秋田県 | 注文住宅特集

西部は日本海に面し、東部は奥羽山脈、北部に白神山地、南部には丁岳山地と神室山地が連なり、三方を山で囲まれた秋田県。「あきたこまち」をはじめとする米どころとしても知られており、都道府県別の食料自給率では北海道に次ぐ第2位を誇ります。
東北三大まつりの1つである秋田竿燈まつりやなまはげ、温泉など、当地ならではの文化、風習にもとづく観光資源も豊富。
また、教育水準の高さでも知られており、学校と家庭、地域間での連携・協働が潤滑に行われていることなどが要因となって、文部科学省による「全国学力・学習状況調査」では全国トップクラスを長らくキープしてきました。
中心都市は県庁所在地でもある秋田市で、空港や新幹線の駅があり、県外からの玄関口となっています。

秋田県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、秋田県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
秋田県の注文住宅建設費の平均　3,352.7万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

秋田県の住環境

秋田県内の市町村別の人口をみると、秋田市に集中しており全県民の約1/3が暮らしています。海、山、川に恵まれた豊かな自然、城下町として歴史を歩んできた情緒、県庁所在地としての都市機能をあわせ持ち、県内のみならず東北地方全体でみても「住みたい田舎」として高い人気を誇っています。
秋田市に次ぐ人口を擁する横手市には県民の約9％が生活しており、冬の伝統行事「かまくら」や、ご当地グルメの「横手やきそば」でも全国的に有名。町並みの品の良さに加え、教育環境の充実度やショッピングなどの利便性の高さでも定評があり、新たに家を建てようとする人からの注目度が高いエリアの1つとなっています。

秋田県の子育て世帯におすすめのエリア

秋田市
県最大の中心都市として高い利便性を備える一方、人口1,000人あたりの犯罪の少なさでは全国1位と安全性の高さも兼ね備えた秋田市。小・中学校の学力は全国でもトップクラスを誇ります。住宅地の平均価格は全国の県庁所在地のなかでは最低クラスで、全国平均の3割以下。これもあって一戸建ての住宅比率は全国一多い「79.8％」となっています。
おもな子育て支援の取り組みとしては、「マル福」と呼ばれる18歳までの医療費（保険診療）の自己負担分の助成制度を実施。市内には就学前の子どもを対象とした遊びや親同士が交流できる場となる「子ども未来センター」なども提供されています。

にかほ市
ジオパークにも認定される美しい自然に恵まれたにかほ市には整備された公園や施設も数多く、のびのびとした環境で子育てが進められる自治体です。
「高校生までの医療費無料」「0歳児から5歳児までの保育料無料」などの手厚い支援が行われているほか、雪の多い冬場には特に活躍する「にかほ市多目的屋内運動場」も用意。市内在住であれば中学生までは無料、大人でも120円で利用できます。場内には、天気に関係なくサッカー、野球、グランドゴルフなどが楽しめるメインアリーナのほか、エアトランポリンを備えたキッズルームなどもあり、幅広い年齢層に向けて体を動かす楽しさが体験できる施設となっています。

秋田県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

多くの産業が集まる秋田市内での通勤手段は自動車利用がメインとなっており、朝の通勤時間の混雑がちょっとした社会問題となっています。これを解消するために県では時差出勤やテレワークのほか、交通手段の変更も推奨しており、今後、秋田市内に住んで通勤するのであれば、電車や自転車、徒歩での通勤も視野に入れたほうがいいかもしれません。
人気があるのは秋田駅東側の東通・広面・桜・横森といったエリアで、比較的治安もよく、商業施設や医療施設も充実。電車での通勤を考えるのであれば、ＪＲ男鹿線の秋田駅から追分駅までのエリアが比較的運行本数も多く、便利だといえるでしょう。

秋田県の閑静な地域でおすすめのエリア

ほかの都道府県と比較すると、県内で最も栄えている秋田市であっても都市の利便性と文化、自然が調和した暮らしやすい街として大いに魅力的です。
さらに田舎らしい魅力を求めるのであれば、秋田市に隣接するベッドタウンの潟上市、県東南部の中心都市である横手市、新幹線や高速道路が整備されていて県外からのアクセスも良い大仙市、大型商業施設や豊富な医療機関も揃い、住まいに関する支援にも積極的な大館市、移住者のまちづくりの成功例として挙げられることの多い五城目町なども候補になるでしょう。

秋田県の移住支援制度

秋田県では、東京23区に在住または、東京圏在住で23区内に通勤（大学・専門学校等への通学期間も含む）する人が秋田県へ移住することを支援する「移住支援金」の支給を実施しています。
対象求人へ就業するなど、一定の要件を満たす必要がありますが、移住先の市町村から予算の範囲内において、世帯移住で100万円、単身移住で60万円が支給されます。
さらに、世帯移住の場合で18歳未満の世帯員が一緒に移住する場合には、18歳未満の人1人につき100万円が加算されます。
また、引越し費用などの助成を最大10万円まで受けられる「はじめての秋田暮らし応援」という制度もあるほか、市町村によっては独自の支援を行っているところもみられます。