他にもワークスペースとして使用したりと、自由度が広がります。
さらに、ウォークインクローゼットなど収納場所も確保できるので、快適な生活を送れるでしょう。

▶【25坪・2LDK】など、家づくりプランをもらう(無料)

3LDKの間取り

「家族3人に、ちょうどいい」、成長に寄り添う平屋の3LDK

<3LDKの間取り例>
3LDKの間取り例

感想
子どもが生まれて、「そろそろ家を…」と考えていたときに出会ったのが、この平屋の3LDKでした。結果から言うと、大正解です。
玄関からLDKに入ると、自然と家族が顔を合わせる間取りで、毎日があたたかく感じます。
おすすめの
世帯
夫婦2人+子ども1人
延床面積25坪
間取り3LDK
費用約1,500万円

平屋は、すべての部屋や設備がワンフロアにまとまっているため、移動がしやすく暮らしやすいのが特長です。

3つの部屋のうち、1つは主寝室、1つは子ども部屋にしています。
もう1つの洋室は現在、収納を兼ねたワークスペースとして使っていますが、将来は用途を変えて使える柔軟な空間です。

▶【25坪・3LDK】など、家づくりプランをもらう(無料)

25坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積30坪】平屋の間取り

延床面積30坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積30坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは2LDK~3LDK
  • 暮らしやすい人数は3人~5人
  • さまざまな設備の設置が可能

2LDKの間取り

「住み替えて、暮らしが軽くなる」、シニア世代のための平屋

<2LDKの間取り例>
2LDKの間取り例

居住者の
感想
結婚して30年、ようやく叶った夫婦ふたりの平屋暮らしです。
LDKはキッチンを中心にしたレイアウトで、料理をしながら会話が自然に生まれるのがいいですね。
特に気に入っているのは、洋室に続くウッドデッキ。晴れた日はここでコーヒーを飲んだり、読書をしたり。小さな非日常を楽しめる、とっておきの場所です。
おすすめの
世帯
夫婦2人
延床面積30坪
間取り2LDK+ウッドデッキ
費用2,000万~2,500万円

30坪の2LDKであれば、ゆとりを持った家づくりが可能です。
部屋の広さはもちろん、収納スペースもしっかり確保できるので、快適に暮らせるでしょう。
今回の間取りはウッドデッキを設置していますが、間取りを工夫すればガレージなどを取り付けることもできます。

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3LDKの間取り

L字のかたちに、家族の暮らしをきれいに収める

<3LDKの間取り例>
3LDKの間取り例

居住者の
感想
平屋は「老後の選択肢」かと思っていたけれど、子育て世代にもぴったりだと実感しています。
ウッドデッキは家族のお気に入りスペースで、晴れた日は朝食を外で食べたり、子どもたちが遊んだり。自然と笑顔が増える場所になっています。
また、WIC(ウォークインクローゼット)やSCL(シューズクローク)など、収納もよく考えられていて、片付けもラクになりました。
おすすめの
世帯
夫婦2人+子ども2人
延床面積30坪
間取り3LDK(+シューズクローク+ウッドデッキ+ウォークインクローゼット)
費用約2,000万円

平屋でありながら、L字型の配置によって生活動線のしやすさとプライベート空間の確保を両立した、家族4人にちょうどいい間取りです。
中心となるLDKは、奥行きがありつつも細長くまとまっているため、リビング・ダイニング・キッチンがゆるやかに分かれた心地よい空間設計。家族の気配を感じながらも、それぞれの時間を過ごせる居心地の良さがあります。

「ちょうどいい広さ」「ストレスのない動線」「充実した収納」「外とつながる暮らし」という4つの魅力を備えた、子育て世代にぴったりの平屋住宅です。

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30坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積35坪】平屋の間取り

延床面積35坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積35坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは3LDK~4LDK
  • 暮らしやすい人数は4人~5人
  • 多くの部屋が設けられる

3LDKの間取り

ウッドデッキと広々LDKがつなぐ、ゆとりの平屋暮らし

<3LDKの間取り例>
3LDKの間取り例

居住者の
感想
「子育て中でも、家の中は落ち着いていて快適でいたい。」そう思って選んだのが、この平屋でした。
家の中心には明るく開放的なLDKがあり、家族が自然と集まる場所になっています。
隣接するウッドデッキは、リビングと一体感があってとても広々。子どもと一緒に朝食をとったり、洗濯物を干したり、ちょっとしたアウトドア気分も味わえます。
おすすめの
世帯
夫婦+子ども1人
延床面積33坪
間取り3LDK(+パントリー+ウッドデッキ)
費用約1,800万円

LDKに隣接するウッドデッキは、開放感を演出し、心にゆとりをもたらします。
週末には家族でバーベキューを楽しんだり、お子さまの友人家族を招いてホームパーティーを開いたりと、多彩な使い方が可能です。

毎日をより豊かで楽しいものにしてくれるでしょう。

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4LDKの間取り

子ども3人でも安心!収納も動線も無理のない4LDKのかたち

<4LDKの間取り例>
4LDKの間取り例

居住者の
感想
子どもが3人になったことで、家族みんながストレスなく過ごせる間取りを探してたどり着いたのが、この4LDKの平屋でした。
子どもたちにはそれぞれの専用の部屋があり、自分の空間を持てることが大きな安心感につながっているようです。
玄関横のSCL(シューズクローク)も、大家族ならではの悩み「靴のごちゃつき問題」をきれいに解消してくれました。
おすすめの
世帯
夫婦+子ども3人
延床面積34坪
間取り4LDK(+シューズクローク+ウォークインクローゼット)
費用約2,100万円

平屋でも「35坪あれば家族5人が快適に暮らせる」、そんな発想を形にした子育て世代にぴったりの4LDK間取りです。

住まいの中心となるLDKは、家族全員が集まってもゆとりを感じられる広さです。
夫婦の寝室には大容量のWIC(ウォークインクローゼット)を完備。家族が多くなると気になる「物の置き場」も、各部屋の収納や玄関横のSCL(シューズクローク)によって、スッキリ片づく工夫がされています。

コンパクトすぎず、広すぎない35坪というちょうど良い広さに、プライベートも家族のつながりも大切にできる要素がぎゅっと詰まった「無理なく心地よい」平屋です。

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35坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積40坪】平屋の間取り

延床面積40坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積40坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは4LDK
  • 暮らしやすい人数は4人~5人
  • 部屋数が増えても広々空間が演出できる

4LDKの間取り

収納も部屋数も妥協しない、家族4人のための平屋

<4LDKの間取り例>
4LDKの間取り例

居住者の
感想
「4人家族で平屋ってどうなんだろう?」と思っていましたが、この家に住んでみて「ファミリー世帯こそ平屋は住みやすい」と実感しています。
子どもたちの個室や夫婦の寝室とは別に和室や書斎も設けているので、来客時や在宅ワーク、ちょっと一人で過ごしたいときにも困りません。
また、収納面がとにかく充実していて、パントリー、ウォークインクローゼット、納戸、シューズクロークと、使う場所に応じた収納がきちんとあるおかげで、家の中がすっきり整います。
おすすめの
世帯
夫婦2人+子ども2人
延床面積40坪
間取り4LDK+ウォークインクローゼット+書斎
費用2,000万円~2,800万円

40坪あれば、部屋数はもちろん、収納スペースも十分に確保できるため、家族の人数やライフスタイルに合わせた柔軟な間取りが実現可能です。

また、部屋ごとの面積にもゆとりが生まれるため、リビングや寝室なども開放的でゆったりとした空間設計が可能です。
家族全員が快適に過ごせる居場所を持ちながら、自然と集まれる空間づくりが叶います。

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40坪の間取りについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【延床面積50坪】平屋の間取り

延床面積50坪の平屋の特徴は以下のとおりです。

延床面積50坪の平屋の特徴

  • おすすめの間取りは5LDK
  • 暮らしやすい人数は4人~5人
  • 二世帯住宅も可能

2世帯住宅の間取り

ひとつ屋根の下、ふたつの暮らし

<2世帯住宅の間取り例>
2世帯住宅の間取り例

居住者の
感想
「2世帯住宅=2階建て」と思い込んでいましたが、実際にこの平屋で暮らしてみて、平屋でも十分に2世帯で快適に暮らせると実感しています。
玄関は共用でも、生活空間が分かれていることで、ちょうどいい距離感が保てるのも魅力です。
祖父母は階段のない安心感を、私たちは書斎やウッドデッキなど自分たちらしい暮らしの場を楽しんでいます。
おすすめの
世帯
夫婦2人+子ども1人+祖父祖母
延床面積50坪
間取り5LLDDKK(+ウォークインクローゼット+書斎+ウッドデッキ)
費用約4,000万円

50坪の平屋であれば、二世帯住宅も十分に実現可能です。
平屋は階段がないため、高齢のご両親にも安心な住まいとなり、将来の暮らしやすさにもつながります。

また、生活空間をほどよく分けながら、同じ屋根の下で暮らせるため、プライバシーを守りつつ、日常的なコミュニケーションも自然に生まれやすいのが特徴です。

そのため、お互いの距離感を大切にしたいご家族にとって、平屋の二世帯住宅は非常におすすめの住まい方です。

50坪の間取りや平屋の二世帯住宅については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

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4.新築平屋のメリット・デメリット

平屋のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

【平屋のメリット・デメリット】
メリットデメリット
  • 生活動線が効率的
  • バリアフリー対応がしやすい
  • 家族とのコミュニケーションが取りやすい
  • メンテナンス費用を抑えやすい
  • 構造が安定している
  • 屋外に出やすく安心、テラスなどで楽しめる
  • 小屋裏を活用できる
    コンパクトな暮らしがしやすい
  • 広い敷地が必要
  • 価格が割高
  • 日当たりや風通しに注意が必要
  • プライバシー、防犯面で不安
  • 水害時に不安

平屋のメリット・デメリットについては以下の記事で詳しく解説しています。

5.新築平屋を建てる際に押さえておきたい注意点

平屋を新築するとき、特に押さえておきたい注意点を4つご紹介します。

新築平屋を建てる際の注意点

  • 平屋が二階建てより割高になる場合がある
  • 土地選びは浸水リスクに注意する
  • 防犯・プライバシー保護の対策を検討する
  • ハウスメーカーは平屋建築実績の豊富さで選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

5-1.平屋が二階建てより割高になる場合がある

一般的に「平屋は二階建てより高い」といわれています。
実際、同じ延床面積の住宅を建てる場合、平屋は坪単価が1〜2割ほど割高になる傾向があります。

平屋の坪単価が割高になりやすい理由は主に3つです。

平屋の坪単価が割高になりやすい理由

  • 延床面積が小さくなりやすいため
  • 基礎工事の面積が広くなるため
  • 屋根・壁の面積が大きくなるため

ただし、平屋は階段が不要な分、同じ延床面積でも実際より広く感じられるというメリットがあります。
建築コストは少し高くなりますが、将来的な住みやすさや安心感を重視する方にとって、平屋は魅力的な選択肢といえるでしょう。

5-2.土地選びは浸水リスクに注意する

近年、国内では大雨や台風による水害が頻繁に発生しています。
水害で大切なのは「高い場所に逃げること」ですが、残念ながら平屋には高さがなく、水害には比較的弱い住宅といえるでしょう。

平屋を水害にも耐えられるようにするには、比較的高い土地に建てるのがおすすめです。
水害の恐れがある土地なら、できるだけ土地をかさ上げして建てるのも有効です。

5-3.防犯・プライバシー保護の対策を検討する

平屋はワンフロアで開放的に暮らせる一方で、外から室内が見えやすく、視線や防犯への対策が必要です。
安心して暮らすためには、目隠しや防犯設備などをうまく取り入れる工夫が大切です。

【防犯・プライバシー保護の対策】
目的対策例
外部の視線を
遮断
  • 目隠し用の木を植える
  • 塀を作る
空き巣などの
防犯対策
  • 踏むと音の出る砂利を敷く
  • 庭木や外構を作る
  • 防犯カメラや人感センサー付きライトを設置する

5-4.ハウスメーカーは平屋建築実績の豊富さで選ぶ

家づくりで一番重要なのは、ハウスメーカー選びといっても過言ではありません。
「おしゃれな平屋にしたい」、「家事動線のいい間取りにしたい」、など希望は人それぞれです。
平屋の建築実績が多いメーカーであれば、あなたの希望に沿いながら、さまざまな提案をしてくれるでしょう

下記記事で平屋の実績豊富なハウスメーカーを紹介しています。

また、おしゃれな平屋にするためのポイントも記載してあるので、ぜひ参考にしてください。

しかし、いざハウスメーカーを選ぼうとすると、企業の数が多く、比較するべきポイントも多いため、どのハウスメーカーが自分に合っているのかわからなくなりますよね。「ハウスメーカーに無理な営業をかけられるのも困る…」と感じる方もいらっしゃることでしょう。

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まとめ

平屋住宅は「ワンフロアで完結する暮らしやすさ」や「将来を見据えた安心感」、「家族とのつながりを感じやすい間取り」など、多くの魅力を備えています。

近年ではその人気が高まり、着工数も大きく伸びています。

一方で、建築コストやプライバシー・防犯面など、計画時に考慮しておきたい点もあります。
しかし、それらを理解して適切に対応することで、平屋は非常に満足度の高い住まいとなるでしょう。

これからのライフスタイルに合わせて、「選択肢としての平屋」を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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